田中優「東電廣瀬社長と新潟泉田県知事とのやりとりからです。」
http://chiji.pref.niigata.jp/51324.html より
(新潟県:「東京電力の廣瀬社長と面談しました」2014.1.17)
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(泉田知事)
・・・安全確保のために、要は情報操作をする、隠蔽をするということが現に行われていて、
それが改善をされていない状況な訳ですよ。したがって、廣瀬社長自身は、今どう思われて
いるのか。なぜ、2ヶ月も隠蔽したのか。外からの力が働いたからということですけれども、
責任関係ではなくて、誰に、どういう話があったかという、どう認識されているのか、今お話
いただけますか。
(廣瀬社長)
それについても、事実関係を時系列で、どういう指導があったとか、どういうことがあったと
いうことははっきりしております。それに対して、それは正に事実でありますので、それをけし
からんと言う側に我々はいないと思っております・・・
(泉田知事)
廣瀬さんはどういうふうに認識されているんですか。
(廣瀬社長)
そうした国とのやり取りはあったのは事実です。
(泉田知事)
国から圧力があって、メルトダウンを認められなかったということですか。
(廣瀬社長)
発表について、調整をしていかなくてはいけないという状況にあったのは全くの事実であります。
その調整の過程で、結果として、調整を踏まえた上で、2ヶ月かかったというのも事実です。
(泉田知事)
国ってどこですか。
(廣瀬社長)
国ですね。それは是非レポートで、ご説明させていただきたいと思いますけれども。
その辺もはっきりしておりますので。
(泉田知事)
是非、はっきりさせてですね、文章で、なぜ、メルトダウンという重要な情報、8時間空だき
すれば、メルトダウンするに決まっているわけですよね。3月11日、当初から予測していたにも
関わらず、発表できなかった。これ、結局、色んな圧力がかかると、真実を話さない会社だと
いうことになりますもんね。
(廣瀬社長)
それについては、今の事象に限らず、色んなところで、3年前の3月11日以降、しばらくの間、
特に、本当に誰を向いて情報公開していたのか分からないような、本来であれば、正に知事が
おっしゃったように、避難をされている方々に一番早く、一番大事な情報をだすべきと、そういう
頭で対応しなければいけなかったところ、やはり官邸であるとか、国であるとか、保安院である
とか、そうしたところとの調整をまず優先したというのは、我々にも本当に非があると思っていま
す・・・