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2015年2月27日

岡山ライフ~原木しいたけ~

田中優の自宅にある原木から「しいたけ」が続々と生えてきました!
放射能の心配を極力しなくていいですね。
美味しく頂きます♪


2015年2月24日

2月28日(土)天然住宅見学会&田中優講演@新宿



太陽光発電、バッテリー、太陽熱温水器、雨水利用、ペレット調理器、庭園などなど、
省エネエコハウスです!

■日時 2月28日(土)
    AMの部 10:30~12:00 , PMの部 13:30~15:00 

■内容  防災ハウス見学会&田中優「天然住宅」についてのお話&建て主様のお話


今回見学させていただく住宅の建て主様は、建築の計画に際し、
使用するエネルギーを極力抑え、またエネルギー源もできる限り
持続可能なものへシフトしていくことを考えました。

太陽光発電、バッテリー、太陽熱温水器、雨水利用、ペレット調理器など、
最先端のエコ設備を設置し、また、庭先には菜園もあります。

もし地震があった場合にもインフラなしで、
何日かはエネルギーと食糧を自給できる家になっています。
また建て主さまは地域のコミュニティづくりにも取り組まれています。

当日は、田中優による天然住宅のお話に加え、
建て主さまからもお話をいただきますので、ぜひ、楽しみにしてくださいね。

住宅は、フリー設計プラン。
奥さんが家で仕事ができるようキッチンとワークスペースを連続させ、
地下室をつくり子供のプレイルームにも使えるようにしたり、
また都会の密集地で、1Fに採光を取り込めるよう、南に吹き抜けを配置しています。

都会に居ながらにして、田舎のような暮らしができるようにと
玄関先に小さな畑をつくり、玄関を広くとり土間のように使います。

また、建て主さんはくりこまツアーにも参加していただきました。
玄関に見える柱はH様が自ら伐採したもの。

是非、見学会にお越しいただき、ご覧いただければと思います。

★建物データ
敷地面積:75.65㎡
延床面積:123.88㎡
間取り:2LDK(2階+地下)
工法:木造(強化筋交工法)


■場所 新宿区富久町(都営新宿線「曙橋駅」徒歩6分)

■参加費 無料

■お申込はこちらより
http://tennen.org/tours/150228/

こんな横暴いいの?"立ち入った"容疑で拘束

【米軍が山城博治さんらを手錠をかけ拘束---基地内に引きずりいれて逮捕】


田中優より

引きずり込んでおいて、"立ち入った"容疑で拘束。
さすがに解放されました。
よかったけど、こんな横暴なこと許していいの? ニッポン。」



▼山城博治さん解放の現場から!録画ライブ


山城博治さんの発言は、
①解放直後1:51 :00 ~ 1:56:30頃 
② マスコミのインタビュー 2:02:40 ~2:04:00頃にもう一人が解放
③インタビュー再開 2:07:10 頃~ 2:22:37
  ③はほぼFBの要約の通りです。



- - - - - - FBの要約- - - - - - - -

山城さんへのインタビュー まとめ

Q:拘束された時のこと


山:機動隊が市民をひき倒して、これ以上、関係が悪くなってはいけないから、
とりあえず下がろう。一旦下がろうと言った時でした。
うしろから抱きつかれて、羽交い締めにされた。もみくちゃになって、
一旦、座ったと思います。
腰をついた。そのまま両足ひっぱられて、そのままフェンスのところまで、
20m、30mあると思います。引きずられてしまいました。


Q:手錠は


山:立ったまま、後ろから手錠をかけられました。
引きずったのは軍警、、手錠をしたのはマリン(海兵隊)。
マリンが建物の中に連れていった。

Q:軍警とマリンはどう違いがわかりますか?


山:マリンは迷彩服を来ています。
軍警は黒い制服、迷彩服を来ているのが米兵です。


Q:海兵隊の取り調べというのは?


