2020年9月17日

動画「優さん、化学肥料削減で温暖化防止になる?」


2020.9.16配信

動画「優さん、化学肥料削減で温暖化防止になる?」

https://youtu.be/3p2VPr7hoSc



田中優がメルマガ読者の方からの質問に答えました。


質問内容はこちらです


「温室効果ガスについて。
温室効果ガスとしては、一般にCO2が大きな原因とされています。

 一方、亜酸化窒素はCo2の300倍の温室効果があるとのことで、この主な排出源が農業で使われている化学肥料(窒素)で、化学肥料の使用をやめるなり減らせば温暖化に大きく貢献(ほぼ解決できるかも)できるという意見があります。

 一般的に考えて化学肥料は地球規模で使われているので、こちらに焦点を当てた削減活動の方が大切なのではとも思えます。

 使用量か削減効果についての詳細は分からないのでCo2との単純比較はできないですが、優さんの方で把握されている情報があればその公開なり、これから分析できる可能性があるのかどうかお聞かせ願いたいと思うのです。」


ヒントは土と緑!


(以下動画より)

「地球の歴史46億年前からと考えてみると、最初のうちに二酸化炭素を吸収しそして酸素を作り出してくれたのはストロマトライトとう名前の要はシアノバクテリア、光合成をしてくれるようなものが酸素を作り出したんですが、その後に圧倒的に二酸化炭素を吸収して酸素を作り出したのは緑なんです。

だから緑をもう一度回復させなければ解決できない。 
そしてその緑というのは単に緑が解決しているのではなくて、実は木材の中に含まれているCO2の5倍も土の中に含まれているんです。

だから土壌の方を回復させながらそこに二酸化炭素を吸収させる、ということがどうしても必要になるんですね

それを考えると今の時点で一番問題なのは、土壌を痛めつけて木さえ育たないような状態に仕向けてしまっていることが問題なんだろうと思います。

そこを何とかしないと今CO2を減らしたとしても、今大気中に上ったCO2を吸い取ることができない。

どうしてもその大気中に上ったCO2を吸収させるために、土と樹木に思いきりがんばってもらわなくちゃいけないんですね。

その辺のことを次のメルマガの中では触れました。

ぜひ、参考に見て欲しいと思います。

今回、質問をしてくれたのでそこから広げていって、「どうして緑と土が大事なのか」というところに触れています。

ぜひお読みになってください」


■詳しい回答は、こちらをご覧ください↓

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2020.9.15発行 第218号 

【メルマガ一問一答 「化学肥料削減で温暖化防止になる?」】

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2020年9月11日

「Farm to Fork(農場から食卓まで)」の第一歩

 

「Farm to Fork(農場から食卓まで)」の第一歩


EUは新たな戦略として、「Farm to Fork(農場から食卓まで)」を打ち出した。


話を短くするために私の感じているところから述べよう。

要は、これはアメリカ流の「巨大アグリビジネスへの依存」をやめて、小さな農家・企業・消費者が、自然環境と一体となり、共に持続可能な食料システムを構築しようとする戦略なのだ。


アメリカ流のやり方なら広大な農地を巨大企業が独占して、「アグリビジネス」による食物戦略が行われる。それは第二次大戦後、今に至るまで同じ「化学薬品と彼らの提供する種」による農業だ。それは世界の農地を破壊するばかりだ。広大な農地を機械で植付・収穫し、被覆作物もなくて土は雨に流され、土は養分を失ってカチカチになっている。そのため土壌は農業すらできないただの無機物の荒れ地になっている。


今、世界の農業で見直されつつあるのが「」だ。「土」は無機物なんかではない。たくさんの微生物と共生する「有機物」の場なのだ。


実際に収量の多い「豊かな土」とは、多種多様な微生物の生息している土だと理解されている。その「土」を守れるのはどちらか。答えはおのずと明らかであるだろう。同じ農地でも作物の収量は4~5倍違う。


日本は政府がその先棒を担ぎ、メディアも無批判にそれを伝えるので、特別意識しない人なら必ずアメリカ流の農業こそが未来の形だと誤解している。狭い農地ではダメで、目新しい農薬、化学肥料、遺伝子組換え作物を受け入れるのが普通と思っている。有機無農薬というような持続可能な農法は、まるでお伽話のように扱われる。


しかし現実を見てみよう。世界の56%の食料は小さな農家によって生産されており、土を痛めつけない農法のおかげで豊かな土地が日本に広く広がっている。そのメルクマールになるのが土壌微生物の多様性と数だ。日本の農地は著しく高い。多くの人がお伽話として認めようとしないのに、その実、足元の農地では豊かな土が維持されているのだ。

 ところが農民でない人たちは農家の懸命な努力を無視して、農家のためだと言いながら土から生命を奪う農業を支持している。このままでは世界中の土が壊されてしまうというのに。



 アメリカ流の農業は、除草剤の効かない「スーパー雑草」の登場に困り果て、農薬の人体に対する加害に巨額の賠償金を払いながら、世界中の農薬を集めてはそれに耐性を持つ遺伝子組み換え作物を作り、種から農薬、化学肥料に至るまで独占しようとしている。



 それに対抗しているのがEUだ。例えば国連では、2017年の国連総会で、2019年~2028年を国連「家族農業の10年」として定めた。そして加盟国及び関係機関等に対し、食料安全保障確保と貧困・飢餓撲滅に大きな役割を果たしている「家族農業」に係る施策の推進・知見の共有等を求めている。これこそ「巨大アグリビジネスの世界支配」に対するアンチテーゼだ。

 地域の小規模農民は世界のマーケットの中では本当に小さな存在だ。しかし人々の食料供給には欠くことのできない存在だ。日本はアメリカの手先なのでわからないかもしれないが、現実に今も「家族農業の10年」の真っただ中なのだ。


 この流れの先に、「Farm to Fork(農場から食卓まで)」の戦略がある。小さな農家・企業・消費者が、自然環境と一体となり、共に持続可能な食料システムを構築する戦略こそが必要なのだ。


 林業でも農業でも、日本は世界一の最先端の技術を持つ。ただ政府だけが三流で理解できないだけで。私たちはどちらに進んだらいいのだろうか。


 日本はまさに宝の持ち腐れだ。人々が自分でもっと学ぶようになれば変わるのだろうか。有機農法でも持続可能な林業でも、世界一優れた仕組みを持っている。きっとそれは自然から学んでいるからだ。人々がもっと現場を知れるようになれば変わるだろう。


庭で小さく菜園を始めてみた。小さなコンポストを入れてから家の生ごみがなくなった。その小さな試みが「Farm to Fork」の第一歩なのだ。


2020/08/27発行 田中優天然住宅コラム#162 よりhttps://tennen.org/read_contents/9173

 






