2013年6月30日

7月7日(日)長野市にて無料講演会





「自立できるエネルギーと農・林業の活性化」

自分たちの使うエネルギーを自給できないだろうか。
 地域にある山の木、川の流れ、ふりそそぐ太陽・・・。

 田中優さんと一緒に考えてみよう。


田中優講演 「持続可能な鬼無里の未来」

日時    7月7日(日)14:00~16:00 (開場13:30)

会場    鬼無里活性化センター 2階ホール(長野市鬼無里日影2750-1)

参加費  無料

主催・お申込・お問合 NPO法人まめってぃ鬼無里 TEL 050-3736-6218(吉田)          

会場地図


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2013年6月28日

これからの講演会情報

HPでもご覧頂けます http://www.tanakayu.com/

田中優講演会・ワークショップなどのご依頼はお気軽にご連絡ください。
ご連絡はこちらへ http://www.tanakayu.com/form/contact.html


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■ 7月7日(日)長野市

「自立できるエネルギーと農・林業の活性化」
 田中優講演 「持続可能な鬼無里の未来」

日時    7月7日(日)14:00~16:00 (開場13:30)
会場    鬼無里活性化センター 2階ホール(長野市鬼無里日影2750-1)
参加費   無料
主催・申込 NPO法人まめってぇ鬼無里 TEL 050-3736-6218(吉田)          

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■ 7月11日(木)島根・松江市

「これからのエネルギーを考える ~私たちに今できること~」

日時   7月11日(木)10:30~12:30 (開場10:00~)
会場   くにびきメッセ 6階 601 大会議室 
定員   100名
参加費  無料 ※託児あり1歳~
主催・申込 グリーンコープ生協 組合員事務局 TEL0853-73-7171

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■ 7月14日(木)愛知・新城市

 市民シンポジウム「今考えること!新城の未来 」

日時  7月14日(日) 13:30~16:30 (開場13:00)
会場  新城市商工会館 3階 大研修室 (新城市中野15-10)
内容  一部 基調講演 田中優 「持続可能な社会の実現を目指して」
    二部 ワークショップ 「みんなで語ろう!地域の未来」&まとめ

参加費 無料 ※託児あり7月6日までに090-6365-3646 (太田恒久)へ
主催  新庁舎建設を考える市民の会
    TEL 090-6365-3646 (太田恒久)、22-1560(川村英明)
    お申し込み不要、当日会場へご来場ください。

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■ 7月15日(祝)新潟・新発田市

 第2回 勝手に向上委員会
「田中優さん、電気代が300円て本当ですか?」

日時   7月15日(祝) 13:30~16:30
会場   サンワークしばた (新潟県新発田市五十公野4475-3)
内容   田中優講演、グループセッション、質疑応答
参加費  前売 1,000円 当日1,200円
申込・問合 からころ屋 TEL 0254-26-2051/佐藤 TEL 090-7268-3349

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■ 7月16日(火)新潟市

新刊発売記念イベント 「放射能下の日本で暮らすには」

日時   7月16日(火) 19:00~21:00 (開場18:30)
会場   新潟ユニゾンプラザ 大会議室 (新潟市中央区上所2丁目2-2)
参加費  前売1,200円/当日1,500円
(収益金の全てを福島県の方々の保養の活動に寄付させて頂きます)
お申込先 yasutacafe@gmail.com 090-8610-7017(大橋)

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 7月23日(火)東京・目黒区

「電気を私たちの手に! ~消費者が考える これからの電力について~」

日時  7月23日(火)10時~12時
会場  目黒区立中央町社会教育館  地下1階 レクリエーションホール
      (目黒区中央町2-4-18 中央町さくらプラザ内)
参加費  無料
主催・お申込み 目黒区消費者グループ連絡会 担当 田口
         gooya1026@ae.em-net.ne.jp

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 7月25日(木)兵庫・神戸

「原発に頼らないしくみ」
日時  7月25日(木) 14:30-16:00
会場  神戸こども総合専門学院(神戸市北区山田町小部東山56-2)
参加費  無料  公開講座として行います。どなたでも参加できます。
申込み方法  学校事務局までお電話でお申し込みください。電話078-591-5879

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 7月30日(火)大分・豊後大野市

「フクシマ原発事故から2年~エネルギーの未来を考える~」

日時   7月30日(火)  18:30 ~ 20:00 開場18:00~
会場   エイトピアおおの 小ホール
     (大分県豊後大野市市三重町内田878番地、三重町駅 、徒歩15分)
参加費 無料  
主催者 大分県教職員組合大野支部  担当 釘宮
       TEL (0974)22-0079 jtuoono-1852@crux.ocn.ne.jp

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■ 8月~9月

8月 2日(金)岡山・瀬戸内市
8月 4日(日)東京・八王子市
8月 5日(月)宮崎市
8月11日(日)三重県
8月17日(土)兵庫・神戸 

9月 8日(日)静岡・浜松市
9月11日(水)島根・安来市
9月14日(土)東京・ロフト
9月23日(祝)東京・平和映画祭    

2013年6月27日

インタビュー「原発とエネルギー需給のうそ。   電力会社から電気を買わない、電力自給生活の実践。」

8bitnews での番組「ペイフォワード環境情報室」にてインタビューをして
頂きました。


▼インタビュー音声はこちら

【ペイフォワード環境情報教室】

 「原発とエネルギー需給のうそ。
  電力会社から電気を買わない、電力自給生活の実践。」


  http://8bitnews.asia/wp/?p=13147#.UZ85nLX0GmB (収録日2013.5.15)


▼youtubeはこちら
http://youtu.be/aX5iyFumKmo




※「8bitnews」とは
  元NHKアナウンサーの堀潤さんが立ち上げた市民発信メディア。
  その一番組として今回のペイフォワード環境情報室があります。
  HP http://8bitnews.asia/wp/

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そもそも、原発がなくても電気は足りているんでしょうか?

 これは実際問題として足りているんですが、問題なのは「電力消費の最大ピーク
の時」なんです。


 その電力消費の最大ピークというのが、イメージ的には家庭のせいでしかも夏場
になると毎日最大消費が出る、みたいに勘違いしがちなんですが、実際ピークが出
るのが「夏場・平日・午後1時~3時・最高気温を記録するとき」と、極めて限ら
れた時で、その時というのは実は2010年の東京電力のデータで見ると1年間に5時
間しかなかったんです。


 1年間は8,760時間あるんですがその中でわずか5時間しかないので、これを
「電気が足りない」ともし言ったとすると、それは年間の中の1000に1つ以下
ですね、それっぽっちの話をもってきて電気が足りないと言っているのに等しい。

 そうだとしたら、解決策はむしろ逆で「その(ピーク時の)5時間だけ電気消費
を減らさせてしまう仕組みを作っていく」、そっちの方がずっと大事だと思います。


具体的にはどんな仕組みがあるんでしょうか?

