2018年9月27日

『「水俣病」のメカニズムで「トリチウム」が世界を汚染する 』

2018.9.25発行田中優無料メルマガより

▼なぜ「トリチウム汚染水」から「トリチウムを含む処理水」になったか

 現在、「福島第一原発・汚染水タンク撤去後の放射性物質トリチウムを含む処理水の取扱いに関する説明・公聴会」が開催された。そのタイトルは「トリチウム汚染水」ではなく「トリチウムを含む処理水」となったのか。要はトリチウム以外にも取れていない汚染が含まれていたことがばれたからだ。


 特に問題なのは放射性ヨウ素129で、この数は陽子と中性子の合計で、陽子の数が同じ数のものが同じ「ヨウ素」という物質名になるので、ヨウ素129はそれ以外の中性子が76個ということで、ヨウ素131なら中性子の数が78個になる。

 今、福島で甲状腺の集団検査をしているのは、放射性ヨウ素が甲状腺に溜まって甲状腺がんや障害を起こす可能性があるためだ。そのうちこれまで調べてきたヨウ素131は、その半分がキセノンの放射線を出さない安定した物質になる(この半分になる期間を「半減期」という)のに8日だ。だから80日経てば1024分の1に減る。

 ところが今回の福島の汚染水で問題になっているヨウ素129は、半減期が1700万年もかかるのだ。1024分の1に減るまでには1億7000千万年もかかるのだ。
考えてもらえばわかる通り、人間の生存から考えたら永遠になくならないことになる。将来の人類や他の生物全部を含めて、「今流していいのかどうか」を問われているのだ。

 ヨウ素は人間を含めて他の動物にとっても必須なもので、しかも自然界には「放射性の」ヨウ素などなかったから生物は気づかずに必死に集める。ヒトなら五か月の胎児期から成長のためにヨウ素を集めるのだ。


 このヨウ素が甲状腺に集められて成長ホルモンを作る。だから甲状腺がんを作ってしまうから、ヨウ素131を気にして甲状腺の集団検診が始まった。甲状腺に対する被害はヨウ素129でも同じだから、これからは世界中で半永久的に検診が必要になってしまう。


 ところがその超問題で超危険なヨウ素129を含めて海に放出しようとしているのだ。「アルプス」という名の浄化装置はトリチウム以外の放射線核種は除去できるということになっていたのだが、ヨウ素129を含めて基準を超える汚染水を二年前から放出をしている。どうやらフィルターの交換頻度を下げたせいらしい。規制委員会は水に希釈すれば問題ないとか言い出し、挙句には「フィルターの交換頻度をあげれば対処できる」などと言って、規制するつもりがない。

 これが世界中にばら撒かれれば、たまたま摂取してしまった人に被害をもたらすことになる。規制委員会とは名ばかりで、「汚染許容委員会」なのだ。トリチウム以外にもそんな危険なの核種も垂れ流すことになったので、「トリチウムを含む処理水」と名が変わった。しかし対策だけが変わりばえがない。ただ希釈して海に垂れ流すのだ。


 これまでもトリチウムの方は、世界中で「除去できないし生物によって濃縮されないから」ということで流していた。しかし1990年頃から研究が進み、「生物濃縮はされないから希釈すれば流しても大丈夫」と言われてきたのがそうではないことがわかってきた。


 「水俣病」で問題だったのは水銀だが、正しく言うと「メチル水銀」という有機化した水銀だった。水銀が有機物と結びついて「メチル水銀」という有機水銀になることで、飛躍的に有害性が高くなって被害をもたらしたのだ。


 実は同じように有機物と結びつくことで、トリチウムも生物が濃縮するようになることが明らかになった。「薄めて流せば大丈夫」と言われていたものが、自然界の生物たちが濃縮することによって有害性が飛躍的に高くなることが明らかになったのだ。

