2015年9月23日

損失は税金で穴埋め 武器輸出に貿易保険

田中優より
 「途上国の貧困につながる債務問題。それを調べたときに意外なほどこの「貿易保険」が多かった。つまり企業が返済を受けられないとき、貿易保険が肩代わりする。その分だけ債務が貿易保険の方に積み重なっていた。   

たとえばどっかの独裁国に武器輸出する。ところが独裁が崩れて返済できなくなる。すると貿易保険に肩代わりされて、それでも返済されなければ税金から穴埋めされる。隠された税負担になるわけだ。 」    

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損失は税金で穴埋め 武器輸出に貿易保険 (東京新聞 2015.9.23) 
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015092390071114.html  より文章・図を抜粋  

民間企業の武器輸出を推進するため、防衛省が武器輸出事業に貿易保険の適用を検討していることが分かった。貿易保険は支払う保険金が巨額で民間保険会社では引き受けられない取引が対象で、独立行政法人が扱っているが、保険金支払いで赤字運営になると国が不足分を補填(ほてん)する仕組みになっている。専門家は「武器取引で生じる損失を国民の税金で負担する可能性があり、保険適用は議論が必要だ」と話す。