2020年4月29日

「足るを知る」暮らし

 世間は新型コロナウイルス蔓延防止の「緊急事態宣言」で騒がしくなっている。テレビは朝からその話ばかりで、特に大都市圏の被害者数が毎日増加していることが伝えられる。こうなると地方に住んでいるものには大都市圏から人が来るのを危険に感じるようになる。できれば来てほしくないと感じてしまう。地方は高齢者の比率が高いからだ。もし感染死すれば、村八分の残り二分すら失われる。


地方に住んでいるととても静かな暮らしになる。若い人にはとても耐えられない暮らしかも知れない。まず人混みはない。人との距離が気になるほど人がいないのだ。そして窓の外には山が見える。枯れ木ばかりだった山は、毎日気づかぬ内に点描画のように黄緑色の点を落とし、やがて新緑の緑を広げてくれる。




 我が家は有害化学物質を全くに近いほど使っていない家なので、家にいて心配になることがない。水も井戸、ポンプも太陽パネルの自給なので、心配がないだけじゃなくランニングコストもかからない。井戸水の農薬汚染も昨年検査した。全く不検出だった。今や水道水にも検出されるのだが、その心配もない。

 家を安心して居られる場所にしておくことが大切だと思う。金を使う時に、将来の支出を避けられるように使うように心がけてきたことが役立ったのかもしれない。電気も自給だしガス代も太陽温水器のおかげで大きくはない。







 そうして暮らしていると、使い道のない支出のおかげでゆとりさえできる。カネを稼ぐためにしなければならないということもない。ただしインターネット環境だけは大事にしている。報道もビデオもそれで見ているから、新聞は取らなくなった。勤めていた時には毎朝新聞を熟読していたのが嘘のようだ。唯一不自由なのは、相手がFAXでしかやり取りできない場合だ。固定電話もなくしてしまったから、FAXは受信できないのだ。今ではパソコンと携帯電話だけだから、写メかメールでもらわないと受信できないのだ。


 こうして近くに住む友人たちと交流しながら暮らしていると、シンプルな暮らしだけが必要だったのではないかと思える。私が設立した「天然住宅」も「未来バンク」も東京にいる息子たちに引き継いだ。では私は何をしているかというと、毎月数本の原稿のために毎日インターネットで調べものをしている。



 世間はあいかわらず新型コロナウイルスで騒がしい。どうやら今回だけはそのまま終了しそうにない。これからはずっとうまく付き合っていかなければならないようだ。しかしさほど心配しなくていいかもしれない。こうして今は戦っているが、歴史的に見るとヒトとウイルスは共存してきた時代の方がはるかに長いのだから。もしウイルスが取り付く種を絶滅させてしまうものであれば、ウイルスもまた絶滅する。そしてヒトの進化にとってウイルスは欠かせないものであった。「ウイルス進化説」という。



 中でも面白いのは、人が遺伝子を進化させる場面で、ヒトはウイルスを活用してきたという事実だ。

 例えば子どもが生まれてくるときに、母体の血液型と一致しない場合でも問題なく生まれてくる。本来なら一致しないということは、免疫的には「非自己」として排除されるはずなのに問題なく育つ。

 これは胎盤が問題ないようにろ過して通し、栄養や酸素だけでなく細胞も通しているからだ。その胎児の持つ細胞は、母の心臓を修復したりする。それ以外にも様々な臓器や脳にまで胎児の細胞が発見されている。この不思議な半浸透性を持つのが胎盤で、それは一本の鎖しか持たないウイルスのRNAを通じて受け取ったものと理解されている。それはヒトの二本鎖のDNAと違って変化しやすく、その中から適した機能を持つものだけを選択的に受け取ったらしい。


 さらにヒトの体細胞のエンジンとして機能している「ミトコンドリア」さえ、他の生物から取り入れてしまっている。ヒトはそもそもが他の生物と共生することで進化してきたし、今もそれは続いているのだ。人の害になるウイルスは、そもそも人間界の外に暮らしていた生物が持っていたものだ。ところが他の生物を殺し絶滅させ、環境を壊したことで、暮らす場をヒトの体内に見出せなくなったのかもしれない。それらは人畜共通感染症(ズーノシス)と呼ばれ、いずれも致死率の高い疾病となっている。それ以外の生物種には取り付く予定がなかったのだろう。



 ウイルスに対抗するのは「自然免疫」と呼ばれる最初から持と免疫だが、新たなものに対しては同じ免疫メンバーだが「獲得免疫」と呼ばれる新たな仕組みが対応する。新型コロナウイルスが怖いのは未だヒトが獲得していない免疫で、ワクチンもまだ開発されていないからだ。しかし免疫力が強ければ、どうやら重症化は避けられるようだ。



 ということは、原理的に免疫細胞群が元気で適度な数を維持していれば、最も最適な状態になるのだろう。そのためには免疫を強く維持し、爆発的に増加させないように抑制手段も維持する必要がある。爆発的に増殖させないように、有害化学物質や農薬などを不必要に摂取せず、抗酸化成分や微量栄養素を摂取するように気を配るのがいいだろう。