 ひとつは、昨年実際に北九州市の八幡東区で新日鉄が電気を供給しているエリア
があって、そこで現実にされたんですが「ピークの最大消費の時だけ電気料金を高
くした」んですよ。

 そこは九州電力の電気ではなく新日鉄が電気を供給しているんですが、何と普段
の電気は16円なのですが、最大消費の時は160円まで値上げしたんですね。

 
 その結果最大消費は「16%ダウン」しました。そうすると、よく「原発を動か
さなくてはいけないのは3%の余力が必要だからと言われる」んですが、そんなこ
とはなくて、電気料金の仕組みを少しいじりさえすれば16%ダウンするわけです
から、その最大消費のピークは簡単に減らすことができるので、それを対応策とし
てすべきだと思います。


 こういうのを「DR(デマンドレスポンス)」と呼んでいるんですが、昨年は実
はこのデマンドレスポンスは政府も有効だと認めていたのですが、政権が変わって
しまったのでゼロベースで見直し、要はなかったことにするという状況になってい
るので今怪しくなってしまっていいます。



独占企業である東京電力は、ただ電気料金をあげるという単純な設定を出してき
ていますが、料金設定を変えるなどすればいいんですね?


 そうなんです。これは実は日本以外のアメリカやヨーロッパでは盛んにやられて
いる方法で、こいういうのを「デマンドサイドマネージメント」とも呼ぶんですが、
世界ではけっこう当り前にやられている仕組みで、例えば(日本では)使えば使う
ほど高くなるように家庭の電気料金はできているのですが、事業者はその逆で、消
費を増やすと値段が下がるんですよ。


 それはおかしな仕組みなので、家庭と同じように使えば使うほど高くなる料金の
仕組みを入れるとか、ピークの最大消費だけは電気料金を高くするとかそうすれば
解決できることだと思います。


それなのに相も変わらずマスメディアは節電が必要だと言いますが、私たち消費
者もしっかりと見なければいけませんね。

 本当にそうで、日本のメディアは何だか電力会社と政府の広報担当みたいですね(笑)


優さんは今具体的に行動を起こされていると聞きましたがどんなことを?

 ぼくは自然エネルギーの買取が始まって急激に今太陽光発電を導入するところが
増えているんですが、それにちょっと困ったなと思っている部分があるんです。

 何かと言うと、あまりにも買取価格が高いのでその結果、「投機」に使われいる
んですよ。実は北海道でアラブの大金持ちが太陽光発電のメガソーラーを作まして、
それを50kwずつに分譲するんです。50kwずつに分譲すると、北海道電力は買わ
ないということができなくなるんです。


 それによって高い値段で売れる「金融商品」としてそれを小口に分けて人に販売
するということをやっているんですが、この電気って実はほぼ電信柱1本を次の1
本にいくところで1%ほど電気をロスするんですね。そうすると50mに1本電信柱
があったとして、5,000mあったら100%消えちゃうんですよ。


 あの北海道の広大な土地の中で太陽光発電を大きく入れてそこから送電線をつな
いでいったとしても、実際には使えていないという可能性があるんです。


 そういうことを考えると、やっぱりおカネのために売っていくよりは、自給に使う
ということが大事だと思いまして、ぼくの家ではバッテリーと電気をコントロールす
るパーソナルエナジーという装置を、経済的にはマイナスですがそれを導入して今は
もう電気は80日間電力会社からの電気を全く使っていません。自宅の太陽光の発電だ
けで完全に自給ができています。


 ですから今やついに、「人々が自分の家の中だけで電気の自給が可能な時代」に
入っていたんです。
 それはぼくは大きな可能性ではないかなと思っています。



ソーラーで発電してバッテリーで充電して、一式おいくら位でしょうか?

 太陽光発電込みで500万円+税くらいの感じです。ちょっとやや高いなと感じると
ころですが、でもぼくにとってみるとそれで電力会社との縁が切れるんだったらそ
の方が良いなと思いまして。


以前鎌仲ひとみ監督とお話した際に、東京の借家のため太陽光パネルを乗せられ
ないということで、長野の別の方にソーラー発電を乗っけて頂いてその方に代わり
に発電してもらっていると・・

 「あいのりくん」ですよね。


はい、そういう形もできると聞いていまして、色んな形でそういう可能性があり
ますね。


 そうですね、あともう一つの可能性があるのは実はマンションで窓の部分てよく
日が差す、その窓の部分に太陽光発電を入れるということも可能なんですよ。

 
 透き通ったまんまで発電もするんです。それをぼくの家で入れている装置の場合
には発電した電気をそのまんま全部吸収して入れることができるので、例えば発電
効率が低いとしても、もし2kw発電するのがやっとだとしてもその2kw、5時
間で10kwですね。


 ぼくの家ではその電気が2.8kwの太陽光発電なのですがむしろ晴れが多いの
で電気が余ってしまって困っているほどなんですよ。(笑)


 ですからまだまだ可能性はどんどん広がってきているので、むしろ「人々がどっち
に進むという意志を持つか」によって事態は変わると思います。


この500万ほどの発電システムを使いながら、優さんの家はどのくらい節電された
暮らしをされているのでしょうか?


 まるっきり普通の暮らしです。
 それが、翌日から3日間雨が続くと電気が足らなくなっちゃうので、その時には
ハラハラして節電しなくてはとなるんですが、翌日が晴れだとだいたい電気が余っ
ちゃうんですよ。だから昼間は逆にあり余っちゃった電気を何に使おうかと悩む状
態なんです。(笑)


 今日も天気が良かったので電気が余っちゃってまして、この電気をどう使ったら
いいだろう?と、その電気を消費するために逆に電化製品が増えちゃいました。


 次には電気自動車を入れて、その車で走るガソリン代についても全部電気に切り
替えていっちゃいたいなぁと思ってます。



今の技術で基本的には普及が足らないということで金額も廉価版までいかないに
しても、十分オフグリッド生活ができるんですね。


 そんな難しくなくて、例えば「1万人が買う、1万台売れる」ってなったら値段
は落ちますから、要は「みんながそこに進む気があることを表明するかどうか」、
そこは大きいんじゃないかと思うんですね。


優さんの周りでも、完璧にオフグリッド生活までされている方はいらっしゃいま
すか?

