2月は28日なのですが・・・(^_^;)
日本全国、うかがいます!
追加情報は追ってお知らせします。
++++
2月4日(木)10:00~12:30
パネルディスカッション「次世代のエネルギーは何を選ぶ?」
東京都消費生活総合センター 16F 学習室A
参加費無料
※パルシステム組合員のみ参加可生活協同組合
パルシステム東京http://www.palsystem-tokyo.coop/
_________
6日(土)13:30~16:00
「田中優の・・・未来への投資~こうすれば得する生活術~」
http://e-tree.jp/event/event_january2010.html
万国橋会議センター402号室
(みなとみらい線馬車道から4分。JR関内・桜木町から10分)
定員:70名(先着順・要申し込み)
参加費:1000円
(特活)地球の木 045-228-1575 FAX045-228-1578
chikyunoki@e-tree.jp
http://e-tree.jp/
___________________
7日(日)13:00~15:30
森とまちをつなぎ、日本の森林を守る~「天然住宅」に学ぶ地域材利用の仕組みづくり~
http://www.toyomori.org/open/post_000086.html
崇化館交流館 大会議室(豊田市昭和町2-46)
無料
豊森実行委員会(豊田市、トヨタ自動車株式会社、特定非営利活動法人地域の未来・志援センター)
豊森事務局 TEL:052-331-1043
_________
11日(祝・木)9:30~15:00
「農、地域から考える」ー環境、エネルギー、そして平和ー
日本キリスト教団 会津坂下教会
1500円(昼食・資料代を含む)
0242-83-2543(会津坂下教会 高橋)
_________
13日(土)13:50~15:50(全体は、13:00~21:00)
【ピースフルーツ~第54回平和友好祭~】
講演会「平和になるために私たちにできること
~戦争も貧困も環境もみんなつながっている~
佐久教育会館(長野県佐久市)
交流会 1500円(予定)その他は無料
平和友好祭実行委員会長野県教職員組合 026-235-3700 伊藤・中川
_________
14日(日)14:30~17:30
トークイベント★☆試験に出ない「イラク戦争」?!
田中優、高遠菜穂子伊藤塾東京校(@渋谷)
イラク戦争なんだったの!?~イラク戦争の検証を求めるネットワーク~
http://isnn.tumblr.com/
isnn.info@gmail.com
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17日(水)13:30~16:00
「ストップ!地球温暖化」~次世代のために私たちができること~
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/event/boshu/016350.html
相模原市立大野北公民館大会議室(JR横浜線淵野辺駅南口徒歩1分)
無料
くらしを考えるつどい相模原実行委員会
相模原市市民局市民活力推進部消費生活課042-775-1779
要申し込み 2月1日(月)から電話(042-775-1779)にて受付
_________
18日(木)19:00~21:00
環境講演会 地球温暖化/人類滅亡の危機は回避できるか
クリエイティブセンター(門川町総合文化会館横)
無料
宮崎県 門川町役場 町民課 0982-63-1140 久米
_________
20日(土)
第21回青年フェスタ
箕面観光ホテル
大阪教職員組合青年部
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21日(日)13:30~15:30(受付開始13:00)
『若い力で未来を開け~田中優が語る、地球と環境にやさしい暮らし~』
住まい情報センター三階ホール (大阪市営地下鉄「天神橋筋六丁目」駅下車すぐ)
参加費: 無料
ミニライブ;堀越大二郎(アフリカンジェンベ奏者)
定員:200名(応募者多数の場合抽選)
申込締切: 2月14日(日)
NPO法人西淀川子どもセンター+大阪市立住まい情報センター(タイアップ事業)
問・大阪市立住まい情報センター(06-6242-1160)
http://www.sumai-machi-net.com/
_________
24日(水) 19:00~21:00
「地球環境を見据えて、私たちがすべき地域づくり」
クロス10 中ホール
無料
農地・水・環境保全向上対策 十日町地域協議会025-757-9926
_________
26日(金)10:30~12:30
「原子力発電に頼らない豊かなくらし」~私たちにできる身近な活動~
生活クラブ生協主催 埼玉本部会議室
組合員限定
_________
27日(土)13:30~16:30
「わたしのお金が世界を変える」~環境と社会をまもるお金の使いかた~
http://sites.google.com/site/civilesocietyforum/
阿倍野市民学習センター(大阪市)
参加協力費 1,000円
市民社会フォーラム
civilesocietyforum@gmail.com
____
27日(土)18:00~20:00
「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」関西チーム キックオフ・イベント
イラク戦争なんだったの?! 田中優さんトークライブ
http://isnn.tumblr.com/post/302451767/2010-1-15-2-27
阿倍野市民学習センター・講堂
参加費カンパ制 どなたでもご参加いただけます。
_____________
28日(日)14:00~16:00
みんなの知らない戦争→環境問題→お金のつながり~市民金融「未来バンク」にできること~
http://www.ih-osaka.or.jp/i.house/010/09talkplaza3.html
(財) 大阪国際交流センター 情報企画部 06-6773-8182
FAX: 06-6773-8421mailto:06-6773-8421talk@ih-osaka.or.jp
_____________
2010年1月29日
2010年1月28日
7日 満員御礼! 豊田市 森とまちをつなぎ、日本の森林を守る
下記の愛知県での講演会は、定員に達しました!
