2013年2月28日

リニア講演会の感想を頂きました

参加された熊谷さんの日記よりシェアさせて頂きます。
ありがとうございました。

(抜粋)

『 田中優さんのとてもわかりやすいお話しは参加された皆さん、

「目からうろこ」状態だったことでしょう。

 JR東海の葛西会長の個人的な趣味、趣向でリニア中央新幹線を進めようとする中、

その問題点を指摘して下さいました。

 基本的な事を踏まえ、しっかりとデーターに基づいた資料、

単なる「感傷的な」反対論ではなく、実態を知り得た説明は聞く人の心を打ちました。


 リニア中央新幹線がいかに無駄な公共事業であるか(公共事業がすべて「悪」と

するのではなく、何が正しく、必要な公共事業の選択を間違えるな)を。

 電磁波問題、経済効果のデタラメさ、推進しようとする人の考えなど、

簡易な言葉で語ってくれた。

近い中にブックレット版で「リニア中央新幹線」の問題点をまとめてくれるそうです。』


2013年2月26日

3月2日(土)未来の当たり前プロジェクト~オフグリッド編~in大阪

☆★ 3月2日(土)
 てんつくマン&田中優のワクワクする未来を創る
  ~「未来の当たり前」プロジェクト~ in 大阪 ★☆


当日は「パーソナルエナジー」を開発された慧通信技術工業(株)の粟田社長も来て頂くことになりました!



「電力会社に頼らず、自分で使う全ての電気を自給する」

この事を聞いて、あなたはどう思いますか?

「理想だけど、夢のような話」
「今の生活を続けていくには、現実的に厳しい」

そう思ってませんか?

「全ての電気を自給する」

それは遠い未来や、特別な人しか出来ない事ではありません。

「パーソナルエナジー」と「太陽光パネル」を用意すればすぐに実現できる
2月2日の東京イベントでは、それを伝えてくれました。

今回も田中優さんが、全ての電気を自給する仕組みと
自給する方法を、わかりやすく伝えてくれます。

「自分の電気は自分で作る」

それが当たり前になれば、原発は必要無くなります。

未来の当たり前、あなたも一緒に創りませんか?


★スケジュール(予定)
2013年3月2日(土)13:30 ~ 17:00(開場13:00)
※イベント終了後、懇親会も予定しています。


★会場
※当初予定していた「クレオ大阪南」から変更になりました。

☆変更後の会場
CIVI 新大阪研修センター「903C」会議室
532-0011 大阪市淀川区西中島3丁目9-13 NLC新大阪8号館 9F
新大阪駅 徒歩7分・阪急南方駅 徒歩4分
※モスバーガーの横です。

詳しくはコチラ
http://www.civi-c.co.jp/access.html#shin


★参加費  3,000円


★その他注意事項
会場内での撮影・録画・録音はご遠慮いただきます。

当日受付して頂いた方から自由に席を選んで頂きます。


★お問い合わせ


NPO法人MAKE THE HEAVEN 神戸事務所

info@maketheheaven.com
078-201-7104(平日 9:00-18:00)


★詳細・お申し込みはこちらへ!


http://39auto.biz/maketheheaven/regires.php?tno=173



会場地図




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田中優が移住した岡山での自宅に設置された太陽光パネルとパーソナルエナジー









2013年2月23日

2月24日(日)岡山・和気町  移住先にて初講演会 第一弾 「ここから始まるまちづくり講演会」

田中優が年末より移住を始めました岡山の小さな町での初めての講演会です。
シリーズ化していく予定ですので第一弾をお聴き逃しなく☆


また、自宅に導入したばかりの「太陽光パネル・蓄電池」の最新情もお伝えします。

会場にて、「玄米コーヒー」の販売も行う予定です。




「ここから始まるまちづくり講演会」


日時  2月24日(日)18:00~20:00

会場  和気商工会館 3F 大ホール


参加費 前売1,000円/当日1,500円/中学生以下無料


主催  NGOチームはるはる・チーム 和氣で楽しいことしよう!