山:まず、私は逮捕状を示されていない。
なになにの違反という根拠を示さない。
これだけ大きなことになっているのに。

そして、逮捕状がないので、弁護士呼べともいえない。
それは、私は、これは何なんだ?ということを言い続けました。
しかし、逮捕とも言わない。
よく警察がするただの嫌がらせ、確保といいますね。
それかな、と思いました。
そして、警察に引き渡すと言われて、外した手錠をまたしめなおされて、
そのまま車に乗せられました。 

2時前ぐらい、たしか赤嶺議員の演説の時でした。
刑特法何条違反で身柄を拘束というのですが、逮捕状をしめさなかった。
だから、そのことを抗弁として伝えています。
ここで身上調書、事件の調書については、黙秘をしました。
弁護士と接見した時、住所と氏名、抗弁ぐらいは言った方がいい、
ということでしたから、そうしました。 


Q:どんな調査をされましたか?


山:私はみんなをさげようとしていたら、うしろから襲いかかってきた。
それは、警察につたえました。地検でも同じことを言いました。
身上調査 住所、氏名、抗弁は言った。 

地検では、軍が刑特法違反というので、
どこに立っていたのかを何度も聞かれました。
拘束される前に機動隊ともみあいになって、
市民が押し倒された時に激しく抗議しました。
その時、 8歩、10歩ほど、ラインの中に入ったことはたしかです。
しかし、その時は何もなかった。
その後、道路側でラインの内側に私もみんなも立っていた。
機動隊とライン上で押し合うようなことにもなっていなかった。
地検には、今後ラインについて気をつけますか?と聞かれたので、
それは、そうします、と答えました。


Q:県民集会の日にこんなことになるのは?


山:県民集会に対するいやがらせだと思う。
海兵隊の制服を来た人間がゲート前に多数集ってきたのも、
まっくろな制服の軍警もたくさん集ってきたのも、
こんなことは、はじめてです。

初めは、県民大会が始まって市民が、
基地に乱入するかもしれないと思っているんだろうな、と思っていました。
それが、始まる前に、私に襲いかかるとは、思ってもみなかった。
集会の前に先制攻撃で、黙らせようと、思ったんでしょう。
ますます怒りに火がついて、何もしていない市民に襲いかかって、
むしろ、これからどうしていいかわからないんだろうと思います。


Q:怪我はありませんでしたか?


山:頭だけ気をつけました。
引きずられて、頭はごつんごつんあたっていたので、守りました 
腰はごつんとしましたが。


Q:軍警は建物の中に連れていかなかったのですね


山:軍警は建物のなかにははいらず、迷彩服の米兵が手錠して、
立てと言って、歩けと言って、後ろから押されて、中に入りました。


Q:手錠をかけられたのはどこ?


山:フェンスの中、みんなが見ているところ。道路を囲むフェンスのところ。


Q:プラスチックの手錠でしたか?


山:本物でした。金属製の手錠でした。


Q:釈放の時にどういう説明でしたか?


山:老眼鏡がないのでよく見えませんでしたが、
拘留する理由がないので釈放するという記載がありました。


Q:あらためて今後の運動 について


山:米軍がしゃかりきになっていることがよくわかった。
われわれの抗議が効いているということです。

だから、よっぽど気をつけないと
テントにおそいかかるのではないかと思いました。

いつもやりあってる副署長が留置場まで来て、副署長にまさか、
私をとじこめておいて、テントに襲いかからないよね、と言いましたが、
何も答えませんでしたが。
これからは、警戒しないといけない。
しかし、合法的に、ラジカルに運動していきたい。


Q:ゲート前にはいつ復帰しますか?


山:今夜テントに泊まって、明日、立ちますよ。


Q:情報は届いていましたか?


