「自立できるエネルギーと農・林業の活性化」
自分たちの使うエネルギーを自給できないだろうか。
地域にある山の木、川の流れ、ふりそそぐ太陽・・・。
田中優さんと一緒に考えてみよう。
田中優講演 「持続可能な鬼無里の未来」
日時 7月7日(日)14:00~16:00 (開場13:30)
会場 鬼無里活性化センター 2階ホール(長野市鬼無里日影2750-1)
参加費 無料
主催・お申込・お問合 NPO法人まめってぃ鬼無里 TEL 050-3736-6218(吉田)
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現在開催中の「田中優的 身の立て方講座 関西編」の参加者の方よりご感想を頂きました。 ……………………………………… 今日は、大阪にて「田中優的身の立て方講座」を受講してきました。 この講座すごく面白いです。 とても実践的だし、社会にどう関わり、どう動かしていけばいいのかが具体的に なる!おまけに、即座に優さんのアドバイスがもらえるスペシャルな講座です。 それにしても、優さんの引き出しの多さにびっくりします。 なんでも良く知っていて、その知識は、アウトプットすることを前提とした インプットの仕方で構築されているから、即座に使える情報となるのです。 おかげさまで、やりたいことがより鮮明になってきました。 (香川県在住、Mさんより)
■□■□◆◇◆◇■□■□◆◇◆◇■□■□ 田中優の“持続する志” 優さんメルマガ 第232号 2013.6.14発行 ■□■□◆◇◆◇■□■□◆◇◆◇■□ ※このメルマガは転送転載、大歓迎です。 転載の際はこちらのリンク先を添付ください。 http://www.mag2.com/m/0000251633.html □◆ 田中 優 より ◇■□■□◆◇◆◇■ 『 電力会社に頼らない暮らしへ 』 署名やデモに疲れ、選挙結果に絶望した今、それでもやれることがある。 それが「送電線(グリッド)に頼らない暮らし」だ。
ついに長年の夢がかなう日が来た。電力会社とオサラバする。自宅で作った 電気で自給するオフグリッド生活だ。
だからといって努力忍耐するわけではない。従来通りに電気を使って暮らす。
電気は太陽光で発電する。それを電力会社に売るのではなく、自宅のバッテリー
に貯めこむ。装置は慧通信工業の「パーソナルエナジー」だ。
パーソナルエナジー
自宅で発電した電気で賄うから送電線につながなくていい。原発に頼らない
暮らしをするためだ。これまでの歯切れの悪い話ではなくて、完全に自立する。
電力会社に販売した方が利益にはなるのだが、つなぐ6600ボルトの送電線は、
50万ボルトの高圧線の5,739倍も送電ロスする。本当は送電ロスで消えているの
かもしれない。そうなると太陽光発電設備は社会的損失になる。
お金の問題ではなく、きちんと使いたい。
それを可能にしてくれたのがパーソナルエナジーだ。そのバッテリーは10kW あるから、省エネしている我が家なら3日分ある。しかも使いながら蓄電でき るし、電気の残量もきちんと表示され、万が一の時には小さなガソリン発電機 にもつなげられる。
送電線(グリッド)から自由になるのだ。無理にオフグリッドしなくてもいい。 最低の電気だけ買って貯めることもできるからだ。 電力会社は利益の9割を家庭や小さな商店から得ている一方で、6割の電気 を消費する大きな企業からはわずか1割の利益しか得ていない。都合の悪いコ ストは家庭に負担させてきたのだ。もし今後、家庭の電気料金を値上げしよう とするなら、家庭は自給で逃げることができる。すると電力会社は、コストの かかる原子力のような発電はできなくなる。それが狙いだ。 ドイツではグリッドパリティー(他の発電方法の発電単価と、太陽光発電の 発電単価が同じになること)を、2012年に実現した。今後どれほど自然エネル ギーを伸ばしても、電気料金が高くなることはない。太陽光発電こそ、最も高い 自然エネルギーなのに。
今後でさまざまに発電した電気を無理なく使うことができる。 たとえば温泉熱の温度が高ければ、水で薄めるのではなくバイナリー発電する ことができる。別名温泉発電だ。
70℃以上の温水なら、コベルコが開発したキットで80Kw発電する。地熱発電 よりこの方が日本の実情に合うのではないか。