問合せ ビッグモリーズ 大森
    TEL 0869-92-0266  MAIL  bigmoriesm@ybb.ne.jp



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2013年2月22日

2月23日(土) 「小平で市民ソーラー発電所をつくろう!」


こだいらソーラー設立記念フォーラム
  「小平で市民ソーラー発電所をつくろう!」



日時 2月23日(土)13:30~17:00

※ 田中優講演は15:00より

   講演タイトル 「エネルギーシフトで、未来の当たり前を今、現実のものに」


会場  小平市中央公民館 2Fホール (青海街道駅、徒歩5分)

参加費 300円

主催  市民共同発電所 こだいらソーラー
      TEL 042-467-2861 MAIL kodaira.solar@gmail.com
      http://kodairasolar.wordpress.com/


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2013年2月21日

「週間金曜日」にインタビュー記事が掲載されてます。

【インタビュー記事掲載】

現在発売中の『週刊金曜日』最新号(2013年2月15日/931号) の「グラミン銀行が危ない
という記事の中で、田中優へのインタビューが掲載されています。

1994年に日本で初めてのNPOバンクである「未来バンク」を作る際に参考にしたグラミン銀行、
モハメドユヌス氏についてお話しています。

本文より

「(日本の中で)グラミン銀行のこともバングラデシュ社会についても、
きちんと理解せずに批判するんですよね。 
(中略)
バングラデシュ政府に対しては『恥を知れ』と言いたいですね」

「週間金曜日」HP  http://www.kinyobi.co.jp/



2/23(土)最後の「愛川欽也パックインニュース」出演

今年の3月いっぱいで、一年間続きました「愛川欽也パックインニュース」が終了することになりました。

3/14は六本木にてパックインニュースイベントに田中優も出演予定ですが、愛川欽也さんとこの番組でご一緒するのはこちらで最後になります。


★放送時間 2月23日(土) 11時~13時(生放送)

貴重なニュース番組しかも生放送、ぜひご覧ください☆

▼ 愛川欽也パックインニュース 視聴には会員登録などが必要です。
 http://kinkin.tv/



2013年2月19日

2月22日(金)相模原市にて「リニア中央新幹線の夢は夢のままがいい」

リニア中央新幹線は、総工費9兆円を超える巨大なプロジェクトです。

神奈川県は3200億円の経済効果をうたって、市と共に相模原市橋本へのリニア中間駅誘致を進めています。


問題だらけの大規模事業をこのまま進めてもいいのでしょうか?
ぜひ、ご参加下さい。


*同じ日に、同じく相模原市にてエネルギーについての田中優講演会があります。
(お話の内容は異なります)
 詳細 → http://tanakayu.blogspot.jp/2013/02/blog-post_17.html

……………………………………………………………

「リニア中央新幹線の夢は夢のままがいい」



日時  2月22日(金)18:00~20:30

会場  プロミティふちのべ2F会議室
    http://goo.gl/maps/QmjEX

参加費 200円(資料代)

主催・申込  神奈川ネットワーク運動 TEL 045-651-2011  FAX 045-651-2081

       HP http://kanagawanet.org/index.php

   

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危険な空間除菌剤、すぐに使用を中止して!

田中優より

緊急のお知らせです。もし使っていたらすぐに中止して

今回、使用中止が言われたものは首から下げるタイプのもの。

もともと塩素系のものは危険だと考えた方がいいと思います。

ただ、それでも使った方がいいという場合しか使わない方がいいです。

しかし塩素系は周囲にいろいろ使われています。

以下、そのまま引用です。」

……………………………………………………………


インフルエンザ対策として加湿器噴霧に使用したり、身に付けたりする空気の噴霧消毒グッズ、消費者庁からの注意喚起です。

次亜塩素酸ナトリウム」を含むとの表示がある「ウイルスプロテクター」をお持ちの方は直ちに使用を中止してくださいと。

「次亜塩素酸ナトリウム」とはハイターと同じ成分。保育園に設置して問題となった例も。

どこまでも果てしない除菌マーケティング、ケミカル信仰の日本人、親の愛情が子どもを病気にしないことを願います。


▼消費者庁
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/130218kouhyou_1.pdf




2013年2月18日

今月の天然住宅バンクミーティングのご案内



田中優が理事長を務めます「天然住宅バンク」では毎月どなたでも参加可能な
ミーティングを開催しています。

日時  2月21日(木)19:00~21:30 (開場18:45)