山:接見するときに、一社については、差し入れされましたが、
自分の関係するところは全部白塗りで、読みたいところが読めなかった(笑)
ご活動に感謝いたします。


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■辺野古浜通信  http://henoko.ti-da.net/

■2015年02月23日/那覇地検、山城博治さんらを解放 http://henoko.ti-da.net/

2015年2月23日

オススメ動画:チョムスキー~ふくしまの声を聴く


田中優より
「ぼくはいつでもこの人が一番好きだなぁ。何といっても常にフェアだ。
偏狭な身びいきやどこかへの肩入れは絶対にしない。
しかし知性と共感性をもって判断する。
ずっと生きていてほしい。チョムスキーさん。」





2014年3月4日に、アメリカの著名な言語学者で哲学者のノーム・チョムスキー氏が、東京都内のホテルで、自主避難を余儀なくされた福島の親子らと面会した時の映像を紹介します。

ノーム・チョムスキー~ふくしまの声を聴く (再生時間17:20)





◆政府は常にウソで言い含める
「無防備な子どもたちが、放射線の危険にさらされている。恐ろしいことだ」。(※2014年3月)4日に東京都内のホテルで福島の親子らと面会したチョムスキー氏は嘆いた。
チョムスキー氏と会ったのは、福島市に住む武藤恵さん(40)と小学3年生の長女玲未(りみ)ちゃん(9つ)の母子、福島県郡山市から静岡県富士宮市に自主避難した長谷川克己さん(47)の3人。長谷川さんは妻、小学2年生の長男(8つ)、長女(2つ)の4人暮らしだ。
恵さんの自宅は福島第一原発から約60キロ。「政府は換気扇を閉めて、外出する時はマスクを着けるように、ということしか教えてくれなかった」と、当時の混乱を振り返った。
山形県に週末だけ自主避難していた時期もあったが、経済的な問題もあり、やめた。「事故後、子どもの体調が良くない」という。国は緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による放射能汚染の情報を隠していた。それなのに「『安全宣言』をした。周りは事故前と変わらない日常に戻ってたように見えるが、そうではない」と、放射能の恐怖にさらされている現実を訴えた。
長谷川さんは、郡山市内で介護事業を営んでいたが、事故の5カ月後に自主避難した。「将来、健康被害が出たら、お金で償われても元には戻れない。子どもを守ろうという思いだけだった」。避難先の静岡での生活については「日雇いの工事現場の作業員をして食いつないだこともある。経済的に安定せず、心もとないです」と切々と語った。
自主避難者は十分な補償が受けられない。東電からの補償金も避難区域内に住んでいた避難者に比べて乏しく、経済的な負担が重くのしかかる。
チョムスキー氏は、両手をテーブルの上で組んだり、沈思するように右手をあごに当てたりしながら、静かに親子らの会話に耳を傾けた。話の合間に「ほかの親はどんな対応をしているのでしょうか」 「放射線の被害に理解のある医師からケアを受ける機会はあるのでしょうか」問い掛けた。
「子どもらがどんなに不安でも、政府というのは心配するなとウソで言い含めようとするものなのです」。米国とソ連の緊張が核戦争の寸前まで高まった1962年のキューバ危機のころのことをとつとつと語った。「私の娘の友達の中には、戦争になれば生き残れないと不安そうな子もいた。米政府は『米ソの緊張関係は危なくない』と宣伝した。私の娘は学校の先生から『核戦争が起きても机の下に隠れれば大丈夫』と言われたんですよ」

2015年2月21日

残したい!北陸新幹線が分断する貴重な湿地




田中優より

『福井県敦賀市の中池見湿地は、

「三方を山に囲まれた約25haの小さな湿地(標高約47m)。
環境省のレッドデータ種60種を含む生物種3000以上、
本州で確認されているトンボのうち6割以上にあたる72種が棲息し、
「トンボの楽園」としても知られている。

湿地は気候などによって変化しやすいもので、
中池見湿地のように10万年も湿地であり続けた土地というのは、
世界的にも非常に珍しいのだという。

尾瀬や釧路湿原(5m程度)の泥炭層と比べて、40mを超える厚さだ。
それは、断層活動が繰り返されたことによって奇跡的に保たれてきた」

 という場所。

一度訪ねたことがある。
大阪ガスがガス基地建設をあきらめてくれて残った場所。  

 そこを北陸新幹線の敦賀延伸計画でこの湿地が分断されかねないという。
きれいな場所なんです。分断させずに残したい。  

 新幹線のフロントガラスがとんぼの死骸だらけじゃ、
やっぱりイヤだから別なルートを模索してほしい。』








北陸新幹線が破壊する「世界的に貴重な湿地」

(日刊SPA 2015.2.17)