「天然住宅」に暮らし始めた人がインタビューに答えている。


「子どもは本能で生きているのでとても素直です。息子たちが天然住宅に初めて足を踏み入れた日、着ている服を全部脱ぎ出して裸で床の上を転がりだしたんです。気持ち良さを本能で分かって、それを体現したんでしょうね。長男は、『学校で嫌なことがあっても、この家に帰ってきたら全部なくなる』と言い、次男は『完全に気持ちいい!』という名言を残してくれました」。




 こんな時、居場所としての住まいの大切さがわかる。若い頃は住居など気にしていなかった。しかし今では自分の基盤になる住まいなしにいられない。できればいろんな生物たちと共存したい。他の生物のテリトリーを侵すことなしに。



 ヒトはこれ以上尊大な生き物にならない方がいい。自分たちの都合に合わせて自然を改変したり、他の生き物の生存を危機に陥れたりしない方が。どうやら環境破壊を進めてしまうのは、使いきれないほどの金欲と、獲得するための組織・制度であるらしい。でも生きるのに必要なのはほんの少しの資源で足りる。「足るを知る」ことが大事なようだ。




2020年4月24日

ライヴ・アースまつやま2020 開催中止のお知らせ

毎年参加させてもらっていて、今年も参加予定だった「ライヴ・アースまつやま2020」は、残念ながら中止となりました。


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ライヴ・アースまつやま2020
開催中止のお知らせ

愛媛県におきましても、新型コロナウイルスの感染が拡大していることを踏まえ、本年の開催を中止させていただくことを決定いたしました。

3/27付の発表では、無料開催への変更のお知らせをさせていただいておりまして、その開催変更の発表後もあたたかい応援をいただき、5月17日の開催が、コロナウイルスの収束に向けた愛媛県の皆さまの希望となるようにと準備を続けておりました。

しかしながら、ご来場いただく皆さま、出店いただく皆さま、出演者、スタッフに加え、準備期間を含め設営から撤収までサポートしていただく設営業者の皆さま、その他開催にあたり関係される皆さまの安全を熟慮し、開催中止の判断をさせていただきました。

毎年度積み重ねて準備をしてきたことを白紙にするのはとても残念ですが、再び城山公園で皆さまとご一緒に楽しめる日が来ることを願ってやみません。

最後に、
ご来場を予定してくださっておられた皆さま、
出店お申し込みをして
いていただいていた皆さま、
出演者の皆さま、協賛、運営、設営関係者の皆さま方、
多くのご協力をいただき、有難うございました。

このような形で開催中止の判断となり、ご迷惑をお掛けいたしますことを、深くお詫び申し上げます。

『2021開催』に向けまして、皆さまに、少しでも多く楽しんでいただけるような企画を今後オフシャルサイトにて発表させていただきたいと考えております。

ライヴ・アースまつやま実行委員会  
運営代表 高岡大輔

http://liveearth-matsuyama.com/


2020年4月23日

4/25(土)「田中優とオンライン談義2020.4」開催します!


4/25(土)15時~

田中優とオンライン談義2020.4」を開催します。

最近のこと、今気になること、始めたいことなど、オンラインでお話ししてみませんか?

ご興味のある方はこの機会にぜひ田中優サロンへご登録ください。
https://lounge.dmm.com/detail/962/

お待ちしています!



2020年4月16日

インデペンデントリビング

 ぼくの三男がドキュメンタリーフィルムを作った。タイトルは「Independent Living」という。同名の世界的運動をタイトルにしたようだ。日本では「Independent Living」という言葉はわかりにくいかもしれない。「独立した生活」と訳したのでは、何から誰が独立するのかわからない。子どもが親から独立するのか、はたまたアメリカの「独立宣言」を思い起こすかもしれない。  


世界的な運動である「Independent Living」は、「障害者の自立生活運動」だ。

それは以下の三つの自立生活をめざしている。

1.ライフスタイル選択の自己決定と自己管理の権限を障害者本人がもつこと
2.自立生活に必要な能力をもつこと
3.施設や病院ではなく、地域の中で通常に生活すること  



それは障害者の権利を確保する運動であると同時に、当事者である障害者自身が、「自立生活支援サービスを供給する主体である事業体」としての性格を併せ持つ「自立生活センター」を作っていく運動でもある。今や日本でも同じ運動が広がり続けている。  


「自立生活」とは、危険を冒す権利と決定したことに責任を負える人生の主体者であることを、周りの人たちが認めることに始まる。障害者は「哀れみ」の対象などではなく、福祉サービスの雇用者・消費者として援助を受けて生きていく権利を持ち、どんなに重度の障害があってもその人生の中で自己決定することを尊重されなければならない。


選択をするためには、選択した結果を学ぶことも必要だ。これまで障害者が閉じ込められていた「守られ保護されている存在」ではなく、失敗する権利を持つ主体なのだ。「危険を冒す権利」と「決定したことに責任を負える」人生の主体者であることを、周囲の人たちが認めていかなければならない。一人の人として自立し、周囲が福祉サービスの雇用者・消費者として援助を受けて生きていく権利を認めていくことだ。  


施設や親の庇護の元で暮らすという不自由な形ではなく、ごく当たり前のことが当たり前にでき、その人が望む場所で望むサービスを受け、普通の人生を暮らしていくために。  

その生活を自立して行う障害者は、ごく普通の存在だ。ただ周囲の人にとってはそれが期待を裏切るかも知れない。従来私たちがメディアなどで知らされてきた障害者とは違いがあるからだ。障害者というと、大きなハンデを抱えていても、健気に努力する存在として描かれがちだ。では障害者は健気で努力家でなければいけないのか。テレビで足に障害を持つ子が、富士山に登るというチャレンジをしていた。彼は登り切ったが、富士山に登れなければいけなかったのか。