参加費  無料

場所   東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル4F

新しい社会の仕組みを作るため、おカネのシステムを作るための作戦会議です。
お気軽にお申込みのうえお越しくださいませ★


▼詳細・参加お申込み 

 http://tennen.org/bankentry.html


▼「天然住宅バンク」ブログ 

 http://www.tennenbank.org/blog/ 


 会場地図

 
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2013年2月17日

2月22日(金)相模原市にて無料講演会


第15回くらしを考えるつどい相模原
 「これからのエネルギーを考える 私たちに今できること」


■ 日時 平成25年2月22日(金) 13:30~15:30 (開場13:00)

■ 会場 相模原市立図書館 2階大集会室 (JR横浜線 淵野辺駅南口 徒歩3分)
      相模原市中央区鹿沼台2-13-1

■ 参加費 無料

■主催 くらしを考えるつどい相模原実行委員会

 申込 相模原市 生活安全課へお電話を  TEL 042-769-8229
    ※ 保育希望の方は、お申込時にご相談ください。


会場地図
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2013年2月15日

2月21日(木)長野・千曲にて講演会


「みんなの力でエネルギーの地産・地消を」 長野県発 信州自然エネルギー元年


■日時 平成25年 2月21日(木)13:30~16:30

■会場 千曲市更埴文化会館 小ホール (屋代駅より徒歩15分)

■参加費   500円 / 高校生以下無料

■タイムスケジュール

13:00 受付
13:30~15:30 講演 田中優 「エネルギーの地産・地消で安心社会の実現」
15:30~15:40 休憩
15:40~16:30 事例発表 長野県環境部温暖化対策課 「長野県の先進的取組み事例」
16:30 閉会

■主催 子ども達の明るい未来を守る会

お申込・お問合せ 事務局 TEL 026-275-2094(池田)

  
会場地図
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本日まで!てんつくマン&優さんDVD先行発売

◆ 先行発売は本日まで! 
 優さん&てんつくマン対談DVD『 日本の未来は超希望! 』◆
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「なんかちっともワクワクせーへんねん」

──てんつくマンが反対運動に参加すべきと言われて感じたことでした。

人は、ワクワク感によって動かされるものなんじゃないかな。
未来をあきらめなければ、これだけのことができる。
未来につながる対談です。             田中優


………………………………………


「未来の当たり前プロジェクト Vol1オフグリッド編」のきっかけにもなった、田中優とてんつくマンとの対談DVDがついに発売されました!

なんと、
【DVD1枚+音声CD2枚】のスペシャルパック(3,800円)です☆

タイトルは
 『 日本の未来は超希望! 』
未来にワクワクしたい方、ぜひお買い求めください!

2月15日正午までのお申込み・お振込みで【送料無料】の特典がつきます。

他にも船越康弘さん(WARAオーナー)とてんつくマンの対談DVDも絶賛発売中!
2枚セットで買うとなお、お得です。


▼DVDダイジェスト動画はこちら
 http://youtu.be/v0RpfjelC5c


chapter
01:今、伝えたい〜"放射能対策"と"新エネルギー"
02:甘すぎる日本の安全基準
03:食品を選ぶ時に気をつけるポイント
04:再処理工場ってどうなってるの?
05:オフィスは50%の節電が可能!
06:電気自動車を使った家庭の電力自給
07:エネルギー問題の未来
08:電力自給への選択〜ここがターニングポイント

 