1月14日、北陸新幹線の敦賀延伸は計画が3年前倒しとなり、
’23年春ごろ開業ということが発表された。
ところが、この計画ルートが世界的にも貴重な湿地を分断するとして問題に
なっている。・・・






2015年2月20日

羽田空港 見えない障害


田中優
「羽田には富士山の倍近い高さの障害があるんですね。
これによって失われる経済利益はどのぐらいになるんだろう?」




2015年2月19日

募集締切:2/21 絶薬トークライブ2015




【定員に達しました】


2/21(土) 絶薬トークライブ2015 四人四様@高円寺
~絶望したくなる現状が進む中、それでも未来に期待する~

は、定員が35名ほどということもあり、
定員に達したため募集を締め切らせて頂きます。
お申込を誠にありがとうございました。

なお、急きょ「佐藤タイジさんの生ライブ」が決定致しました!!


参加される方はライブもお楽しみください♪

http://tennen.org/tours/150221/

2015年2月18日

講演会レポート・ご感想 2/7新潟県燕市

2月7日、新潟県燕市ツバメコーヒーにて

yasutacafe主催の田中優講演会が開催されました。
参加者の方のご感想を集めてみました。

皆さんワクワクを感じて帰られたようです♪

新潟ならではのEVhondaさいかい産業さんペレットストーブのお話も出てきました。

主催頂いた大橋保隆さん、ご参加頂いた方、ありがとうございました。




--*--*-*--*-  参加者様ご感想  -*--*--*--*--*--



「オフグリッド、断熱(木の熱伝導)、ペレットストーブ(助成金)、

太陽光温水器… コンバートEV(EV honda)未来につながる いい話を聞いた。」

「なんだか目の前が明るく開けたような気分でした。久々のワクワク感?」

「帰りの車の中で『何かしなきゃ、何とかしなきゃ、

こんなことしてる場合じゃない、自分に出来ることは何だろうか』と
妻と熱く語り合ってました?w 優さんの講演の余韻がすごい(>_<)」

「外は寒かったけど、会場の雰囲気や優さんとの距離感など、
主催者の大橋さんの思いが伝わってくる暖かな会でした。」

「優さんのお話には吉田(俊道)先生の菌ちゃん土づくりのお話も出てきます。
地球資源、環境、エネルギーetc いろんなお話がありましたが、
優さん曰く『興味があることから始めよう!』ということで、
私は『商品から始まる革命を起こそう!』と思います。」

「オフグリッドという言葉に出会いました。エネルギーの話はすごく興味深くて。
一歩動き出すためのヒントがたくさん、詰まっていました。」



主催者大橋保隆様の日記↓

2015年2月15日

『おーい、原発! 消えてなくなれ』

2月12日、大飯原発の隣の高浜原発の合格がおりたようですね・・

2月11日に発行しました田中優無料メルマガより転載します!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※2012.4.1発行 有料・活動支援版メルマガ "未来レポート" 第11号より転載
2015.2月現在の情報なども追記致しました



『 おーい、原発! 消えてなくなれ 』



■再稼働に向けて進む大飯原発3,4号機

 今、福島第一原発事故を受けて、北海道電力の泊3号機を除いてすべての

原発が止まっている。ストレステストと称する「シビアアクシデント対策」
のテストが行われてから動かす予定になっているからだ。

再稼働に向けて、ストレステストの最初となったのが大飯原発3,4号機だ。

原子力安全・保安院によれば、ストレステストでは地震や津波の規模を段
的に大きくしていった時に、原発の設備や機能にどのレベルでどんな影響が
出るかをシミュレーションするというものだそうだ。これにより、原発の設
備の弱点を洗い出して対策につなげようとするものだ。