豊森なりわい塾 第4回公開講座
森とまちをつなぎ、日本の森林を守る
~「天然住宅」に学ぶ地域材利用の仕組みづくり~
すべて国産の無垢材を使った「天然住宅」に取り組んでいる相根昭典さん・田中優さんに、「日本の森林を守るために必要なこと」・「森とまちをつなぐ地域材利用の仕組みづくり」・「非営利バンクの考え方」について、お話しいただきます。
日時:2月7日(日)
12:30開場 13:00開始 15:30終了
会場:崇化館交流館 大会議室(豊田市昭和町2-46)
豊田市昭和町2-46
名鉄豊田市駅・愛知環状鉄道豊田駅より徒歩8分
地図:http://www.hm3.aitai.ne.jp/~ph10/access/access.html
※託児サービスはございません。ご了承下さい。
入場料:無料
定員:100名(定員になり次第締切り)
講演:
相根昭典(さがねあきのり)さん・田中優(たなかゆう)さん
【相根昭典さんプロフィール】
中間法人天然住宅代表理事、(株)アンビエックス代表取締役、
一級建築士。
1954年生まれ。日本を代表する「健康住宅」の提唱者。
安全な素材にこだわり、独自に研究・開発を行い、化学物質 を極限まで使わない健康住宅を提供。循環型社会を現実にするエコヴィレッジを展開中。著書に『健康な住まいを手に入れる本』(共著・コモンズ発行)等がある。
【田中優さんプロフィール】
中間法人天然住宅共同代表、天然住宅バンク代表、
未来バンク事業組合理事長、ap bank監事
1957年東京都生まれ。地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済、平和などの、さまざまなNGO活動に関わる。著書(共著含む)に『環境破壊のメカニズム』『日本の電気料はなぜ高い』『どうして郵貯がいけないの』(以上、北斗出版)、『戦争って、環境問題と関係ないと思ってた』(岩波書店)『地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか』(扶桑社新書)『おカネで世界を変える30の方法』(合同出版)『おカネが変われば世界が変わる』(コモンズ)他多数。
主催:豊森実行委員会(豊田市、トヨタ自動車株式会社、特定非営利活動法人地域の未来・志援センター)
定員に達しましたので、お申込みは締め切らさせていただきました。たくさんのご参加、ありがとうございます。
※いただいた個人情報は、今後の公開講座のお知らせなど、 豊森に関する情報をお送りすることにのみ利用させていただきます。
【お問い合わせ先】
豊森事務局
(特定非営利活動法人 地域の未来・志援センター 内)
TEL: 052-331-1043 FAX:052-339-5651
メールアドレス:info@toyomori.org
豊森なりわい塾 第4回公開講座
森とまちをつなぎ、日本の森林を守る
~「天然住宅」に学ぶ地域材利用の仕組みづくり~
すべて国産の無垢材を使った「天然住宅」に取り組んでいる相根昭典さん・田中優さんに、「日本の森林を守るために必要なこと」・「森とまちをつなぐ地域材利用の仕組みづくり」・「非営利バンクの考え方」について、お話しいただきます。
日時:2月7日(日)
12:30開場 13:00開始 15:30終了
会場:崇化館交流館 大会議室(豊田市昭和町2-46)
豊田市昭和町2-46
名鉄豊田市駅・愛知環状鉄道豊田駅より徒歩8分
地図:http://www.hm3.aitai.ne.jp/~ph10/access/access.html
※託児サービスはございません。ご了承下さい。
入場料:無料
定員:100名(定員になり次第締切り)
講演:
相根昭典(さがねあきのり)さん・田中優(たなかゆう)さん
【相根昭典さんプロフィール】
中間法人天然住宅代表理事、(株)アンビエックス代表取締役、
一級建築士。
1954年生まれ。日本を代表する「健康住宅」の提唱者。
安全な素材にこだわり、独自に研究・開発を行い、化学物質 を極限まで使わない健康住宅を提供。循環型社会を現実にするエコヴィレッジを展開中。著書に『健康な住まいを手に入れる本』(共著・コモンズ発行)等がある。
【田中優さんプロフィール】
中間法人天然住宅共同代表、天然住宅バンク代表、
未来バンク事業組合理事長、ap bank監事
1957年東京都生まれ。地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済、平和などの、さまざまなNGO活動に関わる。著書(共著含む)に『環境破壊のメカニズム』『日本の電気料はなぜ高い』『どうして郵貯がいけないの』(以上、北斗出版)、『戦争って、環境問題と関係ないと思ってた』(岩波書店)『地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか』(扶桑社新書)『おカネで世界を変える30の方法』(合同出版)『おカネが変われば世界が変わる』(コモンズ)他多数。
主催:豊森実行委員会(豊田市、トヨタ自動車株式会社、特定非営利活動法人地域の未来・志援センター)
定員に達しましたので、お申込みは締め切らさせていただきました。たくさんのご参加、ありがとうございます。
※いただいた個人情報は、今後の公開講座のお知らせなど、 豊森に関する情報をお送りすることにのみ利用させていただきます。
【お問い合わせ先】
豊森事務局
(特定非営利活動法人 地域の未来・志援センター 内)
TEL: 052-331-1043 FAX:052-339-5651
メールアドレス:info@toyomori.org
2010年1月22日
「911の子どもたちへ」発表自主上映会!~曲がり角に引き返す勇気を~
曲がり角に引き返す勇気を
2001年9月11日の、ニューヨーク貿易センタービルへのテロ事件。この話をすると、ときどき「そんな話を蒸し返してどうなる」と言われる。傷なのだ。古傷をつついて血を出すな、ということか。
しかしここは世界が大きく変わった曲がり角だった。911がなかったら、アフガン侵略もイラク戦争もなかったはずだ。あちこちに「テロ対策中」の看板が建てられることもなかっただろうし、入国審査が異常に厳しくなることもなかったはずだ。日本はそこを境にして人権が侵害される方向にカーブした。テロ特措法がつくられ自衛隊の海外派遣が常習化し、ミサイル防衛の予算が通って「憲法改正」がしばしば語られ、どこまで拡大解釈されるか分からない「共謀法案」は執拗に成立時期をうかがう。
しかしその曲がり角そのものが間違いだったら?