▼詳細・お買い求めはこちらまで!
 http://maketheheaven.com/taidandvd.html


原発に頼らない社会づくりを目指し、放射能はどのように危険なものなのかを根拠に基づき非常に解りやすく説明し、更に、明るい未来に繋ぐために必要な新エネルギーの話を解説します。

「このような時代に何をするのか?」
「どれを選択すればよいのか?」
「希望に満ちあふれた選択とは何か?」

の答がみつかるきっかけになるかもしれません。

2013年2月13日

メルマガ購読で、活動支援をお願いします。


(2011年12月、有料活動支援版メルマガ発行にあたって)


 有料メルマガを発行することにしました。
 ぼくの紹介文に、文筆家・環境ジャーナリストと書かれることがあります。
 でもしっくりくません。

 やっぱりしっくりするのは環境活動家」です。
 言葉だけ、批判だけというのが好きではないからです。

 実際に、いろいろな活動を支援したり、自らも活動をしたりするほうが好きです。
 行く先々で新たな試みを見せてもらったり、経験を交流したりすることが好きです。

 実際、ぼくは17年前に未来バンク事業組合を建てて市民事業に融資できるようにしたのを皮切りに、
 ap bank、天然住宅バンク、公益財団信頼資本財団などにも協力しています。

 自然エネルギーの推進もしていましたし、森と健康を守るための活動として、

 非営利の一般社団法人天然住宅も設立しています。
 自分でも覚えきれないほどの活動に関わっています。


 ぼくは仕組みから問題を解決したいのです。

 おカネの使い道に問題があるのだとしたら、別な仕組みを作っていく。

 木材価格が安すぎるのなら、高い値段で買える仕組みを作る
 エネルギーが問題なら、別な仕組みでエネルギーの自給を可能にしてしまえばいいのです。

 でもそのたびにリスクを背負います。

 ぼく自身、もし全額が戻ってくるのなら、家が買えるほどの資金を市民事業に投資しています


 本気でするのなら、誰かがリスクを背負わなければできないことだからです。
 

 そこからさらに、もっと重要な仕組みを作ろうと考えています。

 その中身はおいおい有料メルマガの中で紹介したいと思っています
 あまりだれかれかまわず知らせるわけにもいかない内容なので。


 ぼくの収入のためにではなく、ぼくの活動の支援のために、

 有料メルマガを購読してもらえませんか?
 資金が集まれば、もっとダイナミックに活動が進められると思うからです。


 ぼくは団体に責任が降りかかってしまうことがイヤで、個人の名で活動してきました。
 信頼が担保できるとしたら、ぼくが進めてきた活動そのものしかありません。

 日本中に同時期に、新たな活動が自然発生的に起きてきています

 取りまとめるつもりはありません。


 その活動を支援していける仕組みを、もっとダイナミックに進めたいのです。

 協力をお願いします。 田中優


  ▼田中優 有料・活動支援版メルマガ (毎月2回発行、525円/月・登録初月無料) 

   http://www.mag2.com/m/0001363131.html

2013年2月12日

パブコメ、本日まで!


 『原子力災害対策指針(改定原案)に対する意見募集について』 


▼パブコメ詳細
 http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130130.html


田中優より

「パブコメ、提出しました。
 一点に絞って書きました。放射能の被曝基準が高すぎる点です。」


………………………………………


【参考】 田中優提出文

「OIL1=500μSv/時、OIL2=20μSv/時は高すぎる。

 ICRPの基準は計画被ばく状況で年間1ミリシーベルト以下、緊急時被ばく状況年間 20~100ミリシーベルト、
現存被ばく状況年間1~20ミリシーベルトとしているが、 ICRPは余剰被曝量を、それ以下なら安全とは理解して
いない。

 すると「緊急時の基準」もまた同様に理解すべきものと考えなければならない。
 「被曝する期間」を限定して「緊急時」としたものと解釈すべきものだ。

 「緊急時被ばく状況」はごく短期間の一時的な被曝についての基準で、「現存被ばく 状況」は「緊急時」よりは
長いものの、平常時よりはずっと短い間と解さなければ ならない。