 


 

 

2020年9月10日

9月19日 天然住宅オンラインお住まい見学会 伊豆のオフグリッドファーム

実際に天然住宅に住んでいらっしゃる方のリアルな感想をぜひ聞いてみてください。


「オンライン見学会」 自然と共に暮らす。


■建主様のこと

元々東京で暮らしていらっしゃいましたが、ご主人の早期退職を期に、伊豆に約5,000坪の土地を購入し、移住されました。

無農薬のオリーブ栽培とオリーブオイル製造を軸に、自然と共に暮らすことを選ばれた、バイタリティあふれる大同様ご夫婦です。


ご主人は、電気工事士の資格を取得して、自らオフグリッド設備を設置、メンテナンスされている他、敷地の開拓、本格的なDIYを楽しみながら取り組まれています。

奥様は麹と発酵調味料の製造、発酵食品関係のワークショップ、農家民宿のお客様の受け入れなどを日々されています。


■お住まいのこと

農家民宿を開業することを念頭に、フルオーダーで設計し、2016年に完成しました。


外壁は周囲の緑と馴染む杉板と漆喰、内部は農家民宿やワークショップに対応できる広々とした空間設計になっています。

リラックスできる桧風呂も見ものです。


自然エネルギーの活用と、災害対応も考え、

電気→オフグリッド

給湯→太陽熱温水器

水→井戸水

暖房→薪ストーブ

を活用されています。


実例写真はこちら



 ■オンラインでのセミナー参加について

当セミナーは、ご自宅からお気軽に参加いただけるよう、オンラインで開催します。
パソコン、スマホ、タブレット、いずれかの端末をお持ちでしたら簡単にご参加いただけます。お申し込みの方には、事前にご案内致します。


■日時 2020年9月19日(土) 14:00〜15:30

■場所 オンライン  ※ビデオ会議システムZOOMを使用します。

■参加費 無料


■詳細・お申し込み 下記リンク先フォームよりお申込みください。


https://tennen.org/event_contents/8841



■当日の見学会の内容(予定)

①家と設備の案内

・ご自宅

・お庭

・オフグリッド設備 

 

②建主様インタビュー

・家づくりに込めた思い

・天然住宅の家の暮らし心地

・暮らしている中で思うこと、感じていること

 

③質問コーナー

参加者の皆様からの質問に建主様と天然住宅のスタッフが回答します。



2020年8月26日

木材の「ウイルス不活化」②


「燻煙木材」の効果

 木材の「ウイルス不活化」①で述べたのは木材の成分でウイルスを「不活化」できるという話だった。

 でも天然住宅の使っている木材はさらに「燻煙(くんえん)」してある。煙を当てて燻してあるのだ。この燻したことの効果もある。燻すことで害虫が寄らなくなるだけでなく、抗ウイルス効果もあるのだ。それがただ普通に家を建てただけのことで得られるのはとても得だと思う。それを狙ったわけではなく、昔からの技術に従っただけなのだが。




 もう一つ狙ってやっていることに、透過性の高い素材を選んで使っていることがある。「適気密」と呼んでいたが、今よりも気密を上げていきたいと考えている。そうすることにより、冬場に室内温度をより保ちやすくすることができる。もちろんぼく自身も天然住宅仕様の家に住んでいて温かいが、暖房の効きがよくなれば、より暮らしやすいと思う。


 何とか暖房エネルギー効率を上げていきたい。そこでウチの一級設計士が真面目に取り組んでくれている。自然素材の良さを活かしながら、気密性を上げて、より快適な状態をつくりだせるように。


 透過性の高さには良い点もたくさんある。今回の新型コロナウイルス問題で「密閉は良くない」と言われるが、「密閉」空間にはならない。それ以上にありがたいのは、石油系や有害化学物質を使った一般的な高気密空間をつくってはいないので、「24時間換気」をしなくても「シックハウス」にならない点だ。


  よく家の性能表示で断熱性能を示す値に「UA値」、気密性能を示す値に「C値」がある。しかし残念なことに、UA値に「換気による熱損失」は計算上考慮されない。 「UA値」が基準になる前は「Q値」というのが基準で、そこでは熱損失が考慮されていた。


  熱を確保するのにビニールやベニヤ板で張り詰めてしまうのは簡単だし、それで「C値」を高めることはできる。 しかし天然住宅では、どちらも使わないことがポリシーになっている。使えば匂いがするからすぐに気づくのだ。


 しかし燻煙乾燥の木の匂いが嫌だという人もいる。かつての「燻煙乾燥」と比べたら、今はほとんど匂わないのだが、それでも嫌な人はいる。それなら燻煙していない木材を用意することもできる。この燻煙の効果にも「抗ウイルス」がある。「ステイホーム」しているだけでウイルスを不活化できるなんて、とてもいいと思わないか。

 

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天然住宅では
「森を守って健康長持ち」をコンセプトに、国産材で化学物質を極力排除し長く使える住宅造りをしています。
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2020年8月25日

「夏の慰霊 」 

  八月、日本で言えば毎年の原爆被害者や戦没者の慰霊と終戦を考えるときだ。

 同じ八月、かつて中国では別な出来事があった。「75・8 大洪水」と呼ばれる世界最悪のダム決壊事故だ。死者数はおそらく24万人程度と思われるが不明だ。当時の中国は「大躍進政策」が打ち出されていて、国家の威信をかけて次々とダムが建設されていた。その死者数は日本の原爆被害死者数に匹敵するが、中国では2005年になるまで極秘に隠されていた。

 この事故は大型ダムである「板橋ダム」、「石漫灘ダム」が日本をそれて北上した台風の豪雨により決壊し、連続して造られていた58基の中小のダムがドミノ倒しとなって崩壊した。ダム決壊の直接の被害だけで数万人、さらに決壊しなかったダムが堰き止めた水によって200万人の人々が水の中に取り残された。真夏の暑い日差しの中、餓死や伝染病により約20万人もの人々が犠牲となった。文字通り、桁違いの「史上最大のダム事故」となっている。  

 そのことを知っていると、今の長江の水害の状態が気にかかる。長江(日本では揚子江と呼んでいる)はひと月ほど前から、例年にない豪雨に見舞われている。


 長江には世界最大の「三峡ダム」があり、その水位はすでに危険な高さになったままだ。この「三峡ダム」は長江の中流にあり、ダムの上流はすでに堆積して積み重なった土砂により洪水を招いている。ダムの貯水量は琵琶湖の1.7倍あり、下流にはコロナで有名になった「武漢」、「南京」「上海」と中国経済の中枢が並んでいる。


