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2020年7月29日

モンサントの農薬にたった一人から立ち向かったアルゼンチンの主婦のお話



3分半ですのでぜひご覧ください。



『2012年ゴールドマン環境賞受賞ソフィア・ガチカさん』

https://youtu.be/WUJqOkvcdFk




ここには農園がありました
牛などもいました

彼らはすべてを破壊して遺伝子組み換え大豆を植えたのです

今、彼らは大豆に農薬を噴霧する時、
私たちも汚染するのです

・・・

アルゼンチンは世界第3位の大豆輸出国
大豆はアルゼンチンの経済ブームを生み出した

毎年アルゼンチン大豆農家は500万ガロンの
モンサントのラウンドアップという農薬を使う

とても有毒な除草剤だ

・・・・

大豆は私には破壊と死です

最初は娘の病が農薬散布とが結びつきませんでした

腎臓に問題が生じたのは生後3日目でした
今でも耐えられなくなります
とてもつらく具合が悪くなります
娘を失ったことを思い出すことはつらいのです


娘を失った理由が受け入れられなくて
ドアからドアへ訪問することにしたのです

ソフィアは近所で心配を持つ母親たちと
近所のすべての病気の地図を作ったのです

彼女たちの調査で地域のガン発生率が
国の41倍にもなっていることがわかったのです

イトゥザインゴで起きているのは隠された虐殺です
ゆっくりと隠れて毒を撒くからです

・・・

調査結果は彼女たちの恐れを裏付けました

母親たちは農薬噴霧ストップキャンペーンを始めました
抗議活動をしたり、市民教育を行ったり
農薬の恐ろしさを伝えました

・・・

脅迫電話がかかってくるようになりました
「おまえの子どもを殺すぞ」という脅迫や
男が私に拳銃つきつけて、大豆に関わるのはやめろ、と
だけど止めるわけにはいかなかったのです

・・・

リスチナ・フェルナンデス大統領
「10年の彼女の忍耐は実りました」
大統領は保健省に農薬の影響調査を命じたのです

ブエノスアイレス大学 アンドレ・カハスコ教授
「低濃度のグリフォサート農薬にさらされると
出生異常が起きることがわかりました」

グリフォサートはモンサントの農薬ラウンドアップの主成分です

・・・

抗議によってイトゥザインゴの法律が変わりました
居住地から2.5㎞以内では法律で噴霧が禁止に

私たちがめざすのはアルゼンチン全国で
農薬の空中散布を禁止することです

法廷に訴えを起こし、正義を求めます

・・・

中南米でこの傑出した環境上の成果に対して
2012年のゴールドマン環境省は
アルゼンチン・コルドバのソフィア・ガチカさんに決定しました

・・・・

こちらの印鑰智哉さんのブログでも詳しく書かれています↓
http://blog.rederio.jp/archives/726

2020年7月21日

これぞ職人技!大黒柱の刻み

天然住宅lifeで一緒にしている一級建築士、大塚尚幹さんの家作り動画です。
こういう職人たちへのリスペクトが支えている。


<大塚尚幹さんコメント>
 
(岡山県備前市)牛窓のパン屋さん、”おぷすと”の木材の加工が始まりました。
7寸角のヒノキの通し柱を6本使います。
こういう手加工をしてくれる大工さんはとても少なくなりました。

本来の大工さんにとって、柱や梁を一つ一つ、墨付けして刻んでいくのが技術の見せ所であり、上棟したら8割方出来たようなものです。最近の多くの大工さんはその墨付けや手刻みが出来ません。

日本の造の技術の伝承がなくなりつつあります。
なんとかその技術を残していきたいです。


2020年7月8日

タモリ×山中伸弥 「“人体VSウイルス”~驚異の免疫ネットワーク~」が面白い!



これを見ると、やっぱり免疫抗体があるみたい。

その数がものすごく多くなる人がいる。

これは人のHLAの違いではないかと。

そうなると獲得免疫が重要になるなぁ。





ぼくは個人的に山中さんの話が好き。

2020年5月31日

動画:田中優「シンプルに暮らす~お金がかからない暮らしを目指そう~」




2020.5.26配信

田中優「シンプルに暮らす」


2020.4 移住先の岡山の自宅にて収録。

移住先で出会った娘のママ友が聞き手となり、コロナ渦での近況、オフグリッドで電気、井戸で水道、そして家賃などにお金をかけないシンプルな暮らし、農薬を使わない土づくりなど色々な話をしています。
 

移住して天然住宅を建てオフグリッドで電気は自給自足、水は井戸で燃費の良い車を買って・・色々なものから縛られない、なるべくお金に頼らない暮らし方を目指しています。


それにしてもこの収録、なんとなく友人と話している感じ。

そして今の生活はとにかく何にも縛られていない。
こういう生活はいいなぁと思っています。

動画はこちらより↓





近況は?

 

ー優さんおはようございます。

「おはようございます。」

ーまず優さんの近況から教えてください。

「例のコロナの問題があってそのおかげで大学が休みになっちゃったんですよ。5月の中旬から始めることになってそれまでは授業が休みに、その後今度授業は始めるけれどもオンラインでやることになるということで、そのおかげでわざわざ横浜まで出かけるんじゃなくてこの岡山にそのまんまいるんです。」


ーじゃあお家で過ごす時間が。お仕事もおうちでできて。

「はい、家で過ごしています。その代わり東京には本当に行かなくなっちゃうよね。そうすると東京がすごい遠い場所に感じますね。」


お金のかからない暮らし~燃費の良い車に乗ろう~

 

ーそうなると、今度はこの岡山でどう過ごすか?もう生きているだけで人間って、普通食べ物もいるし電気もいるしお水もいるし、必要なものがいっぱいあるって思っちゃいますよね、お金もいるって思っちゃう、一般の人は。

 
「やっぱりそこがとにかく“お金のかからない暮らし”に変えていくっていうのが大事だったんだよね。僕自身がそういうことを若い頃から色々働いていたりした関係があって、結構お金がかからないように気をつけていたのね。お金を使うんだったら、“将来的に活きるお金”、つまり他のものが安くなるようなところにお金を使いたいと思ったわけ。

 例えば簡単に言うと今うちが乗っている車が、やたら燃費が良いわけ。しかもクリーンディーゼルだから公害が出ないディーゼルだけど、だからリッター当たりの値段が安いんですよ。しかも1リッターの軽油で今22.4 km 走るんだよね。
なんとそうするとかみさんの実家である新潟まで行くのに、途中に給油しなくて行けちゃうんですよ。」


マツダのスカイアクティブディーゼル車


調子が良いとリッター23kmの時も
         


ーえーーーー!!そうなんですか!