 「受忍すべきでない健康被害を起こさない基準」と解すれば、全体被曝量としての 年間1ミリシーベルトを超えることはできない。
 すると「緊急時」は、年間の1/20 から1/100の期間の基準として、年間100ミリシーベルトの場所なら最大3.6日、20ミリシーベルト
の場所でも18日までの間と解さなければならない。

 これを避難するまでの最大日数と考えると、OIL1を3.6日、OIL2「一週間以内に一時 移転」の期間になる。すると、OIL1=は11.4μSv/時、OIL2=2.93μSv/時になる。
 それ以上の基準は職業人の基準を超える被曝を一般人に適用することになるので無効 である。」


☆書くのに参考になるのはこちらです。
 https://dl.dropbox.com/u/23151586/130123_bousai_factsheet.pdf 


【パブコメについて追加情報!】

田中優より

「従来、出されていない論点があるそうです。友人が教えてくれました。
 http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130130.html

 福島原発事故でも役立ったはずのSPEEDIの活用が消され、彼らが推定したデータを
 もとに考えるのだそうです。
 いや、政府の言い分や官僚の答弁より、SPEEDIの予測の方が数万倍正確で役に立った
 のに。人の推定が入ると作為的なデータにされます。

 「(2)異常事態の把握及び緊急事態応急対策」あたりです。

2013年2月10日

田中優より 「56歳の活動方針(案)」


■□■□◆◇◆◇■□■□◆◇◆◇■□■□

田中優の“持続する志”
http://www.mag2.com/m/0000251633.html

優さんメルマガ 第199号
2013.2.10発行

※このメルマガは転送転載、大歓迎です。

■□■□◆◇◆◇■□■□◆◇◆◇■□



Contents
…………………………………………………………………………………

1. 田中優より 「56歳の活動方針(案)」
2.  2月11日(祝)大阪・箕面にて無料講演会 ◆
3. 今日の優さんつぶやき

…………………………………………………………………………………


□◆ 田中 優 より ◇■□■□



『 56歳の活動方針(案) 』



 2013年2月10日、ぼくの56歳の誕生日です。

 たくさんの誕生日メッセージ、ありがとうございます。
 すべてに返信していたらぼくもFB(フェイスブック)ノイローゼになってしまいかねないので、
ここでまとめて挨拶させていただきたいと思います。

 題して「56歳の活動方針」。いいでしょ? 年齢的な手遅れ感がして。自分では年取った感は
あまりないのですが、現実的に去年は病気で死にかけたりしているので、今のうちにやれること
はやっておかないといけないですね。

 でも悲壮感はないですよ。気にせず楽しく、ワクワクしながら、がポリシーですから。


衝撃的な事実

 1994年頃から太陽光発電の設置に融資したり、自分たちで設置したり、応援したりしてきま
した。そのぼくにとって、以下のグラフは目の前が真っ暗になるぐらいの衝撃だったんです。

それがこのグラフです。
http://www.chuden.co.jp/kids/kids_denki/okuru/soden/index.html




 これは、50万ボルトの高圧線と、家庭がつなぐ6600ボルトの送電線と、送電ロスを比較した
ものです。なんと5,739倍も違うのです。これが意味するのは、近隣に電気需要がなければ、
太陽光発電の電気は他に届く前に送電ロスに消えてしまうということです。

 以前、プリウスのような回生電力(ブレーキをかけるたびに発電する仕組み)をしている
地下鉄や新幹線の電気も、近くに列車が走っていないと無駄に消えてしまうと聞いたことが
ありました。そうなんです。送電ロスが大きな送電線では、ロスで消える前に次の列車に届
かなければならないのです。

 電力会社は太陽光発電の電気を高い値段で買ってくれるようになりましたよね。しかし
電力会社は去年の8月の電気料金の明細から、「再エネ発電賦課金等」としてその分の
費用を他の人の電気料金に上乗せしています。つまり電力会社の腹は痛まないのです。