 (おそらく)ぼくの家が史上初というか日本では初めてやったものですから、小さ
くオフグリッドしている方はもちろんこれまでもいらっしゃったんですが、今までの
暮らしを全然省エネせずにやったのはおそらく初めてだと思いますが。


1日に何kw必要であればオフグリッドできる、という目安はありますか?


 まずそういう暮らしに入りたいと考える人がいたとしたら、まずやって欲しいの
は「自宅の電気の消費を見直し」て欲しいんですね。

 
 「何か無駄な電気消費をしていないか?」と見直してもらうと、1日うちの場合
だとだいたい3kw位しか電気を消費していなかったので、1か月で約100kw
以下だったんです。
 それくらいだったら結構簡単にオフグリッドはできちゃいますね。


それは一般的な家庭がそれ位の目安なんでしょうか?

 うちは特別努力・忍耐はしていませんし、家電製品に至っては普通の家より多い
と思います。全然問題なく。
 ただ省エネ製品を選ぶということだけは気を付けています。


これから普及が多くなれば廉価版になれば本当に普及が広がってきますね。


 そうなんですよ。それがこれまでの送電線の仕組みって、「上から下に配る仕組
み」になっていたんだけど、今後の電気の仕組みって「横にネットワークする形」
に変わると思うんですね。


 そうすると発送電の分離をして自由化して今の送電線を市民が受け取るってして
も、あんまり意味がないんですよ。むしろ必要になるのは、今後「地域で電気を
ネットワークしていく」ことの方が重要になっていくだろうと思います。つまり
我々の発想を技術がその先までいってしまったということではないかなと思ってい
ます。


ドイツのシェーナウという小さな村で地域で電力会社を作ったものがありますが、
個別の家から始まるオフグリッド生活はひとつの流れとしてありそうですね。


 これはスマートグリッドの最先端にたぶんなるんですね。「こんな技術がすでに
ある」ということをみんな本当に知って欲しいんですよ。その選択肢を見たうえで
「どっちを選びますか?」という判断にしてもらえば、そんなに難しい話じゃなく
なるかと思います。


これは優さんのHPなどで参照情報がありますか?

 はい、いくつかあると思いますが、このあとブックレットを合同出版から「未来
の当り前」というタイトルで出す予定でいます。


その際はまたこちらでもフェイスブックなどで紹介させて頂きます。ぜひ広まると
いいですね。今日はありがとうございました。


 どうもお世話様でした。

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※書き起こしにあたっては、読みやすくするために必要最低限の編集を行っています。
 文章作成:田中優スタッフ


【過去のインタビュー】

今回は最終回の3回目でした。
1回目と2回目はこちらです。ぜひこちらもお聴きください。


■「チェルノブイリからはじまった脱原発活動と、311を経た日本のこれから」
  http://8bitnews.asia/wp/?p=10677#.UXX4ObUqymA (収録日2013.4.9)

 ☆文字起こし
  http://tanakayu.blogspot.jp/2013/04/bitnews.html


■「長年放射能と闘ってきた優さんが考える、311後の生き方」
  http://8bitnews.asia/wp/?p=11256#.UYhajLUqymC (収録日2013.4.20)

 ☆文字起こし
  http://archive.mag2.com/0000251633/20130509133846000.html

「電気事業法改正案」廃案について

田中優コメント

『安倍晋三首相の問責決議を民主、みんな、共産など野党の賛成多数で可決
 した。これにより、電気事業法改正案や生活保護法改正案など政府提出の
 重要法案は廃案となった。』


という問責決議で盛り上がるが、そのウラで廃案になったのが
「電気事業法の一部改正」


その内容は※一番下に載せたので読んでください。

これは電力会社にとって都合が悪いものだったので、
野党が怒るような方法を取り、問責決議を民主党が急きょ同意し、
廃案にしたのではないだろうか。


民主党は政権を取っていた時に明らかになったように電力会社寄りです。
そうでない方がずっと健全なのだが、どうもそんな気がする。


…………………

※ 経済産業省 (平成25年4月12日資源エネルギー庁)
 http://www.meti.go.jp/press/2013/04/20130412001/20130412001-1.pdf

『電力システム改革の全体像について、政府は平成25年4月2日に
 「電力システムに関する改革方針」(以下「改革方針」といいます。)を
 閣議決定しました。


 改革方針においては、電力システム改革の目的として、
 (1) 安定供給の確保
 (2) 電気料金の最大限の抑制
 (3) 需要家の選択肢や事業者の事業機会の拡大

 を掲げ、この目的の下で、

 1 広域系統運用の拡大
 2 小売及び発電の全面自由化
 3 法的分離の方式による送配電部門の中立性の一層の確保

 という3本柱からなる改革を行うこととしています。』

2013年6月26日

6月29日(土)登坂亮太さんらのライブにトーク出演決定

毎年のap bank fesでも桜井さんたちの後ろでコーラスをされている
登坂亮太さんたちのライブに、田中優もトークゲストとしての参加が決定しました!

ライブもおススメです。今週末ですのでお早目にご予約ください♪

(翌日も何と同じ会場でまた田中優がトーク出演させて頂く別のイベントがあります)

田中優より
「登坂さん、とってもいいヤツなんだ。兄弟ともに。
 一緒に参加できるの、楽しみです!」

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[ Off Stage Hypocrite on STAGE feat.登坂亮太 vol.3 ] 

登坂太頼[Vo](OSH),正木亮[Gt](OSH)
登坂亮太[Vo],滝本成吾[Key],松野圭悟[Ba],西広樹[Gt],notch[Per]

Talk Live:田中優 

■日時 2013年6月29日土曜日 開場17:30/開演18:30

■会場 STAR PINE'S CAFE
   東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
   (JR中央線 吉祥寺駅中央口より徒歩3分)

■料金 前売り¥2600+1drink/当日¥3000+1drink 学生¥2000+1drink

■ご予約 http://www.mandala.gr.jp/spc/ticket/yoyaku.html

登坂亮太さん

7月1日(月)天然住宅バンクミーティング



田中優が理事長を務めます「天然住宅バンク」では
毎月どなたでも参加可能なミーティングを開催しています。

日時  7月1日(月)19:00~21:30 (開場18:45)