■何をテストしたらいい?
 ところが福島第一原発事故の原因は、未だにはっきりしていない。
政府は津波によって起きたと信じ込ませようとしているが、実際には津波に

発電機が水没し、電源を失ってメルトダウンする前に、放射能が検出されて
いる。

 現場では「おそらく主蒸気管が外れ、放射能が高くて測定不能だ」と言わ

れていた。電気を失った現場では、連絡用にホワイトボードを使うしかなか
った。そこに書かれたメモに残されているのだ。

 つまり何メートルの津波が届こうが、それとは関係なく地震の揺れによっ

て破壊されていたのだ。

 ところが津波何メートルまで大丈夫か、ダメなら非常用発電機を上に上げ

る、防波壁を築いて波が届かないようにする、などの対策が取られようとし
ている。

 しかも地震が間もなく来ることが確実となっている東海地震の震源地の真

上に、浜岡原発が建てられている。そこには以前に一度行ったことがある。
行ったグループが脱原発御一行様だったのでどこにも入れず、砂浜から見学
したのだが、中部電力はものすごく長い望遠レンズで敷地からわれわれの写
真を撮っていた。 いやらしい恫喝まがいのことは、中部電力はずっと続け
ていた。

 ぼく自身は中止に追い込んだ芦浜原発の反対運動にも関わっていた。その

せいか、職場には数十枚まとめて猥褻な写真を印刷したハガキが届き、隠し
撮りされたぼく自身の写真が送られてきていた。芦浜のある現地のローカル
紙で、「工作資金は建設受注を予定している○○建設から出されている」と書
かれてから、しばらく届かなくなったりした。だから脱原発のメンバーたち
からは、「中部電力の運動に関わるとひどいいやがらせがある」と言われて
いた。人権委員会にも提訴したが、ついぞ解明されることはなかった。

 3月30日、経済産業省資源エネルギー庁(エネ庁)がインターネット上の

原発報道を監視していた問題をめぐり、枝野幸男経済産業相は会見で、「国
民の皆さんにネットを監視するような印象を与えたことは、誠に遺憾で反省
している」と陳謝した。

ぼく自身は60名ほどしかいない個人名の要監視リストにノミネートされてい

たが、こんなウソ臭い誠意のない陳謝で許す気にはならない。それどころか、
形を変えて今後も陰に陽に圧力をかけられ続けるだろうと思っている。

 なぜなら不都合だからだ。良い子として「そうね、津波がいけなかったの

ね」と言っていれば問題ないだろうが、地震のせいだと主張されるのは困る。
しかし虚構の対策が生みだしたのが福島第一原発の事故だったのだ。


■建物は変わらないのに、地震動基準だけが変わる不思議

 このグラフを見てほしい。福島第一原発事故以前の「想定最大加速度」の

グラフだ。

(写真1)

(写真2)

 東海地震が想定される浜岡原発だけが600ガル(ガルというのは瞬間的な揺

れの加速度の単位)を想定している他は、ほぼ370ガル程度を想定している。
ところが福島原発事故後、このグラフが消されてしまっていた。これは私が
たまたま、「東京原発」という映画を見ていて、面白いグラフだと感心して
自分で探して作っていたものだった。

 ところが人から聞かれて調べてみたら、元のアドレスからは抹消され、新た

な数字に変わってしまっていたのだ。急に原子力発電事業をしている事業者が、
基準となる地震動の値を変えている。最大の浜岡原発が800ガル、それ以外は
ほぼ600ガルだ。

 これをシミュレーションしてみて事故にならないならいい、と再検討すると

いうのがストレステストなのだ。

 いくつか問題がある。



■ストレステストの問題

1.そもそも原発は経済性とのバランスで建てられるため、地震動に対して

余裕がなかったはずなのに、建物も工事せずになぜ耐震性能を急に高く評価
できるのか。

 原発は常にコストとのバランスで建てられる。安全性を重視しすぎた場合、

コスト的に見合わなくなるから、バランスの範囲で建てると原子力安全委員
長の斑目氏も述べている。
 それが突然、「実はもっと強く造ってあった」と言われても信じられない。

2.東日本大震災では、1000ガル測れる地震測定器が壊れているのに、なぜ

その程度の耐震性能で足りるのか。

 地震学者の島村英紀氏は、近年地震動が大きくなり、4000ガルの揺れがあ

ったことを報告している。元菅首相の政策秘書、松田光世氏によれば、福島
原発では1000ガルまで測れる地震計が壊れ、女川原発では2000ガル以上の地
震を計測している。
それをなぜ最大800ガルまでしか想定していないのに「適切」なのか。