 もしかしたら、電力会社は実際には使えていない電気を買ったふりをしている可能性が
あります。


オフグリッドへ

 「だから言ったこっちゃない、太陽光なんか勧めるからいけないんだ」と批判するのは
簡単ですが、歩みを止めたくないぼくとしては次の策を考えるわけです。そこから達した
のが今年の運動方針、「オフグリッド」です。


 グリッドは送電線のこと、つまりオフグリッドとは送電線に頼らず、電気を自給する仕組み
のことです。せっかくの太陽光発電の電気を貯め込み、それを神戸の「慧通信技術工業株」
代表の粟田さんの開発した、「パーソナルエナジー」という装置で充電しコントロールします。
そこからの電気で家庭の電気を自給し、やがては電気自動車の電気を賄っていく仕組みです。

 よく本や資料を読むと、「自給は将来の夢であって現実味はない」と書いてありますが、
なんと実現しているのです。それが粟田さんの開発した「パーソナルエナジー」なのです。

※慧通信技術工業株式会社 http://www.ieee802.co.jp/index2.html
 
パーソナルエナジー http://www.ieee802.co.jp/PDF/personalenergy/PersonalEnergyBMS576.pdf




 彼は子どものころから電化製品を分解しては壊していたそうですが、なんと電気に関すること
は独学なのです。本当にすごい人です。その装置は交流でも直流でもどんな電気でも受け取り、
短時間でバッテリーにチャージします。しかも瞬時の停電(「瞬停」と言います)すらなしに電源を
切り替え、直流でも交流でも全くノイズなしの電気を流せるのです。これを発電機と家の分電盤
との間に組み込めば、電気の自給も可能になってしまいます。


 その粟田さんが、これまでの産業向けだった装置を、一般家庭向けに作ってくれたのです。
粟田さんの言葉を借りれば「優さんの男気に応えて」、だそうです。

 
 それまでバッテリーは3kwhで400万円近かったのを、なんとバッテリーを10kwhと3倍にして、
価格を予定価格200万円と半分にしてくれたのです。3kwの太陽光発電を含めても300万円
(設置工事費別)です。しかもそのバッテリー寿命は20年近いのです。

 これまでできていなかった正確な残量表示も実現しています。データは粟田さんの本業で
あるデータ通信技術により、常にスマートメーターで把握できるようになっています。

 これで電気の自給に道筋がつきました。太陽光発電の電気を存分に役立てることができる
ようになります。粟田さんはオフィスコンピューターがパーソナルコンピューターになっていった
ように、電気もパーソナルになっていくのが未来の形だと考えているからこの名前なのです。


未来の当たり前Vol.1

 ぼくもこれが未来の当たり前だと思っています。そうしていくにはさらに必要なこともあります。
それが省エネ・節電です。

 幸い、日本人の家庭のエネルギー消費量は先進国で最も少ないのです。それは家全体を
暖めるのではなく個別の部屋だけを暖めたりしていることや、家電製品の省エネ化が世界一
進んだおかげでもあります。現に私の自宅では、努力忍耐など一切せずに、平均世帯の電気
消費量の三分の一程度まで下げています。ただ合理的に省エネ製品を活用しているだけです。

 そうして省エネしていくと、むしろ発電した電気の方が余るようになります。もったいないと思う
ようになったら、電気自動車に変えましょう。電力会社の電気を使ったのでは発電効率が低い
(約40%)のでダメですが、自宅で発電した電気なら原発が増える心配もありません。

 電気自動車の燃費は抜群に良いので経済的ですし、バッテリー価格が下がれば普通の車を
地域の整備工場で改造すれば、今よりずっと安く入手できるようになります。

 今の日本の電気料金は世界一高いにもかかわらず、さらに電力会社は2倍以上値上げする
と言っています。しかも電力会社の利益の9割が一般家庭や商店などの小さな消費の電気から
取られ、電気全体の6割以上を使っている大きな企業からはわずか9%しか得ていません。

