WWFさんよりインタビューして頂きました。
http://www.wwf.or.jp/activities/2012/01/1038224.html
原発がもうかる仕組み、その解決策など、優さん流に解説されています。
ぜひご覧ください☆
田中優さん
「まず変えるべきは、電気をめぐる独占の仕組みと原子力が儲かる仕組み」
まず第一に「発電と送電の分離」が必要
電気の消費量はまだまだ減らせる
電力会社の支配から地域が独立していく
(一部抜粋)
原発というのは、儲かるんです。その儲かる仕組みをそのままにしていたら、絶対、復活します。だからなんで原発が儲かるのか、その仕組みが重要だったんです。その第一は、発電と送電の分離がされていないからです。
原発というのは、儲かるんです。その儲かる仕組みをそのままにしていたら、絶対、復活します。だからなんで原発が儲かるのか、その仕組みが重要だったんです。その第一は、発電と送電の分離がされていないからです。
発電と送電の分離が一番大きいです。発送電の分離をすると、送電線が電気のプールになるので、そこが定価で電気を買い取ります。そうなると実際には高くついている原子力の電気は入れられなくなります。
― 自然エネルギーを導入するのは、まだ早いということでしょうか?
順序が大切なんです。7月から、再生可能エネルギー買取制度が始まるでしょ。ところが、7月になる前に、石油の値上がり分や、今回の事故の賠償額が、電気料金に上乗せされることになっています。その後に、自然エネルギー分が上乗せされることになります。でも、市民に表示されるのは、自然エネルギーの分であがりました、という部分だけ。そうなるとみんな、自然エネルギーなんかやるから高くなるんだと思ってしまう。
それでは順序が違うんですよ。発送電の分離を先にやらないといけない。そこが分離されれば、送電会社が発電会社から電気を仕入れることになるので、発電コストが明らかになるんです。不都合なものはブラックボックスに入れちゃうなんてことはできなくなる。
僕としては、なんとしてもこのタイミングで、電気をめぐる独占の仕組みと原子力が儲かる仕組みを、変えなければいけないと思っています。そこが変えられれば、半分の電気消費で済むから、原子力もいらないし、石炭火力もいらない。
詳しい内容はこちらへ→http://www.wwf.or.jp/activities/2012/01/1038224.html
(※記事の中での「来年の7月」は「今年の7月」のことです。インタビューが昨年末だったため)