 シビアアクシデントとは、「設計基準を大幅に超える事故のこと」とされる

が、今回の現実すらカバーしていないレベルで、テストと言えるのか。

3.この耐震性能は、建物が倒れない程度を計算しているが、
福島第一原発では主蒸気管が壊れている可能性が高い。
建物だけ残っても意味がないではないか。

 そもそも基準地震動が適用されるのは、「格納容器」と「建物」にすぎない。

それが倒れなければ大丈夫とするのは楽観に過ぎる。今回の事故を私は「主蒸
気管など配管の外れ、断裂」が事故の原因と推理しているが、配管の耐震性能
は考えられていない※。これでは安心できるレベルにない。

※追記:元東電社員だった木村俊雄さんの分析によれば、4号機で破損したの

と同じ箇所が破損したのではないかという。

 それは炉心に直接つながっている水圧計の直径わずか1cmほどの配管だ。

それは設計上、細い管であるために強い強度を求められていなかった。その管
は炉心から原子炉建屋に直接つながっていたため、わずかずつだが恐ろしい圧
力で炉心の蒸気を噴出したのではないかと見ている。

 主蒸気管の破損だった場合には、もっと激しく炉心内の水位が下がったはず

で、それはあり得ないと。

(詳しくは2013年11月15日発行の有料メルマガ「原子力規制委員会さん、

「水の泡」って知ってる?」(を参照してください)


4.福島第一4号機では、南側に80センチも傾いている。
不等沈下が起こったときには建物の強度が高くても 意味ないではないか。

 建物が乗っている地盤が均一に動くと想定するのは非現実的。
そのことは私が1998年に書いた「環境破壊のメカニズム」でも指摘している。

そして今、福島第一4号機では1500本を超える燃料集合体の入った4-5階

のプールが傾き、必死の燃料集合体取り出し工事(取り出しを開始するのが
2013年の年末だが)を続けている※。そのまま倒れれば、冷やせない核燃料
が散らばることになり、熱と放射能で誰も近付けなくなる。すると福島原発
全体がそのまま放置されることになり、破滅に向かっていくことになる。

 現にこれほどの危機が進行しているのに、保安院の審査は非現実的なまま

になっている。

※追記;この4号機にあった使用済み核燃料は、2014年12月にすべて搬出で

きたとの報道があった。


5.福島第一原発事故の反省からストレステストをするのに、
まだ福島第一原発の事故原因が明らかに なっていない。

 ストレステストの目的が見えない。福島第一原発事故を再度起こさないため

なら、福島第一原発事故の原因を究明しなければならないはずだ。電力会社に
都合のいい想定を提出させて、その数字は正しいなどと確認算するだけなら
「保安院全員アホ」※でもできる。

※追記;「保安院全員アホ」は、「回文」になっている。
上から読んでも下から読んでも同じになる。


■政治判断って!

 保安院のこうしたやり方は、従来の方法に則っている。従来、経産省の元に

ある保安院は、お墨付きを与えるためにだけ存在してきた。しかし今回だけは、
従来お墨付きを与えるだけだったはずの斑目原子力安全委員長が、問題点を指
摘した。「前提はともかくとして、前提にした範囲の計算は正しい。しかし問
題がある」と。 大きく言うと一つ目には第二次テストが必要であること、二つ
目に第一次テストは再稼働のためのものではないことだ。

 そこで再稼働を焦っている前原政策調査会長は泊原発がストレステストに入

って、日本中の原発が全機停止する前に再稼働しようとし、野田首相は政治判
断で原発を再稼働するかのような動きを見せた。 

 アメリカのNRC(米原子力規制委員会)が日本に対して発言した内容が傑

作だった。「日本では首相が原子力の技術について、一番詳しいのか?」と。

 なぜなら原子力発電所を動かせるかどうかは、最も技術的にシビアな問題で、

当然しかるべき能力が必要だからだ。だからアメリカでは国家から独立した機
関であるNRCが決定するが、日本でそうならないのは首相が一番詳しいから
なのかと皮肉ったのだ。

