2016年7月15日、ご登録頂いている皆様に田中優有料・活動支援版メルマガを配信いたしました!
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今回のタイトルは
『本当に自然の恵みを電気として役立てる(上)』 です
「自然エネルギーは今や原発何基分の量になっている」という話は本当なのでしょうか?
本当に電気として使われているのでしょうか?
・・そんな疑問に田中優が解説しています
大事なことは"設備量"ではなく"発電量"の問題だったのです!!
以下本文より
■自然エネルギー導入に賛成だった。でも…
「再生可能エネルギー固定買取制度(FIT)」がドイツで成立したとき、とてもうらやましく思った。こうして太陽光発電を導入しようとする人たちが損しない仕組みになれば、もっと多くの人が利用できるようになるだろうと。
日本の自然エネルギー無視政策に対して風穴を空けたい。そのためには日本にも固定買取促進賦課金が生まれることを望んでいた。そしてついに「再生可能エネルギー促進賦課金」が生まれた。いろいろ問題点があるにせよ、少なくとも応援できるものと思っていた。
ところがその後の自然エネルギーの推進は、変な方向に進んでいってしまった。
確かに太陽光発電設備の価格の点では大きく貢献した。1994年頃の太陽光発電パネルは3kw設置すると、周辺機器を含めて約600万円した。それが今やパネルだけの価格なら100万円、設備合計でも150万円ほどに低下したのだ。
このことが大きなメリットを生み出したのは事実だ。
しかしそれは何のためだったか。ぼくにとっては第一に危険すぎる原子力発電に頼らなくていい構造になるため、第二に地球温暖化などの問題を懸念せずに済むようになるためのものだった。
しかし今起きているのは原発の再稼働と推進、そして天然ガスの倍近い二酸化炭素を排出する石炭火力発電の推進ではないか。
防ぐためのものだったはずなのに、ちっともそちら側に進んでいない。いったいどこに問題があったのかと、何度も何度も反復して考えざるを得ないのだ。
■自然エネルギーが増えても発電所が減らない
まずはよく言われる誤解を解きたい。
「自然エネルギーは今や原発何基分の量になっている」という話だ。・・・
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続きはこちらより↓
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★7月30日には
『本当に自然の恵みを電気として役立てる(下)』を発行致しました!
田中優より
同質性社会では、「変人」というレッテル貼りで排除される。
それを使って新潟知事は排除されようとしている。
◇ ◇ ◇ ◇
▼「官々愕々新潟県知事を攻撃する官僚の手口」 古賀茂明「日本再生に挑む」 http://bit.ly/17Jksb4 より
「しかし、これは表面的な報道だ。本当はもっと根深い問題があるのだが、それが報道されない。その裏には、原発推進官僚による世論誘導がある。物事の本質から目をそらさせ、あくまでも単なる手続きの問題に過ぎないと国民に思わせたいのだ。
そして、その誘導戦略の一環として、「変人泉田」作戦が展開されているのをご存知だろうか。経産省や規制庁の役人が「泉田知事は昔から変人で有名だった」という悪口を流布しているのだ。私はこれを多くの記者から聞いた。私は、経産省時代に泉田知事と一緒に仕事をしたからわかるが、これはとんでもないデマだ。」
「 中越沖地震の際、柏崎刈羽原発で変圧器の火災事故が起きた。その原因が、原子炉建屋と変圧器がある建物が離れた地盤上にあって、地震でその間をつなぐケーブルが大きく揺れたことにより、変圧器が引っ張られて傾き、それによって内部の金属同士が接触して発火したということを新潟県が突き止めた。そこから得られた教訓は、フィルターベントを作るなら、原子炉建屋と同一の地盤上に置かなければならないということだ。
そうしないと大震災で炉心損傷が起きた時に、原子炉建屋からフィルターベントに通じる長い配管が地震の揺れで破断して、高濃度の放射能が生のまま排出されるリスクが高くなる。それなのに東電は、離れたところにフィルターベントを建設する予定だ。今の安全基準では、こういうことは禁じられていない。何故なら、これを禁じたら、多くの原発が再稼働できなくなる恐れがあるからだ。」
田中優より
ぼくはこの記事を見て、カンボジアのポルポトを思い出した。
わずか2年ほどの間に人口の三分の一を殺した。とにかく教員や知識人など、政府に反対しそうな人から殺した。「反知性主義」にはそうしたものを感じる。
◇ ◇ ◇ ◇
▼「自民党が学校の先生の政治発言の密告を推奨した件」
参院選の投票日を前にして、自民党が教員の政治的な発言の密告を受け付けるホームページを作成していたことが発覚し、物議を醸しています。
『党文部科学部会では学校教育における政治的中立性の徹底的な確保等を求める提言を取りまとめ、不偏不党の教育を求めているところですが、教育現場の中には「教育の政治的中立はありえない」、あるいは「子供たちを戦場に送るな」と主張し中立性を逸脱した教育を行う先生方がいることも事実です。
学校現場における主権者教育が重要な意味を持つ中、偏向した教育が行われることで、生徒の多面的多角的な視点を失わせてしまう恐れがあり、高校等で行われる模擬投票等で意図的に政治色の強い偏向教育を行うことで、特定のイデオロギーに染まった結論が導き出されることをわが党は危惧しております。
そこで、この度、学校教育における政治的中立性についての実態調査を実施することといたしました。皆さまのご協力をお願いいたします。』
全文はこちらより
http://bylines.news.yahoo.co.jp/watanabeteruhito/20160709-00059798/
3月にお引渡ししたばかりのお宅にて、早くもお住まい見学会を開催します!
