2017年2月25日

『 楽しんで生きる ~還暦を迎えて~ 』

2017.2.17発行田中優無料メルマガより

『 楽しんで生きる 』

 この2月、還暦を迎えた。息子たちに「赤いちゃんちゃんこ」を贈ろうかと言われて、「オレをジジイにするな」と断ったが、子どもたちからのお祝い会は喜んで参加した。ただの飲み会だが。そのとき言われたことがある。

「おとんたちの世代って、歳とっても元気だよな、気力もあるし。
オレらの世代はそこまで元気ないよ。なんでそんなに元気なんだろう。
食べ物や化学物質の違いかね。
いつもやる気があるっていうか、何か新しいことしようとするし」

 ちょっと面食らった。自分ではそんなに元気な気はしない。でも確かにいつも新しいことを考えているのは事実だ。先日は次男に「メルカリが資金決済法の適用を受けないのはなぜか」なんて聞いていた。次男は弁護士で、たったこれだけの質問なのに調べてみると大変で、新しい本を買ったりして赤字だったと言っていた。その話は専門的で面白いものだったが、ここでは触れない。

でもぼくがこんなふうに、始終新たな仕組みのための新たな課題に囲まれているのは事実だ。

 そのときはうまく答えられなかったが、後で考えてみると思い当たることもある。何より好きなことをしていることだ。好き好んですることは疲れない。たとえ面倒な法律の文章を読むとしても、途方もない調べ事をしていたにしてもいわば「遊び心」なのだ。逆に人が疲れてしまうのは「やらされたとき」だ。自分が望んでいない仕事は、どんな些細なことでも疲れてしまうのだと思う。

 勤めていた時、全然望まない仕事をするときは、何か別の目的を考えてから実行していた。「~に役立つかも」とか、どうしようもない時はゲーム感覚で「今までで一番早くこなす」と考えてやっていた。幸い今はいやいやながらやっている仕事はない。それが疲れずにいられるコツなのだろう。


 もうひとつ「自分の好きなこと」を仕事にしている点も大きい。調べたり表現したりするのが好きだから、それで生活できることをうれしく思う。似ていて非なるものが「自分の得意なこと」だ。音楽家の坂本龍一さんは多彩で得意なことをたくさん持っている人だが、もし坂本さんが「お前はコンピュータが上手なんだから」と乗せられていたら、単なるプログラマーになっていたかもしれない。そうなれば「世界の坂本龍一」は生まれなかっただろう、得意なことではなく、自分の好きなことを優先する勇気が重要なのだ。


 もうひとつ、これは年を重ねた人に共通するかもしれないが、自分の可能性を多岐に考えなくなることが大事だ。子どもの頃はそれこそ、すべての可能性の扉が開いていた。しかしその扉は少しずつ閉じていく。椎間板ヘルニアで歩けなくなった時期があったけれど、それによって運動に向けての可能性の扉が閉じていった。それと同じように、少しずつ扉は閉じていくものだと思う。
自分探しなんてしない。自分に残った可能性の扉はそれほど多くないのだから、その中で選ぼうと思うからだ。

 すると余分な雑念が減る。自分に向かないことに努力しようとは考えないし、「努力すればなんとかなる」みたいな幻想は抱かなくなるからだ。でもその分、残された可能性の扉には全力で努力する。しかも年取った分だけ「老練」になっているから、楽しみ方も心得ている。努力忍耐みたいな頑張り方はせず、どうしたら楽しめるかを探し出すのだ。


 さて還暦を迎えて、ここからどうするかが問題だ。余分な悩みに悩まされないために、まず健康を心がけよう。かつてぼくは怠けることも可能な職場にいて、怠けるどころか必死に仕事をしていた。それは自分の能力を落としたくないからだった。時間さえあれば何かしていたのも同じだ。脳細胞は20歳代から増えないと言われる。しかし脳細胞に栄養を与えるグリア細胞は限りなく増えるものだと聞いた。それならばグリア細胞を増やせるように、いろいろな考え方に学んで脳細胞のシナプスに刺激を与え続けよう。

 なんのことはない、これまでと同じ行動だ。しかし衰えはきっと来るだろう。
その時期を遅らせる努力はしておこうと思う。

 長男に聞かれたことの答えは何だろうか。自分に与えられている環境と能力の中で、可能な限り貪欲に活動しながら、閉じてしまった可能性の扉には見向きもしないことなんじゃないだろうか。そうするとしたいことが見つかり、楽しんで生きられるのではないかと思う。楽しんで生きるから、いつまでも気力と元気がついてくるのだろう。



写真は2016.2移住先の和気アルプス登頂にて撮影


2017年2月24日

満員御礼

2/22の和歌山での田中優講演会は、ありがたいことに会場満員(120名超)になったそうです!