地熱発電が盛んなアイスランドでは、温泉プールに入ることはあっても温泉に 入るという習慣はない。日本は温泉利用が多いのだから、効率は下がるにしても バイナリー発電の方が実情に合うように思う。 さらに電気自動車も発達してきた。一番望ましいのはガソリン自動車を町の 整備工場で改造することだ。これなら地域の整備工場を役立てることができる。 電気自動車の燃費は抜群に高いから、経済的にもメリットになる。 もちろん電気は自宅の発電だ。
問題なのはバッテリーの効率の悪さと価格だ。しかしオフグリッドが進展する なら、バッテリーの性能は上がり、価格は下がる。現にパーソナルエナジーの 使用するリチウムイオンバッテリーでは、10,000サイクルもの耐久性がある。 一日一回の使用なら、20年以上使えることになる。 小さくて軽くなったバッテリーが電気自動車に乗るとき、私たちはもう地球 温暖化や資源紛争の心配をせずにクルマに乗ることができる。地方の方がずっと 暮らしやすくなり、環境の心配をすることもない。
その第一歩を開始した。幸い省エネ製品のおかげで、これまで通りに暮らして いても大丈夫だ。近い将来、私たちは10年分の電気代やガソリン代の合計より安い 価格でオフグリッドで暮らせるようになる。 どうだろう、魅力的な暮らしだと思わないか。
(5月12日開催ライヴ・アースまつやまのイベントへ向けてのメッセージより)
………………………
★ この後、田中優自宅はLPガス発電機を導入し、完全に電力会社との配電線を
カット、オフグリッドを達成致しました。
▼その瞬間の動画はこちらです 【完全オフグリッド達成】 田中優自宅~中国電力との送電線カットの瞬間 (2013.5.22) http://youtu.be/QFqW2DICcYo
『 未来に後悔しないために 』 ▼ 原発事故の日から 東日本大震災が起きたとき、ぼくはとっさに原発のことを思った。 それは特別なことではなく、毎回地震が起きるたびに原発が危険になることを知っていた からだ。 チェルノブイリ原発事故でさえ、事故の22秒前に地震が起きていた。それは後になって デンマーク国営放送が放映した、「チェルノブイリ原発隠された事実」といドキュメンタ リーで示されていることだ。 原発一基に120キロメートルに及ぶ配管があるのだから、地震でずれたり折れたりすれば 事故につながる。特に地震で不当沈下を起こせば、重要な配管がずれてもおかしくないのだ。 すぐにインターネットで調べ始めた。 残念なことに、それは悪い結果に向けて進行していた。送電線が倒れて電気が届いていない。 津波が襲って緊急冷却に必要な予備発電機を流してしまった。肝心なモニタリングポストは すべて調整中となり、放射能量がわからない。ぼくが買って持っていたガイガーカウンター は人に貸したままになっていて、自宅で調べることができない。風向きを調べても、肝心な 福島原発周辺だけが表示されない。そんな中、脱原発の仲間たちのデータとネットワーク だけが頼りだった。 そして3月15日未明、風向きが変わった。「今日、東京に放射能が来る」と理解した。 そこで朝早く、ぼくのメルマガで通知した。可能なら東京を脱出してほしい、無理なら マスクをつけ、内側のガーゼを濡らし、海藻類を食べておいてほしいと。 直後に政府寄りの医師たちの団体が、「マスクは無意味」「海藻はかえって副作用がある」 と通知した。 それらは後にすべて否定されている。デマは政府寄りの医師たちによって流されたのだ。 ▼ 信じる者は救われない それでも今なお、私たちは相反する情報の中に漂流を続けている。多くの人はこれだけ 間違った情報を与えられて、なお政府や権威を信じ続けている。 2013年2月、福島県内で調査された子どもたちの中から甲状腺がんの子どもが見出され、 手術を受けた。数はこれまでで3人、さらに強く疑われる子どもは7人いる。少ない数と 思うだろう。 しかし原発事故以前の小児甲状腺がんは100万人に一人の確率だった。では300万人の 子どもを調べた結果だったのか? いや、調べられた子どもの数は3万8千人にすぎない。 それでもなお原発事故のせいではないと強弁する。 チェルノブイリの時ですらそうだった。放射性ヨウ素を吸い込むと甲状腺に貯まる。 