 しかもダムへ流れ込む側には人口3000万人の「重慶」があり、「工業排水や生活排水」によるヘドロや有害物質がダムに流れ込んでいる。ダム湖の水はすでに汚れた水になっているのだ。そのダムの水は住民に通知されないまま「緊急放流」されている。これによりダム下流もまた宜昌などの地域の水害被災者が数千万人に上り、さらに避難指示がすでに1600万人に出されている。  


 万が一の際には最下流の1000キロ離れた「上海」があり、さらに原子力発電所へ水害を及ぼすかもしれず、すると福島原発事故の二の舞になるのではないかと心配されている。万が一ダムが決壊したなら、下流域の約4億人に被害が及び、「武漢市」には危険な細菌を扱う研究所まで破壊されかねない。


 そのダム堤は、数年前から歪んでいると指摘されている。これに対し中国政府は、グーグル社の採用する「アルゴリズム」のせいであり、歪んだのはわずかな量だと述べている。しかし今回のダム水位の上昇は未曽有のものであり、もし万が一のことがあれば、下流地域を水没させることも起こり得る。しかも下流に流れ込む洪水はきれいなものではなく、汚染を含んだ汚水なのだ。それが下流1000キロも離れている上海だけでなく、コロナウィルスで有名になった「武漢」にある危険な病原体を取り扱う研究所もある。  


 それでも大丈夫だと言えるのだろうか。最初に紹介した板橋ダムの事故は八月の台風がきっかけとなった。中国の水文学・河川工学者で清華大学水利系教授だった故「黄万里(こう ばんり)氏」は、ダムがあまりに急ピッチで建設され、すでにダム堤に多くのひびがあることなどから「10年と持たないだろう」と述べていた。  


 国家の威信をかけたダムだというのに、ダムを推進してきていたはずの人たちは、竣工式に顔を出していない。建設時すでに、数千か所のひび割れが起きていたからだ。責任を追及されたら困ると考えたのだろう。ダムは1993年に着工、2009年に完成したのだから10年は持った。

 しかしそれから先はどうなるのだろうか。どうも早急に造ったせいで、コンクリートに溜まる熱を十分に冷やすことができていなくて、ひび割れたのではないだろうか。現在の時点で、ダム貯水湖に堆積している土砂は19億トンでと推定されている。大河である長江の水流は、今ならこれらを海まで運ぶ力を持っている。しかし時間が経ってからでは、30年後には土砂の堆積量は40億トンを超え、土砂を海へ流そうとしても堆積して流れなくなって、取り壊すことすらできなくなってしまう。今壊れて3~6億人の人が被災する方がマシとすら思えるほど、どうにもならないものになっていくのだ。  


 ダムに堆積する土砂は流れの穏やかになったところに溜まる。ダム堤から水の溜り始める位置まで500キロある。東京から500キロと言えば京都の手前まで、もしくは東北新幹線なら新花巻駅付近になる。これだけの距離のどこかにある堆積した土砂を取り去ることはほとんど困難だ。しかし壊さなければずっとこのダムからの放水に怯えなければならない。   


 もちろんそれは中国の被害だけでは終わらない。濁流は長江から南に向かう海流に押されて日本海を抜け、日本にすぐに届くだろう。すでに長江に棲んでいた淡水イルカは絶滅したとみられ、これと同じことが海に起こるかもしれない。  


 実際の近代からのダム建設はせいぜい100年程度しか歴史がない。しかもその歴史の中に、すでにたくさんのダム決壊の記録がある。しかも雨量は海洋温度に比例して多くなり、日本でも「百年に一度」という洪水が数年ごとに起きている。


 しかも世界的には常識となっている「ダム誘発地震」の心配もある。深さが100メートルを超えるダム湖の底には11気圧を超える圧力がかかり、それによって断層を滑らせて地震を引き起こしたりすることがある。中国で8万人の犠牲者を出した「四川大地震」もまた、「紫坪鋪(しへいほ)ダム」の誘発地震だったのではないかと疑われている。堤高は堤高156メートルで、三峡ダムは146メートルと同程度で、位置的にも近い。  


 巨大すぎる建造物は建てるべきではない。対処に困るからだ。例えば今ある原発も過去の「負の遺跡」だろう。放射能が半減期を繰り返して安定するまでに果てしない年月の管理が必要だ。三峡ダムもまた、保存も困難な「負の遺跡」となるだろう。  


 これから台風シーズンを迎える。中国の史上最大の板橋ダム事故は八月の台風による豪雨の影響で起きた。世界ではアメリカをはじめダムをやめて解体している。三峡ダムもまた、一日も早く解体すべきだ。未だ「無駄なダム建設」すら止められない日本から言っても説得力はないのだが。


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こちらもご参考ください

ダムが洪水・地震を引き起こす!? 大災害が起きる前に「ダムに頼らない社会」を
https://hbol.jp/223069

8月29日 天然住宅オンラインセミナー 「天然住宅の家を知る。」

「自然素材の家」に住んでみたいと思う方へ



天然住宅では、「森を守って、健康、長持ち」の家づくりをしています。

 

・木材がどこからきているのか?

・どのような人たちが森を守っているのか?

・家づくりに使われている建材は?

・どのようなこだわりをもって家づくりをしているのか?

 


天然住宅を知っていただくために、一番良い方法は「体感」です。

建材にこだわり、安全で安心な家づくりをすることによって得られるのは、空気のすこやかさだからです。


しかし、今の情勢下で実際の建築現場に足を運ぶのはハードルが高いかもしれません。



見学会でお話している天然住宅の家づくりのこだわりや健やかな空間をつくるためのこだわりについて、オンラインでお話したいと思います。


意外と家は「衝動買い」するもの。

勢いで購入してしまう方がたくさんいます。

ご自身の生活はもちろん、ご家族の人生にも、社会に対しても大いに影響がある家づくりです。


この期間を、一旦立ち止まってじっくり考える、良い機会にしていただければ思います。


お気軽にご参加ください。

 

 

■日時 :2020年8月29日 10:30〜11:30

■オンラインでのセミナー参加について

当セミナーは、ご自宅からお気軽に参加いただけるよう、オンラインで開催します。パソコン、スマホ、タブレット、いずれかの端末をお持ちでしたら簡単にご参加いただけます。お申し込みの方には、事前にご案内致します。

■講師
天然住宅 代表取締役/家づくりガイド 田中竜二

■参加費
参加費は無料になりますが、アンケートへのご協力をお願いしております。


■お申込みはこちらより
https://tennen.org/event_contents/8588



2020年8月21日

地球温暖化防止のルールが変わっていた

HWP時代の「木造建築」ってすごいんです。


 伐採木材製品(※HWP)という考え方ができていた。

 これまでは「伐採された木材は搬出された時点で大気中に排出されたもの」として温暖化させるものとカウントされていたが、それが「木材製品」として使われれば、大気中に排出されたものとしなくていい炭素が固定されたと考えるのだ。