ブッシュ政権自体がすでに、「イラクに大量破壊兵器はなかった」と認め、「フセイン元イラク大統領は911テロに関係なかった」と認め、「イラクがニジェールからウランを密輸しようとしたという文書がでっち上げだった」と認めている。ならばなぜイラクから撤退しない?
山で遭難した人たちの多くは、間違った曲がり角に戻ることをせず、そのまま突き進んでいった結果被害に遭う。よく言われるように、「引き返す勇気」こそが大切なのだ。しかし人々は911に引き返そうとしない。間違った道に入ったとしても、そのまま進むしかないのだとうそぶきながら。ぼくは思う。やっぱり引き返す勇気が必要なのだと。
過去に自分が判断したことを覆すのは難しい。せっかくここまで来たのに、努力を無駄にするのに耐えられない気がするのだ。プライドが高ければなおのこと。しかし自己批判する勇気がなければ解決には近づけない。解決策は必ず、原因の裏側にあるからだ。今の人権侵害の原因が911で、それに疑問があるとしたら引き返す勇気こそ必要なのではないのか。
大学生たちが「911の子どもたち」というドキュメンタリー映画を作った。試写会を観に行って、「監督は?」と聞いたら「今日は試験で大学行ってます」という返事だった。本物の大学生だ。映画はすばらしい出来だった。もっと子どもじみた流れではないかと思っていたのに、予想は裏切られた。彼らは懸命に探している。自分が今いる場所と、そこにたどり着いた流れの発端を。
2001年9月11日の、ニューヨーク貿易センタービルへのテロ事件。この話をすると、ときどき「そんな話を蒸し返してどうなる」と言われる。傷なのだ。古傷をつついて血を出すな、ということか。
しかしここは世界が大きく変わった曲がり角だった。911がなかったら、アフガン侵略もイラク戦争もなかったはずだ。あちこちに「テロ対策中」の看板が建てられることもなかっただろうし、入国審査が異常に厳しくなることもなかったはずだ。日本はそこを境にして人権が侵害される方向にカーブした。テロ特措法がつくられ自衛隊の海外派遣が常習化し、ミサイル防衛の予算が通って「憲法改正」がしばしば語られ、どこまで拡大解釈されるか分からない「共謀法案」は執拗に成立時期をうかがう。
しかしその曲がり角そのものが間違いだったら?
ブッシュ政権自体がすでに、「イラクに大量破壊兵器はなかった」と認め、「フセイン元イラク大統領は911テロに関係なかった」と認め、「イラクがニジェールからウランを密輸しようとしたという文書がでっち上げだった」と認めている。ならばなぜイラクから撤退しない?
山で遭難した人たちの多くは、間違った曲がり角に戻ることをせず、そのまま突き進んでいった結果被害に遭う。よく言われるように、「引き返す勇気」こそが大切なのだ。しかし人々は911に引き返そうとしない。間違った道に入ったとしても、そのまま進むしかないのだとうそぶきながら。ぼくは思う。やっぱり引き返す勇気が必要なのだと。
過去に自分が判断したことを覆すのは難しい。せっかくここまで来たのに、努力を無駄にするのに耐えられない気がするのだ。プライドが高ければなおのこと。しかし自己批判する勇気がなければ解決には近づけない。解決策は必ず、原因の裏側にあるからだ。今の人権侵害の原因が911で、それに疑問があるとしたら引き返す勇気こそ必要なのではないのか。
大学生たちが「911の子どもたち」というドキュメンタリー映画を作った。試写会を観に行って、「監督は?」と聞いたら「今日は試験で大学行ってます」という返事だった。本物の大学生だ。映画はすばらしい出来だった。もっと子どもじみた流れではないかと思っていたのに、予想は裏切られた。彼らは懸命に探している。自分が今いる場所と、そこにたどり着いた流れの発端を。
彼らの努力に対して大人は何をしているのだろう。責任は大人にあるのに自分たちは調べる勇気も持たず、引き返すこともせずに。映画を作った彼らは、911事件のときにはまだ小学生だったのだ。
ぼくも「陰謀論」と言われるのがイヤで、911事件の話はしたがらない。しかし素直に信じるほうがよほど陰謀だ。ペンタゴンの穴は飛行機よりもずっと小さく、触れてもいない貿易センターの第七ビルは真空の速さで崩れ落ちた。この速さで崩れるにはビル解体の爆破でなければできないのに。
まずは映画を観てほしい。曲がり角はどうなっていたかを見直す勇気を持ってほしい。そして説明してくれ。どうしたら今の世界を信じられるのか。
「911の子どもたちへ」公式サイト
ブログ http://ameblo.jp/911children/entry-10439682192.html
<『911の子どもたちへ』 発表自主上映会>
日時:2010年1月23日(土)13:00~/16:00~/19:00~
会場:北沢タウンホール(下北沢駅から徒歩4分)
チケット:当日980円(前売り800円)
お問い合わせ:gakuseieiga911@yahoo.co.jp
本日22日、21時前売り 受付終了!
お急ぎください!