場所は人気の湘南エリア。近場の海までは自宅から自転車で5分。
家族で海に足を運ぶことも多いそうで、最近サーフィンもはじめられました。
建て主さまは20代と30代の若いご夫婦。
天然住宅がこれまで家づくりをお手伝いさせていただいたお客様の中で
一番若い建て主さまです。
1才の娘さんと親子3人、湘南での暮らしを満喫されています。
Sさま邸の建物は25坪の規格プラン。
ここ数年、天然住宅で一番ご要望の多いプランです。
キッチンはタカラスタンダードのセミフラット対面型。
リビングの様子を見ながら調理したり、リビング側からも調理に参加できるなど、
家族のコミュニケーションをとる場として活躍しています。
洗面室、浴室は1坪ずつ配置するなど、限られた空間を有効に使い
暮らしにゆとりを感じられる間取りにしました。
庭には広めのウッドデッキがあり、リビングと外のつながりが感じられます。
ひとつひとつの居室はコンパクトながらも、
2階は3部屋+ウォークインクローゼット、多目的に使えるホールも設けています。
壁はホタテ貝を主原料にした、漆喰の塗り壁を一面に。
壁の一部はセルフビルドしていただきました。
国産の間伐材を使った木工キット「組手什(くでじゅう)」で作った
収納などもご覧いただけます。
湘南地方は、ここ最近特にご相談の多いエリアです。
この近辺で家づくりを考えられている方は、是非この機会に足をお運びください。
たくさんの方のご来場をお待ちしています!
★建物データ
敷地面積:120.03平方メートル
延床面積:87.77平方メートル
間取り:4LDK
工法:木造(強化筋交い)
▼Sさま邸の施工写真はこちらからご覧ください。
広々ウッドデッキとオーニングのある家
http://tennen.org/gallery/g_kikaku/wooddeck.html
天然住宅を体感したいという方はもちろん、こんな方にもおススメの見学会です!
