2018年3月30日

有料・活動支援版メルマガ 特典号「何が原発を支えたのか」

2018.3.29発行しました!
 
田中優有料・活動支援版メルマガ【特典号】 
 
全文掲載!婦人之友2012.4月号インタビュー






田中優「何が原発を支えたのか」
 

2020年まで続く予定の「総括原価方式」などを始め、 現在につながるお話もたくさんあるかと思います。 



原発は、なぜこんなに推進されてきたのでしょう。その理由は、利益を受けるところが広く存在するからです。その利益を得る人たちのことを、日本では「原子力村」と呼びますが、海外では「原子カマフィア」と呼んでいます。マフィアは利益の集合体、原発はお金が儲かる。その仕組みのおかげで、こういう事態になっているのです。その仕組みは、大きくは4点あります。  
 ひとつは 「総括原価方式」 といって、電力会社は、設備投資にかけたお金に3%の利益を上乗せして、みなさんの電気料金から取っていいことになっています。従って、なるべく高いお金をかけた方が利益が上がる。だから発電所と送電線をなるべく多く造った方が、しかも高いものにした方が儲かるのです。 

「その上、総括原価方式の中には、なんと電力会社の職員の保養施設や、年金の補助金、サークル活動の運営費にいたるまでが、電気をつくるためのコストに含まれていたのです。 
 中でも問題なのは広告宣伝費。電力7社を合わせると、産業界で第1位をしめるトヨタを超えるほど。電力会社を大口スポンサーとしているのがテレビやラジオ、新聞なわけです。そのためメディアは本当のことを言わない状態が続き、戦時中の大本営発表と変わらない構造です。」(抜粋)
 






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