「 そう、新潟までね。高速道路で給油するとどうしても高いじゃない。それが結局1回も給油しなくて行けちゃうので」


ーそんなに違うんですね。

「うん全然違うんだよね。前も燃費は多少は気にしていて軽自動車に乗っていたわけだけど、軽自動車の時の方が燃費が今より倍くらい悪い悪かった。」


ーこの車が良いんでしょうね。軽自動車が悪かったというよりもこの車がお利口さんなんでしょうねきっと


安くなった電気料金で冷蔵庫を買い替える

 

「そうすると結局同じことをしてもお金がかからないわけだよね。最初は高いよ。車としてね。ディーゼルだとやっぱり合計で200万円超えたかな、それぐらいの値段したんだけど。でもそれだけのことでその後の費用がずっと安くなる。

 つまり今は高いけどそのメンテナンスとか維持するための費用についてを安くすることができるとしたら、そっちを選ぼうっていう風にしてきたの。

 そういうことをやってきたのが今やあちこちに効果が出てきた感じだよね。
省エネ製品なんかも元々その発想でやったんだよね。


 例えばエネルギーの問題で地球温暖化を防止するにはとか考えていた時に、そうするとみんなやっぱり省エネ製品に変えるのもいいけど高くつくとかよく言われるんだよね。それで徹底的に計算したの。

 計算してみたらその頃、家の中の電化製品で一番電気くうのって冷蔵庫なの。その冷蔵庫ってすっごい省エネしてさ、今やかつての3%しか食わないんだよ。だからそうすると97%マイナスになるんだよね。その省エネの冷蔵庫に買い換えると、安くなる電気料金で買うときの値段だいたい10万円ぐらいするけれども、それを元を取るのにだいたい3年ぐらいで元がとれちゃう。

その頃の古い冷蔵庫と比べると3年か4年か。
冷蔵庫に年間消費する電気の値段が約25,000円だったとして、25,000円安くなるとしたら4年間で10万円でしょ。」



ーそうですね、そうしたらもうそれで冷蔵庫代が出ますね」

「そういうことやってきていたんだけどね。そういうのがすごいこうやっているうちに色々こうやるとすごい減るなとか結構楽しくなって、うちこれ一応 LED のライトなの。LEDのライトだとそれまでの蛍光灯と比べてもずっと電気料金が少なくなるしね。」



お金のかからない暮らし~オフグリッドで贅沢に暮らす~

 

ーそうやって、ライトとか冷蔵庫とか電気とかいろんな電化製品含めて、でもやっぱり今は安くなったとしてもまだ電気料金ってやっぱりかかるじゃないですか。それはもうしょうがないですか?


「うちはこれは結局元が取れないんだよ。だから僕の家は太陽光パネルとバッテリーだけで暮らしているんだけど、だから全然お金(電気料金)払わずに済むんだけど、だけど元は取れないんですよ。電力会社と繋いでいた方が安い。やっぱり10年以上かかるよね、元をとるには。そうであるんだけどもぼくは元々反原発で、とにかく電力会社とお付き合いはしたくないの。ぼくにとっては親の仇みたいな感じで(笑)。」


ーで本当に切っちゃったって言う。電線がここ田中家には通ってきていないですもんね。


2013年5月、電線を撤去してもらった

電力会社と契約を解除するのでメーターも取り外してもらった


「そう、つながっていないの。ついでに電話線も切りましたから。」


ー電話線も!?電話線も切っちゃっても大丈夫なんですかね?

「うち携帯電話だから。ネットのテレビとかamazonプライムとかそういうので十分になっちゃうので。」


ー電線を引かずに電力会社と一切お付き合いをせずに、でもちゃんとそうやってamazon楽しんだりできるんですよね。蓄電して暮らしていくとなると、私たちからするともっともっとエアコンもダメ、テレビもダメ、ましてや Amazon プライムなんてそんなムリムリ!ってなっちゃうんですよね。電気量が足らないってなっちゃって。夜も8時ぐらいには電気が真っ暗で陽が落ちたら電気は消して真っ暗にしましょうみたいな、そんな生活をイメージしちゃうんですけど。

 だけど田中家の普通にエアコンもあり冷蔵庫もありパソコンもあって、なおかつamazonプライムも楽しむって、普通に電気が通っている家庭と同じ生活ができちゃっていますよね。


「結構贅沢をしています(^^; その贅沢ができているのは、それぞれの電気消費が少ないので、 一個一個が省エネ製品ばかりだから、そのおかげで電気消費が少ないから、だから自給できてるの。

 だから他の人の家庭の電気料金の請求書とか見ると、1ヶ月に消費している電力はすごく大きかったりする。だから我が家はその今の自給になっちゃう前の電気料金がひと月3,000円ぐらいだったの。だから自給にもっていけたので、1万円くらい払ってるって言うのが普通だから。毎月1万円払ってるようだと(オフグリッドは)無理だね。」


ーでも3,000円に抑えれているんですね。

「それが省エネのおかげですね。」


ー田中家にある電化製品ってほぼほぼ省エネ製品なんですか?
それにするだけでそんなに変わるんですか?

「変わるんです。その省エネの効果っていうのはやっぱりグラフなんかにしているんだけど、それで見ると一番電気消費の大きいのが冷蔵庫(映像ではテレビだが冷蔵庫が正しい)だったんだけどそれがマイナス97%。たった3%だけで使えちゃうっていう風に省エネしてくれてるし。」


ーそんなに変わりますか?だって田中家って優さん含め自営業でいらっしゃるから皆さんお昼間もお家におられたりするから、二人とも共働きで家にいませんという家庭よりも電気はいると思うんですよね、お昼とかもいますし。


「このモニター、我が家の今の状態でこれがいつでも見れるの。
今のバッテリーは電気が95%貯まっていますよと。
これは今日が晴れているからだけど、今電気を消費しているのは82 W・・ 80 W とかもうこれ毎秒変わるんだけど、どんどん変わっているけども80wぐらいですよ。
それによって一日の中では今バッテリーはぐーっと夜を経て朝まで減ったんだけどそれがぎゅーっと急激に増えましたよっていうのがこの中で出ているんだけどね。