※Harvested Wood Productsの略。
森林外に運びだされた全ての木質資源のこと。
2011年の第17回締約国会議(COP17)での、京都議定書第二約束期間における森林等の取扱いに関する新たな枠組み。(第一約束期間では森からの「搬出時」にCO2排出とみなされていました。第二約束期間では「燃焼分解」「埋立処分」時に排出とみなすように評価方法を見直しています。)


 これまでは、伐採しても運び出さずに放置する「切り捨て間伐」が有利にカウントされていた。林内に炭素として残っているので「炭素を固定している」と扱っていたのだ。それに対し「伐採木材製品(HWP)」が炭素を大気中へ放出した扱いにされていた。これでは逆だ。林地を荒らすばかりの「切り捨て間伐」が地球温暖化防止策になり、実際に炭素が固定される「伐採木材製品(HWP)」が温暖化を招くものとして抑制されてしまっていたのだ。そのせいで国内でも「切り捨て間伐された」荒れて入ることもできない森が増えていた。

 それがやっと改正されて、「切り捨て間伐」は評価されず、きちんと木材製品として使われるも
のは炭素を固定しているとしてカウントされるようになったのだ。




 ここから天然住宅の木造建築を考えてみよう。もちろん炭素蓄積になっている。地球温暖化を招かずに炭素がプールされているのだ。

 ここから先がまた違う。天然住宅は「住み継ぐ家」を前提にして、なるべく長く使えるように設計されている。主たる素材はスギだから、50年あればもう一度木材が育ってくれる。それだけで持続可能だが、天然住宅では最低でも100年、できれば300年持つように設計している。

 長期耐久性を担保するために、基礎コンクリートの打ち方から木材の乾燥方法、組み立て方まで気を遣う。


  その「伐採木材製品(HWP)」はその後、カーボンニュートラル(炭素的に中立、排出した分は吸収されるからプラマイゼロ)とされるのだが、天然住宅はここから先も違う。


 木材を無垢のまま、余分な防腐処理や化学物質処理をしていないから、取り壊した家の木材は無公害なのでそこから燃料として使えるのだ。燃料ペレットでも薪としても使える。もしさらに「木質ガス」にして使って「炭」を取りたければ「くりこまくんえん」社の給湯発電施設に届けることもできる。 ここでは熱をかけて「可燃性のガス」を取り、それを燃料として発電・給湯していて、最後に炭素の塊である「炭」だけ別に取れる。この炭は土壌改良剤として森に埋めよう。するとまたさらに炭素は貯蔵されるのだ。





 家を建てることは環境破壊ではない。それどころか炭素のプールとして使えるのだ。そんな炭素をプールできる住宅なら、家は建てた方がずっと環境に良いことになる。「悪いことではない」というのではなく、環境保全のために家を建てた方が良いのだ。

 これは画期的なことではないか。貯金をしてフェラーリを買っても環境破壊にしかならないが、天然住宅なら環境保全になるのだ。そんな未来を考えてもらえないか。


天然住宅 田中優コラムは随時更新中!


2020年8月6日

8月8日 天然住宅無料オンラインセミナー「資金計画のはじめかた」

8月8日、天然住宅スタッフによるオンライン「資金計画セミナー」があります。
 
とにかくウチのスタッフは親切で誠意のあるメンバーだから、安心してご参加を。

皆様お待ちしています。

【オンライン開催】 資金計画のはじめかた。


安心して家づくりに取り組む方法とは


家づくりにおける最初の難関は、多くの人にとって「予算設定」ではないでしょうか。

周りの人が家にいくらかけたから、住宅ローンの借入可能額がいくらだったからというなんとなくの理由で「予算設定」をしてしまう方が多い印象です。

しかし、ご家族によって今後の収支のバランスは様々ですし、選ぶ家や住み方によっても初期コストやランニングコストも変わってきます。


そこで、天然住宅では、老後のことまで見据えて、長期の収支・貯蓄の推移を現実的にシミュレーションしたうえで家づくりにかけられる予算の限度額を確認してから、「予算設定」をすることをお勧めしています。



家づくりを始めたいけれど、つまづいてしまっている方。

ぜひこの機会に、「家づくりを安心して進めるための予算設定」について学んで、 設定した予算に自信を持って、家づくりの夢を具体的な計画に変えていただければと思います。


■日時 2020年8月8日  10:30~11:30


■場所 オンライン
※ビデオ会議システムZOOMを使用します。

 
■参加費 無料になりますが、アンケートへのご協力をお願いしております。
 

■講師 天然住宅 企画部/家づくりガイド  増本


■詳細・お申込み

https://tennen.org/event_contents/8567





2020年7月31日

「悲しみの濁流 ~土を失うことの危機~」 

 今年の梅雨はなんだか毎年と違う気がする。「なんだかじとじとするなぁ」というのが例年の梅雨だが、今年は本気豪雨ばかり降らせる。豪雨の確率は過去の5年間より1.5倍も高くなっているそうだ。

 我が家は太陽光発電とバッテリーの暮らしだから、電気が足りるかひやひやする毎日が続く。今朝は早朝にとても強い雨が降った。でも日が上がると太陽が差してきた。あと19%でなくなるという蓄電は午後には満タンにまで持ち直す。これで三日は大丈夫になる。


 そして夕べからの豪雨の様子を近くの小川で確認する。水は濁っているが透明なままだ。





テレビで見るような茶色の川ではない。この辺は8000万年前の噴火の土壌で岩ばかりだ。だから濁りにくい。近所の友人が家庭菜園を始めたが、どこにも「土」がなくて困っている。あの濁流の泥が欲しい。罰当たりな話だがそう思う。

  
 

 罰当たりついでに言うと、中国・長江でもひどい水害が続いている。真茶色だ。あれが何だかわかるだろうか。土壌が流されているのだ。100年で1センチしか作れない土壌が、あれほどの勢いで流れ去っているのだ。  


 土はただの無機質なものではない。そこに微生物や菌類が棲み込んで、有機物と一体化したものが土だ。現在の最新科学では、土壌の豊かさを「含まれる微生物の多様性と量」で測る。
 
 つまり豊かな土とは、大量で多様な微生物と植物が共に暮らす土なのだ。それは有機物と一体化した、「土壌」だ。ところがこの土壌を、文明化した先進国の土は失ってしまった。その有機物は二酸化炭素になって大気に放出される。ほぼ三分の一から半分の土壌の有機分が失われて、その分だけ世界の土はダメになり、二酸化炭素を排出した。  