 そうなると水俣病を経験した私たち日本人ににとってみれば、「トリチウムは自然界で有機化するのだから、流してはいけない」となるはずだった。ところが多くの人々が知らないことをいいことに、これから放流しようとしているのだ。
それに対して漁業者団体は理解を示しつつあると報道されたが、公聴会での参考人の人々はみな反対だった。


 世界の生物たち、未来の地球に生きる者たちにとっては、「理解を示す」ことなどできない。人類の歴史より長い期間を過ぎてもヨウ素129は残り続けてしまう。
その選択を世界のほんの一部の者だけで決めていいはずがない。


 それに比べるならトリチウムの半減期12.9年など短いものだ。トリチウムを考えるだけなら129年間保存してから放流する方法を考えればいい。その間に放射能は千分の一以下に下がるのだから。そして永遠に残り続けるヨウ素129を考えるなら、きちんと浄化装置のフィルターを使って集めて、絶対に流さないように管理すべきだ。


 このままでは「公聴会」の後には、垂れ流しが決まってしまう。地球上の生きとし生けるものの未来が決まってしまうのだ。従来の政治なら、今の利益の調整だけでいい。しかし少なくとも環境を語るのであれば、遠くに住む人たちや未来に暮らすことになる人々の利益も考えられなければ意味ないだろう。


 確かにただ垂れ流すだけなら対策費は安い。しかしそうして「水俣病」が起こった。それを繰り返すような事態を繰り返すのか。水銀は「メチル水銀」になってはるかに甚大な被害を与えた。トリチウムも同じなのだ。今や私たちはそのことを知ってから判断すべきだろう。私はこんなことの「共犯者」とされてしまうような社会に属していたくない。しかし共犯者にならないためには、社会を変えなければ解決できない。


 「誠実さ」の問題だと思う。今回の処理水には昨年から基準を超えるヨウ素129などの汚染物質が含まれている。そのことが報道されたのは今年8月19日になってからだ。青森県六ケ所村にある再処理工場の冷却水のつなぎに割れがあり、なんと18年間もチェックされていなかった事がわかった。東海村では再処理工場でプルトニウム汚染事故が発生していたことがわかった。この事態は「アンダーコントロール」どころではない。


 まずはこうした問題のあることを知って、みんなで共有してほしい。
そして多くの人が声を上げるとき、社会は変わり始めるのだろう。
多くの人たちと共に社会を変えていきたい。


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☆こちらもご参考ください☆

図やグラフを用いてよりわかりやすく解説しています↓

田中優 有料・活動支援版メルマガ  第168号/2018.8.15 発行

『「水俣病」と同じ仕組みで世界を汚染するトリチウム ~トリチウム放出をさせてはいけない~』





▼2018年8月号のバックナンバーはこちらよりご購入できます
https://www.mag2.com/archives/0001363131/2018/8


このバックナンバーには、
2018/08/30発行 第169号:「なぜメガソーラーに反対するのか(上)」も含まれています!

2018年9月26日

10/19(金)グリーンコープ生協おかやま様主催「原発に頼らない社会へ」

7月の大雨で延期になった田中優講演会が10月19日(金)に開催されます!
しかも田中優も組合員になっているグリーンコープ生協おかやまさんの主催です。

嬉しいです!
無料ですのでご都合のつく方はぜひ♪
組合員以外の一般の方もご参加大歓迎です。
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環境活動家の田中優氏を講師にお迎えして、
私たちの暮らしにおけるエネルギーについて考えます。

原発は本当に必要?
自然エネルギーで本当に暮らせるの?