慧(けい)通信技術工業の粟田さんっていう人が作ってくれたパーソナルエナジーという機械の中には、こういうのが表示できる機能があって。」




ーそれでここの娘さんはいつも電気を消し忘れたりすると“電気がなくなるからダメ”って言って怒られるんです(笑)。電気がなくなるって言う言葉が、そもそも初めてだったんですよ私からすると。電気がもったいないから消しなさいよとかいうのは聞いたことあるけど、電気がなくなるからつけっぱなしにしてちゃダメでしょって子供から怒られるって不思議な感覚だったんですけど、でもそういうことですよね。


「普通に電線に繋がっていると、無限に使えるじゃない。だから無くなるって感じはないわけだけど、うちの場合バッテリーだから、それが今何パーセントなのかって気になるわけ。外から帰ってくると今何パーセントかな?って見に行くの。」



ー何%か私も聞かされたことがあります。
でもそれがピンとこない私たちですよね普通はね。
でも電気って、そこが自給自足できたら本当に素晴らしいですよね。

「本当にね。だからなんと言うかな、これはもう縛られて生きていくしかないんだって思うのか?それがなくなるんだよね。」


ーもう埋め込まれているように、それしか考えられないと思っちゃうんですよね。
初めてそういう話を聞くと、本当に
「え?違う世界もあるんですか?暮らし方があるんですか?」みたいな、
自給自足の電気だけできるって言うのはすごい不思議です。
水道はどうなんですか?


ネオニコチノイド農薬と水道水

 

「水道はうち井戸だから。」

ーじゃあ井戸水はその貯めた電気でくみ上げて・・?

「そう」

ーすごい

「ここはねぇでも水道は井戸にした方がいい地域なんだよね。」

ーそれは地域によって違うものなんですか?

「ここは水質が良いの。」

ーあーなるほど

「元が8000年前(訂正⇒正しくは8000万年前)だけど火山だった都合があって岩ばかりなんだよ。その土になるべきところが。その岩を経由して流れ込んだ水ってのはどうもすごくいいみたい。」

ーろ過されるんでしょうね、自然に。その井戸は掘ったんですか?


「いや、この家を買った時に中古で買ってリフォームしちゃったわけだけど、その中古で買った時に前の家(の所有者)が井戸を持っていたので、その井戸は使ってなかったらしくて蓋がしてあったんだけどね、これ井戸じゃんということで復活させちゃったの。」



ーそのずっと使っていない井戸も、普通に簡単に復活させられるものなんですか?

「簡単に復活したねぇ。なんか貞子が上がってきそうかと思ったんだけど(笑)
ところが別にそんなこともなく、やったのは最初2日ぐらい水をずっと流して、中に溜まっていた水を全部入れ替えるみたいなことをしたぐらいだよね。
水は僕は実は農薬も心配しているので、そのこともあって昨年検査をしてみたの。
1ヶ月間ずーっとその累積値を測る機械で測ったんだけど(農薬検出は)ゼロ。」

ーお~!すごい優秀!素晴らしい


「今は水道水も農薬汚染しているんだよ」

ー・・・・え?・・えーーー!ショックなんですけど」


「今のネオニコチノイドという農薬は水溶性の農薬なので、水に溶け込むんですよ。
地域の中に例えば水田があれば、水田のところに農薬を撒いちゃうし、果樹はものすごく農薬を撒くし、そうしたものが水溶性なので全部水に流れ込んでくるの。そして川とかに流れて行ってそこから水道水をとっているので、結局水道水が汚染されちゃうんですよ。」



ーショックなんですけど

「そうだよね」

ーだからうちは農薬を使わずにお野菜作っているから大丈夫って言う前にそもそももう普通に流れてきちゃっているって事ですか?


「水道水がやばいですね。この地域でもやっぱりネオニコチノイドを使っているからね。
もし農薬をゼロにしたいと思うんだったら井戸にするしかないだろうね(^^;

 ただここの地域だったら、例えば我が家は(農薬が)全く出なかったつまりここの家より上流には農薬を撒いてなかったというおかげでゼロだったわけだけど、それは自分の地域の上流の部分に畑がないかどうかによるよね。特に多いのが果樹(果物)とあとお茶。」

ーお茶もですか!?

「お茶も農薬をいっぱい使うんですよ。実はお茶を測ると検出されちゃうの。
だからペットボトルのお茶とか全部検出されたよ。量に違いはあったけど。
パックに入っている麦茶とか緑茶とかそういうの使っちゃってるよね。
無農薬のお茶っ葉を選ばない限りはそうなっちゃう。

 お茶っ葉って洗わないんですよ。洗っちゃうとみんな成分が落ちちゃうから。
洗わないでそれをお湯から煮出すわけだからね。だから中に入っている農薬はちゃーんと出てくるわけだ。・・」


抗生物質入りのエサを食べる牛が輸入されている

 

「今ね、週刊新潮で特集されているんだよね。その毎週の週刊新潮の記事を見るとゾッとするよ。どういうものにその危険な薬品が含まれているかっていうのをずっと連載でやっているの。

 それが今言ったネオニコチノイドももちろん非常に問題だけど、除草剤とかあとアメリカ製の肉なんか特にやばいんだよね。お肉、牛肉とか買うじゃない?そうするとその牛が飼われているのが、すごいギュウギュウに押し込んだ密集した形で“ファクトリーファーミング”って言うんだけど、工場みたいなところに押し込まれて育つの。

 そうすると当然病気が感染しちゃうでしょ。
それをあらかじめ感染させないように防ぐためには、何と抗生物質をみんな与えちゃうんですよ。」


ー牛に?

「そうそう。先に抗生物質漬けにすれば病気は広がらないから。
その抗生物質が、なんとグリホサート、除草剤の中身と同じものなんですよ。」


ーえ?除草剤の中身?・・に?

「ラウンドアップ(商品名)の中身ね」


ーはいラウンドアップ聞いたことあります



「ラウンドアップあれ除草剤だけど、その中身をグリホサートと言うんだけど、そのグリホサートが抗生物質として認められているの。その抗生物質を牛に与えるの。」

ーそれを食べた牛のお肉を食べている私たち・・。

「そうそう。しかもその遺伝子組み換え食品ってあるじゃない。
アメリカのその餌に与えられている穀物って、遺伝子組み換えのものが多いんですよ、アメリカのカナダのものは。それを食べちゃった牛たちはみんなもともと非常に農薬を持っちゃっていて、それが日本に入ってきているわけだよね。」


ー日本では、じゃあ日本の牛にはそれは使われてないんですね?

「日本では禁止されている」

ー「日本では禁止されているんだけど、アメリカの牛さんには禁止されていなくて」

「ただし遺伝子組み換えの作物・穀物は与えられている日本でも」

ー日本の牛さんにも?

