SAVE THE FUTURE「想いをつなぐ融資
~ap bankが支える環境市民活動~」
12月29日(月)総合 午後11:25~午前0:15
京都議定書の採択から10年。この10年の間に、日本国内ではNPOなど草の根の環境運動が広がりを見せている。市民レベルの活動を資金融資という形で支援しているのが「ap bank」である。
「ap bank」は音楽プロデューサーの小林武史さんとMr.Childrenの櫻井和寿さん、そして、坂本龍一さんが2003年に立ち上げた。環境保護や自然エネルギー促進事業に取り組む個人や団体に融資している。この「アーティスト発の銀行」は、「普通に生活する人にできる地域密着型の小さな事業」を中心に、限度額500万円、金利1%という低金利で融資する。希望者は増え続け、年に100件ほどの申請がある。融資先は年2回、小林さんと櫻井さんが出席して開かれる融資会議で承認される。社会の中の位置付けといった大局的な視点で判断する小林さん、そして作詞・作曲にも表れる繊細な視点で独創性を見落とさない櫻井さん。2人は会議の度に直接、申請の内容に目を通し、その活動が掲げる理念や目標を議論しながら融資先を決めていく。4年前に本格的に動き出し、これまで70件、総額2億円をこえる融資を行ってきた。また、ap bankの活動に共感するアーティストが参加する音楽イベント「ap bank fes」を2005年から開催。08年では3日間で8万1000人を動員した。このイベントの収益金は融資に充てられ、また、ap bankが融資した団体の一部も、飲食店や雑貨店、ワークショップなどの出店で参加し、このイベントを作り上げている。
番組では、これまで融資を受けた個人や団体がどんな取り組みをしているのか取材。その環境への思いや現実に直面する問題を浮き彫りにするとともに、活動を支える小林さん、櫻井さんらの融資会議での議論や、「ap bank fes」会場での融資先との交流の様子をドキュメント。洞爺湖サミットの開催をはじめ、環境問題が大きくクローズアップされたこの一年の最後に、改めて環境市民団体に今、何ができるのか、その志と現実を伝えていく。
ap bank
とても楽しみな番組ですね!!
年末のあわただしい中ですが、どうぞ お見逃しなく!