東京から岡山に移住してエネルギーを自給自足する講師の暮らしぶりから、
私たちも、自身の暮らし方やエネルギーの未来を考えさせられます

(7/6開催予定で下が、大雨警報と避難勧告が発令されたために中止したので、
改めて開催します)。



1. 日 時 平成30年10月19日(金)9:55~12:00


2. 場 所 西川原プラザ(岡山市中区西川原255番地)


3. 参加費:無料(要予約) 託児有:有料(要予約)


4. でんきの相談会について
  希望者のみ・・・現在ご利用中の電力会社の「電気使用量のご案内」と「印鑑」をご持参ください。


5. 参加申込みについて
  参加ご希望の方は、10月10日(水)までに、メールで以下の①~⑥の項目を入力して gcokayama_moushikomi@yahoo.co.jp までお申し込みください。

*******************


①【お名前(ふりがな)】
②【電話番号】
③【住所】〒
④【1歳未満のお子さん同伴ですか?】
⑤【組合員の場合:組合員番号8ケタ】
⑥ 託児有の場合
【お子さんのお名前】
【性別】
【年齢】  歳  ヶ月
【アレルギーの有無】


*******************

2018年9月21日

おススメ連載コラム 吉田 俊道さん 菌ちゃんありがとう


ぼくの信頼する※吉田俊道さんが西日本新聞に連載しています。
ブログで見ると全編読むことができます。

すごいですよ、目からウロコです。多くの人に知ってほしい話です。

これまでのブログでの連載掲載をまとめてみました↓


■新聞連載「菌ちゃんありがとう」第1話 
教科書 ~常識がひっくり返る?~
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/06/17/045502

■西日本新聞連載第2話 農園 ~三つの農法を実践中~
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/06/27/062041


■西日本新聞連載3話 辞職 ~親の反対を押し切って~
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/06/30/100455


■西日本新聞連載 第4話 苦闘 ~キャベツがレース状に~
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/07/12/201144


■西日本新聞連載 第5話 光明 ~害虫が教えてくれた~
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/07/21/163853


■西日本新聞連載 第6話 真実 ~甘い野菜には虫付かず~
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/08/01/205330 


■西日本新聞連載 第7話 確信 ~虫は臭いのがお好き~ 
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/08/08/232444


■西日本新聞連載8話 実験 ~チョウが大根を区別!?~
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/08/15/063222

■西日本新聞連載9話 推察 ~健康野菜 虫は好まず~
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/08/22/061431


■西日本新聞連載10話,11話
仮説(上) ~虫が寄る野菜に特徴三つ~
仮説(下) ~健康野菜、ヒトにも有用~
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/08/29/080749


■西日本新聞連載12話 土に腐敗があると米もまずくなる。
田んぼ ~まずい米の理由も同じ~
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/09/12/200057


■西日本新聞連載13話 にっくきモグラが味方に変わる方法
モグラ ~よい土作りで敵も味方に~  
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/09/12/221016


■西日本新聞連載14話 
菌ちゃんのたちの営みって、人間に似てる気がする。
菌の世界 ~まるで人間社会と同じ~ 
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/09/16/223220


■西日本新聞連載第16話 熱中症対策 新たな視点
熱中症 ~ミネラル補給で防ぐ~ 
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2018/08/04/234525



※吉田俊道さん   daititoinotinokai.web.fc2.com

1959年長崎生まれ。長崎県環境アドバイザー。
九州大学農学部大学院卒業後、長崎県の農業普及員に。
1996年県庁を辞め有機農家を始める。

1999年に「ながさき県北『地球村』」を発足、2003年より「NPO 法人・大地といのちの会」と改め、九州を拠点に生ゴミリサイクル元気野菜作りと元気人間作りの旋風を巻き起こしている。

野菜作り、土づくりを通して子どもたちの免疫力を上げる活動も行う。

著書「いのち輝く元気野菜のひみつ」「生ごみ先生のおいしい食育」「まるごといただきます」など。


2018年9月20日

大注目!!偶然ではない!?・・CCS実験と地震の関係

2016年の記事です。以前から警告されていました。
ぼくはこのCCS実験と地震は関係していると思います。


ちなみにこの図は、中越地震の時の位置関係です。




「人の手が新たな地震を生み出しているのか 二酸化炭素を地下に圧入する実験 」(2016.7.8)

https://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160708/dms1607080830008-n1.htm https://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160708/dms1607080830008-n2.htm より抜粋