□ 湘南エリアへの移住を検討している。
□ 家づくりは土地探しからはじめたい。
□ 他の住宅会社(大手ハウスメーカーetc)での建築と悩んでいる。
<建て主さまからメッセージをいただきました!>
「私たちが天然住宅に決めたきっかけも見学会でした。
天然住宅について知らなくても、将来的にお家の建築やリノベーションなどを
検討されているのであれば、1人でも多くの方にご覧いただき、
天然住宅の良さを体感して頂ければ幸いです。
皆さまのご来場をお待ちしております。」
■日時 2016年7月30日(土)
午前の部11:00~12:00 午後の部14:00~15:30(セミナー有)
■場所 神奈川県藤沢市 (JR東海道線「辻堂駅」徒歩21分 もしくは
「藤沢駅」よりバス「東町」停留所下車徒歩5分)
■参加費 無料
■内容 見学会+ミニセミナー+建て主様によるお話
※田中優は都合により同席できません
■お申込み 下記、フォーマットよりお申込みください
http://tennen.org/event/fujisawa2.html
田中優「スノーデン氏は横田基地に2年間もいたんですね。」
記事より。
「ここでスノーデンは驚くべきことを語った。
「日本で近年成立した(特定)秘密保護法は、実はそのために米国がデザインしたものです」と。
NSAの監視網を日本で法的に認めさせると同時に、拡大するために。
「もちろんこれはけっして公では語られないことです」と彼は続けた。」
▼「スノーデン独占インタビュー( 1 / 5 ) ~ 僕が横田基地でやっていた工作活動」
http://mat-ottomo.jugem.jp/?eid=448
▼スノーデン衝撃インタビュー( 2 / 5 ) ~ 日本での諜報活動と世論操作
http://mat-ottomo.jugem.jp/?eid=451
▼スノーデン独占インタビュー( 3 / 5 ) ~ プライバシーこそ権利の源だ
http://mat-ottomo.jugem.jp/?eid=452
▼スノーデン独白( 4 / 5 ) ~ 無差別監視の危険な誘惑
http://mat-ottomo.jugem.jp/?eid=453
▼スノーデン独占インタビュー(5 / 5 最終回)~監視が抵抗の声を押しつぶす時、未来は消滅する
http://mat-ottomo.jugem.jp/?eid=455
田中優より
この人、中傷が多いしひどいな。サンケイ新聞記事から。
「鳥越氏は「どうしても聞かなければならない」と切り出し、「小池さんは街頭演説の中で、『病み上がりの人を連れてきてどうするんだ』と言われましたか?」とただした。
小池氏は笑みを浮かべながら「言ってないですね」と否定。しかし、鳥越氏は「証拠がある」と、日テレ系ニュース情報番組「news every.」で放送された18日の画面を印刷した紙を持ち出し、「(発言の)テロップが入っている」と語気を強めた。
小池氏が「記憶にないですよ」と応じると、鳥越氏は「がんサバイバーへの差別、偏見だ」と強い口調で抗議。小池氏は「もし言っていたのであれば、失礼なことを申し上げて恐縮です」と謝った。」
田中優より
南極にいったことがある。そこは神の領域だった。世界最大のサンクチュアリだと思う。
なぜ南極を残せたのか。「南極条約」のおかげだ。
その南極条約が日本国憲法の精神によって成り立ったことは意外と知られていない。
疑心暗鬼に代えて、互いを信じて譲り合う精神。
井上ひさしさんの文章から紹介したい。
◇ ◇ ◇ ◇
井上ひさし氏記念講演 『憲法について、いま どうしても伝えたいこと』
2008年8月21日(木)教育のつどい全体集会 より
「・・・ところが、観測に参加していた7カ国が南極を自分の国の領土だと 主張。
また、米ソが、それぞれ南極に軍事基地をつくるのではないかと疑い対立していた。
そのとき、文部省の木田ひろしという広島出身の若い官僚が南極観測にかかわる仕事をしていた。彼は、学徒出陣から戻ったら原爆で家族が全滅していた。文部省に入り「あたらしい憲法のはなし」という有名なパンフレット、中学校の副読本を書いた人でもあるこの人が、 南極の会議で各国の代表がもめているときに、「日本は戦争放棄の新 しい憲法を持ってスタートした。これを一晩読んで、明日もう一度話 し合ってほしい」と大演説をして英訳した日本国憲法を配布した。
各国代表も度肝を抜かれて、話がまとまった。それが1959年の南極条約です。
内容はいたってシンプルで、領有権は凍結。人類の共有財産で ある。軍事利用は禁止。科学的な調査活動だけ。戦後の国際条約の中で最良のものの1つです。
1966年には宇宙条約ができる。大気圏外は人類共有のものであって、軍事利用や核使用は禁止する。これは南極条約がモデルになっています。1968年には中南米が非核地域の条約を結び、さらに海底条 約、南太平洋の非核地帯化、東南アジア非核地帯条約へ。アフリカ統 一機構でも非核化を打ち出し、南アフリカ共和国はその際、すでに保有していた核兵器を廃棄した。中央アジアでもモンゴルが非核宣言を している。