嬉しいご感想も頂きました

「目が覚めるような講演でした。希望が持てました。ありがとうございました。」


絶望や悲観的な気持ちで終わるのではなく、どんな講演でも、希望を、可能性を感じてもらえる講演会にしたいといつも田中優は言っています。

今回も一人でもそう感じて頂けて行動に移す人が増えてきたら、嬉しいですね!(#^^#)


 (スタッフ)

2017年2月22日

アスクルの消火活動が遅れた理由は太陽光発電パネル

田中優「アスクルの消火活動が遅れた理由は太陽光発電パネルに水をかけると感電する危険性があったためだと。そのため横から放水するしかなかったと。しかも炎でも発電してしまう。とにかくパネル面を遮光するしかないそうだから、我が家のも遮光できるシートを買っておくかな。もっとも庭に置いてるから、直接は関係しないけど。」

  ◇   ◇   ◇   ◇  

「アスクル消火活動が終わらない理由」
https://1kando.com/48156 より

「消火活動が長期化している理由について、消防は建物の2階と3階には窓がほとんどなく、外からの放水が難しく、屋上にはソーラーパネルがあり、水をかけると、消防隊員が感電するおそれがあるため、直接、放水することができませんでした。さらに建物の中の温度が一時、500度に達し、熱で壁がゆがむなど倒壊のおそれもあり、慎重に活動する必要があったとしています。」

2017年2月21日

カリフォルニアのダムが決壊寸前ニュース。 八ッ場ダムはも例外ではない

田中優より

「カリフォルニアのダム決壊寸前のニュースがありました。
テレビでも放送されているみたいだけど、ダムの危険性はもっと知っておいた方がいい。
大体人の住む場所はどこかのダムの下流なのだから。」」

◇   ◇   ◇   ◇  

「カリフォルニア州・オロビル湖ダム決壊の危機に
 行政の避難指導は後手後手」

http://www.excite.co.jp/News/world_clm/20170213/Techinsight_20170213_351275.html より


大雨の被害が続いていたカリフォルニア州。州都サクラメントから100kmほど北に位置するビュート郡のオロビルという町の巨大ダム、「オロビル湖ダム(Lake Oroville dam)」が決壊するのではないかと少し前から報じられていたが、ついに待ったなしの危機的状況に陥ってしまったもよう。現地メディアがヘリコプターや設置したライブカメラを通じて続々と状況を報じている。

このダムの致命的な問題は放水路が以前からかなり壊れていたこと。財政難が原因か連邦・州いずれも行政はそれを放置し、「ダムに決壊でも起きれば大変な事態になる。住宅地も農地もすべて流される」と専門家は常に懸念していた。そんななかで続いた大雨にいよいよダムが耐えきれなくなってしまったようだ。

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田中優より
八ッ場ダムは東京の真上にあります。
そこに行ったことがあるけど周辺の山は同じ高さ。
浅間山の噴火でできた大地を水が削ってできたところ。だから当然山がもろい。 
こんなところにダムを造るって、カリフォルニアより悪いと思います。」


<参考動画>

「八ッ場ダム予定地は今2016」 
https://www.youtube.com/watch?v=1qLLOC6juRs





「八ッ場ダムを止めるべき理由(1/3)」
https://www.youtube.com/watch?v=pbvs1IzF850







もうやめてほしい、メガソーラー建設

田中優より
「山の南面がすべてこうなってしまったらどう思う?
それでも自然エネルギーだからいいなんて言うんだろうか。

大きくしても効率は高くならない。だけど逆に小さくても効率は悪くならない。

送電ロスと短周期周波数調整の問題を考えたら、小さな範囲で小さく作るのに向いてている装置。もうやめてほしい。」



2017年2月19日

動画「天然住宅short movie 森を守る編」ができました!


田中優より
「このところ原稿書きで自宅にいて、この映像見ながらまた森の仕事がしたいなぁと思ってました。天然住宅の森に関する部分の映像です。
今回のものは鎌仲監督の事務所で作ってもらったけど、クォリティーが違うなぁ。

良い映像です。ぜひご覧ください。」


「天然住宅short movie 森を守る編」再生時間6分14秒)
https://www.youtube.com/watch?v=UTwg-Lq5RUY 






◆◇◆ 天然住宅より 皆さまへ ◆◇◆  

天然住宅フェイスブックページ https://www.facebook.com/tennenjutaku/



天然住宅の思いやこだわりをたくさんの方に知っていただくために、ショートムービーをつくりました!