「日本の牛さんにも。その抗生物質としては認められていないけど。」

ーでも遺伝子組み換えのものは牛の体に入っている・


「そうそう。餌に与えちゃっているから。というのはね、それを作ったのがモンサントなんだけど、そのモンサントが作ったその遺伝子組み換えの・・」

ーモンサントって?

「農薬会社。それがねもともとアメリカで遺伝子組み換えをバーッとやったの。
ところがアメリカの人達がもうこんなのやだって遺伝子組み換えみんな食べなくなってきちゃったんですよ。オーガニックな食品はアメリカで異常に多くなって、そしたらその余っちゃうじゃない遺伝子組み換え作物、日本がそれを一生懸命買ったの」

ーうっそ・・それを普通に食べている・・

「そういうことですね。」

ーそれは牛肉だけなんですか?

「いやいや豚もそうだし。ただ日本の場合はヨーロッパから豚が多くて、アメリカからは牛が多いんで。」

ーじゃあヨーロッパの方ではその抗生物質とか遺伝子組み換えとかまだそこまでアメリカほどではないんですね?

「ではないです。というのはヨーロッパではそれを嫌がって結構規制がかかっているんですよ。そのおかげでアメリカより量は少ない。だけど今後は分かんないね。モンサントは今はドイツ系の企業の会社になっちゃったんで。」

ー今までどうだったのかも分かりません(^^;


「今まではアメリカの企業だったの。それがドイツ(大手製薬会社)の企業バイエルに買収されたの。そうするとその企業はすごく政治力が強いんで政府に圧力をかけてというのは当然やるわけ。困っちゃうよねEUの中で規制が甘くなっちゃったら。日本はまたそれアメリカに合わせて基準を緩めたんだよ、あべちゃんがね。」

ーそれはいつのことですか?

「基準緩めたのはごく最近だね。1年くらい前かな。」

ーこれから出てくる?

「うんそれまでも甘かったんだけどね。それを更に甘くしたの。」

ー何ででしょうか?

「要は企業が儲かるような国にしようという方針だから、企業を規制するようなことはとにかく辞めていこうみたいなことばかりをとにかくやって、人々が苦しむのはいいけど企業が苦しむのは困るっていう」

ーそれは国のトップの人が今そう思っちゃっているからもうしょうがないってことですね

「困ったことだよね」


ーもう食べるものも何にも食べられなくなっちゃいそうですけど・・

「でもJAに行くと無農薬のものとか売っていたりするじゃん。それに無農薬のものも作っている人も結構この辺多いじゃない。」

ーそう!お野菜に関してはすごい多いですよね。近所の人から頂いたりとかそういうので。


「でも野菜も普通だったら結構農薬使うものなんですよ。ところがその点は恵まれているよねこの地域は。農薬が使われ出したのって1960年から。
 だからその頃まで農業をやっていた人は農薬何てもの自体を全く知らないで農業をやっていたわけで、その頃の農業の仕方を変えたくないわけだよ。そういう思いの人がそのまま農薬を使わないままきているってパターンが結構あるよね。」 

ー白菜の中に虫さんが這っていたりとか、そういうのが見えないお野菜の方が逆になんでこんな綺麗なのと思ってなんか気持ち悪いって思っちゃうんですよねやっぱり。


吉田俊道さんの菌ちゃん無農薬野菜で、基礎体温が上がった

 

「でもそこが面白いことに吉田俊道さんのやっている菌ちゃん農法だと違ってくるんですよ。」
菌ちゃん農法を実践している吉田俊道さん

ー菌ちゃん農法?

「うん、無農薬だけど微生物の菌を一生懸命増やして土を豊かにしていこうって言うやり方をしているんだけど、虫が嫌う物質を植物(野菜)が出すから、だから虫がつかないんですよ。」

ー植物が強くなる?

「そう強くなる。そうすると虫の嫌う物質をバンバン出すので」

ー本来の植物の力が発揮される

「そういうことですね。おかげで虫がつかないの。だから虫喰いじゃないんですよ。」



ー土を育てる、っていうのはちょっと馴染みがあんまりないんですけど

「農業の人は何かしらの形でそれをやっているわけだけど、特にその時に菌ちゃん農法の時に違うのは、腐敗と発酵、同じことなんだけど、それが人に使われると発酵というだけど、それを発酵方向になるべく向けていくっていうことをやると、その土から育つ生き物がやたら元気になるの。」


ー腐敗じゃなくて発酵させた土?

「そう、腐敗方向じゃなくて発酵方向に。
カブトムシの幼虫がいるのが発酵方向。ミミズがいるのが実は腐敗方向なの。」


ーあーすごいわかりやすい!ちょっとふわふわしてますよね、カブトムシがいる方って。あの土を作るために、どうやったらいいんですか?


「菌ちゃん農法は最初にやったのは食べ残しだったんだけど、それをうまく腐らせるんじゃなくて発酵させてって方向にやるんだけど、一番重要だったのは水分だね。水が多いとどうしても腐敗方向に進んじゃうので。」


ーそうすると、植物が本来持っている力を発揮して虫をそんなに寄せ付けない。そうすると農薬も要らない。

「そう。その野菜を学校給食とかで使っているところがあるの。マミー保育園という福岡県の保育園なんだけど、そこではそういうのを学校給食に使っているの。子供たちやたら元気なんだよ。全然学校を休まないの。

 その野菜を子どもたちに作らせるんだけど、その子どもたちにはその土から作らせるわけ。その土が良いから農薬要らずの野菜がとれて、それを子供たちに与えていたら、まず一番大きな差になるのは、“基礎体温”が変わるの。基礎体温上がるんですよ。

 35度台の子どもがいるんだけど、それって基礎体温が低いわけ。できれば36.5度欲しいんだよね。基礎体温が高ければ高いほど病気しないんですよ。そこが全然体温が違ってくるの。それはやっぱりその吉田俊道さんは長崎だから九州のあの辺が多いんだけど、小学校でもやってたりするんだけど子供たちの基礎体温が36.5度以上が80%。すごいことになるわけ。
 それで面白いことに基礎体温が急激に下がるのが3月と8月。」


ー基礎体温が下がるのが?3月と8月・・?え、なんで?・・ あ!もしかして給食がない?

「そうなの」

ーなるほど!そんなにすぐでるんですねちゃんと。
子どもの体ってすごい正直ですから余計わかりやすいかもしれないですけど、その土を作るって言っても、必要なものっていうのは水と、切った野菜の残りとかそういうのでいいんですか?