 逃げられないことをいいことに、電力会社は不都合なコストをすべて家庭にしわ寄せしている
のです。

 しかし逃げられることになります。さらにもう少しで、「10年分の電気・ガソリン代+自動車代」
より「太陽光発電+パーソナルエナジー+電気自動車」の方が安くなるでしょう。電力会社が
電気料金を値上げしようとしても、人々はオフグリッドに逃げることができるようになるのです。

 もはや電力会社は家庭の電気料金を上げられない。その結果、電力会社は最も高いコスト
のかかっている原発はやめるしかなくなるのです。


「未来の当たり前」を今に引き寄せる

 それを現実のものにしていくために、「将来、もしくは今すぐ買うぞ」と思う人を集めたいと
思います。ぼく自身も買うことにしました。田舎に越したので、土地に余裕があるので屋根では
なく、庭に置きます。こうして買う人が増えてくれば、バッテリーが増産されて価格も低下します。

 ここで「補助金をつけて」と言いたくなるところですが、粟田さんがぼくと一緒に進めていく時に
出した条件がひとつありました。それが「補助金を使わないこと」でした。要は政府などのコント
ロールされるのではなく、市民が自分たちの力で未来を作っていくべきだという意味です。

 ぼく自身のやっている「未来バンク」などの活動は、補助金を得ていません。福島原発事故の
前、「原発に反対」と言えなかった人たちの多くが、「補助金や政府・自治体の協力を得られなく
なる、メディアに紹介されなくなるから」と言っていましたから、ぼく自身も補助金は好きではあり
ません。私たちは自由を失ってまであさましくなるべきではないのです。だから助成金をアテに
するのではなく、予約の数の多さで実現していきたいのです。


 予約と直接関係しませんが、融資を受けるときに必要な出資金として、「天然住宅バンク」の
中に「オフグリッド」枠を作りました。出資金は1万円以上にしています。同時にこの運動のため
の維持会員も作りました。こちらは会費ですから戻るお金ではありませんが。この予約者の数
によって、メーカーに迫っていきたいと思っているのです。
(天然住宅バンク http://www.tennenbank.org/

 そしてもうひとつ、融資の仕組みも設けました。天然住宅バンクで、この仕組みを購入する
場合の融資の仕組みを設けました。金利は単利の固定2%、もちろん審査はありますが、毎月
払う電気代やガソリン代に代わって払える仕組みも作りました。

 さらに信用金庫にも協力してもらいたいところです。そこで「脱原発宣言」をしている城南信金
の吉原理事長に相談してみました。

 「問題ないですよ、近くの信金に相談してください。融資されると思います」との返事です。

 こうして別な解決の仕組みを作っていくことで、原発を開発することができなくなる仕組みを
作ることができるのです。


 選挙結果にがっかりしている場合ではないのです。 署名やデモに疲れているときでもない
のです。まだできる方法があります。

 もうひとつ、どうにもならないなら自分たちで社会の仕組みを作ってしまえばいい。英語の
「オルタナティブ」、日本語の「第三の道」、まだまだ私たちにできることがあるのです。

 私たちは社会のお客様ではありません。社会を作っていく主体です。オフグリッドの仕組みで、
自分の未来を自分たちで作っていきましょう。

 これがぼくの「56歳の活動方針(案)」です。承認を願います(笑)



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 ◆ 2月11日(祝)大阪・箕面にて無料講演会 ◆

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「福島原発事故から考える~平和で持続可能な社会をつくるために~ 」

日時   2月11日(祝)10:00~ 12:00
会場   箕面市立メイプルホール(阪急箕面駅、徒歩10分)
参加費  無料

主催者  豊能地区教職員組合協議会  担当  山口
連絡先  箕面市教職員組合 事務所  072-725-5300
      MAIL mtu_eyes@cameo.plala.or.jp


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他の講演会等はHPからご覧ください。
http://www.tanakayu.com/




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   ◆ 優さん つぶやきコーナー ◆

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「原発ゼロなら、家庭の電気料金2倍になるぞキャンペーンが始まったが、
原発を維持しても、1.7倍になる。この1.7倍はテレビなどでは言って
いないだろう。しかも、東京電力のもうけのうち91%は私たち家庭の電気
料金からとっていた。」