きくちゆみさんのブログでもとりあげられています。
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2010/01/911911.html
「911のとき、あなたは何をしていましたか」とサブタイトルにあるように、日米の学生たちがたくさんでてきてインタビューに答えているのですが、その間に、私や優さん、ベンジャミン・フルフォードさん、西谷文和さん、息子さんを亡くされた白鳥晴弘さん、藤田幸久参議院議員などのインタビューが散りばめられています。最後に亡くなる直前のアレン・ネルソンさんの歌う「アメージンググレイス」で思わず涙が込み上げてきました。アレンさんと一緒に観たかったな、この映画。 (きくちゆみさん)
田中優さんときくちゆみさんのポッドキャスト
爆笑プラス勉強になる! 必聴です!
2010年1月15日
2月6日は横浜で講演☆彡「田中優の・・・未来への投資」
横浜で講演会を企画していらっしゃる
「地球の木」
のみなさんからお知らせをいただきました。
素敵なタイトルです。
2月6日(土) 横浜に足を運んでごらんになりませんか?
ご友人にもお知らせください!
*********
地球の木講座2009
「田中優の・・・未来への投資~こうすれば得する生活術~」
「田中優の・・・未来への投資~こうすれば得する生活術~」
*********
「社会がよくなるお金の使い方」「あなたが得するお金の活かし方」・・・教えます。
私たちの暮らしと切っても切れない「お金」。
私たちの暮らしと切っても切れない「お金」。
その「お金」を《持続可能な私たちの未来》のために使うには?
「目からうろこ」のお金の話です。
日時:2010年2月6日(土)午後1時半~4時
会場:万国橋会議センター402号室(みなとみらい線馬車道から4分。JR関内・桜木町から10分)
横浜市中区海岸通4-23
定員:70名(先着順・要申し込み)
参加費:1000円
申し込み・問い合わせ:(特活)地球の木
TEL 045-228-1575 FAX 045-228-1578
2010年1月13日
20日「ダムは水よりカネを貯める」新宿Naked Loft!
□◆ 田中 優 より ◇■□■□◆◇◆◇■□■□
まさのあつこさん、彼女はどんな人なのだろう? ずっと以前から知っていた。けどどんな人なのかよく知らない。知っていることはやたらダム問題の現場に通っていて、さまざまな問題に精通しているということだけだ。だけど旧知の間柄に思える。当たっているかどうか分からないが、彼女もきっと誰かが傷つく事態に、いたたまれない気持ちになる人なのだろう。だから折れない、妥協しない。調べられるだけのことは調べようとする。 ぼくがロフトでダム問題の環境プロジェクトをすることに決めたとき、なぜか彼女がいいと感じた。問題はダムではない。人の問題だ。良い意味でも悪い意味でも。そこから見ることのできる人は、彼女しかいないのではないかと思った。
今回コラボする朴保さんとは、以前ピースボートで知り合った。彼の音楽は魂から発する音だ。普段と違って音楽をしているときの朴保さんは、ちょっと怖い感じがする。彼だから出せる音があって、聴く人をその世界に引きずり込んでいく。その音をぼくは朴保さんの内側から聴こうとする。何をどう感じたらそんな音になるのか、と。治りかけた傷口を触るような感触がぼくを不安にする。それでも聴いていたい。そんな音だ。
いつの間にかロフトでの環境問題プロジェクトも一年過ぎた。さまざまな問題を、とても大事な人たちと語ってきた。音楽はぼくらを、環境問題を字面で語っているときとはぜんぜん違う世界に導く。不安になれ、これでいいと思うな、分かった気になるな、と。 そしてぼくらはいつもよりずっと深いところで知り合える。ロフトのトークライブはそんな場だ。小さな会場で、手の届く距離で。
2010.01.20(水)
新宿Naked Loft 2010年環境問題プロジェクト
「ダムは水よりカネを貯める」
ダムの最後を知ってるだろうか。
土砂が上まで貯まっていつの間にか地図から消される。
利益と長年の被害を秤にかけたら、ダムは全然得に ならない。
ダム問題に詳しいすてきな女性、まさのあつこさんとソウル にびりびり響く朴保(パクポー)バンドに来てもらってトー クし、音を感じよう。
ダムってホントのところどうなのよ。
まずはトー クと音楽を聞いてから判断しても遅くない。
【出演】田中優 / まさのあつこ
【音楽】朴保(vo.g)
田中優 http://tanakayu.blogspot.com/
まさのあつこ ダム日記2
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/
朴保 http://www.pakpoe.com/index.htm
Naked Loft電話予約、ローソンチケットにて 販売します。(Lコード:33671)
問:tel. 03-3205-1556
http://www.loft-prj.co.jp/naked/
2010年1月11日
13日静岡!Choice for the future~未来への選択~
いよいよ近づいてきました! とっても素敵なイベントになりそうですね!
静岡の方はぜひ!