第一弾は、森を守る編です。

天然住宅で使う木材は、100%国産無垢材です。

海外の環境破壊をすることなく、
また、「メイド・イン・ジャパン」の安心できる品質の木材を使用しています。

ただ、日本の木材であっても、森林を守れない木材であれば、意味がありません。

私たちは、家を建てれば建てるほど、森を守れる仕組みづくりをしています。

宮城県の栗駒木材(くりこまくんえん)とともに、持続可能な森づくり、林業に挑戦しています。

そこでの取り組みや、山側で森を守る人たちの思いが、伝わればと思います。

動画のように、林業を体験するツアーも定期的に開催しています。
森の現状を知ってもらい、実際に作業をしてもらい、安心できる木材になるところまで、体験していただいています。

安心できる家づくりをするためには、何より顔の見える関係を築いていただくのが一番良いのではないかと思います。

柱や梁になる木材がどこから来たのか、誰が伐採してくれているのかを知っていただくことは、安心につながります。

さらには、実際に自分で伐採してもらうことで、より家に対する愛着も深くなると思います。

ショートムービーは、「小さき声のカノン」や「ミツバチの羽音と地球の回転」などのドキュメンタリー映画を作っている、ぶんぶんフィルムズさんに作成してもらいました。

ぜひご覧いただき、広めていただけたらうれしいです。


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youtubeでアップしたものと同じ動画ですが、こちらの天然住宅フェイスブックページでは何ともうすぐ再生回数が8000回に!!
https://www.facebook.com/tennenjutaku/videos/1225491940898427/

2017年2月17日

和気町への移住希望者ツアー(定員12名)!田中優宅訪問もあります♪

田中優より
「これは今ぼくが住んでいる和気町に移住を希望される人へのイベントの案内です。ぼくの家の見学も入っていますが短時間です。たぶん助成金を使っているのだろうけど格安です。なのですみませんが応募は移住を考えている人だけにしてください。」
 
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 TURNS(ターンズ)3月25日(土)〜26日(日)/1泊2日 
「自然によりそうあたたかな暮らし。和気町で春の訪れを満喫する2日間。」


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晴れの国・岡山県。
南東部の備前市と赤磐市に隣接する町「和気町(わけちょう)」。
岡山駅から電車で30分ほどのこの町は
年中気候がよく、過ごしやすい岡山県の中でも
教育に力を注いでいる町として注目されています。
今回は、和気町を訪れて
自然とともに生きる暮らしや、春の訪れを感じる
「TURNSツアー岡山県和気町」を3月25-26日(土日)に開催します。
 


プログラムより
★ポイント4:
「オフグリットな暮らしを知る」 

 3/25(土)田中ファミリーの自然住宅訪問

「移住をするなら、自然の豊かなところで暮らしたい」と思う方も多いなか自然エネルギーなどを活用し、自分たちで電力を賄う「オフグリッドな暮らし」が注目を集めているのをご存知ですか?
気候もよく、自然豊かな和気町で、エネルギーに頼らない暮らしを実践しているご家族がいます。
東京から和気町に移住した、環境にやさしい暮らしを提案している田中さんご家族です。
さまざまなアイデアで、楽しみながらエコな暮らしを挑戦している田中ファミリーのご自宅を訪問し見学しながら私たちでもはじめられるオフグリット暮らしの魅力について、お話をいただきます。



 
<概要>
定員 12名
参加費 3,000円

※現地での体験費、和気鵜飼谷温泉宿泊費(1泊2日/朝食付)、食費(2日間のランチ代、夕食代)、 交通費(現地での行程範囲内)を含む
※JR岡山駅までの往復交通費は参加者負担


■詳細・お申込みはこちらまで http://www.turns.jp/start/7072

2017年2月15日

休眠預金詐欺の発生

2017.1.30に発行しました田中優有料・活動支援版メルマガは
「休眠預金を利用して無利子の奨学金を」
です。
 
その中ですでに発生しています“休眠預金詐欺”についても触れています。

皆様お気をつけください。

「それにしても詐欺師というのは時事に明るいようだ。すぐさま詐欺のネタにする手法には驚いてしまう。しかし残念ながら実施は3年後だから、「上記の方々へ支援する団体であるあしなが会」とか、「こちらの休眠預金にて支援しております」とかはあり得ないのだが。でも詳しく知らない生半可な人は逆に騙されてしまうのかもしれない。」




(文、添付写真はメルマガ本文より)

他項目
●奨学金を受ける人の現実
●金持ちの施しなんかいらない  など


☆詳しくはこちらをご参考ください


バックナンバーのみでもご購読可能です
http://www.mag2.com/archives/0001363131/


本日2/15は最新メルマガをご登録の方へ配信します!
http://www.mag2.com/m/0001363131.html 
登録初月は無料です)

2017年2月14日

2月22日(水)健全な農地と地球環境を未來につなぐ~奇跡の黒い土「テラ・プレタ」をヒントに





田中優より
「この講演チラシ、とてもいいですね。気合が入ります。
良い講演にしますので来れる方はぜひお越しください。」


メルマガでも大変反響のありました、アマゾンの奇跡の黒い土「テラ・プレタ」を使って温暖化、土づくりを改善するヒントをお話させて頂きます。


【参加費無料】です!