なぜそれを人々がもてはやすのか。こうした身体障害者が物事に取り組み奮闘する姿が健常者に感動をもたらすコンテンツとして消費される。こうした見せ方を批判的に「感動ポルノ」と呼んでいる。彼は彼のままでいいはずなのに、そうした感動ポルノに影響されて、自ら期待される障害者を演じてしまうかもしれない。それは自然なことではないのだ。  

そのことを考えた時、ふとミスチルの桜井さんの歌詞が頭に浮かんだ。

「あるがままの心で生きられぬ弱さを 誰かのせいにして過ごしてる 
知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中で もがいてるなら 僕だってそうなんだ」  
と。


「自分らしさの檻」とは適切な言葉ではないか。「そう思われていたい」という檻の中にそれぞれがいてもがいている。その「檻」を乗り越えるのに必死になるより、外に出てしまえばいい。ところが私たちはその「自分らしさの檻」の中に居心地悪いのに安住しようとする。障碍を抱えていたら、周囲の期待する視線も加わってなおさらだ。  


そのせいか、このドキュメンタリーはとても面白かった。自立生活をしようとする人々は、自分を檻の中に閉じ込めようとする言葉に敏感だ。それは一見親切そうに聞こえるが、抜け出られなくなる罠が隠されているからだ。しかし彼らはそこから抜け出ていく。自立していくには自己決定しなければならないからだ。  


私は喫煙者だ。残念ながら身についてしまった。このドキュメンタリーの中で、ある障害者の方が、気持ちよさそうにタバコを吸っていた。これが何とも美味そうなのだ。監督である三男はタバコを吸わない。映画作りの傍ら、彼は障害者のヘルパーをしている。そこで「映画を撮ってくれないか」と頼まれたのだ。


彼は実に偏見のない人だ。彼の叔父にあたる人に障害があった。彼にとってはそれは特別なことではなく、ただ当たり前の風景だった。そして大学を卒業してから二年間はホームレス支援のNPOに働いていた。障害者を特別視する環境にいたことがないのだ。  そして彼は映画を撮った。幸いしたのはこんな運動に出会えたことだ。それは彼の思いと符合したのだろう。特別視もせず、偏見のない目に普通に暮らす被写体と巡り会えたことが、幸運にも彼に自然なフィルムを作らせた。  


その彼は中学生時代に一度、親が呼び出される事態があった。特別に悪いことをしたわけではない。せいぜい教師についた悪態が教師の耳に入ってしまったぐらいだ。その教師に対しても特別扱いしない態度が気に障ったようだ。呼び出しには私自身が出向いた。教師に反抗的な態度を取ったのは失礼だが、「特別扱いせよ」というのは偏見だと思う。教師に従順でなければならない理由はない。そして彼はテストの成績が高いにもかかわらず通知表の成績は低くなっていた。「それでは従順ではいられない」と私は言った。その面談の後、二度と呼び出されることはなかった。私が教師にあきれられたのだろう。しかし彼は何もおかしなことはしてないし、学業の成績も悪くない。そんな三男を責める気には到底ならない。むしろ私は常に彼の味方であろうとした。  


そんな彼だから作れたのかもしれない。ぼくが病院を退院して、不自由な足取りで駅構内を歩いていた時、彼はさりげなくサポートしてくれた。彼は実に親切な人になっていた。その彼らしいフィルムができたと思う。この映画をぜひ観てほしい。


 

 

物語の舞台は大阪にある自立生活センター。

ここは障害当事者が運営をし、日常的に手助けを必要とする人が、一人で暮らせるよう支援をしている。

先天的なものだけでなく、病気や事故などにより様々な障害を抱えながら、家族の元や施設ではなく、自立生活を希望する人たち。自由と引き換えに、リスクや責任を負うことになる自立生活は、彼らにとってまさに“命がけ”のチャレンジだ。家族との衝突、介助者とのコミュニケーションなど課題も多く、時に失敗することもある。

しかし、自ら決断し、行動することで彼らはささやかに、確実に変化をしていく   。


映像作家・鎌仲ひとみが初プロデュース、ドキュメンタリー初監督・田中悠輝がおくる
ぶんぶんフィルムズの新作ドキュメンタリー。
製作協力:全国自立生活センター協議会( http://www.j-il.jp )
自立生活夢宙センター( https://www.npo-muchu.com )、他
製作:ぶんぶんフィルムズ( http://kamanaka.com )
助成:文化庁・芸術文化振興基金
全国自立生活センター協議会
公益財団法人キリン福祉財団

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■公式HP https://bunbunfilms.com/filmil/
■Facebook https://www.facebook.com/Independent.Living.documentary/
■予告編動画 https://youtu.be/pTnmMiu1Jb4
■Twitter https://twitter.com/outofframe5