日本国憲法を読んだ人が感動して、南極条約をつくり、 それをお手本にして次々に国際平和条約がつくられている。戦争でもめているのは世界の中ではもはや少数派だ。」
田中 優 より
7/24は明治大学で「基礎から学ぶGPIF問題」のイベントをします。
GPIFは安倍政権によって株価を上げるために株式投資に使われるようになり、莫大な損失を蒙りました。
このままてせはマジで年金がなくなります。せっかく貯めた貯蓄なのに。
「どうなっているの?」という疑問に答えられる公認会計士が解説します。
疑問もぶつけて議論します。ぜひお越しください。
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全国NPOバンク連絡会は、良いお金の使い方をすすめ、
悪いお金の使い方を止める活動をしています。
3月にひきつづき、世界最大の投資家の一つであるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用について知り、主権者として年金問題を考えます。
多くのご参加をおまちします。
『正しく知ろう、年金制度と年金運用の仕組み -
年金の基本の「き」~オーナー意識を持って考えてみよう~』
■日時:2016年7月24日(日)13:30~16:30(13:00開場)
■会場:明治大学駿河台キャンパス 研究棟 2階第9会議室
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
(最寄駅:御茶ノ水駅、新御茶ノ水駅、神保町駅)
■参加費 1,000円
■お申込 http://kokucheese.com/event/index/407837/ (申込期日:7月22日(金))
■プログラム
13:00 開場
13:30~14:00 主催者挨拶・問題意識の共有 (全国NPOバンク連絡 会理事長:田中優)
14:10~15:10 「正しく知ろう年金制度と年金運用のしくみ」講師:水口剛氏(高崎経済大学教授)
15:10~16:30 ディスカッション
16:40 閉会
■主催:全国NPOバンク連絡会
■お問い合わせ
全国NPOバンク連絡会事務局(東京CPB内)坪井眞里
e-mail:community-fund@r2.dion.ne.jp TEL:03-3200-9270 FAX:03-3207-1945
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私たちの年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が株式投資で5兆円も損したと、よく言われますが、本当でしょうか。
株価の変動の結果、計算上出てくる一時的な利益や損失に一喜一憂していてよいのでしょうか。
株式より国債の方が安全と思いがちですが、本当でしょうか。
預けたお金が何に使われるのかまで考えたとき、企業に投資する株式と、中央政府にお金を集める国債では、どちらが本当によいのでしょうか。
運用されている年金資金は、私達が出したお金であり、老後に受取る資金の一部です。
他人任せにしていて良い問題ではありません。
未来の世代に住みよい社会と環境を残すために、年金の積立金という貴重な資産をどう運用すべきなのか、
年金という制度の基本から、じっくり考えてみたいと思います。
今回は、高崎経済大学の水口剛教授にやさしく解説いただき、その後のディスカッションの中で、私たちがこれからできることについて考えます。
ぜひふるってご参加ください。
*なお、引き続きバンク連では
10月2日(日)「タックスヘイブンの勉強会」を開催する予定です。
○●○●○●○●○
2016.4.30発行の田中優有料・活動支援版メルマガでもこの"年金問題"について取り上げています。ご参考ください。
タイトル
『「オレのカネだ!」 ~私たちに必要なのはカネのオーナーシップ~』
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田中優「ぼくの敬愛する宇都宮さんが都知事選出馬取りやめ。苦渋の選択だったと思う。
貧しさに苦しむ人が増えていく地獄のような時代に、希望の光を届けられる政策を持った人だと思う。どうもありがとうございました。」
2012選挙応援時の写真
◇ ◇ ◇ ◇
天然住宅バンク主催のミーティングです。
月に一度、天然住宅バンク代表、田中優を中心にミーティングを開催しています。
非営利バンクの金融の仕組みを利用しながら様々な活動につなげていくためのミーティングです。
無料&どなたでも参加いただけます。
■日時: 7月19日(火) 19:00~21:00 (開場:18:50)
■場所:東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル4F