テラ・プレタとは?→ http://tanakayu.blogspot.jp/2017/02/blog-post_10.html
 

奇跡の黒い土「テラ・プレタ」が
  豊かな食に繋がる農地づくりと

    地球温暖化対策になるとしたら?



◯奇跡の黒い土「テラ・プレタ」


 それは、遥か昔の人びとが作物を作っていた痕跡。
 近年、各分野において、古いモノから新しいコトが発見される事例が相次いでいますが、この「テラ・プレタ」もそのひとつ。

 多くの農家さんの関心事である「理想の土づくり」と、現代を生きるわたしたち全員に関わる「地球温暖化」。

 「テラ・プレタ」には、この2つの課題解決になる大きなヒントがあるようです。



◯持続可能な社会を目指したい方、どうぞお越しください
 特に、農家さん、炭焼き職人さん、地主さん、山主さん、

 食・農・環境関連の行政さん、温暖化防止活動推進員さん。


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演  題: ~健全な農地と地球環境を未來につなぐ~
       奇跡の黒い土「テラ・プレタ」をヒントに


日  時: 2月22日(水) 19:00~21:00


会  場: JR和歌山駅徒歩2分

       和歌山県JAビル2F 和(なごみ)ホールAB


参 加 費: 無料


申  込: 要 事前申し込み
     

【お申込み先】 和歌山有機認証協会
 FAX:073-499-4735 mail:woca☆vaw.ne.jp 
☆を@マークに変えてください

Facebookイベントページ https://www.facebook.com/events/259746127780815/

主  催
和歌山有機認証協会 woca(http://woca.jpn.org/w/
わかやま環境ネットワーク【和歌山県地球温暖化防止活動推進センター】(http://wenet.info/


協  力
サスティナブルライフスタイル研究会 of わかやま(SLOW)
NPO法人 市民の力わかやま(http://shimin.or.jp/) サ行研究所


◯事前質問を受け付けます
お名前、ご連絡先を明記のうえ、下記までお送りください。
FAX:073-499-4735 mail:woca@vaw.ne.jp ※2/21(火)〆切
※時間の都合上、当日すべて回答できない場合もあります。ご了承ください。


◯講演後の懇親会
 予約が必要となりますので、上記、事前質問の受け付けと同じ要領でお申込みください。場所は、和歌山駅東口近く。(予算:3,000円~4,000円程度)
 定員20名(〆切は、定員に達し次第)


◯お知らせ
同日18:15より、同会場にて、第18回 和歌山有機認証協会 通常総会を開催します。  

OPEN形式ですので、どなたでもお気軽にご来場ください。
総会にご来場のみなさまには、地産地消「梅おむすび&ほうじ茶」をご用意しています。(先着順・なくなり次第終了)


◯駐車場について
会場に駐車場はありません。お車で来られる方は、周辺のコインパーキングをご利用ください。会場は、JR和歌山駅西口から徒歩2分です。できるだけ公共交通機関を利用してお越しください。

2017年2月13日

奄美大島が放射性廃棄物の廃棄場に狙われている!

田中優より
奄美大島が放射性廃棄物の廃棄場に狙われている
とても美しいところだけど開発によって壊されているところも多い島。
管理が重要な廃棄物は、人の多いところで管理しないと無理なんじゃないか。」

  ◇   ◇   ◇   ◇  

▼ブログ「わきゃ島が放射性廃棄物処理場に!?」

http://simalove.amamin.jp/e638686.html 「島の危機です」 より

多くの方にこの問題を知ってほしくブログ開設しました。
今、まさに島の危機です。

数年前、宇検村の放射性廃棄物処理場問題。昨年は龍郷町のクルーズ船問題。今度は、奄美市名瀬に放射性廃棄物を含む産業廃棄物処分場の建設計画です。多くの方にこの問題を知ってほしくブログ開設しました。

http://simalove.amamin.jp/e639384.html 「?????」より

まず業者側は朝日新聞の取材に対し
「建設に住民の同意は必要ない」

また、住民説明会では「放射能汚染された廃棄物も含まれるのは止むおえない」
という発言をしています。

ここで言っておきたいのは、我々島の住民に対して同意は必要ない!と断言している事。
放射性廃棄物が無かったとしても名瀬の山に、しかも水源地に穴を掘って埋める処理施設は有毒な汚染で取り返しのつかない事には変わりないという事。地図はこちらを参照
そして当然島の廃棄物ではないという事を再確認しておきましょう。