参加費  無料

場所   東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル4F

新しい社会の仕組みを作るため、おカネのシステムを作るための作戦会議です。
お気軽にお申込みのうえお越しくださいませ★


▼詳細・参加お申込み 
 http://tennen.org/bankentry.html


2013年6月24日

有料メルマガ 『自然エネルギーの推進だけでは解決しない!必要なのはコミュニティーグリッド化だ』

-有料メルマガ最新号のご案内-


田中優より
「有料メルマガは、まず調べてきて気づいたことを実験的に書くことにしています。
だからふだんよりハードな内容が多くなります
今回のものもそうですね。ぜひご一読ください。」


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自然エネルギーの推進だけでは解決しない!
 必要なのはコミュニティーグリッド化だ
(6/15号)




今のままで発送電分離すれば解決するものではなかった!?
勝手に電気を売ると電気事業法違反?
などなど、自然エネルギー、電気の自給自足に興味のある方には必見の内容です☆

冒頭文「実を言うと、ぼく自身が15年以上前から自然エネルギーの推進に努力して
来た側だ。だからこのことを知った時にはとても困惑した。しかし自分を正当化
するために事実を捻じ曲げるわけにはいかない。
その事実の方から説明したい。・・・」


●ロスされる太陽光発電からの電気
●本当に使えているのか太陽光発電
●同一バンク問題
●設置すれば儲かるが、使えない電気
●今、北海道で起きていること
●「発送電の分離」では解決しない!
●スマートグリッドで成り立つか
●電気事業法が邪魔するコミュニティーグリッド
●今の売電は「麻薬」だ
●オフグリッドする必要性



『田中優の未来レポート』  http://www.mag2.com/m/0001363131.html

 皆様からの購読料は、次の社会を作るための田中優の活動資金として有効に
使わせて頂きます。ぜひ、ご支援のほどよろしくお願い致します。

 まだご登録のない方はこの機会にぜひよろしくお願い致します。

 ★登録初月は無料! 翌月より525円/月、月2回以上発行予定。



2013年6月21日

「消費の時代を超えて、生産の時代へ」

▼ そうだ、〇〇を食べに行こう

 街中の看板を見て、思わず店に入った経験はないだろうか。
田舎に引っ越して、大きな違いに気づいた。広告が少ないのだ。田舎の近所の弁当屋には「店主、変わりました」と看板が出ていた。なんのこっちゃと思ったら、以前の店主は愛想が悪い上、注文を間違って覚えては違った品を押しつける人だったのだというという。田舎では広告ではなく、リアルな近所の回覧板の話なのだ。

 たまに地方都市に出ると、その広告の多さに目を奪われる。そしてたいして腹も減ってないのに「〇〇を食べに」店に入ってしまうのだ。 都会に売っているものは消費するものばかりだ。ところが田舎では人気のある店が違う。地域の人とばったり会くわすのがホームセンターだ。DIY(Do It Yourself)の店が多い。

 そこで売っているもの自体が都会と違っている。いわゆる消費材ではなく、「生産の道具」を売っているのだ。電気をもらうのではなく発電機を買う。
トマトを買うのではなく、トマトの苗を買う。この違いが大きいのではないか。


 アベノミクスなどと言われて消費や投機が煽られ、その結果円安が進み、株価上昇が続いている。一見すると景気上昇が起きているように見える。違うのだ。価格が上がっていく側面では、乗り遅れずに投資すれば得になる。誰もがウナギ登りの時期に乗り遅れまいとして投機しているだけなのだ。

 これはバブルだ。消費が伸びる一方で、所得は増えていない。むしろ給与所得で見ると減り続けている。国家レベルでも国の歳入は増えていないのに消費ばかり増やしている。収入が増えていないのに消費ばかりが伸ばすのだから、これはいずれ崩壊する。崩壊するとき、元の状態より悪くなる。おそらくインフレが進んでモノの価格が上がり続ける中、所得は増えないのだから、より深刻な状況に陥るだろう。


▼ 労働生産性の向上を活かすには


 思い起こすと、私たちの社会の労働生産性は著しく向上した。かつてなら何十人が数日がかりで作った製品を、機械はわずか数分で作ってしまう。著しく労働生産性は上がったはずなのに、私たちの労働時間は短くならないし、収入も上がっていない。労働の強度で言えば、むしろ増えてしまっている。
 これはいったいどうしたことなのだろう。

 確かに私たちが購入する自動車など、モノの価格は下がった。しかしそれでも生活は一向に楽にならない。この労働生産性の向上を生かす方法がないものだろうか。

 この方法を田舎に引っ越したおかげで見つけた。生産用具の価格もまた著しく下がっていたのだ。広告に乗せられて余分な品を買い込まなければ、この生産用具の価格の低下を生活に役立てられる。自動車ではなく耕運機を購入するなら、それは生産につながる。


 消費を煽られて、多くの人が「資産」と思い込んで購入する「自動車・ヨット・別荘」。これらは実は資産ではない。資産とは、持っていることで収入が得られるものを指す。自動車を持つことで、「税・車検・保険・ガソリン代」を払わなければならない。収入が増えるどころか支出が増える。これは「負債」なのだ。

 資産にしたいなら、生産財を買うべきだ。モノには消費材と生産財がある。
その生産財を販売しているのがホームセンターなのだ。


 残念ながらアベノミクスの後には、大きなインフレが来てしまうことだろう。
少しのインフレなら歓迎すべきことだと思うし、必要な投資がされるなら公共事業も悪いことではないと思う。しかし旧態依然とした必要ないダムや道路工事など、有効需要につながらない公共事業では無駄遣いにしかならない。

 それを嘆いていても仕方ない。それならインフレ時に役立つ仕組みを市民自ら作るのがいいだろう。


 ▼ インフレ社会こそ地域通貨

 インフレ・デフレはモノとカネとの相対関係でしかない。

 モノの価値が上がってカネの価値が失われるときがインフレ、デフレはその逆で、カネの価値が上がってモノの価値が下がるときだ。これまで数十年に渡って日本にはデフレが続いてきた。だからモノを買うよりカネを貯めていた方が得になり、人々は今日買うより明日の方が値段が下がるからと買い控えをしてきた。それが日本国内の生産をつぶしてしまった。だからややインフレに向かうこと自体は歓迎すべきものだった。生産によってインフレが起こるが、インフレによって生産が作れるわけではないのだ。