「そういうことです。」

ーへたとかそういうの?

「うん、それでなるべく人間の食べない部分が栄養豊富なので、皮とか種とか。」

ー一番栄養豊富なところを捨てちゃっていますもんね。
そういうところでそれで作れるってこと?あるものでできちゃいますよね?


「できちゃいます。あとは雑草とか、それこそもうすぐ草刈りが必要になるけど刈った草とかをそのまま使えるので。吉田俊道さんが今やっているのはなんとその野菜とか野菜くずとか、漬物にしちゃうの。その漬物にしちゃったやつをそのまま土に入れ込んでいるの。」

ー・・発酵?

「発酵させた野菜くずを土の中に入れちゃっているわけ。」

ー食べ残したところでお水で作れるってことは、本当にお金をかけずに作れちゃう。

「そうだね、農薬代もいらないし化学肥料代もいらないし。」


ーそれで子どもの基礎体力は上がり、基礎体温も上がり、すぐにでもできそうですよね 。

「そう、そう思うんだよね。だけど、みんなやっぱり今農業やっている人たちの頭の中は、農協から指導するようにもパキッとなっちゃってるから、なかなか柔軟には変えられなくなっちゃっているよね。岡山はそういう意味では割と自由な人が多い県だけど。」

ーさぞかし、優さん居心地が良いのじゃないでしょうか?



移住してオフグリッドした結果、何にも縛られない生活がここにあった

 

「そうですね、それに加えて移住者が多いじゃないこの辺。移住者の人たちはかなりまた自由さがあるから。おかげですごく楽々ですね。

 結局今こうやって暮らしていても、うちは電気・水道とかそういった光熱水費がほとんど要らない。それで家賃もないじゃない。そうするとお金がそれほど必要ないんだよ。そうすると楽だよね、生活が。」







ーでもその楽な生活っていうのが、何にも縛られていない生活って感じはすごいイメージ的にありますよね。

 その縛られない田中優さんをこれからももっともっとちょっとずつ小出しにして色々知っていきたいなってすごい思います。第1回目、ざっくり大まかにゆうさんの頭の中をちょっと聞いたんですけど、次からはちょっとずつ今日聞いた中のことからも小出しにしながら、そういうもっと楽に縛られない生き方を見つけるためにこれからもどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。


「ありがとうございました。」

2020年5月5日

5/6まで公開!『種子 みんなのもの? それとも企業の所有物?』&ここが問題

ぼくが信頼する印鑰(いんやく)智哉さんのまとめ。

印鑰智哉さん 2020.5.1 Facebookより
https://www.facebook.com/InyakuTomoya/posts/4120941871265945

なかなか拡がらなかった種苗法改定批判、このところになって、有名人の方たちに取り上げられるなど急に拡がり始めました。一方、複雑すぎて、どこが悪いのか、よくわからない、という話もよく聞きます。じゃあ、手っ取り早くどこが問題なのよ、ということを、まとめます。

種苗法改定法案、ココが問題

1. 登録品種の一律許諾制=許諾なければ農家は自家増殖できなくなる(登録外品種や家庭菜園はOK)

2. 新品種の育成者権と農民の権利は車の両輪、バランスさせなければならないのにそのバランスがない。

3. 新品種の特性表の活用など、一方的に育成者権を強化し、自家採種を抑え込むことにより、農業の根幹技術が衰退してしまいかねない。

4. 米国、EUなどでも主食など重要な産品は自家増殖禁止の例外になっているのに、その例外が存在しない。小規模農家への免除規定も存在しない→農家の経営に打撃を与える可能性大

5. 国や地方自治体が行ってきた公的種苗事業の「民営化」につながる(公的資産の大企業による私物化)

6. 地域の多様な種苗が得にくくなり、民間企業の数少ない品種に限られかねない(人びとの健康、気候変動にも否定的な影響を与える)

7. 許諾料は地方自治体の種苗であれば安価なものに過ぎないというが、民間企業に移行させる方針を農水省は出しており、年々上がっていくことは必至である

8. 多様で価格の安定した農産物が作れなくなれば、消費者にも打撃を与える。地域経済にもマイナスになる。

9. 多様な在来の種苗は農民が培ってきた遺伝遺産であるのに、それを守る法制度、政策が存在しない→種苗法改定よりも在来種保全・活用法の制定が先にあるべき

10. 都市、工業、企業を優先させ、農民、農村を衰退させる政策の中で、一方的に農民の負担を増やすことによって知財を増やそうとすることは国内の農業のさらなる衰退を招き、食料保障を危うくする

番外編:国内の農家に種苗法改定により自家増殖を抑制させるだけでなく、その影響は海外の農家にも及ぶ。
農水省は植物品種等海外流出防止総合対策事業に5億6700万円、農業知的財産保護・活用支援事業に3億9300万円の予算概算要求して自家増殖させない体制を構築しようとしている。

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無理矢理短くしたのでこれだけじゃわからないかもしれません。後ほど、Webに移して、それぞれの項目の詳細説明つけたページを作ろうと思います。

このまとめの後にはよくある誤解を整理してFAQにまとめたいところ。その2つを読めば、はっきりわかる、そんなものにまとめたいと思います。
そして、PARCが今だけ無料にしている映像があり、この印鑰さんが監修している「種子」についての映像作品があります。
見たけどとても良かったのでどうぞ。
2020.5.6までです

PARC映像作品の期間限定無料公開│PARC NPO法人アジア太平洋資料センター
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/free_edu.html?fbclid=IwAR0IplyCOtfTULnxBZa8Zws8ufy0Op9fqhdZabXjenoZT6E2-BEyIPwO868  より

【期間限定無料公開 4/22~5/6】
『種子 みんなのもの? それとも企業の所有物?』

https://youtu.be/fU15OojJPrs


食の源である種子。農業も豊かな食文化も、すべては1粒の種子から始まりました。
しかし「緑の革命」以降、工業化された大規模農業が推進される中で、種子は知的所有権の対象となり、グローバル大企業による支配が進められてきました。
2010年以降、ラテンアメリカを駆け巡った通称「モンサント法案」をめぐる攻防を追い、人びとの種子を守り、地域の経済や文化、食料主権を守る闘いを描きます。
■日本語版監修:印鑰智哉
■日本語版製作:アジア太平洋資料センター(PARC) 2018年
■原題:SEMILLAS, ?bien comun o propiedad corporativa?
■制作:Radio Mundo Real/2017年
■分数:41分
作品紹介はこちら