<<映画館に行けなくても、インターネットで見ることができます!>>

劇場への応援にもなります。

<映画『インディペンデントリビング』 オンライン上映>


■上映リンク: https://vimeo.com/ondemand/filmil

バリアフリー日本語字幕・音声ガイドに対応しています

■配信期間:3月14日(土)正午~5月6日(水)23時59分まで
(※4/2に配信期間を延長しました)

■料金:1,800円

※一つのアカウントでお一人様の視聴をお願いをしております。
※ご購入から72時間(3日間)、パソコンやスマホ、タブレット等、複数のデバイスで視聴することが可能です。
※レンタルのお手続きにはJCBのクレジットカードはご利用いただけません。それ以外のクレジットカードでお試しください。

 


★ご紹介いただきました 


★2020年4月12日 NHK おはよう日本でも取り上げられました
田中悠輝(Yuki Tanaka)さんTwitterより
@YukiTanaka_IL

2020年3月22日

コロナ対策を考える(天然住宅コラム)

天然住宅コラム 第147回、148回より


どうしたら健康でいられるか


「新型コロナウイルス」を機会に考えたい。

いろいろ調べたのだけれど、結局のところ自分の免疫力に頼るしかないのだと気づく。
というのはウイルスだから抗生物質は効かないし、新型だからワクチンも特効薬もない。
「手洗い・うがい」で感染を防いでも完全に防げるものでもない。

ウイルスはどんどん形を変えるしいつかは体内で戦わなくちゃならない。
それが体内に入ってきても大丈夫な状態にしておかないと、いつまでも自分だけ感染しないようにしておくわけにもいかない。
しかも感染力の強い新型コロナウイルスは、どうしても世界中に広まってしまう見通しだ。さて、どうしたらいいのだろう。

免疫力を落とさないこと



わかったのは、治るのは結局自分の免疫力が頼りだということだ。

しかも白血球の六割を占める「好中球」が頑張ってくれていて、それがウイルスを食べて不活化させるには、「抗体」という目印を付けられるようになるしかない。むしろ心配なのは免疫が頑張りすぎて暴走して、「サイトカインストーム」を起こせば命に関わる。

免疫を正常化させるには、腸内細菌の「クロストリジウム菌」の一種が頑張って「酪酸」を増やしてもらうしかない。

元を正せばきちんと暮らして免疫力を上げ、「水溶性食物繊維」を摂って酪酸を増やして、免疫力を弱めるものを摂らない努力をすることになる。

好中球の減少




ここに良い話が一つと悪い話が一つある。

悪い話はこの「好中球」が関東の放射能汚染のあった地域で減っているということだ。
白血球の中の成分の比率を「白血病分画」というのだが、例えば福島県では男児の好中球が二割以上も減っている。
もちろんこれは放射能の影響と考えられるが、もちろん政府は認めていない。


市民の味方である三田先生だけが伝えている事実だ。「白血病分画」の調査自体は珍しいものではなく、放射線技師などは定期的に調べられているものだ。

それを三田先生は「免疫力が弱まるというような被害にはならない、好中球自体が最後の砦の役割をしているからだ」と述べている。

でも、どうやら今回の新型コロナウイルスは、「最後の砦」の出番のようなのだ。

スペイン風邪と昆布の相関

良い話の方は、百年前のスペイン風邪が世界的流行を起こした時に、日本は死者の比率が低かったことだ。絶対数ではなく、死者数の割合が世界的に見て少なかったのだ。

この時、何が違っていたのだろうか。

ここにスペイン風邪での死者の比率の高かった県と、昆布の消費量の多かった県のグラフがある。同じ年に比較されたものではないのでその点は注意してほしい。
スペイン風邪の死者数の多かった県と、昆布の消費量の多い県とは見事に逆相関しているのだ。

「あれから全然食べない県になった」とかそういうことがない限り、この傾向は健在だろう。

そうするとスペイン風邪と新型コロナウイルスが似ているとすれば、これに対しても日本人の死亡率は高くないかもしれない。




▲スペイン風邪の死者数



▲昆布の消費量

食物繊維と微量ミネラル


そもそも最近の腸内細菌フローラの重要性から見ると、昆布は、「フコイダン」(海藻のぬめり成分に含まれる天然成分)という海藻類の成分を出すまでもなく、それ自体が「水溶性食物繊維」として重要な成分だ。

自己免疫の暴走である「サイトカインストーム」を避けたいと思うのであれば重要な成分なのだ。
それだけで万全とは言えないだろう。

私たちの免疫機能には食物の微量ミネラルが重要で、それは農薬などで弱った植物ではなく、頑丈に育った植物の化学物質が重要だからだ。
それを(植物の)フィト・(化学物質)ケミカルで補うことが重要になる。

だから植物を摂ることは重要だが、頑強な野菜の持つ「フィトケミカル」を摂ることはさらに重要なのだ。

吉田俊道さんの野菜


世界では「食べる庭(エディブル・ガーデン)」が広がっているが、天然住宅では小さな庭でも「食べる庭」作りを実施している。しかも今回の新作映画「発酵の楽園」で取り上げられている吉田俊道さんが参加・監修して作った庭だ。そこで採れた野菜をおいしく食べさせてもらったことがある。

とても美味しくて感動すらした。
あんな美味い野菜を食べていて、その上さらに免疫力が上がるのだとしたら、少なくとも僕は他に何もいらない。ビールは欲しいとは思うが。

そう、この「発酵の楽園」という映画、ぜひ観てほしい。
これが免疫力の源だったのかもしれない。

▲吉田俊道さんとの土づくりワークショップの様子






2020年3月19日

30%OFF!「電気は自給があたりまえ オフグリッドで原発のいらない暮らしへ」

こちらの田中優著書

「電気は自給があたりまえ 
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 最近話題の「オフグリッド」という言葉の生みの親、パーソナルエナジー開発者の粟田さんとの対談なども収録!