 インフレのとき、カネを持つよりモノを持った方が得になる。しかしだからと言って不要なモノや消費材を買っても意味がない。そう、そのとき必要なのが生産財なのだ。

 水や電気、エネルギーなどを自給する装置は価値を生む。それが生産財だ。
そしてもうひとつ、インフレに進む社会では、モノの価値と一緒に動く地域通貨が役立つ。地域通貨はモノやサービスを担保にして動く。同じ「大根一本」と交換する地域通貨は、インフレによって価格が高くなろうが、同じ大根一本と替えなければならないからだ。

 日本の地域通貨ブームは、1999年放映のドキュメンタリー「エンデの遺言」によって始まったために、時期が早すぎた。しかしインフレ時代の到来を前にして、いよいよ必要になる時代に入ろうとしている。


 一方人々は、これまで労働生産性の向上による果実を手にすることができずにいた。しかしその果実は生産用具に結実している。それならば生産用具を利用しよう。トマトを買うのではなく、トマトの苗を買うのだ。


 私の家では太陽光発電で電気を自給できるようになった。使いきれないほどの電気を手にして、電動草刈機や電動ノコギリを使う。次には電気自動車を買おうと思う。家賃や電気料金、水道料金は不要になり、灯油は木質ペレットに入れ替わり、やがてガソリン代も不要になるだろう。


 その分だけ、稼ぐおカネが少なくても暮らせるようになる。おカネに頼らない社会になったとき、戦争も地球温暖化の問題も、雇用の問題すら解決しているだろう。
 そのためにできることを模索していきたい。


6月20日発行の 田中優無料メルマガ より

http://archive.mag2.com/0000251633/20130620100000000.html


2013年6月20日

「田中優的 身の立て講座 関西編」ご感想を頂きました。

現在開催中の「田中優的 身の立て方講座 関西編」の参加者の方よりご感想を頂きました。

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今日は、大阪にて「田中優的身の立て方講座」を受講してきました。
この講座すごく面白いです。
とても実践的だし、社会にどう関わり、どう動かしていけばいいのかが具体的に
なる!おまけに、即座に優さんのアドバイスがもらえるスペシャルな講座です。

それにしても、優さんの引き出しの多さにびっくりします。
なんでも良く知っていて、その知識は、アウトプットすることを前提とした
インプットの仕方で構築されているから、即座に使える情報となるのです。

おかげさまで、やりたいことがより鮮明になってきました。

(香川県在住、Mさんより)

ピックアップNEWS:エドワード・スノーデン氏に支援を

【署名】エドワード・スノーデン氏に支援を 

 https://secure.avaaz.org/jp/stop_prism_global/?tNZAaab


▼ 田中優コメント
 「署名しました。
  正しいのは勝手に盗聴することと、告発すること、どちらでしょうか。」

2013年6月19日

ピックアップNEWS:「台風で阿武隈川からセシウム海へ・・」

「台風で阿武隈川からセシウム海へ 9カ月間に16テラベクレル」
 (共同通信 2013.6.17)
  http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061701001796.html 


▼ 田中優コメント
 「陸地のセシウムは納豆みたいに粘っこくて、泥にへばりついて
  大雨のときに流れ出てくる。
  東京湾の汚染も同じ形だ。ヘドロが怖いから底魚が怖い。」

2013年6月17日

6月30日(日)吉祥寺にてトーク&ライブ




フクシマを思うシリーズ9 
子どもたちの未来を創るエネルギー 原発に頼らない社会へ


田中優の講演の他、金子あいさんによる朗読、太田惠資さんらによるライブ演奏などもあります。

日時  6月30日(日)  開場17:00 開演18:00

会場  STAR PINE'S CAFE
     東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
     (JR中央線 吉祥寺駅中央口より徒歩3分)

参加費 大人2,000円/大学生1,000円/高校生以下無料 +1ドリンクオーダー

主催 フクシマを思う実行委員会
お問い合わせ 090-2474-7911(鎌内)
ご予約  fkomou@gmail.com


★主催者様より

震災・原発事故を風化させない-3.11東日本大震災以降、吉祥地で続けているシリーズ 第9回目のゲストは田中優さん。

田中さんに、持続可能な自然エネルギーをどう進めていけばいいのか、「未来を変えるために」私たちができることを、具体的な提案と根拠を示しながら分かりやすくお話して頂きます。

そして、心に沁みる朗読で福島の今に思いを寄せ、素晴らしいライブ演奏を楽しんでいただきま
す。
日曜の夕方、ぜひお誘いあわせの上ご参加ください。



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2013年6月14日

「電力会社に頼らない暮らしへ」

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田中優の“持続する志”

優さんメルマガ 第232号
2013.6.14発行

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※このメルマガは転送転載、大歓迎です。
転載の際はこちらのリンク先を添付ください。
http://www.mag2.com/m/0000251633.html



□◆ 田中 優 より ◇■□■□◆◇◆◇■ 


 『 電力会社に頼らない暮らしへ


 署名やデモに疲れ、選挙結果に絶望した今、それでもやれることがある。
それが「送電線(グリッド)に頼らない暮らし」だ。
 ついに長年の夢がかなう日が来た。電力会社とオサラバする。自宅で作った
電気で自給するオフグリッド生活だ。
 だからといって努力忍耐するわけではない。従来通りに電気を使って暮らす。
電気は太陽光で発電する。それを電力会社に売るのではなく、自宅のバッテリー
に貯めこむ。装置は慧通信工業の「パーソナルエナジー」だ。



パーソナルエナジー



岡山の田中優自宅の古民家と太陽光パネル



 自宅で発電した電気で賄うから送電線につながなくていい。原発に頼らない
暮らしをするためだ。これまでの歯切れの悪い話ではなくて、完全に自立する。


 電力会社に販売した方が利益にはなるのだが、つなぐ6600ボルトの送電線は、
50万ボルトの高圧線の5,739倍も送電ロスする。本当は送電ロスで消えているの
かもしれない。そうなると太陽光発電設備は社会的損失になる。
 お金の問題ではなく、きちんと使いたい。

 それを可能にしてくれたのがパーソナルエナジーだ。そのバッテリーは10kW
あるから、省エネしている我が家なら3日分ある。しかも使いながら蓄電でき
るし、電気の残量もきちんと表示され、万が一の時には小さなガソリン発電機
にもつなげられる。