 温暖化防止には、化石燃料を使わないことと並んで、土作りが欠かせない。ちっとも難しくない。土に生ごみなどの有機物を混ぜ込んでやればいいのだ。ただ有用な微生物が喜ぶようにしてあげるのが良い。栄養の濃すぎる肉や魚は粉々にして、有用な微生物には酸素が好きな「好気性微生物菌」が多いので、水はけを良くしないといけない。その時便利なのが糸状菌と呼ばれるような菌類だ。根のように見える糸状菌が入り込んで、土を細かく砕いていてくれれば大丈夫だ。  


 そして畑は裸地にしてはいけない。常に被覆植物に覆われた状態にして、きつい直射日光からや雨粒からも土を守ってあげないといけない。さらに土の中の微生物たちと植物が作り上げた「菌根圏」を壊してはいけない。



 残しておけば、次の作物がエスカレーターのようにそれを再度利用するからだ。それを考えて、土の表面から15センチ以上は耕さないのが今の流儀だ。「不耕起」と呼ばれるが、耕さないのではない。浅く耕すのだ。  


 その土だが、関東ローム層のように粘土ばかりの土では、微生物たちが暮らせる空間が残らない。そんなとき役立つのが炭だ。炭は炭素の塊だから二酸化炭素にせずに土に炭素を貯め込める。その上多孔質だから、その小さな穴にたくさんの微生物たちが住むことができる。炭はまるで微生物にマンションを与えるようなものだ。それが土を豊かにする。  


 土は有機物と微生物と菌類が作り上げた芸術品なのだ。それが豊かなら微生物たちは作物の根から与えられる糖分や液体化した炭素を栄養として受け取る代わり、根では届かない細かな隙間に入って水分やミネラル分を植物の根に届ける。だから植物が植えられていた土壌の方が、荒れた土地よりはるかに多くの炭素を含んでいる。こんなことを自動的に繰り広げている自然は人間よりずっと賢い。

 愚かな人間たちは「緑の革命」などと言って、「窒素リン酸カリウム」の化学肥料を与え、そして虫を殺虫剤で殺していった。今はさらに進んで、除草剤に耐えられる作物を作って除草剤を撒くのだ。  


 その結果、世界の土壌は瀕死の状態になってしまった。しかし今でも世界の人々を養っている作物の半分以上は小さな農家が栽培している。巨大なアグリビジネスではない。

 アグリビジネスの使う化学肥料は微生物を失業させて土を貧しくし、殺虫剤・除草剤は微生物を根絶やしにした。枯葉剤に耐えられる遺伝子組み換え作物が生みだしたのが、とても厄介な「スーパー雑草」で、従来の除草剤が効かない雑草だ。このせいで遺伝子組み換え作物を実施した途上国の農民は、費用が掛かりすぎて破産するようになった。しかしアグリビジネスはこれを挽回するため、より危険な除草剤を使おうとしている。「ラウンドアップ」に代えて、周囲に飛散しやすい「ジカンバ」、「2-4D(ベトナム戦争で使われた除草剤)」を使おうとしている。  


 これまでの「ラウンドアップ」による「発がん被害」が訴訟になって人々が嫌う中、ついに世界はまともな農産物を求めるようになり、有機農産物へと移行を始めた。ただ一つ日本だけを除いて。 

 
 そう思いながら今の世界を見ると、長江での濁流もまた、貴重な土の膨大な流出だ。あの濁流は何百年分の土壌だろうか。豊かな土地では作物は強くなり、病気もしなければ虫もつかなくなる。そもそも農薬も化学物質も必要ないのだ。そこから採れる作物は健康で植物の化学物質、「フィトケミカル」も多く含む。

 


 私たちはずいぶんと遠回りしてしまった。微生物と植物、そして私たちとの関係を知らなくて、土地を壊すことばかりして、土の炭素を大気中に放出させてしまった。

 土と生命の共生の歴史を見直そう。巨大なアグリビジネスに頼るのではなく、各地の小さな真面目な農家に頼んではどうか。


 そんな中でEUが、「農場から食卓まで戦略」を発表した。農家・企業・消費者・自然環境が一体となり、共に持続可能な食料システムを構築するのだという。実は現状でも全世界の人々の食料の56%は小規模農家の生産が賄っている。巨大アグリビジネスではないのだ、小さな農家は多種多様な産物を作るので、単位面積当たりの生産量ははるかに多い。

 その小さな農家が中心になるなら、食糧問題だけでなく土地の保全や地球温暖化防止にも役立つことになる。国連が今を「家族農業の10年」としているのもそのせいだ。小さな手からの解決こそが、これからの未来を開くのかもしれない。


 

2020年7月29日

モンサントの農薬にたった一人から立ち向かったアルゼンチンの主婦のお話



3分半ですのでぜひご覧ください。



『2012年ゴールドマン環境賞受賞ソフィア・ガチカさん』

https://youtu.be/WUJqOkvcdFk




ここには農園がありました
牛などもいました

彼らはすべてを破壊して遺伝子組み換え大豆を植えたのです

今、彼らは大豆に農薬を噴霧する時、
私たちも汚染するのです

・・・

アルゼンチンは世界第3位の大豆輸出国
大豆はアルゼンチンの経済ブームを生み出した

毎年アルゼンチン大豆農家は500万ガロンの
モンサントのラウンドアップという農薬を使う

とても有毒な除草剤だ

・・・・

大豆は私には破壊と死です

最初は娘の病が農薬散布とが結びつきませんでした

腎臓に問題が生じたのは生後3日目でした
今でも耐えられなくなります
とてもつらく具合が悪くなります
娘を失ったことを思い出すことはつらいのです


娘を失った理由が受け入れられなくて
ドアからドアへ訪問することにしたのです

ソフィアは近所で心配を持つ母親たちと
近所のすべての病気の地図を作ったのです

彼女たちの調査で地域のガン発生率が
国の41倍にもなっていることがわかったのです

イトゥザインゴで起きているのは隠された虐殺です
ゆっくりと隠れて毒を撒くからです

・・・

調査結果は彼女たちの恐れを裏付けました

母親たちは農薬噴霧ストップキャンペーンを始めました
抗議活動をしたり、市民教育を行ったり
農薬の恐ろしさを伝えました

・・・

脅迫電話がかかってくるようになりました
「おまえの子どもを殺すぞ」という脅迫や
男が私に拳銃つきつけて、大豆に関わるのはやめろ、と
だけど止めるわけにはいかなかったのです