更に発注者である三宝開発という会社はペーパーカンパニーである可能性が浮上しています。・・・


「皆知ってる??」2017年02月07日 http://simalove.amamin.jp/e638787.html より

なにも産業廃棄物処理場事態を否定してるわけではなく
今回の話には色々な問題が多すぎるのです。

一番はやっぱり放射性物質です。
日本中で同じような問題が起こってますけど、これを受け入れた地域は今のところないんじゃないかい。
他の地域の皆さんはしっかり堂々とお断りしているんですよ。

昨日の記事でも書きましたが、
放射性の物を含む廃棄物を捨てている「島」の水で作った黒糖焼酎、水で洗った染物、農作物、海産物。
風評被害と言う名の実害も懸念されるし、観光客、移住者も減るでしょう。
そして移住してきた人たちも離れる事を考え始めるんじゃないかな。


住民の意思をしっかり伝えるべきなのです。


「あと2,254人」2017年02月08日 http://simalove.amamin.jp/e639034.html

2017年2月10日

『 荒野の知性 』 ~アマゾン奇跡の黒い土「テラ・プレタ」~

2016.11.29発行 田中優無料メルマガより


『 荒野の知性 』


■幻のエルドラド

 エルドラドは「黄金郷」と訳される、「豊かな都市」のことだ。コロンブスが新大陸に渡った後、一獲千金を夢見た探検家たちが新大陸に渡った。

 そのひとりに、アマゾンを探索した「オレリャーナ」がいる。彼は1542年、アマゾンの支流のひとつ、リオ・ネグロ流域を探検し、その際に「農場、村、さらには巨大な城壁を巡らした都市さえ目にした」と伝えた。それから100年後、黄金に魅せられた人々は、隠された黄金都市「エル・ドラド」を探し求めた。しかし誰ひとりとして、オレリャーナが目にした都市を発見できなかった。彼らが見出
したのは、バラバラに孤立して暮らす狩猟採集民たちだけだった。

 科学者たちの結論は、オレリャーナの話は「嘘」というものだった。理由は農業にある。いかなる文明であれ、その前提には農業生産がある。生産性が高い農業がなければたくさんの人口を養うことはできない。一見生産的に見える熱帯雨林は、一度焼き払えば元に戻らず、その土壌は三作耕せば荒れ地になってしまう脆弱な土地だった。今の化学肥料や資材を用いても、持続的な食料生産はできないのだから、エルドラドなどあり得ないと。



■奇跡の「テラ・プレタ(黒い土)」

 ところがそのアマゾンに、「テラプレタ(黒い土)」と呼ばれる不思議な土が見つかった。最初は日系移民ぐらいしか注目しなかったものだが、連作障害を起こさず、何度も豊かな作物を収穫でき、過酷な熱帯の条件の中でも劣化していかない土なのだ。この「奇跡の土」は一体何なのか。

 西暦2002年になって、ある研究者が発表した。「テラプレタは人が作り出したもので、6000年、あるいはもっと以前から作られていたものだ」と。それは大きな衝撃だった。アマゾンの過酷な気象の中で、誰も手入れしないままに数千年の時を経て、未だに豊かな養分を維持していたのだ。





 そのテラプレタは、ゴミ捨て場のようなものだったと考える人もいる。土に200度程度の低温で焼いた未熟な炭と、炭を作るときに取れる木酢液を混ぜ、骨や陶器の破片、排泄物などが混ぜられたものだったからだ。しかしその考えもまた、かつて住んでいたアマゾンの人々を見くびった考えかもしれない。今、同様の土を作ろうと実験されているが成功しないのだ。大地から養分を集めて、維持される土を作るのは簡単ではない上、数千年も耐えるかどうかは年数を経ないと実証できないからだ。

 しかも驚かされるのはテラプレタの分布する広さだ。集めるとイギリス二つ分、フランス一国分の面積に匹敵するのだ。これだけの広さがあれば多くの人を養い、都市を形成するほどの収穫量も得られる。今では「エルドラドは実在したかもしれない」と考えられている。あまりにも多くの陶器片や埋蔵物は、点在する集落で使うには多すぎるのだ。




 なぜ100年後の探検隊はエルドラドを発見できなかったのかについても推理がついている。おそらくオレリャーナたちが持ち込んだ伝染病のせいで、エルドラドに暮らしていたほぼすべての人たちは滅びてしまったのだろうと。「天然痘、インフルエンザ、はしか」などへの免疫のない人々は、初めて知る伝染病で滅びてしまった。そして生き残ったわずかな末裔の人々が、点在して狩猟民として暮らすようになったのだろうと。