 送電線(グリッド)から自由になるのだ。無理にオフグリッドしなくてもいい。
最低の電気だけ買って貯めることもできるからだ。


 電力会社は利益の9割を家庭や小さな商店から得ている一方で、6割の電気
を消費する大きな企業からはわずか1割の利益しか得ていない。都合の悪いコ
ストは家庭に負担させてきたのだ。もし今後、家庭の電気料金を値上げしよう
とするなら、家庭は自給で逃げることができる。すると電力会社は、コストの
かかる原子力のような発電はできなくなる。それが狙いだ。


 ドイツではグリッドパリティー(他の発電方法の発電単価と、太陽光発電の
発電単価が同じになること)を、2012年に実現した。今後どれほど自然エネル
ギーを伸ばしても、電気料金が高くなることはない。太陽光発電こそ、最も高い
自然エネルギーなのに。
 今後でさまざまに発電した電気を無理なく使うことができる。
 たとえば温泉熱の温度が高ければ、水で薄めるのではなくバイナリー発電する
ことができる。別名温泉発電だ。

 70℃以上の温水なら、コベルコが開発したキットで80Kw発電する。地熱発電
よりこの方が日本の実情に合うのではないか。

 地熱発電が盛んなアイスランドでは、温泉プールに入ることはあっても温泉に
入るという習慣はない。日本は温泉利用が多いのだから、効率は下がるにしても
バイナリー発電の方が実情に合うように思う。


 さらに電気自動車も発達してきた。一番望ましいのはガソリン自動車を町の
整備工場で改造することだ。これなら地域の整備工場を役立てることができる。
電気自動車の燃費は抜群に高いから、経済的にもメリットになる。
 もちろん電気は自宅の発電だ。
 問題なのはバッテリーの効率の悪さと価格だ。しかしオフグリッドが進展する
なら、バッテリーの性能は上がり、価格は下がる。現にパーソナルエナジーの
使用するリチウムイオンバッテリーでは、10,000サイクルもの耐久性がある。
一日一回の使用なら、20年以上使えることになる。


 小さくて軽くなったバッテリーが電気自動車に乗るとき、私たちはもう地球
温暖化や資源紛争の心配をせずにクルマに乗ることができる。地方の方がずっと
暮らしやすくなり、環境の心配をすることもない。
 その第一歩を開始した。幸い省エネ製品のおかげで、これまで通りに暮らして
いても大丈夫だ。近い将来、私たちは10年分の電気代やガソリン代の合計より安い
価格でオフグリッドで暮らせるようになる。

 どうだろう、魅力的な暮らしだと思わないか。 

(5月12日開催ライヴ・アースまつやまのイベントへ向けてのメッセージより)

………………………

★ この後、田中優自宅はLPガス発電機を導入し、完全に電力会社との配電線を
カット、オフグリッドを達成致しました。


▼その瞬間の動画はこちらです

【完全オフグリッド達成】 田中優自宅~中国電力との送電線カットの瞬間
(2013.5.22)
  http://youtu.be/QFqW2DICcYo

2013年6月13日

6月15日(土) 「快適な木の家で森も事業も再生する」@早稲田大学  



林業再生・国産木材活用にご興味のある方、ぜひご参加ください!

参加費は無料です。お気軽にお越しください。

…………………………

「森と街を直接連携するプロジェクト」の代表は田中優で、各大学の研究者と
共にすすめているものですが、そのイベントを早稲田大学で開きます。

林業再生のために、国産木材を使っていく努力をしている人たちとともに、
木材の癖を理解し、木材の適正利用について宣誓する消費者・生産者の
ネットワークを作りたいと思っています。


http://www.morimachi.net/event/

 
■日 時   6月15日(土)13:00~17:30

■場 所   早稲田大学 西早稲田キャンパス 63号館201教室
       東京都新宿区大久保3-4-1
       (副都心線 西早稲田駅 直結 / 高田馬場駅 徒歩15分)

■参加費   無料

■プログラム

●開会の挨拶  田中 優(研究プロジェクト代表,一般社団法人天然住宅)

●ケース報告 (各15分)

1.『主旨説明:森と街を直接つなぐ意味』 高口洋人 (早稲田大学)

2 『収穫期を迎えた森をどう生かすか』 山崎真理子 (名古屋大学)

3. 『森の再生に、街からどうかかわるか』 まさのあつこ (ジャーナリスト)

4. 『住い手と山と職人をつなぐ木組の家づくり』 松井郁夫   (ワークショップ「き」組み)

5.『木材コーディネーターが森と街をつなぐ』 能口秀一 (NPOサウンドウッズ)

6.『国産材利用で、地域を、森を豊かに』水谷伸吉 (一般社団法人moreTrees)

7.『住い手と直接つながる林業』 大場隆博 (栗駒林業)


●ミニラウンドテーブル(対話120分・まとめ30分)
モデレーター:高口洋人(前出),田中優(前出)
ケース報告者:(前出)
建築業関係者・林産業関係者

●閉会の挨拶  外岡 豊(埼玉大学)


■お申込み
morimachi8@gmail.com へ、お名前・ご所属・連絡先を明記してお申込下さい。
 

■主 催
独立行政法人科学技術振興機構(JST) 社会技術研究開発センター(RISTEX)
研究開発プログラム「地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会」
研究開発プロジェクト
『快適な天然素材住宅の生活と脱温暖化を「森と街」の直接連携で実現する
(代表:田中優)』