そして静岡のご友人に、どうぞどうぞ、お知らせくださいね。
「 Choice for the future 」
環境、経済、平和など様々な活動にかかわる「未来バンク事業組合長」・田中優さんと、海の環境の変化を肌で感じ、発信し続ける「プロ・ロングボーダー」木下デヴィッドさんが語る【未来への選択】
★スピーカー:
田中優 http://tanakayu.blogspot.com/
◆日時:2010年1月13日(水) 18:00開場 18:10開演
◆会場:静岡県立大学経営情報学部棟1階 「4111講義室」
◆参加費:無料
◆定員:250名
◆主催:WPAS-World Peace from Asian Smile(静岡県立大学国際協力サークル)
Choice for the future実行委員会
◆問い合わせ:wpaskendai@yahoo.co.jp
☆会場案内☆静岡県立大学(〒422-8526 静岡市駿河区谷田52-1)JR草薙駅より徒歩15分
※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
★イベント終了後(21:00過ぎ)から草薙周辺で懇親会を予定しています。
☆タイムスケジュール☆
18:00 開場 オープニングソング・青田ケンイチ
18:10 木下デヴィッド×宮沢けいすけ トークセッション
19:00 田中優 講演
20:00 パネルディスカッション
田中優×木下デヴィッド×宮沢けいすけ×学生のみなさん
20:45 終了
☆スピーカーズ プロフィール☆
【田中優】1957年生まれ。「未来バンク事業組合」理事長、「国際ボランティアセンター」「足温ネット」理事、「中間独立法人天然住宅」副代表を務める。
脱原発やリサイクル運動を出発点に、環境、平和などの市民運動に参加。理想と現実を結びつける解決策を、広い視野と地域の足元からの活動から生み出している。行動に裏付けられた提言が、感動と共感を呼ぶ。
【木下デヴィッド】1973年生まれ。プロ・ロングボーダー。2004年JPSAグランドチャンピオン。日本人として最高位の世界レイティング9位をマーク。2009年まで、JPSA(日本プロサーフィン連盟)ロングボード選手会長を務める。
東京、デンマーク、カリフォルニア、鹿児島、鎌倉の海を経て、現在は千葉県勝浦市在住。海を取り巻く環境、青森・六ケ所村使用済核燃料再処理工場の問題、原子力発電の現状、自然の大切さやあり方など、長年にわたり世界を旅してきたサーファーの視点から伝えている。
2010年1月6日
12日 NPOバンク特別セミナー 「米国のコミュニティファイナンスと地域金融」
田中優が代表を務める 全国NPOバンク連絡会は、明治大学の小関隆志先生の研究室との共催で、標記セミナーを企画しました。アメリカのコミュニティ開発金融機関の実践は、NPOバンクなどの市民金融について有益なヒントをもたらしてくれるものと確信しております。
当日参加も可能ですので、どうぞご参加ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NPOバンク特別セミナー
「米国のコミュニティファイナンスと地域金融」
http://www.npobank.net/docs/20091229NpobankSeminar.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NPOバンク等の市民金融の発展を背景に、日本でもアメリカのCDFI(コミュニティ開発金融機関)への関心が高まっています。
今回、講師でお呼びするラマス教授は、CDFIおよびNPOの現場で長い活動の経験があり、ラマス氏のお話を伺い、意見交換を行うことで、市民金融の発展と社会の活性化に役立てたいと考えます。
●日 時:2010年1月12日(火) 18:30-21:00
●場 所:新宿ASKビル4階会議室
http://www.h7.dion.ne.jp/~fund/map.html
●プログラム
18:30 開会あいさつ
18:35 アンドリュ・ラマス氏による講演
19:35 コメント(小関隆志氏(明治大学経営学部))
19:45 コメントへの回答
19:55 質疑応答、意見交換
20:55 まとめ
21:00 閉会
※セミナー終了後、近くで簡単な懇親会を行います(参加費実費)。
●講 師:アンドリュ・ラマス氏(ペンシルバニア大学教授)
講義内容は、逐次日本語で通訳します。
●主 催:全国NPOバンク連絡会(http://www.npobank.net/)、
明治大学小関隆志研究室(http://www.kisc.meiji.ac.jp/~koseki/)
●協 力:デザイニングソーシャルファイナンス(DSF)研究会
●参加費:2,000円(学生1,000円)
【お申し込み】
お名前、ご所属、メールアドレス、一般/学生の別、懇親会参加の
有無を明記の上、
koseki@kisc.meiji.ac.jp
まで、1月11日(月)20時までにメールを送信願います。
(当日参加も可能です)
【お問い合わせ】明治大学 小関隆志研究室
mailto:koseki@kisc.meiji.ac.jp
当日参加も可能ですので、どうぞご参加ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NPOバンク特別セミナー
「米国のコミュニティファイナンスと地域金融」
http://www.npobank.net/docs/20091229NpobankSeminar.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NPOバンク等の市民金融の発展を背景に、日本でもアメリカのCDFI(コミュニティ開発金融機関)への関心が高まっています。
今回、講師でお呼びするラマス教授は、CDFIおよびNPOの現場で長い活動の経験があり、ラマス氏のお話を伺い、意見交換を行うことで、市民金融の発展と社会の活性化に役立てたいと考えます。
●日 時:2010年1月12日(火) 18:30-21:00
●場 所:新宿ASKビル4階会議室
http://www.h7.dion.ne.jp/~fund/map.html
●プログラム
18:30 開会あいさつ
18:35 アンドリュ・ラマス氏による講演
19:35 コメント(小関隆志氏(明治大学経営学部))
19:45 コメントへの回答
19:55 質疑応答、意見交換
20:55 まとめ
21:00 閉会
※セミナー終了後、近くで簡単な懇親会を行います(参加費実費)。
●講 師:アンドリュ・ラマス氏(ペンシルバニア大学教授)
講義内容は、逐次日本語で通訳します。
●主 催:全国NPOバンク連絡会(http://www.npobank.net/)、
明治大学小関隆志研究室(http://www.kisc.meiji.ac.jp/~koseki/)
●協 力:デザイニングソーシャルファイナンス(DSF)研究会
●参加費:2,000円(学生1,000円)
【お申し込み】
お名前、ご所属、メールアドレス、一般/学生の別、懇親会参加の
有無を明記の上、
koseki@kisc.meiji.ac.jp
まで、1月11日(月)20時までにメールを送信願います。
(当日参加も可能です)
【お問い合わせ】明治大学 小関隆志研究室
mailto:koseki@kisc.meiji.ac.jp
2010年1月5日
2010年1月 講演会スケジュール
今年はじめの講演会スケジュールです!