この4月から、北海道苫小牧(とまこまい)市の沖で実証実験「CCS」が始まっている。二酸化炭素を地下に圧入する実験である。二酸化炭素ガスは地球温暖化の元凶とされている。このガスを減らすため、工業活動から出る二酸化炭素を深さ1000メートルを超える海底下に封じ込めるための実験だ。 


じつは、長岡で二酸化炭素の圧入実験をした長岡ガス田は、後に起きた新潟県中越地震(2004年)の震央から約20キロ、新潟県中越沖地震(07年)のときにも反対側にやはり20キロしか離れていないところだった。

・・日本に限らず世界のどこかで、被害を起こすような地震が起きなければいいのだが。

2018年9月18日

『 ダム神話の水害 』


 私も岡山県に住んでいるから、倉敷市の水害の折には「田中さんの家は大丈夫でしたか」という連絡が相次いだ。我が家の周囲でも川が増水し、警戒情報も出された。だが避難先に指定されている集落の公民館は我が家より一メートル程度低地にあり、避難するより自宅にいた方が安全なのだ。テレビでは「迷わず避難を」と言われるが、合理的に考えてどうなのだろうと思う。わずか一メートルだが、その広さを考えると、相当の水害でなければ我が家に水が来ることはないのだ。


 今回、水害に遭った倉敷市真備町に押し寄せた水は、調べてみると高梁川にあるダムが放流したせいだった。なだらかな地域を流れる小田川と高馬川の水は普段なら高梁川に流れ込んでいく。しかし高梁川の「河本ダム」が放流したため、その流れは高梁川の流れに壁のようにブロックされて、流れていくことができなくなった。そしてどんどん水位が上がり、堤防を決壊して低地の町を飲み込んだのだ。

 高馬川周辺で洪水警報が届いたのは深夜の一時半、水が届いたのはそのわずか4分後だった。夜中の深夜一時半に警報で起こされて、着替えて荷物をまとめてと考えたら、間に合うはずがない。そして多くの犠牲者が出た。二回に逃げて助かった人も多いが、もし高齢者世帯だったらそもそも二階建ての住宅を建てただろうか。亡くなった被災者たちには高齢者が多かった。


 河本ダムの放流量のグラフを見ると、突然たくさんの水を放流しているのがわかる。ダムには「但し書き規定」があり、流入する雨の量が多すぎるときに、ダムが決壊して被害を最大にしないために流量を限度にして放流することが認められている。大雨だったからダムが決壊しないように但し書き規定通りに放流したという理屈も一応成り立っているように見える。

 しかし雨の被害の多い高知県の鏡川では、少しずつ放流していって被害を起こさなかった事例もある。10分おきに、10センチ単位で堰を調整して洪水になるぎりぎり手前の範囲で、ダムをコントロールしていたのだった。それと比べるときめ細かくない対応だった。


 しかも河本ダムは、発電用と工業用水用のダムを兼ねた多目的ダムだった。
発電と工業用水から見ると、貯まった水はそのままカネになる。そのことが事前の放流を思いとどまらせたのかもしれない。ダムの放水で事故になるとき、多目的ダムが起こすことが多いのだ。しかも河本ダムはダム自体の堆砂量が多く、水を貯められる容量を圧迫している。そのせいで岡山県営の河本ダムは事態を悪化させたのかもしれないと思う。

 さらに放流を通知する相手先に、ずっと下流である倉敷市は入っていなかった。
そして住んでいた人たちに豪雨の雨音で警報すら聞こえず、聞こえていたとしてもわずか数分で水が溢れてくるという事態が襲ったのだ。


 大きな技術を使った装置には大きな安心感があるものの、一方で信じられないほど深刻な被害をもたらす。ダムがあるから大丈夫と思っていたら今後の前代未聞の豪雨の時はさらに被害が大きくなる。大きく貯められるダムは、大きく放水することにつながるからだ。