そこがあらかじめ放射性でないヨウ素によって占められていれば貯められなくなるから、 ヨウ素剤を配布したりするのだ。チェルノブイリで甲状腺がんが増えたのは、海藻を食べ る習慣のないヨウ素が恒常的に不足する地域だったからで、放射能のせいではないとして いたのだ。 ではなぜ今の事態が起きるのか? 福島県は安全・安心キャンペーンを繰り広げ、基準値以下なら食べても安全とPRし、 せっかく避難した人たちを帰還される政策を強引に続けている。政府はこれまでの基準を かなぐり捨て、余剰被曝量1ミリシーベルト未満という基準を、20ミリシーベルトに上げ てしまった。 これまではドラム缶に詰めて保管された100ベクレル以上の汚染物が、食べ物やがれき の受け入れ基準と同じレベルだ。これまでドラム缶に詰められてきた放射性物質を町に ばら撒いた方が、今より汚染レベルが下がる。それほど町中が汚染された。 特に危険なのは食べ物だ。体内に入ったセシウムは、従来からあった自然放射能と 違って蓄積され、排出されにくい。体内に入ったセシウムがどれくらい貯まるものか、 ためしに計算してみた。 政府基準の汚染食品を食べていたら体内のセシウムレベルは300ベクレル/体重kgを 超えてしまう。チェルノブイリでは、5ベクレル/体重kgを超えると心電図に異常が 出たり、後に膀胱炎を引き起こしていたというのに。 ▼ 後悔するか、対策するか 福島で不幸中の幸いだったことがある。まず偏西風地帯の日本の、東端の原発事故 であったことだ。 おかげで放射能全体の8割近くが海側に流れた。さらに火山国である日本の土壌には 粘土層が多く、セシウムは粘土に閉じ込められると出られなくなる。ロシアの土壌と 違って、作物に移行するセシウム量は少なくなる。しかも食品流通が発達している 日本では、チェルノブイリのように地産地消せざるを得ない状況にはない。それだけ 汚染食品を避けるチャンスがある。 さらに日本には、世界に冠たる発酵食品文化がある。発酵食品はラットの実験で 放射能を浴びせても長生きしているし、がん化を防ぐ抗酸化物質を多く含む植物を よく食べる文化でもある。 ぬめり成分である食物繊維は、体内のセシウムを効率よく体外に排出してくれる。 逆に不幸だったのは人口密集地に汚染が降り注いだことだ。さらに互いに抑制し あって、デマでも信じ合うことで「和を尊ぶ」人たちが多いことも事態を悪化させ ている。 チェルノブイリ事故で多発したのは、がん以上に病気だった。そのことは政府が きちんと調べたウクライナで公表されている。病気の多発した時期と重ね合わせると、 日本で多くの人に病気が発生するのは2017年になるだろう。 そのときに安心していられるのか、それとも大切な人に病気が出て後悔し続ける ことになるのか、それが今の時点の選択によって決まるのだ。 特にセシウムは甲状腺と筋肉に貯まるので注意が必要だ。心臓は筋肉の塊だから、 おそらく心電図異常と心筋梗塞が増えるだろう。子どもですら目の下に隈が現われ、 疲れやすくなり、突然死する人の数も増える。それでも原発事故との関連性は否定 されるだろう。しかし今は安全な時ではない。 自分の人生を決することができるのは自分でしかないのだ。 たとえ汚染地に住まざるを得ないとしても、そこでできるだけのことをしてほしい。 ※電子書籍ポータルサイト only free paper https://onlyfreepaper.e-manager.jp 「拡散希望〉臨時増刊第2号WEB版」に寄稿したものを好意を得て転載しています。
田中優が理事長を務めます「天然住宅バンク」では
毎月どなたでも参加可能なミーティングを開催しています。
日時 6月10日(月)19:00~21:30 (開場18:45) 参加費 無料 場所 東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル4F
新しい社会の仕組みを作るため、おカネのシステムを作るための作戦会議です。 お気軽にお申込みのうえお越しくださいませ★ ▼詳細・参加お申込み http://tennen.org/bankentry.html
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