_________
1月12日(火)
うらやす市民大学
http://www.urayasu-cc.com/
________
1月13日(水)
18:10~
Choice for the future~未来への選択~
スピーカー: 田中優・木下デヴィッド
ナビゲーター: 宮沢けいすけ(静岡市議会議員)
http://press.eshizuoka.jp/e497825.html
静岡県立大学経営情報学部棟1階 「4111講義室」
参加費:無料
主催:WPAS-World Peace from Asian Smile(静岡県立大学国際協力サークル)、
Choice for the future実行委員会
wpaskendai@yahoo.co.jp
________
1月20日(水)
Naked Loft 2010年環境問題プロジェクト
ダムは水よりカネを貯める
http://tanakayu.blogspot.com/2009/12/naked-loft-2010.html
【出演】田中優 / まさのあつこ
【音楽】朴保(vo.g)
OPEN18:30 / START19:30
前売¥1,800 / 当日¥2,300(共に飲食代別)
Naked Loft電話予約 tel.03-3205-1556、
ローソンチケット(Lコード:33671)
http://www.loft-prj.co.jp/naked/
________
1月24日(日)
10:00~11:00
立正佼成会北陸ブロック青年布教大会
立正佼成会 金沢教会(石川県金沢市)
非公開
________
1月29日(金)
10:30~13:00
これからのエネルギーをどうするか?~再処理はいらない?~
岩手県花巻市・なはんプラザ (花巻駅前)
無料
生活クラブ生活協同組合岩手
生活クラブ盛岡センター 019-611-1233
________
_________
1月12日(火)
うらやす市民大学
http://www.urayasu-cc.com/
________
1月13日(水)
18:10~
Choice for the future~未来への選択~
スピーカー: 田中優・木下デヴィッド
ナビゲーター: 宮沢けいすけ(静岡市議会議員)
http://press.eshizuoka.jp/e497825.html
静岡県立大学経営情報学部棟1階 「4111講義室」
参加費:無料
主催:WPAS-World Peace from Asian Smile(静岡県立大学国際協力サークル)、
Choice for the future実行委員会
wpaskendai@yahoo.co.jp
________
1月20日(水)
Naked Loft 2010年環境問題プロジェクト
ダムは水よりカネを貯める
http://tanakayu.blogspot.com/2009/12/naked-loft-2010.html
【出演】田中優 / まさのあつこ
【音楽】朴保(vo.g)
OPEN18:30 / START19:30
前売¥1,800 / 当日¥2,300(共に飲食代別)
Naked Loft電話予約 tel.03-3205-1556、
ローソンチケット(Lコード:33671)
http://www.loft-prj.co.jp/naked/
________
1月24日(日)
10:00~11:00
立正佼成会北陸ブロック青年布教大会
立正佼成会 金沢教会(石川県金沢市)
非公開
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1月29日(金)
10:30~13:00
これからのエネルギーをどうするか?~再処理はいらない?~
岩手県花巻市・なはんプラザ (花巻駅前)
無料
生活クラブ生活協同組合岩手
生活クラブ盛岡センター 019-611-1233
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2010年1月4日
本年もよろしくお願いいたします。
あけましておめでとうございます。
昨年はみなさまから沢山の応援をいただき、ありがとうございました。
2007年2月に開設したこのブログも、来月ではや丸3年になります。
今年も田中優さんのメッセージや、全国で開催していただく講演会情報、優さんをとりまくいろいろな動きをお知らせするひとつの窓口として、みなさんにお読みいただき、お役立ていただけるように 精一杯がんばりますので、どうぞまたお訪ねくださいませ。
◇不定期に発行していますメールマガジン
「田中優の “持 続 す る 志”」は、
現在65号まで配信しています。
http://blog.mag2.com/m/log/0000251633/
(バックナンバーが読めます)
現在1,936人の方々に購読していただいております。
※この画面右下からメルマガが登録できます。
◇ソーシャル・ネットワーキングサイト mixi
http://mixi.jp/
に入ってらっしゃる方は「田中優コミュ二ティ」へどうぞ
「田中優」コミュ二ティは、
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2586238
現在1,134人です。
ご意見、講演会のご感想、掲載依頼などもお聞かせくださいませ。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ブログ・メルマガ担当 小原美由紀
◆◇ happykoara3@yahoo.co.jp
昨年はみなさまから沢山の応援をいただき、ありがとうございました。
2007年2月に開設したこのブログも、来月ではや丸3年になります。
今年も田中優さんのメッセージや、全国で開催していただく講演会情報、優さんをとりまくいろいろな動きをお知らせするひとつの窓口として、みなさんにお読みいただき、お役立ていただけるように 精一杯がんばりますので、どうぞまたお訪ねくださいませ。
◇不定期に発行していますメールマガジン
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本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ブログ・メルマガ担当 小原美由紀
◆◇ happykoara3@yahoo.co.jp
2010年1月1日
田中優より、新年のご挨拶 「今年始めようと思っていること」
天然住宅バンクで「コモンズ(共有)の森」をつくろう!
田中 優です。
あけましておめでとうございます。
年末は二回も連続して宮城県栗駒にある「栗駒木材」と、その管理する「エコラの森」に出かけたので、メールに追いつくのもやっとという状況でした。そして年間で一番余裕のある年末年始を迎えました!