 現にアマゾンの奥地に灌漑した跡や堤防が見つかり、言語には複雑な社会構造の痕跡を残し、さらに今は存在しない作物の名称すらある。今や世界は、半信半疑ながらアマゾンに住んでいた人たちの遺構に、一種の畏敬を覚え始めている。


■荒野の知性 


 このことは、さらに大きな衝撃を与える。FAO(国連食糧農業機関)のデータによれば、地球上には「38億エーカーの農耕地」と「83億エーカーの草原」がある。

 もしそこがテラプレタと同様にできたなら、どれほどの量の二酸化炭素吸収ができるだろうか。もしそこで「炭素吸収農法」を行うなら、草原は、1エーカーあたり平均2.6トンで21.6Gtを復元でき、農耕地は、1エーカーあたり平均0.55トンで2.1Gtを吸収できる。これは「1年あたり23.7のギガトン」の吸収ができる。大気中に放出されてしまった106.25Gtを吸収するのに5年未満で達成できるとする論文もある。


 ところがテラプレタの炭素吸収量は、これまで考えられていた「炭素吸収農法」よりけた外れに大きいのだ。実にその5倍から20倍も吸収できる。もし炭素源が足りるなら、たった1年で解決できてしまうのだ。

 そもそも炭は、人間が作ることのできる唯一の化石燃料だ。木材の8割の炭素を炭の中に固定し、燃やさない限りそのまま固定することができる。多孔質の空隙は微生物のマンションとなり、微生物は土壌から溶け出した微量元素を貯め混んでいく。

 そのおかげで長年経っても肥沃さが失われないのだと考えられている。この炭の技術では日本は群を抜いている。しかしその日本の技術もまた洗練されすぎたのかもしれない。白炭と呼ばれる高温で焼いた炭と、黒炭と呼ばれる中温の炭はあるが、200度という低温で焼く「半生の炭」などはない。

 私たちは、そろそろ「科学技術が高度に発達した現在が最も優れている」と思い込みを捨ててはどうだろうか。「科学の知性」はさまざまなものの説明には役立し、それぞれの原因を調べるには必要不可欠だ。しかし、それが新たなものを作るわけではない。新たな方策はいつも長年の「経験知」が作り上げている。


これを荒野の知性と呼んだとすると、今新たに生まれつつある方策は荒野の知性
が作っているではないか。

 第七の栄養素と呼ばれる「ファイトケミカル」にしても、ずっと生活の中に生かされてきた調理法はそれを活かしきっている方法だし、「乳酸菌」と呼ばれるまでもなく漬物などたくさんの利用がなされてきた。

 私たちの「科学的慢心」は、もう捨てたらどうだろうか。新たな知性は荒野から生まれる。それを学ぶことで、もしかしたら地球人は温暖化防止の方策を得られるかもしれない。しかしそれは科学が見出したものではない。荒野の知性を科学が説明したに過ぎないのだ。

(写真、図は以下田中優有料・活動支援版メルマガより引用)

テラプレタ+無機肥は880%の収穫




-☆---★-
より詳しくは田中優有料・活動支援版メルマガをご覧ください。-☆---★-


■2016.11.30発行 第127号
謎から読み解く地球温暖化問題(上)「ミッシングシンク」 

■2016.12.15発行 第128号

謎から読み解く地球温暖化問題(下)「幻の黄金都市、エルドラド」 


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http://www.mag2.com/m/0001363131.html



この有料・活動支援版メルマガでも紹介しています、参考動画です↓


The Secret Of Eldorado - TERRA PRETA」





Lost Cities of the Amazon - Terra Preta



Lost Cities of the Amazon - Terra Preta from James Shikada on Vimeo.

2017年2月6日

『天然住宅バンク出資のお願い』~出資金を超える融資申込みが来てしまいました~

田中優より 今回の出資のお願いについて

「天然住宅の融資資金が厳しくなりました。出資額が追い付かなくなりました。
これまで一度の押し倒れもなく、順調に運営しています。
出資可能な人がいたらぜひ。出資額は一口一万円からです。」



以下、天然住宅バンク理事 田中優 メッセージより
http://www.tennenbank.org/director_message/

「天然住宅バンクは、天然住宅に住もうとする人たちを支援するNPOバンクです。
将来はそれだけで家のローンを実現できるようになりたいと思っています。


家を通じて持続可能な暮らしを実現する、 国内の林産地を支えるフェアトレードを実現する、 健康な暮らしを実現するための金融ツールです。

計算してみると、おカネを貯めることよりも、将来おカネがかからなくて済むほうが安上がりになります。 それを実現できるように仕組みを作りたいのです。

また、収入が多くなくても天然住宅に住めるように、天然住宅の買取り、販売も実現したい。

 天然住宅ならアトピーの人でも暮らせますから、ニーズは大きいのです。
 最低価格での天然住宅の買取りが実現できれば、万が一手放す時でも建物はタダになる心配もなくなります。