オフグリッドって何?
そろそろオフグリッド・・と思っている方など。
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田中優より


「命がけの電気利用から 電気をつくる楽しみへ
未来は待っていて届くものではありません。

20年後のことを考えたら、
各地の自然エネルギーとバッテリーと電気コントロールで、
電力の自給はあたりまえになるでしょう。

だったらその未来を手前に引き寄せていけばいいのです。」

目次

(肩書は出版当時のものです)

・はじめに ~命がけの電気利用から電気生産の楽しみへ~

 電力自給のオフグリッド生活 
 電気富豪と電気貧乏

・第1章 たくさんのいいこと(田中 優)

 電力会社と縁を切る
 地球温暖化問題も解決
 石油戦争も不要に
 地域活性化と利用されない暮らし
 カネに依存しない暮らし
 消費ではなく「生産・消費循環」に

・第2章 夢を実現した「パーソナルエナジー」(粟田隆央 慧通信技術工業株式会社代表)
  消費電力量をつかむ
 インチキ電池をホンモノに
 電力会社なんかやめちゃって電気ぐらい自分でつくるよ
 ゴマカシのないシステムを
 災害に強いオフグリッド
 世界はオフグリッドへ
※スマートグリッドとは

・第3章 ワクワクできる未来づくり(田中 優)
  
 運動の三つの方向
 高い日本の電気料金
 ナナメの方向
 ライフスタイルをあらためても問題は解決しない
 家庭のエネルギー消費と努力しない省エネ
 近所にしか使えない太陽光発電の電気
 問題だらけの固定買取制度(FIT)
 電気を自給して電気自動車を走らせる
 上意下達のグリッドから、コミュニティーグリッドへ
 未来のあたりまえ
 原発を止めていく
 何からはじめるか

・第4章 原発に頼らない未来をバックアップ(吉原 毅 城南信用金庫理事長)
 恐竜型からネットワークするエネルギー
 オフグリッドに進む事業者
 金融を人々の幸せのために

座談 パーソナルエナジーに融資は可能なのか(吉原 毅×粟田隆央×田中 優)

・第5章 パネルトーク 未来のあたりまえ
(てんつくマン×マエキタミヤコ×粟田隆央×田中 優)

 パーソナルエナジーの使い方
 補助金という麻薬に頼らない
 オフグリッドが社会をフラットにする
 屋根に置かない方がいい太陽光パネル
 基本はDIY
 地方の方が暮らしやすい
 地域でつくる電気自動車
 熱と発電の併用
 オール直流化
 オリッド・ソーラーライブ
 リッドの進め方
・オフグリッドへの道 9箇条


・田中優だけではなく、 パーソナルエナジー開発者の粟田さん、てんつくマン、マエキタミヤコさん、 城南信金理事長吉原さんらのトークも掲載。

情報


単行本: 110ページ
出版社: 合同出版 (2013/8/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4772611428
ISBN-13: 978-4772611428
発売日: 2013/9


はじめに、では、
2013年5月、中国電力に初めて契約解除と電柱を撤去してほしいとの電話をした際の、生々しいやりとりが収録されています。↓
 
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2020年3月16日

田中優「9年目の311、そしてこれから ~日本の森を活かす~」動画あり



 

 2020年3月11日、田中優公式動画チャンネルにて

9年目の311、そしてこれから

~日本の森を活かす~

 を配信しました。




動画URLはこちらです https://youtu.be/LKGRFjnYYG4

以下、書きおこしです。

MT311 SUMITA


(2020年3月11日)

田中優です。
今日は9年目の311の日です。今から9年前に東日本大震災が起こって原子力発電所の福島第一原発の事故が起こった時から、9年経ったわけですね。

今年の正月にぼくの友人の、新潟のさいかい産業の隊長と呼ばれている古川(正司)さんがこの家に訪ねてきました。

 
  右が古川さん


古川さんがうちのこのペレットストーブ「MT311 SUMITA」を見て「懐かしい」と言っていたんですね。何でこれが懐かしいかと言うと、MTはmore trees、311は311事故の年(SUMITAは岩手県住田町)を示したものがこのストーブの由来だからです。


 



このストーブは実はそこから始まった運動の、ある意味始まりの年でもありました。

 何が始まったかと言うと、MTはmore treesなのですが、more treesという運動は坂本龍一さんが立ち上げて、もともと「ストップ六ケ所more trees」だったのですが、ストップ六か所の方はなかなか政治的に受け入れられないということで、それで後ろの方の「more trees」というだけの名前がうけていったわけです。

それによってmore treesという運動が生まれてきたわけですけども、その311の頃に東北の方では何が起こっていたかというと、実はもちろん電気も止まりました、ガソリンも買えないという状態でものすごく困った状態になりました。