■参加費:無料
■お申し込みはこちらから http://tennen.org/event/bankmtg-2.html
田中優より
「カウラ大脱走なるものがあって、それがフィルムになっていて、それに石田純一さんが出ていたなんて初めて知った。当時の背景からしたら当然あり得るんだけど、驚く内容。
ぼくは石田純一さんと面識はないが、石田壱成くんと親しくしていた。
彼は正直で素直で隠し立てをしない人だ。
その彼が後に純一さんと親しくなって家族づきあいができるようになった。
その彼が純一さんと親しくなるきっかけになったのが、収録で一緒になった時の打ち合わせの時間に、「原発に反対してるの?」と聞いたせいだったという。
純一さんは正面から問題を説明し、反対する理由を述べたそうだ。
そこから彼は父としても尊敬し始めたように思う。おかげで打ち合わせ時間はなくなってしまったそうだ。
ぼくはそのやりとりで、すっかり純一さんを好きになってしまった。
いつも低姿勢で笑顔を絶やさない裏で、自分を持ち続けている人だと思った。」
◇ ◇ ◇ ◇
ウォン ウィンツァンさんfacebookより
★石田純一が知った戦争の不条理
内沼 良晴さんより
菅原 秀さんのコメントが良かったのでコピペさせてもらいます、以下。
7月9日
★石田純一が知った戦争の不条理
石田純一が都知事選出馬の可能性について記者会見をしたところ、「あんな奴論外だ」とか「無知な人間に知事が務まるはずがない」などの書き込みがあふれているが、どなたも石田純一が、なぜ国会前で飛び入り発言をしたのか、彼を突き動かしたのはなんであったかということに、気づいていようなので、お伝えすることにしよう。
今から30年も前の話になるが、石田純一から難しい相談を受けたことがある。
俳優になったばかりの彼は、あのジョージ・ミラー監督に認められ、オーストラリアのテレビドラマ・シリーズの主役として抜擢されたのである。しかし、”Cowra Breakout” (カウラ大脱走)というタイトルのそのドラマは、当時の日本兵が遭遇していた極めて難しい立場を理解しない限り、演じきれないものだった。
相談というのは、渡豪する前に、当時の日本兵捕虜の心理状態を知りたいというものだった。
シドニー西部250キロのカウラ戦争捕虜収容所にはドイツ人、イタリア人、日本人、朝鮮人など1万数千人の戦争捕虜が収容されていたが、約2000名の日本人だけは異質な存在だった。
つまり、当時の「生きて虜囚の辱めを受けず」という戦陣訓を真に受けて、「自害せずに捕虜になってしまった自分は国賊だ。もし故郷にばれたら故郷の家族は村八分になるだろう」という恐怖にさいなまれ、生きた屍のような状態だったのである。当時の日本は国際赤十字条約(ジュネーブ条約)には加盟しておらず、カウラ収容所の捕虜たちについてもひた隠しにしていた。
そんな中、1944年8月5日、日本兵1104名が「死ぬため」に突然の脱走を開始、機銃掃射する豪兵に向けて素手で立ち向かい、231名が銃殺され、豪兵4人が踏み倒されたり殴られたりして死亡したのがカウラ収容所事件である。
初めてカウラ収容所事件を知った私は、その異常さに驚くとともに、資料を探したが、見つからず、石田純一には戦陣訓のコピーと、当時の兵士が守ろうとしていた日本の「国体」について論じた論文と、豪州北部のダーウィン事件という日本軍が関与した事件の資料を渡した程度であった。
TVシリーズはオーストラリアで大ヒット。石田純一は、国際派俳優の第一号となったわけだが、帰国後話してくれたところによると、ジョージ・ミラー監督は、「生きて虜囚の辱めを受けず」という感覚や、万歳と叫んで死ぬ兵士が存在する感覚がなかなかつかめず、撮影の合間に長い時では4、5時間もかけて討議をし、納得できない限り撮影しなかったそうである。
そして数か月にわたる長期ロケで、お互いに戦争の悲惨さを心の底から実感し、戦争がない世界を作ろうと誓いあったそうである。
特異な状態に置かれて、集団で自殺行為をした日本兵たちの、この映画を通じて、石田純一は戦争の悲惨さの一部をのぞくことができた。海外派兵を容認する法改正に反対するデモに、いてもたってもいられずに参加した石田純一には、こうした原体験があるのだ。
★動画:カウラ大脱走
「The Cowra Breakout (1984) (TV Mini-Series) Trailer (From Japanese vhs)」
→ https://youtu.be/GjR1PXjjO8g
田中優より
ぼく個人の選挙結果総括
自民に大勝したのはすでに被害を受けている沖縄、鹿児島、福島などだった。
ということは被害を受ける前は伝わらない。
野党統一候補は効果があった。もっと効果を持たせるには投票率を上げないとできない。
南米で大きな効果のあった音楽とともに広げる方法は、単一イシューには効果的ではあるが、単一候補者には力不足かもしれない。