ぼくが必要だと思うのは、単なる想いではなく具体的な仕組みです。
その実現に向けて、みんなで進めています。ぜひ参加してください。

あなたのできること、得意なことを教えてください。
みんなで社会を健全なものに変えるために、力を貸してください。
どうぞよろしくお願いします。」


--*--*-*--*--


『 天然住宅バンク出資のお願い 』


■融資額に出資額が追い付かなくなった
 「おめでとう」と言うべきか、それとも「大変だ」と言うべきか、ついに天然住宅バンクの出資金を超える融資申し込みが来てしまった。なにしろ天然住宅の融資は住宅に対する融資だから、融資金額の規模が大きい。

 特に多額になってしまうのが「住宅のつなぎ融資」だ。銀行が住宅ローンを承認する。ローンが下りることは確定しているのだから、最初から融資すればいいのに、銀行からの融資実行は、建物全体が引き渡されてからになるものが多い。
本人が多額の頭金を持っていればいいが、そうでなければせっかくローンが承認されたというのに家が建てられない。

 しかも建売住宅ではないので、支払いは建築時の最初に三分の一、途中の追加が三分の一、引き渡し時に残りの三分の一の支払いとなる。するとローンが開始される前に建物価格の三分の二を支払わなければならないのだ。

 この住宅ローンが承認されていて、その間の融資をするものを「つなぎ融資」と呼んでいる。仮に建物が2400万円だとすると、つながなければならない資金は三分の二、つまり1600万円-頭金、という多額の融資になる。

 これが重なったことから、今回天然住宅バンクの出資金が足りなくなった。
6,354万円もの出資金を集めているというのに、資金が不足したのだ。

 天然住宅バンクを立ち上げたときに、未来バンクの姉妹団体のようにして立ち上げたこともあって、未来バンクは天然住宅バンクの出資額が不足する場合には、最大2000万円までの協調して出資できる仕組みを作っていた。つまり天然住宅バンクが資金不足に陥った場合には、未来バンクから最大で2000万円までの出資をすることができるようにしていたのだ。それが今回役に立った。これで間に合うと思いきや、なんと一時的にはまだ100万円程度不足する。


■不良債権のないバンク融資

 そこで天然住宅バンクへの出資をお願いしたいのだ。天然住宅バンクの経営状況だが、以下のようになっいる。

 天然住宅バンクは2008年7月1日に設立し、2016年6月30日現在、組合員が212名、出資金は63,540,464円に達している。理事は定員7人に対して7人が就任し、監事は定員1人に対して1人が就任している。

 これまで融資した中で、貸し倒れや返済の遅れはない。融資先は「エコラの森」と呼ばれる栗駒木材の所有する森の取得費用の借り換え、電力自給のための設備融資、他はすべて住宅取得費用に対する融資だ。決算時で26,737,024円の融資をしていた。出資金残高は3,600万円ほどあったのだが、大きな「つなぎ融資」の依頼が決算後にあったために一時的に出資金が足りなくなったのだ。

 しかし融資が実現できないと、実際に家が建たなくなる。天然住宅バンクが存在しなければ、あきらめなければならない状態に陥っただろう。


■未来のために出資してほしい

 私たちは長く使えて健康を害する化学物質を排除した家を届けたい。しかも他では実現できない価格で、森を世話してくれる人や伝統的な技術を持つ大工さんたちを犠牲にせずに届けたいのだ。

 さらに電気やインフラを自給できる家を目指して、最終的にはおカネに頼らなくても生活できる家に進めていきたい。幸い、天然住宅バンクがあるおかげで、銀行だけだったら断念しなければならない家も建てられ、しかも相互の信頼で低利の融資を実現し、貸し倒れもなく実現できている。