しかも現地は寒く、その寒い中暖房器具がないという中で、実はあまり知られていないですが、避難生活を余儀なくされた人たちが避難先の学校の体育館とかそういうような場所で残念ながら凍死してしまうという事件もいくつも起こりました。あまりにも寒かったんですね。

 その時にその二つの動きが合体しまして、古川さんはもちろんその東北の人たちを助けたい、何とか暖かく過ごして欲しいと古川さんは思っていて、more treesの方はその東北にたくさんある木を利用していけるような地域が自立して生きていけるような運動を目指していました。

 そこから考えついたのが、このペレットストーブを普及していくことと、そして木造の仮設住宅を建てる、ということだったんです。そのmore treesの方が考えた地域の木材を利用して仮設住宅を建て、ペレットストーブを届けていくという動きに古川さんが賛同してそれで作ったのがこの「MT311 SUMITA」のストーブだったんです。

 そのストーブが暖かいのはもちろんですが、それによって寒くて凍え死んじゃうというようなことは止められたのと同時に、他も色々協力しましてそれらの施設にこのストーブを届けて、そのペレットストーブの(燃料である)ペレットも届けていって、地域で循環してやっていけるスタイルを作りたいということで始めていったわけです。more treesの動きはずっと継続していまして、全国各地の森林地帯の応援をしたりとか、相変わらず進めています。

 そしてその時に作ったペレットストーブがこれで、このペレットストーブは、他の物はビュービューと暖かい風が出てくることによって空気を暖めるのですが、実は熱的に言うと空気で部屋を暖めるというのは効率があまりよくありません。それよりも効率がいのは「輻射熱(ふくしゃねつ)」、直接暖かい輻射熱、目にも見えない赤外線ですけども何となくこう暖かいのが当たってくるなぁという感じのあの輻射熱の方が、大変効率が良いんです。

 それによってこのストーブを作って、現在はこのストーブの後継機(後の世代の機械)が今は主力になっていますけども、事の発端はこのMT311 SUMITAで作った技術から始まっています。

 そしてそのことを何とか広げていきたいという風に考えていく中で、その頃ペレットストーブのためのペレットを供給したのは、くりこま木材という会社でした。現在は「くりこまくんえん」という名前になっていますが、そこが協力してペレットもせっせと届けて暖かい状況を届けていきました。


森から始まる地域循環



 そしてそのもう一つの動きであったくりこまくんえんにいた大場さんは、新たにもっと木材を使って暮らしやすいスタイルを作ろうと努力をしてきました。そして今年(2020年)やっと初めてできたのが、エコヴィレッジ、エコアパートを自分たちで建ち上げました。


 そのエコアパートは、もちろんくりこまくんえんというのは製材会社をやっていますから、製材したときに出る木屑(くず)で、プレーナーがけ(木材を最後にきれいにする時に木材にヤスリ掛けをする)で削るわけですけども、そのやすりをかけた時の粉、木粉がたくさん出るんです。それをギューっと固めて作ったものがペレットなんですね。

 

 木材を使うときにはいくら木を使いたいと言っても、例えば家の中に使われるような家の材料としての木材では、木材全体の実に3~4割くらいしか使われなくて、木材の中の6~7割は捨てられていってしまうんです。その6~7割捨てられてしまうものを活用したい。

 ということで一部はペレットにし、そしてまた木材としては材料として使えない枝とか細いものとか、そういったものは薪やチップにしてそうして木材全部を使えるようにということでエコアパートを作りました。

 そのエコアパートは、普通の木造アパートの3倍近く木材を使うと同時に、そこから出てきたペレットは今も古川さんのところに提供し、そして東北地帯での暖房に役立てています。


 そういう風にして、そこのアパートはドイツから輸入した発電機を導入し、木くず、枝などで作ったチップを燃やして燃料にしてお湯を届ける。そしてそのお湯を届けてもちろん暖房もしますが、同時に発電もします。その発電をした電気は、その地域の市で運営する電力会社がありそこに電気を売っています。そしてその同じところから電気を買ってくるのです。だからエネルギーがわざわざ東京経由だったり原発経由だったりするのではなく、その地域の中で循環していく仕組みをついに作りました。

 それがいよいよこの4月からスタートしていくのですが、そういう風にすることで地域循環、「森から始まる地域循」を現実に宮城県で実現する、ということをやってくれました。

 そうして木材を端から端まで役立てていき、地域の中でエネルギーも作るし、同時にそこに雇用を生み出したいんですね。


森を育て、木を活かす 


 今までの木材の採り方というのは、木を植えてそれが育ってきたら全部皆伐(かいばつ)と言って丸裸にして、その木材を使いその後に全部植林するというのが一般的なやり方だったのですが、そうではなくて山を裸にしない、まるっきり皆伐で全部切ってしまうというやり方を全部改める、という仕組みの林業を今目指して進めています。

 だからそこは今後は択伐(たくばつ)と言って、この木を切るんだという必要な木を切ってその後にそこに実生(みしょう)の木を、できれば種から育つような木をそこに育てていく、というようなことをしたいと思っています。


それがなぜ重要かと言うと、実生の木というのは、直根(ちょっこん)と言ってまっすぐな根っこをまず最初に木が育つ時に地中深くに伸ばすんですが、それを大事にした森を作っていこうということをやっています。それによりまず土深く根っこが張って行き、その根っこが土を深く掴んで山を崩さないような森作りをしていこうとやっています。

