田中優より 「300年続く伝統蔵「富沢酒造」はアメリカに渡る。 日本では酒税法規制で作れないからだ。英語もできないというのに。 しかしそれでも「逃げる」というネガティブな話ではない。 なぜなら彼らにとっては守ってきた菌を将来につなぐことが希望だからだ。」 |
▼池ちゃんのブログ(2014.8.12)
http://ameblo.jp/waipuna2111/entry-11908774539.html より
「シアトルに渡り、銘酒純米「白富士」を造る…
300年続く伝統蔵「富沢酒造」の一家は、今夏、アメリカに渡る。
大手の酒造以外では初めて、海外での日本酒造りに挑戦するのである。
当主富沢周平60歳杜氏、妻61歳杜氏、息子31歳杜氏、娘30歳営業広報担当の
4人は、英語ができるわけではない。アメリカの市場に詳しいわけでもない。
しかしシアトルに渡り、銘酒純米「白富士」を造るという。
彼らの蔵は、彼らの蔵は、福島原発から3.5キロの双葉町にあった。
手に持てるだけの酒を持って避難したが、やがて蔵のある場所は、
警戒区域となり立ち入り禁止となる。
国と幾度も交渉して、なんとか蔵に戻ることができ、
麹菌と酵母を持ちだすことができた。
奇跡的に1本だけ菌が生きていた。
しかも密閉した部屋にあったためか、放射能が検出されない。
もう一度酒造りができる。廃人同然だった当主と妻の眼に輝きが戻った。
…しかし言われたのは
「他県で造ってもいいが、売るのは双葉町にしてください」。
人口ゼロの街でダレに売れというのか・・」