そこで今年始めようと思っていることを書こうと思います。
「エコラの森」とは
エコラというのは「エコ」を怪獣的に表現したもの。栗駒木材の大場さん、白鳥さんたちのネーミング。エコラの森の広さは260ヘクタール、現場でも「あっちの高い山から、こちら側は見えないけど、見えている山の二つ向こうの山まで」という広さ。ここを栗駒木材さんが買った。栗駒木材だって経営も厳しいし、その山自体は「盗伐」されていて良い木材が少ない。でも買い取った。バブルの時代、「リゾートだ、観光ホテルだ」と踊らされて買った会社がつぶれ、その債権者が盗伐に入って森を壊した。この山は一時、「泥棒山」と呼ばれていた。次に転売されそうになったのが産業廃棄物の業者。山をごみで埋めるつもりだ。下流には由緒ある「川渡(かわたび)温泉」があるのに。その上流に産廃処分場だ。ここに至って栗駒木材は購入を決めた。経営的にはムダだが、次の世代に残さなくてはいけないと。それを今、「エコラの森」というNPOを設立して、間伐・植林している。
「栗駒木材」
天然住宅の木材は、栗駒木材からのものだけを使っている。大場さんたちの人柄の誠実さもそうだが、ここからの木材しか使えない事情がある。まず木材はくん煙乾燥させるが、本物のくん煙乾燥ができる場所がない。しかもくん煙するのに全部木材の端材だけを使うところは絶無だ。わずかでも接着剤が使われている木材は燃料にも使わない。栗駒木材には人体に悪い素材そのものが置いてない。10日間くん煙乾燥させた後に、三カ月天然乾燥させる。ここまでする材木屋は他に存在しない。
天然住宅は栗駒木材に、「仕口・継ぎ手」と呼ばれる複雑な木材の掘り込みを依頼する。伝統建築の住宅は強い。その秘訣は木材を組むことだ。木材は面で組めば強いが、金属などで点で留めれば弱くなる。それをお願いするのだから高く買う。栗駒木材さんに聞いてみた。「こうしたことのできる材木屋さんを他に知ってますか」と。答えは「知らないけど、ウチが成功すれば真似するところは出てくると思う」というものだった。
「コモンズの森」をつくる
この「エコラの森」を全面的にバックアップしたい。そこで考えたのが「森の買取り」だ。コペンハーゲンでのCOP15ではっきりしたのは、結局国に任せているだけでは解決しないということだ。ならば自分たちで解決したい。
「ナショナルトラスト」同様に、自分たちで森を買ってしまいたい。「エコラの森」は取得時8000万円だから、買えない値段ではない。所有者である栗駒木材に融資して、天然住宅バンクで森に担保をつけたらどうだろう。このカネを無利子・長期で栗駒木材に融資する。万が一、栗駒木材が倒産したとしても守られるように、仮登記担保する。森の所有権がバラバラにならないようにするのだ。ただし限られた場合にだけ、他の人に譲れるようにしよう。たとえば100坪で5万円でどうだろう。あなたの出資額5万円が、「エコラの森」の100坪になる。もちろんその土地を自分のために開発することはできない。あくまで森のままの共同所有、いうならば共有地(コモンズ)としての管理(正しく法律的に言えば「買う」のではなく「融資して、森を担保する」仕組み)だ。
メリットは自分たちの山があるということだけ。普段の管理はこれまで通り栗駒木材さんにしてもらう。それを融資金利に換算したら金利より高くなる。だから無利子で融資しよう。その代わり間伐ができる。保養施設に安く滞在できる。森の一部は伐採して販売する(経済林にするのが妥当な部分)ことになるから、天然住宅で建てるときには、自分で木を選んで使えるようにしよう。
「皮むき間伐」
間伐体験も楽しい。今回は小さなノコギリで伐採したが、今年からは「皮むき間伐」を開始する。これなら楽しみながら、楽に間伐できる。スギは初夏から夏までの時期だけ、皮が簡単にむける。間伐する木の皮を下から上に、可能な限りの高さまでむいてしまう。すると活動しているのは木の周囲の細胞だけだから、木は枯れる。枯れるとその分だけ光が入るので、間伐の効果を達成する。皮をむかれた木はそのまま一年、立ったままで乾燥する。葉がついたままなので「葉枯らし」同様に美しい木材になる。それを一年後に大人が伐採しに来るのだ。
そうすると間伐作業は簡単で、危険ではないから子どもたちと一緒にやれる。伐採する時にだけ職人が来れば足りるから、人件費が安くなる。しかも木材は一年間乾燥しているから、重さは約三分の一以下になっているし、その後の乾燥も簡単になる。何より天然乾燥するためのスペースがいらなくなる。ペレットや薪にする場合も、一年間乾燥させてあるからすぐに使える。これで画期的に経費が安上がりになるはずだ。これにも参加できることにしよう。春先には山菜、夏場にはカブトムシ、秋には栗やキノコ、冬には温泉がある。近くには「くりこま自然学校」もあるし、春夏秋冬楽しめる場所になるだろう。これを実現したい。
楽しみだと思わないか? こんな画期的な方法はかつてなかった。市民の非営利バンクを持っているからできるし、信頼し合える多くの人たちが集うから現実化できる。栗駒木材の周辺では、山の売却の話があれば当然彼らの耳に入ってくる。それを買い取ることで、さらに「コモンズの森」を広げていくこともできる。ぼくの夢は、日本最大の山主に、天然住宅バンクがなることだ。そうすれば山が無益な開発や、投資対象にならずにすむ。二酸化炭素を固定して、温暖化も防止できる仕組みが作れる。
こんなことを始めたいのだ。どうだろうか。
田中 優です。
あけましておめでとうございます。
年末は二回も連続して宮城県栗駒にある「栗駒木材」と、その管理する「エコラの森」に出かけたので、メールに追いつくのもやっとという状況でした。そして年間で一番余裕のある年末年始を迎えました!
