2015年9月6日

現地からSOS!強制収用となった石木ダム抗議行動

先日、長崎県の石木ダム、ついに強制収用へ、との記事を掲載しました。
その続きです。

9/3発行田中優無料メルマガより  


 【2015.8.29】 

 ▼畑に看板が建った - 西風に吹かれて (2015.8.29) 

 「そのサカエさんが、ダム小屋に寄った私に、 
「昨日、いきがいセンターから帰ってみたら、畑に立入り禁止の看板の建っとったとよ。 
負けるもんか!ね~え。」と言われる。 



                   画像:畑に看板が建った - 西風に吹かれて より

「えっ!看板が?」
あわててサカエさんの畑まで走った。 

 確かに、道路工事のときに使うような看板が立ててある。 
畑の前にあるサカエさんの家の塀には『水の底より今の故郷』と書かれた看板が
外れないようにしっかりと固定されている。」 




 ■田中優より
 「強制収用によって自分の畑に看板が立ち、「使用を禁止します」と言われる。 
石木ダムに合理性はない
長崎県は強気だが、こうした権力の横暴を許さないために憲法がある。
そして既成事実化にひるまない人々が社会をつくる。」 

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 【2015.9.1】 

 ■田中優より
 「強制収用をしようとしている長崎県・石木ダム、現地の人たちからのSOSがあります。 
ごめんなさい、ぼくが出かけられなくて

 「石木川まもりたい」のブログ http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011 に、 
ダムが不必要な理由が示されています。

 こちらもご参考ください 

水源連 石木ダムページ  http://suigenren.jp/damlist/dammap/ishikidam/ 」


 <<9月2日~9月7日 強制立ち入り調査の抗議行動を!!>>

 「共有地を含む残りすべての土地を収用裁決準備のため、強制立ち入り調査を9月2日より7日まで土曜、日曜日を除く4日間行うと長崎県より通知が来ています。 
聞く話では、県職・業者併せて70名体制で3か所より開始するといっています。 
石木ダム建設に絶対反対だと長崎県にわからせるためにも、立ち入り調査は阻止しなければなりません。 
 しかし今私たちは、付け替え道路工事の抗議行動も行っており人手が足りません。 
皆様の阻止行動への参加をお願いいたします。 

 ★阻止行動  
集合場所  川原さん宅前広場(採石場より200メーター程登った所)  
時間    午前9時
 阻止行動は現地の人の指示に従ってください。また弁当持参でお願いいたします。」 


 詳しくはこちらより 
水源連「現地では抗議行動が続いています」 
http://suigenren.jp/wp-content/uploads/2012/09/90a9845837ea089a3728160c00cf069a.pdf 

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 【2015.9.2】  

 ▼立ち入り調査を阻止 - 西風に吹かれて (2015.9.2)  

 今日から9月7日まで、石木ダムが完成したら水没してしまう9軒の家屋と公民館1棟の立ち入り調査が行なわれることになっている。 
これは県が今年7月8日に手続き開始の申し立てを収用委員会にし、 7月31日に告示が行なわれたため、収用採決申請書作成に必要な土地の測量や家屋の評価をするために行なわれるのだ。 午前9時30分、県の職員や測量業者・家屋調査の業者など70人もの人間が三方からやって来た。





 こちらは地権者と支援者とで何とか立ち入らせまいと、 それぞれ三方に分かれて県職員を待ち受けた。  私はこのうちダム小屋前の阻止行動に参加した。 (中略) 

ダム小屋の前には地権者・支援者30名ほどが道路いっぱいに並んだ。

 ばあちゃんたちも杖をついて参加。
 「そがん造りたかったら、うちたちば殺してから造らんですか!」・・・ 




 ■田中優より
 「石木ダムの強制収用に対する抗議、人が必要だと書いていたけれど、すぐに必要な 事態が起こってしまいました。でも断念して県側は帰っていきました。 
「対話が必要だ」なんて知事は言っておきながら、こうして強制しようとする。 

 ぼく自身かつて公務員だったんだけど、公務員は日本国憲法の規定を順守するという誓約書を書いているので、違法な上司からの命令に背くことができるんだけど。 
これで終わるわけではありませんが、今回の抗議行動に参加できる方はぜひよろしく お願いします。」