「【農薬】の話。放射能を体から出そうと、ペクチンが入っているりんごを
たくさん摂取しようとするが、10年位前から有機リン系の代わりの【ネオ
ニコチノイド】という農薬が使われているものがあるので注意して!
日本は単位面積あたりで【世界最大の農薬使用国】。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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 活動支援金 525円/月(登録初月は無料)活動を応援くだされば嬉しいです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□ 発行者、講演・取材の窓口 ■□
合同会社OFFICE YU 担当渡辺
MAIL  officeyu2011@ybb.ne.jp

2013年2月9日

2月17日(日)福井にて 小水力利用とお金の回し方




「再生可能エネルギーが語る未来 : 大滝小水力利用とお金の回し方」

 地域資源としての越前和紙の伝統産業と砂防ダムの利水と
   エネルギーの地産池消をいかに進めるか?

 小水力利用に関するお金をどうするか?



日時   2月17日(日) 13:30~16:00

☆プログラム☆

13:30~14:00 大滝小水力利用協議会 事務局
 「大滝小水力の発電能力と採算性、および利活用プランについて」

14:00~15:00 田中優 講演
 「再生可能エネルギーが語る未来 : 大滝小水力利用とお金の回し方」


15:00~16:00 質疑応答



会場   大滝公民館(JR武生駅 、車20分)越前市大滝町25-18

参加費  無料

主催・お申込み先

 大滝小水力利用協議会・NPO法人森のエネルギーフォーラム
    担当 増田 TEL 090-1394-9964  MAIL yoriyasu@me.ttn.ne.jp
     HP  大滝小水力利用協議会 http://ootaki.jimdo.com/


会場地図

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2013年2月7日

オススメ映画 「ミツバチの羽音と地球の回転」

◆□ 田中優オススメ映画のご紹介です □◆


2月16日(土)~21(木)まで鎌仲ひとみ監督の
「ミツバチの羽音と地球の回転」「内部被ばくを生き抜く」の再上映が決まりました!(鎌仲監督も登壇されます)


田中優もオススメです☆

田中優より
「ぼくの親しい友人である鎌仲ひとみさん、でも最近会ってないなぁ。
映画監督だからやっぱり一番の表現手段は映画。
ぜひご覧になってください。」



▶ 詳細はこちらへ→ http://888earth.net/staffblog/2013/02/21621.html

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2013年2月6日

書籍「戦争って環境問題と関係ないと思ってた」



“戦争と環境問題は関係ないんじゃない?” 
“戦争は仕方ないでしょ” と思っている方、ぜひこちらをどうぞ☆


「戦争って環境問題と関係ないと思ってた」

(岩波ブックレット 田中優 税込525円 2006年)


<目次>

・世界を観る視点
・覚めることのない悪夢
・石油戦争
・戦争をカネに変える
・環境問題だけ語ることの誤り
・戦争のない未来を
・あとがき


amazon サイトは こちら


平和をあきらめて,環境問題の解決だけ進めたらどうなるか――それを真剣に調べてみました.

やっぱり人類は生き残れません.

ではどうしたら戦争を止められるのか,戦争の原因はどこにあるのか――

それを調べた結果は,エネルギーの問題と金儲けの仕組みにありました.

どちらも私たちの生活と密着した問題です.

ところが戦争の現実は,エネルギーや金儲けのフィルターを通して見ると現実感がなくなります.

このままでは戦争の悲惨さを実感したり,その悲劇に共感したりすることもできません.


 では,どうしたら戦争の悲惨な現実に共感できるのか,

戦争をさせないために,どう社会を組み換えていったらいいのか.

それを一緒に考えてほしいと思います.

そのきっかけになる一冊のつもりで書きました.ぜひ手にとって見てほしいと思います.

 あきらめずに平和を求めることは,環境問題の解決にもつながるのです.(田中優)

岩波ブックレット HPより