 
台風で倒れない庭木の育て方~土砂災害のメカニズムとポット苗の問題 より


さらにその林業を成り立たせていくためには、ものすごく林業には手間がかかるのですが、その手間の部分をなるべく動物たちにやってもらおうと一番手のかかる「下草刈り」の部分については牛を放ち、牛がせっせと下草を食べて育つ。

説明を追加
(田中優天然住宅コラム「第5回 いい湯だな、バハン」より)




そして今度木材を搬出するときには従来のやり方だと重たい重機でみんな運んでくるのですが、重すぎて山が崩れていく、というのが今までの林業の形だったんですが、それを馬に馬搬(ばはん)と言うんですが運ばせて何とか人の手間をかけないで、化石燃料を使わなくてもやれるような形を実現しようと進めています。


(田中優天然住宅コラム「第47回 自立的なウマ、琴姫」より)

(馬搬の様子)
 

それが今いよいよ出資も終わり融資も受けられて、いよいよ今年の4月からスタートすることになります。そういう時点からその311を振り返ってみると、社会が変わり始める最初の一歩が311だったと思えます。


311が起こる前までは誰しもが「まぁ原発は多少問題はあるけどもいいよね」という風な形で捉えていたのが、もう、今や時代が変わって「原子力は嫌だ」という人が圧倒的に多くなりました。


そして今やCO2は否が応でも出てしまうのだと言われていましたが、昨年(2019)のデータを見ると、CO2が火力発電を使っているにも関わらず減っているんです。それは自然エネルギーが伸びたこともあったし、発電効率が良くなったおかげもあります。


でもこれをもっと進めていくと人々が森からのエネルギーを使って森で育ってきた木を使っていくと、CO2を出すけれどもそれはまた再び森に吸収されていくという「循環可能な社会」が作っていけることになります。それがいよいよ今年スタートするわけですが、それを始めたのがいつからか?というと、311がきっかけだったわけです。


そのくりこまくんえんの大場さんがいつも言うのは「僕らがやっているのは、優さんが避難生活をしている東北に来たときにそこの場所でこう言っていたことだ」と。


「物事を動かしていくときには一つ、タテ方向、自分が政治家になるなり上から下に社会を動かしていく方向。ヨコ方向、他の人に一生懸命知らせていくことで社会を変えていく方向。しかし、三つ目の方向がある。それはナナメの方向、新しい仕組みを自分たちで新たに作り、それを広げていくことで社会を変えていく方向だ。」と。
 

「そのナナメの方向がぼくらなんだ。」
と、そのくりこまくんえんの大場さんは言っていました。

 それをついに9年経って今年実現したわけです。それをここで10年という単位で考えてみたとしたら、ではあとさらに10年先にはどんな社会が成り立ちうるのか?ということをイメージしてみてください。


 木からエネルギーを生み出すことは可能です。そして私たちがCO2によって地球温暖化を招かない暮らしをしたいと思ったら、マイナス45%、45%減らすだけのことで可能です。
 マイナス45%は、実はたった二つのことでできるんですね。


 一つは電気を省エネにして減らすこと。もう一つは自動車がCO2排出が多いので、燃費の良い車に変える。その二つをやっただけでもマイナス45%は可能です。


 それにさらにペレットを使って暖房をする、木材を主体に使って社会を組み替えていく、ということが実現できたら、私たちの未来は「全く新しい次の10年の社会」の形になるはずです。

 その新しい10年に向けて、ぼくも今住んでいるこの岡山の土地でもくりこまくんえんがやってくれたようなスタイルの木を活かしていって循環経済を作っていく、ということを実現したいと思っています。岡山県和気町の仲間とそのことを今話し合っているところです。次の10年に向けて新しいことを始めるのは今ではないかと思っています。



~~動画説明文より~~

2020年3月11日、田中優からのメッセージ。

311原発事故から9年。

坂本龍一氏が代表のmore treesにより、当時被災地の岩手県住田町に仮設住宅と暖房用にペレットストーブが配られた。

そのペレットストーブの話から始まり、日本の森を活かすために私たちができること、田中優がこれからの10年でやりたいことなど。 ぜひご覧ください。

田中優公式HP http://www.tanakayu.com/ 

●さいかい産業(新潟県、ペレットストーブの製造販売) http://www.saikai-sangyo.com/

●一般社団法人 more trees (坂本龍一氏が代表)https://www.more-tree.org/

●くりこまくんえん (宮城県、ペレットの供給) http://www.kurikomakunen.jp/


 

(書き起こしにあたっては、読みやすくするため必要最低限の編集を行っています。文章作成:田中優スタッフ)


 こちらではより詳しく!

有料・活動支援版メルマガ 田中優の未来レポート
http://www.mag2.com/m/0001363131.html

2020.2.29 炭素貯金(上)

2020.3.15 炭素貯金(下)

木質バイオマスの利用、植林、二酸化炭素削減のため私たちのできることなどを
ご紹介しています。
3月末までのご登録で、2020.3.15発行の炭素貯金(下)は無料でお読み頂けます!



2020年3月14日

田中優 緊急メッセージ「緊急事態宣言」出させては危険!コロナ対策はこれ!(動画あり)

2020年3月12日、田中優公式動画チャンネル 「TANAKAYUinfoにて、

田中優 緊急メッセージ「緊急事態宣言」出させては危険!コロナ対策はこれ!