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2020年4月16日

インデペンデントリビング

 ぼくの三男がドキュメンタリーフィルムを作った。タイトルは「Independent Living」という。同名の世界的運動をタイトルにしたようだ。日本では「Independent Living」という言葉はわかりにくいかもしれない。「独立した生活」と訳したのでは、何から誰が独立するのかわからない。子どもが親から独立するのか、はたまたアメリカの「独立宣言」を思い起こすかもしれない。  


世界的な運動である「Independent Living」は、「障害者の自立生活運動」だ。

それは以下の三つの自立生活をめざしている。

1.ライフスタイル選択の自己決定と自己管理の権限を障害者本人がもつこと
2.自立生活に必要な能力をもつこと
3.施設や病院ではなく、地域の中で通常に生活すること  



それは障害者の権利を確保する運動であると同時に、当事者である障害者自身が、「自立生活支援サービスを供給する主体である事業体」としての性格を併せ持つ「自立生活センター」を作っていく運動でもある。今や日本でも同じ運動が広がり続けている。  


「自立生活」とは、危険を冒す権利と決定したことに責任を負える人生の主体者であることを、周りの人たちが認めることに始まる。障害者は「哀れみ」の対象などではなく、福祉サービスの雇用者・消費者として援助を受けて生きていく権利を持ち、どんなに重度の障害があってもその人生の中で自己決定することを尊重されなければならない。


選択をするためには、選択した結果を学ぶことも必要だ。これまで障害者が閉じ込められていた「守られ保護されている存在」ではなく、失敗する権利を持つ主体なのだ。「危険を冒す権利」と「決定したことに責任を負える」人生の主体者であることを、周囲の人たちが認めていかなければならない。一人の人として自立し、周囲が福祉サービスの雇用者・消費者として援助を受けて生きていく権利を認めていくことだ。  


施設や親の庇護の元で暮らすという不自由な形ではなく、ごく当たり前のことが当たり前にでき、その人が望む場所で望むサービスを受け、普通の人生を暮らしていくために。  

その生活を自立して行う障害者は、ごく普通の存在だ。ただ周囲の人にとってはそれが期待を裏切るかも知れない。従来私たちがメディアなどで知らされてきた障害者とは違いがあるからだ。障害者というと、大きなハンデを抱えていても、健気に努力する存在として描かれがちだ。では障害者は健気で努力家でなければいけないのか。テレビで足に障害を持つ子が、富士山に登るというチャレンジをしていた。彼は登り切ったが、富士山に登れなければいけなかったのか。


なぜそれを人々がもてはやすのか。こうした身体障害者が物事に取り組み奮闘する姿が健常者に感動をもたらすコンテンツとして消費される。こうした見せ方を批判的に「感動ポルノ」と呼んでいる。彼は彼のままでいいはずなのに、そうした感動ポルノに影響されて、自ら期待される障害者を演じてしまうかもしれない。それは自然なことではないのだ。  

そのことを考えた時、ふとミスチルの桜井さんの歌詞が頭に浮かんだ。

「あるがままの心で生きられぬ弱さを 誰かのせいにして過ごしてる 
知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中で もがいてるなら 僕だってそうなんだ」  
と。


「自分らしさの檻」とは適切な言葉ではないか。「そう思われていたい」という檻の中にそれぞれがいてもがいている。その「檻」を乗り越えるのに必死になるより、外に出てしまえばいい。ところが私たちはその「自分らしさの檻」の中に居心地悪いのに安住しようとする。障碍を抱えていたら、周囲の期待する視線も加わってなおさらだ。  


そのせいか、このドキュメンタリーはとても面白かった。自立生活をしようとする人々は、自分を檻の中に閉じ込めようとする言葉に敏感だ。それは一見親切そうに聞こえるが、抜け出られなくなる罠が隠されているからだ。しかし彼らはそこから抜け出ていく。自立していくには自己決定しなければならないからだ。  


私は喫煙者だ。残念ながら身についてしまった。このドキュメンタリーの中で、ある障害者の方が、気持ちよさそうにタバコを吸っていた。これが何とも美味そうなのだ。監督である三男はタバコを吸わない。映画作りの傍ら、彼は障害者のヘルパーをしている。そこで「映画を撮ってくれないか」と頼まれたのだ。


彼は実に偏見のない人だ。彼の叔父にあたる人に障害があった。彼にとってはそれは特別なことではなく、ただ当たり前の風景だった。そして大学を卒業してから二年間はホームレス支援のNPOに働いていた。障害者を特別視する環境にいたことがないのだ。  そして彼は映画を撮った。幸いしたのはこんな運動に出会えたことだ。それは彼の思いと符合したのだろう。特別視もせず、偏見のない目に普通に暮らす被写体と巡り会えたことが、幸運にも彼に自然なフィルムを作らせた。  


その彼は中学生時代に一度、親が呼び出される事態があった。特別に悪いことをしたわけではない。せいぜい教師についた悪態が教師の耳に入ってしまったぐらいだ。その教師に対しても特別扱いしない態度が気に障ったようだ。呼び出しには私自身が出向いた。教師に反抗的な態度を取ったのは失礼だが、「特別扱いせよ」というのは偏見だと思う。教師に従順でなければならない理由はない。そして彼はテストの成績が高いにもかかわらず通知表の成績は低くなっていた。「それでは従順ではいられない」と私は言った。その面談の後、二度と呼び出されることはなかった。私が教師にあきれられたのだろう。しかし彼は何もおかしなことはしてないし、学業の成績も悪くない。そんな三男を責める気には到底ならない。むしろ私は常に彼の味方であろうとした。  


そんな彼だから作れたのかもしれない。ぼくが病院を退院して、不自由な足取りで駅構内を歩いていた時、彼はさりげなくサポートしてくれた。彼は実に親切な人になっていた。その彼らしいフィルムができたと思う。この映画をぜひ観てほしい。


 

 

物語の舞台は大阪にある自立生活センター。

ここは障害当事者が運営をし、日常的に手助けを必要とする人が、一人で暮らせるよう支援をしている。

先天的なものだけでなく、病気や事故などにより様々な障害を抱えながら、家族の元や施設ではなく、自立生活を希望する人たち。自由と引き換えに、リスクや責任を負うことになる自立生活は、彼らにとってまさに“命がけ”のチャレンジだ。家族との衝突、介助者とのコミュニケーションなど課題も多く、時に失敗することもある。