■共 催
早稲田大学建築学科
早稲田大学理工学総合研究センター 
プロジェクト研究『サステナブル・デザインプロセス研究』

■お問合せ
Tel: 03-5726-4226(一般社団法人 天然住宅内)
アドレス: morimachi8@gmail.com



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2013年6月11日

「世界が食べられなくなる日」トークイベントレポート





6月10日渋谷で行われた、映画「世界がたべられなくなる日」公開記念トークイベントのレポートをシェアさせて頂きます。アップして頂きありがとうございました。


世界が食べられなくなる日」公式フェイスブックより
https://www.facebook.com/sekatabe



暗い話ではなく、次の未来に希望がもてる内容にしたい」と、環境活動家の田中優さんがお話しくださいました。

「大企業は上から下への構造を作ることで、人を支配しています。


電気は電力会社から買うしかない。


この支配の代表が、エネ(ルギー)とカネ(金融)とタネ(食糧)です。


でも、これらは下から上に自給もできる。今はまさにその転換期です。


僕はいま岡山県に暮らして、太陽光発電とパーソナルエナジーのふたつで、

100%電気を自給しています。

でも、天気がよければ電気が余ってしまうくらい。


技術が発展して自給可能な時代になったのに、
支配に慣れて思考が追いついていないだけなんです。




我々にできることには、3つの方向があります。


●1番目は、社会を上から下、下から上へ「たて方向」に変えること。
政治家を変えたり、政治家になったりという方法です。


●2番目は「よこ方向」につながり、デモや署名で社会を変える動き。


●そして3番目が「ななめ」。オルタナティブな道を作っていく方法です。



いま、電力会社が値上げの動きを見せていますが、「それなら、電力自給しますよ」
と言えれば、社会は変わりますよね。


電力会社の利益の91%は一般家庭と小さな企業の電気代です。


みんなが値上げから逃げたら、電力会社も高コストの原発を考え直さざるを得ない。


それが「ななめ方向」の力です。


3つの方向から最適な方法を選んで、どんな手段でもいいから表現してほしい。



意思を表現することで社会は変わるんです。


「上から下」を「下から上へ」に、一気にひっくり返してしまいましょう

2013年6月8日

「未来に後悔しないために」

田中優無料メルマガ http://archive.mag2.com/0000251633/20130601163254000.html より


未来に後悔しないために
原発事故の日から


 東日本大震災が起きたとき、ぼくはとっさに原発のことを思った。
それは特別なことではなく、毎回地震が起きるたびに原発が危険になることを知っていた
からだ。

 チェルノブイリ原発事故でさえ、事故の22秒前に地震が起きていた。それは後になって
デンマーク国営放送が放映した、「チェルノブイリ原発隠された事実」といドキュメンタ
リーで示されていることだ。


 原発一基に120キロメートルに及ぶ配管があるのだから、地震でずれたり折れたりすれば
事故につながる。特に地震で不当沈下を起こせば、重要な配管がずれてもおかしくないのだ。
すぐにインターネットで調べ始めた。


 残念なことに、それは悪い結果に向けて進行していた。送電線が倒れて電気が届いていない。
津波が襲って緊急冷却に必要な予備発電機を流してしまった。肝心なモニタリングポストは
すべて調整中となり、放射能量がわからない。ぼくが買って持っていたガイガーカウンター
は人に貸したままになっていて、自宅で調べることができない。風向きを調べても、肝心な
福島原発周辺だけが表示されない。そんな中、脱原発の仲間たちのデータとネットワーク
だけが頼りだった。

 
 そして3月15日未明、風向きが変わった。「今日、東京に放射能が来る」と理解した。
そこで朝早く、ぼくのメルマガで通知した。可能なら東京を脱出してほしい、無理なら
マスクをつけ、内側のガーゼを濡らし、海藻類を食べておいてほしいと。


 直後に政府寄りの医師たちの団体が、「マスクは無意味」「海藻はかえって副作用がある」
と通知した。
それらは後にすべて否定されている。デマは政府寄りの医師たちによって流されたのだ。


▼ 信じる者は救われない


 それでも今なお、私たちは相反する情報の中に漂流を続けている。多くの人はこれだけ
間違った情報を与えられて、なお政府や権威を信じ続けている。


 2013年2月、福島県内で調査された子どもたちの中から甲状腺がんの子どもが見出され、
手術を受けた。数はこれまでで3人、さらに強く疑われる子どもは7人いる。少ない数と
思うだろう。

 しかし原発事故以前の小児甲状腺がんは100万人に一人の確率だった。では300万人の
子どもを調べた結果だったのか? いや、調べられた子どもの数は3万8千人にすぎない。
それでもなお原発事故のせいではないと強弁する。


 チェルノブイリの時ですらそうだった。放射性ヨウ素を吸い込むと甲状腺に貯まる。
そこがあらかじめ放射性でないヨウ素によって占められていれば貯められなくなるから、
ヨウ素剤を配布したりするのだ。チェルノブイリで甲状腺がんが増えたのは、海藻を食べ
る習慣のないヨウ素が恒常的に不足する地域だったからで、放射能のせいではないとして
いたのだ。
 ではなぜ今の事態が起きるのか?


 福島県は安全・安心キャンペーンを繰り広げ、基準値以下なら食べても安全とPRし、
せっかく避難した人たちを帰還される政策を強引に続けている。政府はこれまでの基準を
かなぐり捨て、余剰被曝量1ミリシーベルト未満という基準を、20ミリシーベルトに上げ
てしまった。

 これまではドラム缶に詰めて保管された100ベクレル以上の汚染物が、食べ物やがれき
の受け入れ基準と同じレベルだ。これまでドラム缶に詰められてきた放射性物質を町に
ばら撒いた方が、今より汚染レベルが下がる。それほど町中が汚染された。


 特に危険なのは食べ物だ。体内に入ったセシウムは、従来からあった自然放射能と
違って蓄積され、排出されにくい。体内に入ったセシウムがどれくらい貯まるものか、
ためしに計算してみた。

 政府基準の汚染食品を食べていたら体内のセシウムレベルは300ベクレル/体重kgを
超えてしまう。チェルノブイリでは、5ベクレル/体重kgを超えると心電図に異常が
出たり、後に膀胱炎を引き起こしていたというのに。


▼ 後悔するか、対策するか


 福島で不幸中の幸いだったことがある。まず偏西風地帯の日本の、東端の原発事故
であったことだ。

 おかげで放射能全体の8割近くが海側に流れた。さらに火山国である日本の土壌には
粘土層が多く、セシウムは粘土に閉じ込められると出られなくなる。ロシアの土壌と
違って、作物に移行するセシウム量は少なくなる。しかも食品流通が発達している
日本では、チェルノブイリのように地産地消せざるを得ない状況にはない。それだけ
汚染食品を避けるチャンスがある。


 さらに日本には、世界に冠たる発酵食品文化がある。発酵食品はラットの実験で
放射能を浴びせても長生きしているし、がん化を防ぐ抗酸化物質を多く含む植物を
よく食べる文化でもある。
ぬめり成分である食物繊維は、体内のセシウムを効率よく体外に排出してくれる。


 逆に不幸だったのは人口密集地に汚染が降り注いだことだ。さらに互いに抑制し
あって、デマでも信じ合うことで「和を尊ぶ」人たちが多いことも事態を悪化させ
ている。


 チェルノブイリ事故で多発したのは、がん以上に病気だった。そのことは政府が
きちんと調べたウクライナで公表されている。病気の多発した時期と重ね合わせると、
日本で多くの人に病気が発生するのは2017年になるだろう。

