田中優より
「ずいぶん前のこと、環境NGOの国際会議でアメリカのNGOの人が、
「環境に良くないから農業をやめるべきだ」と発言していた。
何を言ってるんだこの人は? 何を食べているんだろう? と思ったけれど、
世界を見渡してみると持続的な農業ができている地域の方が少ない。
「環境に良くないから農業をやめるべきだ」と発言していた。
何を言ってるんだこの人は? 何を食べているんだろう? と思ったけれど、
世界を見渡してみると持続的な農業ができている地域の方が少ない。
それは伝統的で小規模な農法で、一見すると価値がなさそうだが
FAOによればそれによって食べられている人の方が大規模農場より多い。
要は持続可能な食べ方、生産方式、社会的なあり方や関係、この全体が守られないと
できないのだ。その総体を「アグロエコロジー」と呼んでいるのだ。今なおゴリ押しされるモンサント的な農業に対して、
持続可能な関係を作る運動として、今後注目される運動になると思う。」