 その前にできることもあった。堤防を増強することだ。堤防は一般的にただ土を盛り上げてあるだけの構造だから、一か所が雨の浸透で切れてしまえばどんどんと決壊地点から広がっていく。そうしないために、鋼矢板を堤防に刺しておいただけでも堤防を防げるし、人々が住む側の法面を強化しておくだけでも破堤を防ぐことができる。その技術は半世紀も前にできているのに、堤防の強化がダムの必要性を減じて人々がダムを拒否するようになるからと勧められなくなっていた。


 もう一つ、川に貯まった土砂を撤去する「浚渫」をしておけば、それだけ川を流れる流量が多くなって水位を下げることができる。現に京都の桂川では大規模に浚渫が行なわれ、そのおかげで数年前の洪水とはうって変わって、全く氾濫しなかった。こうした従来からある方法はダムを造るよりはるかに安く、はるかに効果が大きい。もし下流に土地があるなら、そこに遊水地を造っておくのがいい。
人々の生命や財産が集中するのは下流域だから、その手前で水を逃がして貯めておいて後で流せば、一時だけの水量の増加なら問題ではなくなるのだ。


 水田や農作物に被害が出るとしても損害保険でカバーしておけばいいし、氾濫した水を受けた農地は連作障害が消えることも多い。しかもその方がダムを造るよりも安上がりになることも多いのだ。洪水を敵にしてダムを造るのではなく、味方にして利用することはできないだろうか。


 日本には2011年まで「原発神話」があった。安全だし安上がりなんだと。
しかしそれが誤りであったことは2011年の事故で明白になった。「ダム神話」はいつまで続くのだろうか。


 おそらく首都圏には、火山灰の大地に作っている最中の「八ッ場ダム」が、貯めた水の浸透によって崩壊するだろう。実際問題は小さな崩壊で済むか、巨大に崩壊して水害を起こすかの違いでしかないだろう。その心配は現にしている。


 現地では「観測井戸」を掘ってあって、水位がどこまで来ているか調べているのだ。山は火山灰と粘土の地層によって、ミルフィーユ状態になっている。そこに水が流れれば、水を通さない粘土層の上に水が流れ、地崩れを引き起こすからだ。


 しかも自然の状態で川は、活断層の動いた跡に流れることが多い。その活断層の上に水を貯めると、重さのかかった水が浸透して地震を引き起こすことがある。これを「ダム誘発地震」といって、チェルノブイリ原発事故の数秒前にプリピャチ川でも起きている。熊本では地震で崩壊した阿蘇大橋のまさにその場所に、立野ダムを建設しようとしている。






 ダムが安全だというのはまさに神話だ。必要のない、あるいはもっと安くて効果のある治水法があるのに、利権のために造られているだけのものだ。水害の被害に目を向けるなら、同時にダム神話にも気づいてほしい。今回の水害にはダムが深く関係しているのだ。




☆こちらもご参考ください☆


■図やグラフを用いてよりわかりやすく解説しています↓
 2018.7.30発行『大雨被害とダム』(有料・活動支援版メルマガ)
 http://tanakayu.blogspot.com/2018/07/blog-post_25.html





■立野ダム今夏にも着工!&「世界の阿蘇に立野ダムはいらない」販売のお知らせ
 http://tanakayu.blogspot.com/2018/06/blog-post_23.html


天災より人災に注意せよ ~阿蘇の「流動性地すべり」~
 http://tanakayu.blogspot.com/2016/06/blog-post_30.html


「豪雨に負けない森はどこへ…。今国会で成立 「森林経営管理法」 が日本の山と林業を殺す=田中優 」
 https://www.mag2.com/p/money/501696


■田中優『ダムはムダ』 書き起こし無料公開中!
 http://tanakayu.blogspot.com/2018/08/blog-post.html

2018年9月13日

JVC(日本国際ボランティアセンター)が沖縄平和賞を受賞!

今回でぼくはJVC(日本国際ボランティアセンター)の理事を辞めたのだけれど、後進に道を譲るためでJVCを好きなことは変わりがありません。

そのJVCが『沖縄平和賞』をもらったことはうれしい!