そこで今年始めようと思っていることを書こうと思います。
「エコラの森」とは
エコラというのは「エコ」を怪獣的に表現したもの。栗駒木材の大場さん、白鳥さんたちのネーミング。エコラの森の広さは260ヘクタール、現場でも「あっちの高い山から、こちら側は見えないけど、見えている山の二つ向こうの山まで」という広さ。ここを栗駒木材さんが買った。栗駒木材だって経営も厳しいし、その山自体は「盗伐」されていて良い木材が少ない。でも買い取った。バブルの時代、「リゾートだ、観光ホテルだ」と踊らされて買った会社がつぶれ、その債権者が盗伐に入って森を壊した。この山は一時、「泥棒山」と呼ばれていた。次に転売されそうになったのが産業廃棄物の業者。山をごみで埋めるつもりだ。下流には由緒ある「川渡(かわたび)温泉」があるのに。その上流に産廃処分場だ。ここに至って栗駒木材は購入を決めた。経営的にはムダだが、次の世代に残さなくてはいけないと。それを今、「エコラの森」というNPOを設立して、間伐・植林している。
「栗駒木材」
天然住宅の木材は、栗駒木材からのものだけを使っている。大場さんたちの人柄の誠実さもそうだが、ここからの木材しか使えない事情がある。まず木材はくん煙乾燥させるが、本物のくん煙乾燥ができる場所がない。しかもくん煙するのに全部木材の端材だけを使うところは絶無だ。わずかでも接着剤が使われている木材は燃料にも使わない。栗駒木材には人体に悪い素材そのものが置いてない。10日間くん煙乾燥させた後に、三カ月天然乾燥させる。ここまでする材木屋は他に存在しない。
天然住宅は栗駒木材に、「仕口・継ぎ手」と呼ばれる複雑な木材の掘り込みを依頼する。伝統建築の住宅は強い。その秘訣は木材を組むことだ。木材は面で組めば強いが、金属などで点で留めれば弱くなる。それをお願いするのだから高く買う。栗駒木材さんに聞いてみた。「こうしたことのできる材木屋さんを他に知ってますか」と。答えは「知らないけど、ウチが成功すれば真似するところは出てくると思う」というものだった。
「コモンズの森」をつくる
この「エコラの森」を全面的にバックアップしたい。そこで考えたのが「森の買取り」だ。コペンハーゲンでのCOP15ではっきりしたのは、結局国に任せているだけでは解決しないということだ。ならば自分たちで解決したい。
「ナショナルトラスト」同様に、自分たちで森を買ってしまいたい。「エコラの森」は取得時8000万円だから、買えない値段ではない。所有者である栗駒木材に融資して、天然住宅バンクで森に担保をつけたらどうだろう。このカネを無利子・長期で栗駒木材に融資する。万が一、栗駒木材が倒産したとしても守られるように、仮登記担保する。森の所有権がバラバラにならないようにするのだ。ただし限られた場合にだけ、他の人に譲れるようにしよう。たとえば100坪で5万円でどうだろう。あなたの出資額5万円が、「エコラの森」の100坪になる。もちろんその土地を自分のために開発することはできない。あくまで森のままの共同所有、いうならば共有地(コモンズ)としての管理(正しく法律的に言えば「買う」のではなく「融資して、森を担保する」仕組み)だ。
メリットは自分たちの山があるということだけ。普段の管理はこれまで通り栗駒木材さんにしてもらう。それを融資金利に換算したら金利より高くなる。だから無利子で融資しよう。その代わり間伐ができる。保養施設に安く滞在できる。森の一部は伐採して販売する(経済林にするのが妥当な部分)ことになるから、天然住宅で建てるときには、自分で木を選んで使えるようにしよう。
「皮むき間伐」
間伐体験も楽しい。今回は小さなノコギリで伐採したが、今年からは「皮むき間伐」を開始する。これなら楽しみながら、楽に間伐できる。スギは初夏から夏までの時期だけ、皮が簡単にむける。間伐する木の皮を下から上に、可能な限りの高さまでむいてしまう。すると活動しているのは木の周囲の細胞だけだから、木は枯れる。枯れるとその分だけ光が入るので、間伐の効果を達成する。皮をむかれた木はそのまま一年、立ったままで乾燥する。葉がついたままなので「葉枯らし」同様に美しい木材になる。それを一年後に大人が伐採しに来るのだ。
そうすると間伐作業は簡単で、危険ではないから子どもたちと一緒にやれる。伐採する時にだけ職人が来れば足りるから、人件費が安くなる。しかも木材は一年間乾燥しているから、重さは約三分の一以下になっているし、その後の乾燥も簡単になる。何より天然乾燥するためのスペースがいらなくなる。ペレットや薪にする場合も、一年間乾燥させてあるからすぐに使える。これで画期的に経費が安上がりになるはずだ。これにも参加できることにしよう。春先には山菜、夏場にはカブトムシ、秋には栗やキノコ、冬には温泉がある。近くには「くりこま自然学校」もあるし、春夏秋冬楽しめる場所になるだろう。これを実現したい。
楽しみだと思わないか? こんな画期的な方法はかつてなかった。市民の非営利バンクを持っているからできるし、信頼し合える多くの人たちが集うから現実化できる。栗駒木材の周辺では、山の売却の話があれば当然彼らの耳に入ってくる。それを買い取ることで、さらに「コモンズの森」を広げていくこともできる。ぼくの夢は、日本最大の山主に、天然住宅バンクがなることだ。そうすれば山が無益な開発や、投資対象にならずにすむ。二酸化炭素を固定して、温暖化も防止できる仕組みが作れる。
こんなことを始めたいのだ。どうだろうか。
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