・・・

リスチナ・フェルナンデス大統領
「10年の彼女の忍耐は実りました」
大統領は保健省に農薬の影響調査を命じたのです

ブエノスアイレス大学 アンドレ・カハスコ教授
「低濃度のグリフォサート農薬にさらされると
出生異常が起きることがわかりました」

グリフォサートはモンサントの農薬ラウンドアップの主成分です

・・・

抗議によってイトゥザインゴの法律が変わりました
居住地から2.5㎞以内では法律で噴霧が禁止に

私たちがめざすのはアルゼンチン全国で
農薬の空中散布を禁止することです

法廷に訴えを起こし、正義を求めます

・・・

中南米でこの傑出した環境上の成果に対して
2012年のゴールドマン環境省は
アルゼンチン・コルドバのソフィア・ガチカさんに決定しました

・・・・

こちらの印鑰智哉さんのブログでも詳しく書かれています↓
http://blog.rederio.jp/archives/726

2020年7月28日

ピースボートにカンパを

ピースボートに初めて関わってから30年になるんだな。
 
ぼくは勤務先の職員をしていたから、乗るのは有給休暇の範囲で、それ以外の日は這ってでも会社に行ってた。一番乗った時は短い期間だけど年に三回も乗ってた。休暇はすべてピースボートで、スタッフから逆にあと〇日残ってますよね、なんて言われたりした。
 

おかげで世界中を見ることができた。
普通の暮らしをしているぼくが世界をいろいろ知ることができたのはピースボートのおかげだ。息子たちも乗った。

 
世界を客体ではなくそこに暮らす主体として味わってほしかったから、経済的には厳しくても乗せた。
 
そのピースボートか船が出せなくてピンチだ。


今の自分に経済的な余裕がなくてシェアせずにいたが、今回頑張ってカンパしてシェアすることにした。

今の彼らを手伝いたいのもそうだが、未来の人にもこんな出掛け方もあるんだという可能性を残したいのだ。船で知り合った人たちもたくさんいる。
よければ一緒にカンパしませんか。

ご賛同よろしくお願い致します。

#がんばれピースボート













2020年7月21日

これぞ職人技!大黒柱の刻み

天然住宅lifeで一緒にしている一級建築士、大塚尚幹さんの家作り動画です。
こういう職人たちへのリスペクトが支えている。


<大塚尚幹さんコメント>
 
(岡山県備前市)牛窓のパン屋さん、”おぷすと”の木材の加工が始まりました。
7寸角のヒノキの通し柱を6本使います。
こういう手加工をしてくれる大工さんはとても少なくなりました。

本来の大工さんにとって、柱や梁を一つ一つ、墨付けして刻んでいくのが技術の見せ所であり、上棟したら8割方出来たようなものです。最近の多くの大工さんはその墨付けや手刻みが出来ません。

日本の造の技術の伝承がなくなりつつあります。
なんとかその技術を残していきたいです。


2020年7月17日

7月25日 天然住宅無料オンラインセミナー~ 持続可能な暮らしを学ぶ~



天然住宅のオンラインセミナーで持続可能な暮らしの話をします。
ご参加お待ちしています。
 

【オンライン開催】 持続可能な暮らしを学ぶ。
 ~暮らしから考える、明日の生き方~

 

■日時 2020年7月25日 10:30〜12:00
 
■場所 オンライン
※ビデオ会議システムZOOMを使用します。
  
■参加費 無料
 
■お申込み 下記フォームよりお申込みください。


   
**** 
  

家づくりはゴールではありません。
 
天然住宅では、家づくりを通して数年後、数十年後の「豊かな暮らし」の実現を目指しています。
 

暮らしは、社会と密接に関係しています。
現在の社会は、地球温暖化やエネルギー問題、貧困、食糧の安全性など、様々な課題がありますが、だからといって、悲観的な考えを持ち続けるばかりでは、状況は悪化の一途をたどるばかりです。
 

これからの社会に必要なことは、そこから学び、考えを力に変えることではないでしょうか。
 

今回のセミナーでは、一般社団法人天然住宅の代表であり、環境活動家の田中優から、「持続可能な暮らし」への考え方を聞いてみたいと思います。
 
 
環境活動家の田中優は、「天然住宅」の創業者です。
この活動もまた、社会問題への「解決策」として生まれたものでした。
 
  
現在、社会で起こっている問題も、どこかにきっと良くなるきっかけやヒントがあすはずです。
 

地球温暖化を抑制する暮らし、エネルギーの自給や省エネ、菌との共生、森づくりや家づくり、暮らしを楽しくするアイデアや、考え方をぜひ受け取っていただけたらと思います。

2020年7月10日

ダムが洪水・地震を引き起こす!? 大災害が起きる前に「ダムに頼らない社会」を

今日本でも豪雨とダムが問題になっているが、中国の三峡ダムが危ない

しかも中国には世界最大の死者数の1975年8月の板橋ダムなど63基のダムのドミノ倒しの事故がある。 

それに加えて「ダム誘発地震」もある。

三峡ダムが決壊すれば日本も無傷でいられない。

おぞましい話だ。ぜひ知ってほしい。



ダムが洪水・地震を引き起こす!? 大災害が起きる前に「ダムに頼らない社会」を


 世界最大のダムとは、もちろん中国「三峡ダム」のことだ。今年の雨の時期、中国ではすでにいくつかのダムが決壊、もしくは「放流」が行われている。そのせいで、すでに宜昌などの地域の水害被災者は数千万人に上った。避難指示が出されている人々の数は1600万人に上る。これだけでもすごい数だが、万が一ダムが決壊したなら下流域の3億~6億人に被害が及ぶという。

 日本の総人口の、最大5倍の人々が被災するのだ。しかもこのダムは大河「長江(日本ではなぜか支流の一つの「揚子江」と呼んでいる)」の中流にあり、下流には武漢や南京、上海などの大都市があり、中国経済の中枢がある。


 しかもダムに流れ込む水域には人口3000万人の重慶があり、工業排水や生活排水などの汚染水を川に流し込んでいる。したがって、決壊して流れ出る洪水はきれいなものではなく、ヘドロや有害物質を含んだ汚水なのだ。それが1000kmも離れている下流の上海まで流れる。


<主な項目>

■三峡ダムが決壊すれば3億~6億人に被害!?

■ダムの上流に堆積した土砂が洪水を引き起こしている

■三峡ダムがこのまま土砂を貯め続ければ、取り返しのつかないことになる

■中国・河南省で起きた「世界最大」のダム決壊事故

■水深の深いダム湖が引き起こす「ダム誘発地震」

■地震によって、八ッ場ダムが貯めた大量の水が都心部へと流れ落ちる!?


▼全文はこちらよりお読みください


2020年7月8日

タモリ×山中伸弥 「“人体VSウイルス”~驚異の免疫ネットワーク~」が面白い!