1万人の「気づいている人たち」を集めることは可能かもしれないが、1万人の「気づいていない人」を集めるのは不可能。
「気づいてもらう努力」を継続することが重要。
選挙ではっきりわかったのは、FBはただの「自分を映す鏡」に過ぎないということだ。
どんどん一部の人たちだけで盛り上がっていく。
テーマは明るく出した方が人に伝わる。
シリアスな顔よりも笑顔。
暗く語るより未来を明るく示した方が良い。
田中優より「「きりんくん」が進化するためのクラウドファンディング。
今度はさらに調理しやすい形に!・・・楽しい。」
◇ ◇ ◇ ◇
▼「理想のアウトドアを提供するグリルヒーターRAKUDASANを作りたい」
https://readyfor.jp/projects/8652 より
アウトドアが大好きな皆様へ。
首を長くしてお待ちいただいた「きりん君」シリーズをご愛嬌頂いている皆様へ。
更に進化を遂げた「RAKUDASAN」がついにリニューアルへ向けて走り出しました。
RAKUDASAN(らくださん)は、アウトドアに必要とされる調理方法を全て網羅したアウトドアグリルヒーターです。(通常予定価格 35,000円)
「豪快なBBQでの鉄板焼き」から「特製オーブンを使用したピザや蒸し料理」まで幅広い調理を可能にします。また、従来の長~い首は温かいヒーターになっており、肌寒い季節にも快適にアウトドアを楽しむことを可能にしました。
燃料には「木質ペレット」を使用し、環境に優しい次世代のアウトドアグリルヒーターです。
アウトドア用グリルヒーター「RAKUDASAN」はこの思いを叶えます。
■「焼く」という調理方法に限られない「おなかでオーブン」機能の搭載
■豊富なカラーバリエーションとスタイリッシュなデザイン
■火がつきやすく、環境にやさしい「木質ペレットを使用」
■面倒な組立いらず。わずか1分で組み立て可能
■収納時は395×210×610mmと持ち運びに便利
--*--*-*--*--
目標額100万円のところ、2016.7.9現在ですでに達成率が314%、
何と"314万"以上のご支援を頂いているようです!
通常価格よりお得に買えるコースもあります。
7/29まで受け付け中です。
□◆ 田中 優 より ◇■
ぼく自身は期日前投票を済ませてきた。
なんだか自分だけすでに無関係者のように思える。
しかし下の記事のように、今の状況を知らない人たちが多いみたいだ。
ぼくにとって一番嫌なことは「人に強制されること」。
王様が勝手すぎたから、その制限をしたのが憲法だ。
それが人々の人権などを制限するものになろうとしている。
この危機感は共有できないのかな。
◇ ◇ ◇ ◇
▼「【参院選 土佐から】改憲への「3分の2」 高知で83%意味知らず」
(高知新聞 2016.7.5)
http://www.kochinews.co.jp/article/32968 より
今選挙注目の「3分の2」とは? 今回の参議院選挙は、憲法改正に前向きな勢力が「3分の2」の議席を確保できるか否かが一大焦点となっている。結果いかんでは戦後政治、人々の暮らしの大きな転換となる。が、この「3分の2」の意味や存在、有権者はどの程度知っているのだろうか。高知新聞記者が2~4日に高知市内で100人に聞くと、全く知らない人は5分の4に当たる83人、知る人17人という結果が出た。
「3分の2」は憲法改正の是非を国民投票にかけるために必要な議席数。
自民、公明両党を中心とした改憲派が3分の2以上を確保できれば、憲法改正に向けて改憲案の是非を国民に問うことができる。
田中優「これが自由化された電気の末路なのか?これでは電力会社以外はつぶされる。」
◇ ◇ ◇ ◇
▼東電トラブルで新電力が悲鳴、電気料金「請求できない」
(日本経済新聞 2016.6.21)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO03729940X10C16A6000000/ より
「新電力には新規顧客の獲得に注力できない事態が発生していた。
2016年4月上旬から、「電気料金の請求ができない」という深刻なトラブルに見舞われているのだ。ある大手新電力幹部は、「“地獄の5月”を過ごしたが、6月に入っても状況は変わっていない」とうなだれる。
原因は、東京電力パワーグリッド(PG)のシステムトラブル。電力自由化を迎え、消費者は電力会社を選べるようになった。ただ、それは小売り分野に限った話。電力網の維持管理や、各世帯にセットされた電力メーターによる検針業務は、大手電力会社の送配電部門が引き続き担当している。東電PGは東電の送配電部門として4月に分社化された。
小売電気事業者(新電力)は毎月、東電PGが検針した顧客ごとの月間使用電力量データを東電PGから受け取り、これを元に電気料金を計算し、請求書を発行する。ところが、待てど暮らせど東電PGから使用量データが届かない。データが来なければ、新電力は消費者に請求のしようがない」