しかし、自ら決断し、行動することで彼らはささやかに、確実に変化をしていく   。


映像作家・鎌仲ひとみが初プロデュース、ドキュメンタリー初監督・田中悠輝がおくる
ぶんぶんフィルムズの新作ドキュメンタリー。
製作協力:全国自立生活センター協議会( http://www.j-il.jp )
自立生活夢宙センター( https://www.npo-muchu.com )、他
製作:ぶんぶんフィルムズ( http://kamanaka.com )
助成:文化庁・芸術文化振興基金
全国自立生活センター協議会
公益財団法人キリン福祉財団

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■公式HP https://bunbunfilms.com/filmil/
■Facebook https://www.facebook.com/Independent.Living.documentary/
■予告編動画 https://youtu.be/pTnmMiu1Jb4
■Twitter https://twitter.com/outofframe5


<<映画館に行けなくても、インターネットで見ることができます!>>

劇場への応援にもなります。

<映画『インディペンデントリビング』 オンライン上映>


■上映リンク: https://vimeo.com/ondemand/filmil

バリアフリー日本語字幕・音声ガイドに対応しています

■配信期間:3月14日(土)正午~5月6日(水)23時59分まで
(※4/2に配信期間を延長しました)

■料金:1,800円

※一つのアカウントでお一人様の視聴をお願いをしております。
※ご購入から72時間(3日間)、パソコンやスマホ、タブレット等、複数のデバイスで視聴することが可能です。
※レンタルのお手続きにはJCBのクレジットカードはご利用いただけません。それ以外のクレジットカードでお試しください。

 


★ご紹介いただきました 


★2020年4月12日 NHK おはよう日本でも取り上げられました
田中悠輝(Yuki Tanaka)さんTwitterより
@YukiTanaka_IL

2020年3月10日

ただいま上映中!「いただきます ここは、発酵の楽園」





これを観に行きたい。
ぼくの大好きな吉田俊道さんが出ているし。
やっとだいぶ知られてきました。

現在公開中です。

公式HP https://itadakimasu2.jp/

劇場上映はこちら https://itadakimasu2.jp/schedule/




以下、公式HP作品情報より


発酵の魔法で、土と食物と私たちも幸せになっていく

美しい里山で、苗を植え稲刈りを園児たちが行うみいづ保育園、
微生物を活かした農法で園児たちが野菜を作り給食で食べるマミー保育園など、子どもたちは、泥んこまみれのキラキラの笑顔。
美味しい野菜を食べた子どもたちの清々しい表情、
その秘密は微生物たちの「発酵の楽園」にありました。 DNA解析に基づいた最新の“腸活”をアニメーション化、
発酵の常識が180度変わる驚きの連続です。
自然と人が調和した”楽園”を、きっと身近に感じられるはずです。

畑も田んぼも発酵していた!

「菌ちゃん先生」吉田俊道さん。有機農業の里・山形県高畠町の菊地良一さん。
「奇跡のりんご」木村秋則さん。
発酵の世界を知り尽くしたオーガニックファーマーが、
心を込めて作りあげた植物たちの桃源郷で、
目に見えない微生物たちの声に耳をすましてみませんか。

エンターテイメント・ドキュメンタリー誕生

全国600箇所で上映された「いただきます みそをつくるこどもたち」の監督、オオタヴィンの新作がついに公開!

子育て真っ最中の小雪さんがナレーターを務めます。
挿入歌のザ・ハイロウズ、坂本美雨など多彩なヒーリングミュージックも満載。ほっこりハートフルな映像で、心も体もオーガニックに生まれ変わる
エンターテイメント・ドキュメンタリーの誕生です。


プロデューサー・監督・撮影・編集 オオタヴィン
ナレーション:小雪
エンディングテーマ:坂本美雨withCANTUS
劇中挿入歌:ザ・ハイロウズ
出演:吉田俊道/木村秋則/菊地良一/日原瑞枝(みいづ保育園)/
小倉ヒラク(発酵デザイナー)/山本太郎(長崎大学)/
杉山修一(弘前大学)他。

(2020年/日本/81分/カラー/DCP//16:9)

制作:イーハトーヴスタジオ

2020年2月4日

天然住宅見学会に向けて田中優メッセージ



2/9(日)天然住宅の見学会に行こう!



「私たち天然住宅の見学会で感じてほしいこと。
それは“空気感”です。
文字では伝わらないので、ぜひ実際に見に来て味わってください。
私たちが食べるもの、飲み物の約5.5倍の空気を吸い込んでいます。



ですからその空気感を感じて欲しいと思います。」(田中優)





家族4人で暮らす「2階リビングの家」完成見学会

・2月9日(日)10時~/11時30分~(お好きな時間帯をお選びください)

・横浜市都筑区(横浜市営地下鉄ブルーライン「仲町台」駅より徒歩)

・参加費無料

※午後の部の田中優セミナー付き見学会は定員に達したため受付を終了させて頂きました。

▼見学会の詳細・お申込みはこちらをご覧ください!
https://tennen.org/event/tsuzukiku.html


2020年1月9日

鎚起銅器職人、大橋保隆さんと

14年来の新潟の友人である大橋保隆さんと、お正月に飲み語らいをしてきました。
とても楽しい時間でしたよ。





鎚起銅器(ついきどうき)という、一枚の銅の板から金槌で叩き起こして、色々な器を作る、新潟県燕市の伝統技術を親子で継承されている職人さんです。

HPも素敵なのでぜひご覧ください。
https://tsuiki-oohashi.com/


こちらの作品づくりの動画もわかりやすいです

2019年12月25日

ドキュメンタリーフィルム「Independent Living」

12/15発行の有料・活動支援版メルマガ「田中優の未来レポート」はこちらです。

これ、障害者の方への私たちの思い上がりでは?という場面も紹介しています。

本文より一部公開中
です!↓

第200号
『 ドキュメンタリーフィルム「Independent Living」 』


ぼくの三男(田中悠輝)が映画監督になって、初めてのドキュメンタリーを撮った。タイトルは「Independent Living」と言って、同名の世界的運動の一部を映した。








そう言われてもそんな運動は知らないかもしれない。何かというと、世界的な運動である「Independent Living」は、障害者の自立生活運動だ。それは以下の三つの自立生活をめざしている。


1.ライフスタイル選択の自己決定と自己管理の権限を障害者本人がもつこと
2.自立生活に必要な能力をもつこと
3.施設や病院ではなく,地域の中で通常に生活することだ。


ちょっと自分事として考えてほしい。もしあなたが何かの事故で脊椎を損傷したとする。それ以外の原因であっても関係ないが、ここではわかりやすく脊椎損傷(以下、「脊損」と略す)にしておこう。


