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残留農薬:ネオニコチノイド系 基準緩和案を再検討
(毎日新聞 2014.3.18)
ネオニコチノイド系農薬の食品への残留基準を緩和する案をまとめていた厚生労働省は18日、緩和の是非について再検討することを決めた。この農薬はミツバチの大量死の原因の一つと指摘されている。
「(緩和後の)基準値が高すぎる」など意見募集へのコメントが1657件寄せられたほか、欧州食品安全機関(EFSA)が昨年12月、2種類のネオニコチノイド系農薬が「発達中のヒトの神経系に影響する可能性がある」との見解を発表したことを踏まえた。
厚生労働省は、内閣府食品安全委員会に健康影響のリスク評価を再度依頼し、その結果を基に改めて検討する。
見直しの対象となっているのは、ネオニコチノイド系農薬「クロチアニジン」の野菜や穀類などへの残留基準値。
ホウレンソウ40ppm(現行3ppm)、カブ類の葉40ppm(同0.02ppm)、ミツバ20ppm(同0.02ppm)などの案が厚労省審議会の部会で了承されていた。 |
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