これを見ると、やっぱり免疫抗体があるみたい。

その数がものすごく多くなる人がいる。

これは人のHLAの違いではないかと。

そうなると獲得免疫が重要になるなぁ。





ぼくは個人的に山中さんの話が好き。

2020年7月2日

コロナ対策を考える 1~3



どうしたら健康でいられるか
免疫力を落とさないこと
好中球の減少
スペイン風邪と昆布の相関
食物繊維と微量ミネラル
吉田俊道さんの野菜
印鑰智哉さん
Web of life

どうしたら健康でいられるか

「新型コロナウイルス」についてこの機会に考えたい。   

 いろいろ調べたのだけれど、結局のところ自分の免疫力に頼るしかないのだと気づく。  

 というのはウイルスだから抗生物質は効かないし、新型だからワクチンも特効薬もない。
 「手洗い・うがい」で感染を防いでも完全に防げるものでもない。ウイルスはどんどん形を変えるしいつかは体内で戦わなくちゃならない。  

 それが体内に入ってきても大丈夫な状態にしておかないと、いつまでも自分だけ感染しないようにしておくわけにもいかない。 しかも感染力の強い新型コロナウイルスは、どうしても世界中に広まってしまう見通しだ。さて、どうしたらいいのだろう。


免疫力を落とさないこと

わかったのは、治るのは結局自分の免疫力が頼りだということだ。しかも白血球の六割を占める「好中球」が頑張ってくれていて、それがウイルスを食べて不活化させるには、「抗体」という目印を付けられるようになるしかない。    


 むしろ心配なのは免疫が頑張りすぎて暴走して、「サイトカインストーム」を起こせば命に関わる。免疫を正常化させるには、腸内細菌の「クロストリジウム菌」の一種が頑張って「酪酸」を増やしてもらうしかない。元を正せばきちんと暮らして免疫力を上げ、「水溶性食物繊維」を摂って酪酸を増やして、免疫力を弱めるものを摂らない努力をすることになる。


好中球の減少


ここに良い話が一つと悪い話が一つある。    

 悪い話はこの「好中球」が関東の放射能汚染のあった地域で減っているということだ。白血球の中の成分の比率を「白血病分画」というのだが、例えば福島県では男児の好中球が二割以上も減っている。もちろんこれは放射能の影響と考えられるが、もちろん政府は認めていない。市民の味方である三田先生だけが伝えている事実だ。    


 「白血病分画」の調査自体は珍しいものではなく、放射線技師などは定期的に調べられているものだ。それを三田先生は「免疫力が弱まるというような被害にはならない、好中球自体が最後の砦の役割をしているからだ」と述べている。  

 でも、どうやら今回の新型コロナウイルスは、「最後の砦」の出番のようなのだ。



スペイン風邪と昆布の相関

良い話の方は、百年前のスペイン風邪が世界的流行を起こした時に、日本は死者の比率が低かったことだ。絶対数ではなく、死者数の割合が世界的に見て少なかったのだ。この時、何が違っていたのだろうか。      

 ここにスペイン風邪での死者の比率の高かった県と、昆布の消費量の多かった県のグラフがある。同じ年に比較されたものではないのでその点は注意してほしい。スペイン風邪の死者数の多かった県と、昆布の消費量の多い県とは見事に逆相関しているのだ。      

 「あれから全然食べない県になった」とかそういうことがない限り、この傾向は健在だろう。そうするとスペイン風邪と新型コロナウイルスが似ているとすれば、これに対しても日本人の死亡率は高くないかもしれない。


昆布の消費量

食物繊維と微量ミネラル

そもそも最近の腸内細菌フローラの重要性から見ると、昆布は、「フコイダン」(海藻のぬめり成分に含まれる天然成分)という海藻類の成分を出すまでもなく、それ自体が「水溶性食物繊維」として重要な成分だ。自己免疫の暴走である「サイトカインストーム」を避けたいと思うのであれば重要な成分なのだ。   
  

 それだけで万全とは言えないだろう。私たちの免疫機能には食物の微量ミネラルが重要で、それは農薬などで弱った植物ではなく、頑丈に育った植物の化学物質が重要だからだ。それを(植物の)フィト・(化学物質)ケミカルで補うことが重要になる。だから植物を摂ることは重要だが、頑強な野菜の持つ「フィトケミカル」を摂ることはさらに重要なのだ。


 
吉田俊道さんの野菜

世界では「食べる庭(エディブル・ガーデン)」が広がっているが、天然住宅では小さな庭でも「食べる庭」作りを実施している。しかも今回の新作映画「発酵の楽園」で取り上げられている吉田俊道さんが参加・監修して作った庭だ。      


 そこで採れた野菜をおいしく食べさせてもらったことがある。とても美味しくて感動すらした。あんな美味い野菜を食べていて、その上さらに免疫力が上がるのだとしたら、少なくとも僕は他に何もいらない。ビールは欲しいとは思うが。 そう、この「発酵の楽園」という映画、ぜひ観てほしい。これが免疫力の源だったのかもしれない。

 
吉田俊道さんとの土づくりワークショップの様子


印鑰智哉さん

ぼくにはもう一人、欠かせない友人がいる。印鑰智哉さん、「いんやくともや」さんと読む。その彼は今や食と農に関する第一人者となっているが、そんなことよりとても親切で信頼できる人だ。      

 ぼくが彼と知り合ったのは、1992年のブラジル会議に出掛けた時に、ブラジルで通訳をしてくれた人だった。とんでもなく親切で、何でも疑問に答えてくれたし、背景まで含めて詳しく伝えてくれる人だった。その彼と日本で再会した時、本当に幸せな気持ちになった。   

 でもそれだけではなかった。彼は次々と新たな情報を伝えてくれて、新しい書籍と出会う機会ももたらしてくれたからだ。そのひとつ、彼が読んでいたのが「あなたの体は九割が細菌」というものだった。その彼は今、フェイスブックで書いている。長いのだが、短くして紹介しよう。


 
Web of life
(引用ここより)   

Web of lifeという言葉がある。生き物たちはお互いにつながっていてそのつながりがあるから生きていくことができる。そのつながりが私たちやこの地球に持つ意味をあらためて考える必要がある。    

かつて、生物はどんどん進化していくけれども、その生物自身が自分の遺伝子を変えていくから進化していくと考えられてきた。     

でもたとえばラウンドアップを大量に撒いて数年で耐性雑草が生まれてしまう。なぜ、そんなに早く遺伝子が変わるのか?実際に雑草の遺伝子がそんなスピードで変わることはできない。実は雑草が耐性を獲得したのは自分の遺伝子を変えたからではなく、耐性を持つ微生物を取り込んだからだった。細菌は1000倍、さらにウイルスは細菌の1000倍、早く変わっていくことができるという。     

細菌を取り込むことで雑草たちは生き残る能力を獲得することになったと考えられる。植物や動物、私たち人類のような大きな生命が誕生したのは細胞の中にミトコンドリアがあって大きなエネルギーを作れるようになったからだが、そのミトコンドリアも元は独立した細菌だった。      