そうすると全身が麻痺してしまう。首から下が思い通りに動かせなくなる。するとあなたの暮らしはどうなるだろう。

最初に病院に入院する。そこでリハビリの努力をするだろう。しかし完全復帰は見込めない。神経の束が通る脊椎を損傷してしまったからだ。リハビリに効果があるのは事故から間近い時期で、それを過ぎるとますます復活しなくなる。家族がいなければ病院に長く留め置かれるかもしれない。家族がいてもその負担は厳しすぎる。やがて施設入所を勧められることだろう。


生きるために必要なことはヘルパーさんに任せられる。しかし何をヘルパーさんに頼むかは自分の自由だ。しかしこれまではそうではなかった。障害者という枠組みは、ほとんど自動的にその人の意志を顧みず、障害者の生存を確保すればよく、生存し続けたいという意志以外の意志は無視されていた。もちろん実際のヘルパーさんにはとても親切でいい人が多く、いろいろな思いに対応して世話してくれる。


(中略)


私たち健常者は自分の狭い感性の中でしか彼を理解しないし、私たちの思いあがった常識的なものに閉じ込めようとする。

「障害者はそうして生きるだけで満足していて、劣悪な条件の中で懸命に努力するものだ」というような考え方であり、まるで健常者だけが堂々と生きられるように思っていて、障害者をまるでその傍らにある「刺身のツマ」のように思っているのではないか。障害者をそのようなものとして「感動のための題材」のように扱うことを「感動ポルノ」という言い方をすることもある。


この「感動ポルノ」が成り立つのは、多くの人たちが障害者を無力で何もできない、させられない人と思い込んで、「障害者」という枠の中に押し込めるせいだ。・・






▼映画「Independent Living」 



予告編動画 https://youtu.be/pTnmMiu1Jb4  





クラウドファンディングページ https://readyfor.jp/projects/out-of-frame   


劇場公開は来年2020年 1月11日から  、 

[大阪]第七藝術劇場(1月11日~)  
[東京]ユーロスペース(3月スタート)  

ほか全国劇場にて上映予定です! 


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ *

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12月中のご登録で、無料でお読み頂けます!

https://mypage.mag2.com/ui/view/magazine/161955006?share=1

2019年10月3日

吉田俊道さんも出演「いただきます ここは、発酵の楽園」

「菌ちゃん農法の吉田俊道さんが・・・」というと、「優さんが今はまっている人ね」なんて言われて悔しかった。

でも予告編見てたらちゃんと吉田さん出てる。うれしいな。


この映画、応援しています!


画像に含まれている可能性があるもの:1人、テキスト

作品情報より

テーマは、「植物、微生物、ありがとう」です。

「いただきます」は、食育の原点にある”食農”、植物を育てる喜びの楽園からのレポートです。

出演は、田植え、稲刈り、羽釜の炊飯まで園児たち自ら行う「畑保育」実践中の山梨県のみいず保育園。「菌ちゃん先生」として、こどもたちと土づくりワークショップを続ける野菜農家、吉田俊道さん。有機農業の里・山形県高畠町で、アテネオリンピックチームに強化食を提供した菊池良一さん。高畠町の和田小学校は年間40時間もの農業授業があり,食農教育が続けられています。「奇跡のりんご」として知られる木村秋則さん、”その後の奇跡のりんご畑”をお伝えします。


”腸内フローラ” ばかりではなく私たち人体のなかには、ヒト細胞の数倍もの微生物たちが共生していて、わたしたちの健康を守ってくれていました。土壌微生物活動が活発な土は”発酵”しています。元気な畑も田んぼは発酵していた!土とわたしたちの腸は、”微生物の発酵のリレー”を通してつながっていたのです。そんな驚きの微生物ワールドを、アニメキャラの菌ちゃんがエンターテイメントにナビゲートします。


オーガニック野菜とは単なる「高級野菜」ではなく、抗酸化力の高い「免疫力促進野菜」です。だから、世界各国ではオーガニック栽培が急速に増加しています。日本は先進国のなかではオーガニック比率が最下位、種子法の廃案など食材の安全がますます不透明です。「いただます2」には、こどもたちに伝えたい”最先端で、本質的な健康情報”が満載です。




以下、https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1685897251546500&set=a.121090958027145&type=3&theater より


「いただきます ここは、発酵の楽園」

劇場ロードショー公開が決定いたしました!

2020年1月24日から、吉祥寺アップリンクで公開されます。
全国の映画館でも順次公開予定
https://vimeo.com/358746571


「発酵の楽園」のナレーターは、小雪さんです。
小雪さんのコメント、お読みください。
ご本人が実践されていますから説得力が違います。


私はずっと、母の発芽発酵玄米で育ってきましたから、
「いただきます みそをつくるこどもたち」を見て
共感できることが多くありました。
母として3人のこどもを育てるなかで、
「腸内細菌を育てる食事」を目標に
毎日みそ汁飲むこと、を家庭のルールにしています。
みそも、毎年自分で仕込んでいます。
おみそ汁って、
本当にわたしたちに残された“宝もの”なんですね。
農業は、自然と向かい合うことで
自分の生き方や自己との深い対話となり、
今の時代に最も必要なことではないかな、と思います。
自然とのふれあいや、
家族を健康にしていくヒントにあふれた映画、
「いただきます ここは、発酵の楽園」
どうぞ、ご家族でお楽しみください。
小雪 



映画の正式タイトルが、
「いただきます ここは、発酵の楽園」になりました。
「いただきます2」の「2」を外しました。
これからは、
「いただきます みそ」と「いただきます 楽園」とよんでくださいませ。

劇場公開が終了した4月以降には自主上映が、全国開始予定です。
随時 FBでお知らせします。


音楽は、坂本美雨さんとハイロウズ。
そしてオリジナル楽曲6曲をスタジオ録音。

みなさまのご支援のおかげで、
素晴らしい音楽・映像ができました。
ありがとうございます!


劇場公開に伴う宣伝・配給費用が、これから200万円以上発生しますのでホームページ上では11月までクラウド募集中です。
支援して映画のエンドロールに、あなたのお名前をぜひ掲載ください。
http://itadakimasu2.jp/cf/


ようやく、ここまで漕ぎ着けました。ふーーー。。
みなさまのご支援のお陰です。
御礼申し上げます。

10月から前売りチケット販売開始します。
引き続き応援、よろしくお願い致します!


イーハトーヴスタジオ代表  オオタヴィン