 政治判断と言ってしまうとそういう意味になる。野田首相が「あとは政策判

断だ」と言ったのは墓穴を掘ったのだ。

実は結論が先にあって、それに合わせて「審査」しているだけなのだと。



■想定のウソ

 ウソはさらに続く。図を見てほしい。(写真3)





 大飯原発を左上から斜めに切り裂くような位置に線がある。活断層だ。

地震は活断層の長さが長くなればなるほど大きくなる。簡単に言うと、それが
ただのシワなのか、大きな裂け目の断層なのかの違いが出るからだ。

 そして今回保安院が認めたのが三つのシワだった。だから最大700ガルの揺

れまで想定すれば良いとしたのだ。しかしみてわかるとおり、これは巨大断層
の可能性が高い。そうすると、想定の揺れをはるかに超えることになる。

 これを「活断層殺し」という。「活断層ではない、ただの表層の崩れだ」と

か、「つながった断層ではない、ただのシワだ」とするものだ。実際、地質調
査をしても、都合の悪い「破砕帯」を示すぼろぼろの土質が出てくると、この
部分のコアを捨て、固い岩盤のように見せる「操作」は六ヶ所村でも行われて
いた。


■再稼働を認めるなら次の原発事故を容認せよ

 今回の大飯原発のストレステストは、今後の審査の道を開く問題だ。これで

認められるなら、「想定外の震災」は頻発し、「最悪の事故」は最悪を更新し
続けるだろう。なぜならこれまでの審査がそうだったからだ。

 全国の活断層の図を見てほしい。こんな国に原発を稼働させるのは無理だと

わかるだろう。(写真4)




これまで日本で起きた原発事故は、どれ位の確率だか知っているだろうか。

 今回の4機の事故だけで、実に486炉年に1回の事故なのだ。「炉年」という
のは原発一基の炉心を一年間動かすことだ。すると現時点の54基の原発で割
るなら、8.8年に一回の事故が起こることになる。子どもが小学校に入学して
卒業するまでに次の事故が起きている勘定だ。そのたびに財産は失われ、国
家は財政破たんへと駒を進める。

 単に大飯原発だけの話ではないのだ。これを読んでもらえたら、なぜ私が

今回のストレステストに反対しているのか理解してもらえるだろうか。

(これを書いている2012年3月31日、内閣府が公表した「南海トラフ」の地

震による津波は、浜岡原発に21メートルの津波をもたらすと予想した。

 つまり現在造ろうとしている防波壁18メートルでは足りないということだ。

 事態が分かるにつれて対策は不十分なものになっていく。損害保険すらつけ
られない地震と津波を考えれば、原発は止めるしかないのだ。)


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最新号は「映画「ダムネーション」に寄せて(下)」です!

2015年2月13日

2月27日(金)文京区にて第三回未来バンク作戦会議

  ♪♪♪ 第三回 未来バンクと未来をつくる作戦会議 ♪♪♪


日時:2月27日(金) 19:00~21:00

場所:文京シビックセンター 4F 会議室B    
   (東京都文京区春日1-16-21)

資料代:500円

申込 mirai_bank@yahoo.co.jp へメールをお願いします。
   どなたでもご参加大歓迎です!


★ 20周年を迎えた未来バンクは、新たな活動を始めます!
未来バンク事業組合のイベントは、これまで年に一回の 総会の時だけでしたが、
今後は総会以外にも講演会やミニ 集会、融資先訪問ツアーなどを企画していく予定です。

★ 第一回(9月30日)は、
融資先からの報告、グローバルタックス・戦争経済についての共有を踏まえ、
議論をしました。


★ 第二回(12月2日)は、
私たちの預けたお金が、戦争や原発などに使われていることを確認し、
議論をしました。


★ 第三回は…

● 第一回、第二回の議論を踏まえた上で、
未来をつくるための作戦について議論しましょう。
(第一回、第二回にご参加いただけなかった方も是非ご参加ください。)