  ◇   ◇   ◇   ◇  

「第9回沖縄平和賞を受賞しました! 」
https://www.ngo-jvc.net/jp/notice/2018/08/20180827-okinawapeaceprize.html#.W4zLIZYQ61N.twitter




この度、日本国際ボランティアセンター(JVC)は、沖縄県から「第9回沖縄平和賞」を受賞いたしました。

「沖縄平和賞」は、沖縄と地理的・歴史的に関わりの深いアジア太平洋地域の平和の構築・維持に貢献した個人又は団体を顕彰することにより、平和を希求する「沖縄の心」を世界に発信し、恒久平和の想像に貢献するために、沖縄県によって創立されました。

JVCの40年近くにわたる活動歴と、幅広い分野・地域での活動実績および、 地域に根ざし、現地の人々に寄り添う姿勢が「人間の安全保障の実現」してきたこと、 また、平和構築活動の発展可能性などへの評価が、受賞へと結びつきました。


*** 皆さまからのご支援金の使いみち ***

有料・活動支援版メルマガ「田中優の未来レポート」 のご購読料、
オンラインサロン「田中優ラボ - 七世代先の未来に責任を持とう」での会費の一部は、
このJVCへの活動支援にも充てさせて頂いています。

皆さまのご支援、誠にありがとうございます。



2018年9月12日

危険なダム、ワースト10はこれだ!

皆さんのお近くにありますか?

「豪雨が来たら気をつけたい。専門家が選ぶ「危険なダム ワースト10」
https://hbol.jp/173708 (2018.08.30)より


1位 天ヶ瀬ダム(京都府宇治市)

2位 八ッ場ダム(群馬県吾妻郡)

3位 新成羽川ダム(岡山県高梁市)

4位 山鳥坂ダム(愛媛県大洲市)

5位 下久保ダム(群馬県藤岡市・埼玉県児玉郡)

6位 石木ダム(長崎県彼杵郡)

7位 二風谷ダム・平取ダム(北海道沙流郡)

8位 平瀬ダム(山口県岩国市)

9位 只見川水系のダム(福島県大沼郡)

10位 殿山ダム(和歌山県田辺市)



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2018年9月3日

9/16オフグリッドでこんな暮らしをしています! 田中優宅オフグリッド&天然住宅コンパクトハウス見学会 セミナー付き

9月12日追記:おかげ様で定員に達しましたので受付を締め切らせて頂きます。


2年ぶりに開催します!

9月16日(日)


 ~オフグリッドでこんな暮らしをしています!~


田中優宅 オフグリッド&天然住宅コンパクトハウス
見学会 セミナー付き

今回はすまうとさんの天使のいすの特別展示も!






田中優さんちのおうちを見てみたい!
オフグリッドしていて不便なことはない?
天然住宅は他の住宅とどこが違うの?
省エネアイテムはどんなものを使っているの?

 
などにもご興味のある方、ご質問のある方、直接田中優から話をさせて頂きます。


ーーーーーーーーーーー


2016年3月に入居をした田中優宅での「お住まい見学会&勉強会」を行います。


2015年10月の構造見学会には45名ほど、2016年2月の完成見学会には約100名の方が、
全国から田中優宅の見学会に来られましたが、 この見学会は趣向を変えて「ゆっくり話せる少人数のもの」をしたいと思います。


先回の見学会開催から何と2年も経ってしまいました・・^^;


今回も上限は『20名様まで』です。


天然住宅仕様のこの家に入居をして約2年半、オフグリッドを始めて5年経ちました。

天然住宅仕様&26坪弱の“コンパクトハウス”に住んでみて、また、オフグリッドを始めて“電気富豪””電気貧乏”を体験してみてなど、経験をお伝えさせて頂きます。


田中優に聞きたいこと、相談したいことなど、 少人数のセミナー形式でゆっくりとお話しできるかと思います。

この機会に新しい試みがたくさん詰まった"次世代の、未来の当たり前の住宅"家族3人でのオフグリッドの暮らしぶりを存分にご体感ください。


皆様のお越しをお待ちしております。


【内容(予定)】

省エネ、天然住宅、オフグリッドライフを実現するためのアイテムのご紹介・・
田中優からの説明+実際に見て触って下さい。

・二つの電気の自給装置(パーソナルエナジーシステム、自エネ組システム)