そして私たちの遺伝子の4割近くはウイルスの影響を受けているという。つまり、そうした微生物を取り込みながら私たちは変化を遂げてきたことになる。自分たちが自分たちの力で進化していくという以上に、さまざまな(特に微生物の)力をもらいながら新しい能力を獲得してきた、というのが真相のようだ。     

編み目のように存在する生命、Web of lifeこそが進化の原動力であり、個々の生命を切り離せば、無力となってしまう。化学肥料と農薬による農業はこのWeb of lifeを否定し、その力を化学物質で代替させようというものだ。この農業がまさに抗生物質耐性菌やさまざまな病気の原因を作り出していることもこの根本的な問題に起因している。    


今、ウイルス以外にも世界で抗生物質耐性菌の出現など対応不可能な病原体が増えている状況は深刻である。Web of lifeが絶滅に向かいつつある。そうした動きは止める以外ありえない。(中略)     

今、私たちがやらなければならないことは、この新型コロナウイルスとの敵対的プロセスが続く間、感染による犠牲を出さないために、免疫弱者、そして社会的混乱から生み出される社会的弱者を守り切る、ということにつきると思う。       

今回のウイルスであれば免疫の強い人であれば感染してもワクチンの開発の前に免疫を獲得していけるだろう。でも、免疫の弱い人にとってはこれは命取りになってしまいかねない。空間と時間が確保できれば、免疫の弱い人も安全に守れるだろう。   

 だから、免疫弱者、社会的弱者への対応こそが最大の関心事にしてほしいのだけれども、政府の姿勢にはその配慮がまったく感じられない。新自由主義がまさに犠牲にしてきた部分だけに、政策変更には抵抗するだろう。さらに特別措置法で緊急事態宣言ができるようになってしまえば、政策維持が強化されてしまう。   

 新自由主義とはWeb of lifeの相互依存、生命の多様さを否定し、特定のものたちだけが利益を独占しようという政治方向なのであるから、この対立は根源的なものにならざるをえないだろう。   命が守れない新自由主義ということで、人類は新自由主義から脱しなければ生き残れない。ここからすべてが変わっていくだろう。   

 今後、今回以上にさらに強力なウイルスや病原菌に備える必要もある。まずは身近な免疫弱者、社会的弱者を守ることから始め、根本的な政策変更を求める力を強めていくこと、すべての分野での政治を根本から変えていくことだと思う。 

 (引用ここまで) 

*****    

全く同感だ。「食べる庭」を作った時、植物の根の先にもっと膨大な細かな根があった。でも今気づいてみると、それは「糸状菌」という別な微生物だったのだ。


 



2020.3月発行 

天然住宅 田中優コラム より

コロナ対策を考える

コロナ対策を考える2

コロナ対策を考える3

より

2020年6月30日

7月4日 天然住宅 無料オンラインセミナー~持続可能な林業を学ぼう~

今年は春の植林ができなかったから、オンラインのセミナーだけでも参加しようかな。

大場さんがいろいろ始めてるし、知りたいし。

皆様のご参加お待ちしています↓

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天然住宅 持続可能な林業を学ぶ。
家づくり学校オンラインセミナー


オンライン家づくり学校、第3弾は「持続可能な林業」のお話です。

家をつくること、木を使うことは環境に悪いと思っていませんか?

家づくりで使う木材や、暮らしの中にある木製品には、「森を守れるもの」と「森を守れないもの」があります。


では、森を守れる木材をどうやって選びとれば良いのでしょう?

林業から製材まで行う「山側」のお話を聞くことで、身近な生活をより環境に優しいものにしていくことができるかと思います。


また、環境に優しい選択は、身体にも心にも、家族や社会にも優しい影響を与えてくれます。

手に取る木材を変えることで暮らしを豊かに、家づくりを日本の森を守れるものにすることができます。


古から伝わる知恵を踏襲し、最先端(でも機械化とは正反対)の手法を取り入れた「持続可能な林業」を宮城県で実践している大場 隆博 (Takahiro Ooba) さんにお話してもらいます。


普段なら、宮城まで出かけていかなければ聞けない貴重なお話をオンラインで聞いていただけます!

お話を聞いた後、森を見つめる目が変わるかもしれません。
ぜひ、ご参加ください。

そして、落ち着いた頃、一緒に山に行きましょう!




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<イベント概要>

■日時 2020年7月4日  10:30~12:00

■場所 オンライン  ※ビデオ会議システムZOOMを使用します。

■参加費 無料

■詳細・お申し込み


■講師紹介

株式会社くりこまくんえん
大場隆博さん

NPO法人日本の森バイオマスネットワーク副理事長/NPO法人しんりん理事長。
森林の環境保全機能を十分に発揮させるために、持続可能な自伐林業を行いつつ、森林資源を有効活用する社会システムをつくり森林を育てる人材育成に取り組んでいる。


動画「天然住宅short movie 森を守る編」より大場さん




 



2020年6月26日

宇都宮・小池・山本……。都知事選3候補と直接会って受けた印象。都民は知事として恥じる必要ない人を選択しよう

都知事選候補の中の3人に実際にお会いしての、ぼくの個人的な感想をハーバービジネスオンラインに書きました。

良かったら拡散ください。
また東京の人にもぜひ知らせてあげてください。


宇都宮・小池・山本……。都知事選3候補と直接会って受けた印象。都民は知事として恥じる必要ない人を選択しよう



都知事選で東京が騒がしい。少し前まで東京に住んでいたし、23区内に勤めていたこともあって、遠い世界のような気はしない。加えて東京にいた頃には、ぼくは今より世間にずっと知られてもいた。おかげで都知事候補のうちの3人とは直接会ったこともあるし、知り合いでもあった。

 ぼくが最初に知り合ったのは、元日弁連会長の宇都宮健児さんだった。もちろん知り合う前から宇都宮さんのことは知っていた。というのは、ぼく自身も多重債務者問題には大きな関心を寄せていたからだ。・・・



<主な項目>

■ぼくは、全国でもほぼ唯一の“サラ金問題に対処できるケースワーカー”だった

■宇都宮健児氏は、多重債務者を救うために尽力してきた誠実な人

■小池百合子氏は「人を人として見ていない」と感じた

■まっすぐに人と向き合う山本太郎氏と知り合えたことに感謝

■沖縄出身の玉城デニー氏を「日本語わかるんですか」とヤジったのは小池氏!?


▼全文はこちらよりお読みください



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これまでにハーバー・ビジネス・オンラインで配信した田中優記事はこちらです

2020.6.13配信
「毎年0.4%の炭素を耕作地の土壌に加えることが、地球温暖化の解決につながる!?」