 これが標準になるような社会にするために、ぜひ天然住宅バンクに出資してほしい。それは必ず未来を明るくすると思うのだ。



◆◇◆ 出資について  天然住宅バンク ◆◇◆ 

 http://www.tennenbank.org/tennen_bank/


私たちは、日本の森林を守るとともに健康な住居を増やしていくため、天然住宅バンクへの出資者を募集しています。

天然住宅で家を建てる予定の方の出資だけでは、私たちの目的は達成できません。
ミッションに賛同してくださる、多くの皆さんの出資をお待ちしています。


★出資をすることによるメリット

・天然住宅バンクからの融資は出資者のみが受けられます。
現在、長く出資をしている方が融資の際に得になるような仕組みを考案中です。

・出資金は天然住宅を通して、林産地の復興や森林の保護、CO2 の削減、社会資産としての健康住宅、伝統工法の保全などに活用されます。



★出資に関する注意事項

・出資金に対しての金利、利息、配当はありません。

・融資は理事が充分な注意を持って審査を行いますが、 万が一貸し倒れが起こった際に出資金が減額することがあります。 (元本の保証はありません)



★出資以外の参加方法も模索中です

・林産地での間伐や植林など汗を流す行為を「間伐・植林ポイント」として貯めていき、天然住宅を建てる際に減額できる地域通貨のような制度を考えています。

・春は山菜、夏は虫取り、秋はどんぐり拾いと、まるで家族旅行のように楽しんで参加できる間伐や植林を、これから企画していく予定です。



★出資の方法

(1)天然住宅バンクに出資する

 天然住宅バンク定款(PDF)をお読みください。 
 http://www.tennenbank.org/pdf/teikan1008.pdf

 天然住宅バンク 出資申込書(PDF)にご記入下さい。 
 http://tennenbank.up.seesaa.net/image/shusshi.pdf


(2)「天然住宅バンク 出資申込書」を天然住宅バンクに送付する

 ご記入いただいた申込書と依頼書を、以下までFAX もしくはご郵送ください。
  送付先 天然住宅バンク 

   FAX 03-3725-5652 〒152-0031 東京都目黒区中根1-10-18


(3)下記いずれかの口座にご入金ください

振込先:西武信用金庫
支店名:中目黒支店
預金種目:普通
口座番号:2039060
口座名義:天然住宅バンク (テンネンジュウタクバンク)


振込先:ゆうちょ銀行
口座名称(漢字):天然住宅バンク
口座名称(カナ):テンネンジュウタクバンク
店名:目黒柿ノ木坂
口座番号:00110-2-651692


※他行等からの振込の場合
店番:〇一九(ゼロイチキュウ)店(019)
預金種目:当座
口座番号:0651692



(4)以上で申込み手続きは終了です

後日、天然住宅バンク組合員証と出資確認証をお送りいたしますので、しばらくお待ちください。(お届けまでに2週間~1ヶ月程度かかります。)

ご不明の点がありましたら、メールにてお問い合わせください。
  天然住宅バンク info@tennenbank.org



◆◇◆ 天然住宅バンク活動内容・概要 ◆◇◆

 
http://www.tennenbank.org/activity/


天然住宅バンクは、「健康に生きること」「森林を中心に環境を守ること」
「いまの住宅に関する状況を変えること」
を目指し、以下の活動をしています。


1.融資事業

 市民による非営利金融として、天然住宅購入者の住宅ローンの一部、省エネ家具、ペレットストーブなどへの融資を行います。
 詳しくは、融資のページをご覧ください。 http://www.tennenbank.org/yuushi.html


2.森林の保護と林産地の復興の仕組みづくり

 木造住宅によって日本の林産地を復興させ、都市で生活する私たちと森林との新しい関係を創るための活動を行っています。その中で、地域通貨のような仕組みも考えていく予定です。
 詳しくは、森林のページをご覧ください。 http://www.tennenbank.org/shinrin.html


3.個人がCO2を減らし、利益に変えるカーボンオフセットの仕組みづくり

 木造住宅によって日本の林産地を復興させ、都市で生活する私たちと森林との新しい関係を創るための活動を行っています。その中で、地域通貨のような仕組みも考えていく予定です。
 詳しくは、森林のページをご覧ください。 http://www.tennenbank.org/offset.html


4.天然住宅の中古市場(ビンテージプラン)の仕組みづくり

 300 年持つ、環境にも人の体にも良い天然住宅は、数十年後でも充分な資産価値があるだろうという考えのもと、その中古市場づくりに向けた取り組みを行っています。このことによって、天然住宅が社会資産となるとともに、新築の際の大幅な値引きも可能になる予定です。


5.非営利住宅のためのファイナンスモデルづくり

 天然住宅に普通の人が無理なく住むことができる、資金調達の仕組みを考えていきます。住宅ローンや非営利金融のあり方を考えるとともに、天然住宅購入者への資金面のサポートとして、家計費等のアドバイスも行っていく予定です。

 これらの取り組みは、天然住宅バンクの考え方に賛同してくださっている、多くのボランティアの皆さんと一緒に行っています。
 私たちの活動に関心のある方は、月に一度行われている天然住宅バンクミーティングへ、ぜひご参加ください。