※こちらのブログもご参考ください
 「田中家のオフグリッド(電気の自給)システムはこれ!」

  http://tanakayu.blogspot.jp/2016/05/blog-post_4.html


「太陽熱温水器」「ソーラーブレンダ─」




・二台の「ペレットストーブ」(地域木材が原料)。







・基礎断熱とそれを可能にするヒバ、無機原料の「塗り断熱」、「ソーラーウォーマー」。 




・三倍明るい「天窓」「ハニカムスクリーン」。 




・「基礎鉄筋とガルバリウム鋼板をアースする」、
「余分な配線をしない明暗/人感センサー付照明リモコン利用」
ガイシ使用の配線」
電磁波を 最低限に。





・ダニを三日で全滅させるスギ、能登ヒバの利用。




・木の成分を失わせない低温乾燥、くんえん乾燥、非防腐・防カビ加工、すべて国産木材利用の建築(通常住宅の三倍の木材)。すべて宮城県・くりこま木材のもの。




・伝統的な「板倉造り、仕口・継ぎ手」、断熱性能を持たせた珪藻土や外壁塗り、虫返し他の虫対策。


・「天然住宅仕様」で健康に害ある素材を使わず、長寿命で、山の利益を増やして林業を正常化する仕組み。


●オフグリッドとは?オフグリッドへの道筋を考えよう

●電気のイロハから簡単にできる省エネ法まで
家電製品の電気消費量や単位の見方、直流と交流の違い、発電所から電気が届くまでなど

●メガソーラー、電気料金の仕組みなど、何が問題なの?

●田中優が考える、これからの生き方、暮らし方 
~お金に頼らず、ミニマムに暮らそう~

●コンパクトハウスにした理由

●質疑応答、意見シェア  など


★電力会社の電線も電話線も水道管も最初からつながっていませんので、当日もオフグリッドで行います。雨続きの場合は節電することがあります。予めご了承くださいませ。

★今回、新たに化学物質フリー&国産無垢材で家具を作られている「すまうと」さんの「天使の椅子」も展示します。
実際に座ってみてください。


■日時 2018年9月16日(日) 13:30~15:30

■場所 岡山県和気郡和気町(JR山陽本線 和気駅より徒歩15分ほど)

駅までお迎えが必要な方はご連絡ください。
駐車スペースは限りがありますので、車でお越しの方はその旨あらかじめご連絡ください。
自宅住所・地図は、お申し込み後にご案内いたします


■参加費 (資料代含む) 2,000円/人 3,000円/組(家族)
(有料・活動支援版メルマガご購読者様は500円引き、オンラインサロンのメンバーはさらに500円引き)

お子さん連れも大歓迎です。


■定員 10組20名様まで(最少催行人数 5名)

■お申込方法

田中優ホームページ「講演・取材お申込」 http://www.tanakayu.com/form/contact.html より 

件名に「9/16見学会参加希望」を、

本文に
・参加人数
・来られる際の交通機関
・参加理由や特に聞きたい見たいことなどありましたら
ご記入のうえ送信ください。

※送信後2日経っても弊社から返信がない場合はメールが届いていない可能性がありますので、お手数ですが再度送信を頂ければ助かります。


■主催 合同会社OFFICEYU (田中優事務所)

■お問合せ 合同会社OFFICEYU 
MAIL info@tanakayu.com  TEL 090-1544-0085 (スタッフ)
(内容に行き違いのないよう、できるだけメールにてご連絡ください。)


少人数ですので、お早めにお申込みください。
お待ちしております!