 そのときに安心していられるのか、それとも大切な人に病気が出て後悔し続ける
ことになるのか、それが今の時点の選択によって決まるのだ。


 特にセシウムは甲状腺と筋肉に貯まるので注意が必要だ。心臓は筋肉の塊だから、
おそらく心電図異常と心筋梗塞が増えるだろう。子どもですら目の下に隈が現われ、
疲れやすくなり、突然死する人の数も増える。それでも原発事故との関連性は否定
されるだろう。しかし今は安全な時ではない。


 自分の人生を決することができるのは自分でしかないのだ。
たとえ汚染地に住まざるを得ないとしても、そこでできるだけのことをしてほしい。


※電子書籍ポータルサイト only free paper
 https://onlyfreepaper.e-manager.jp 
 「拡散希望〉臨時増刊第2号WEB版」に寄稿したものを好意を得て転載しています。

6月10日(月)今月の天然住宅バンクミーティング




 田中優が理事長を務めます「天然住宅バンク」では
毎月どなたでも参加可能なミーティングを開催しています。

 
日時  6月10日(月)19:00~21:30 (開場18:45)

 参加費  無料

 場所   東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル4F
新しい社会の仕組みを作るため、おカネのシステムを作るための作戦会議です。
お気軽にお申込みのうえお越しくださいませ★


 ▼詳細・参加お申込み 
  http://tennen.org/bankentry.html


会場地図


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2013年6月5日

6月10日(月)「世界が食べられなくなる日」公開記念トークショーに出演!


6月8日より公開される話題の映画「世界が食べられなくなる日」の公開記念トークショーに、
田中優の出演が決定しました!


★ お申し込みはこちら http://www.uplink.co.jp/movie/2013/7420


■日時 6月10日(月) 12:15映画上映  14:15トークショー

■会場 渋谷アップリンク



『世界が食べられなくなる日』の初日特典のお知らせです。
ぜひ、お越しください!

6/8~10の間に、渋谷アップリンクの劇場で『世界が食べられなくなる日』を鑑賞された方に先着順でプレゼントいたします。
※数量限定、なくなり次第終了とさせていただきます。


田中優が出演します、6/10(月)は「PRISTINE オーガニックコットンガーゼタオル」です。

愛媛県の今治で丁寧に織られた、オーガニックコットン100%のタオルです。ハンドタオルとしてはもちろん、キッチンや赤ちゃんの汗取りなどにもおすすめです。www.pristine.jp
提供:アバンティ





 映画「世界が食べられなくなる日」に向けてのコメント】

『 -覚醒か、惰性か-

人々が必要とするものを独占すれば、世界支配も不可能ではない。
その手段がエネ(ルギー)・カネ(金融)・タネ(食糧)だ。
しかしそれは自給もできる。
上から下への支配か、下から上の自給か。
これを観れば私たちの今いる位置が確認できる。
覚醒して生き延びるか、惰性に滅ぶのか、
それが今の私たちの選択肢だ。 (田中優)

パンフレットにも、田中優他たくさんの方のコメントが載っています。


▼コメント一覧
http://www.uplink.co.jp/sekatabe/comments.php


▼予告編



2009年、フランスである動物実験が極秘に開始された。
それはラットのエサに遺伝子組み換えトウモロコシ、農薬(ラウンドアップ)を、いくつかの
組み合わせで混ぜて与えた長期実験だった。実験期間は2年、ラットの寿命に相当する
期間である。

現在、市場に流通している遺伝子組み換え食品の安全基準は、ラットに遺伝子組み換え
作物を3ヵ月間与え続けても問題がないという実験結果をもとにしている。人間の寿命を
80歳とすれば、ラットの3ヵ月は人間の10歳に相当する。

カメラは2年にわたる実験を捉え、その結果、実験対象のラットに腫瘍の発生率、
死亡率の上昇がみられた。


★映画『世界が食べられなくなる日』より


本作で、遺伝子組み換え作物の影響と同時に描かれるのが“原発がある風景”。
世界第2位の原発保有数58基が稼働中で常にリスクと隣り合わせのフランスと、
福島第一原発事故以降の日本。
その地に住む農家がどのような影響を受けたのか。

『未来の食卓』『セヴァンの地球のなおし方』で“食の重要性”を訴え続けるフランス人
監督ジャン=ポール・ジョーがカメラを向ける。

“遺伝子組み換え”と“原子力”、いのちの根幹を脅かす二つのテクノロジーの三つの
共通点、それは

・後戻りができないこと
・すでに世界中に拡散していること
・体内に蓄積されやすいこと。


「20世紀に世界を激変させたテクノロジーが二つあります。
核エネルギーと遺伝子組み換え技術です。これらは密接に関係しています。米国エネルギー省は原爆につぎ込んだ金と技術者を使って、ヒトゲノムの解析を始めました。そこから遺伝子組み換え技術が誕生しました」。

公式サイト:http://www.uplink.co.jp/sekatabe/
公式twitter:https://twitter.com/uplink_els
公式FACEBOOK:http://www.facebook.com/sekatabe

2013年6月4日

6月8日(土)高知市にて 「これからのエネルギーと私達の暮らし」


市民講座 「これからのエネルギーと私達の暮らし」

日時  6月8日(土) 14:00~15:30

会場  江ノ口コミュニティセンター 4階 会議室
     (高知市愛宕町1-10-7)

参加費 無料

定員 40名 先着順

主催・お申込み  高知市 江ノ口コミュニティセンター TEL 088-820-1022 (井上・中澤)


会場地図

 
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2013年6月2日

【雑誌掲載】 「月刊 子どもの本棚 6月号」

月刊 子どもの本棚 6月号

特集「どうする!日本のエネルギー」へ田中優も寄稿させて頂きました。


『安心で持続可能な暮らし、あります』 田中 優 


・変わってしまった日本
 福島原発事故の後、私は岡山の片田舎に転居した。なんのツテもない土地だが、
昨年末に生まれて初めて東京を離れた。・・


(中略)

 こうして考えることが楽しい。自給に向けて一つずつ装置を揃えていくことにもワクワクする。

 こんなことができるのも地方であればこそだ。地方の方が有利なのだから、いっそ都会の人に思い切り羨まれるような暮らしをして、都会の人に来てもらうのがいい。

 「汚染されているのだから」ではなく、「こっちの方が楽しいから越して来てはどうか」と誘う方が気が楽だ。
(本文より抜粋)


▼詳細
http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/hondana_mokuzi13.html#mokuji1306