をアップしました。





https://youtu.be/Khis3ktqneQ

動画もぜひご欄頂き、拡散頂ければ嬉しいです。


以下、文字起こしです。

--*--*-*--*--
(撮影日2020.3.12)



田中優です。


 今日は、今回の新型コロナウイルスの問題で新たに「緊急事態宣言」が衆院で可決されこれから成り立つ見通しになっているわけですが、これがどういう問題なのか?というのをちょっとお話したいと思います。

 その前に、新型インフルエンザですが今、ヨーロッパでもどんどん広がりが大きくなっていて、その中で言われているのは「国民の過半数がいずれかかる病気になってしまうだろう。しかしその病気自体は風邪くらいのレベルになっていくのではないか」という見通しがされています。そういうものがどんどん今後国民の過半数に広がってくるという中での特別措置法が必要なのか?ということを論議したいと思います。


 一つは今回の緊急事態宣言に関する法案ですが、はっきり言ってこれは必要ありません


 それはもともとすでにあった新型インフルエンザ特別措置法というのがあるから必要がないとも言えますが、実はこの法律自体にも問題があります。何が問題かと言うと、五百何十人もそんなに必要があるのかどうかは別として、国会議員を雇っているわけですね、私たち人々が。ところがその五百何十人もいるような国会議員を差し置いて、ごく一部の人たちだけで法案を作ることが許されてしまう。そして許されてしまった後、今度はさらに内閣総理大臣が勝手にその措置を決めることができる


 すでに今、小中学校が休みにされてしまったわけですが、これ自体がそもそもおかしい。というのは日本の中で教育というのは国の根幹を支えることだから、どうしても一部の人間にも任せてはいけない。そのために勝手に決めることができなよいように教育委員会を置いてその教育委員会の中で合議して決めるという立て付けになっているのです。

 ところが全く今の首相が無視をして今のような勝手に勧告を言って、この勧告にあちこちが従っていくというような事態になってしまったわけです。




大事な免疫力が弱くなっている日本人、その原因は

 

 そもそも今回の新型コロナウイルスはどのような病気なのか?それについて考えると、これは何を最初にすべきだったか?それほど脅威だというのであればとにかく「移させない」、検査をしてすでにウイルスを持っているということがわかったら隔離するということによって、完全になくならせるかそれが無理だったら次のことを考えるというスタイルにするべきでした。

 それをかなり徹底してやっているのが現在中国、韓国、そこではかなり徹底した隔離政策などをとって広げないというスタイルでやっているようです。

 ところが現時点で考えるともはやそれは不可能な状況になった。全世界的に過半数の人が病気を持ってしまうだろうと現在は予測されています。


 その予測されている中で次にすべきことは何かと言うと、この病気を普通の病気の一つにすぎないという形、恐るるに足らずという状態に持っていくことが重要です。



 その時に何が重要かと言うと、やはり今流行りによく言われているような、「腸内細菌の活性化」と、「微量栄養素をきちんととる」こと。

 つまり人間が持っている普通の「免疫力を強化」しておくこと。それがとても必要になっていると思います。



 なぜかと言うと、今回のウイルスに対応するのは免疫です。免疫の中には常にある免疫と「獲得性免疫」と言って、病気に対応してできてくる免疫があります。今回のは、獲得性の免疫が主体的に動くことになります。それを一番に支えているのはとにかく好中球。免疫の中に一番数が多く半分以上占めるのは好中球というものなのですが、それによってどんどんウイルスが食べられていくことで病気を抑えるというのが一番大事です。


 この獲得性免疫というのは、一度それを記憶すると約30年間は持続できる免疫ができると言われています。ですからとにかくかかってしまってその後は免疫力によって二度とかからない状態になっておくというのがずっと望ましい状態になると思っているからです。


 ところが中国、韓国的な完全にシャットアウトするんだという政策に(日本は)失敗し、そして今度は広がっていくときに免疫力を強くしなくちゃいけないのに、その好中球が非常に減っている地域があります。福島から原発事故で広がった放射能があちこちに広がった関東地方の人たちは好中球が減っているんです。


 ということは免疫の最後の砦として役立つはずの好中球が非常に数を減らしてしまっている。それによって事態が悪化する可能性があります。



 それに加えて日本の場合には免疫力を弱くする例えば除草剤、ラウンドアップが有名ですがあれが一番我々の口に入るのはとにかくアメリカ産の肉が一番の問題です。

 そのアメリカ産の肉には遺伝子組み換え操作をされた穀物が食べさせられている。ところがそのアメリカ産の穀物には残念ながら遺伝子組み換え、ラウンドアップに耐性を持った植物を植えているわけなので当然ラウンドアップを撒くんです。そのラウンドアップで撒かれたあとに育てられた穀物によって動物が育てられる。


 それだけではありません。動物を育てる時にファクトリーファーミングと呼ばれるような密集して育てるものですからどうしても家畜の中に病気が出やすい。その病気をあらかじめ抑止しておきたいがために、「抗生物質」、人間もよく飲みますが、その抗生物質を動物たちに与える。何とその動物に与える抗生物質にラウンドアップが含まれているんです。ラウンドアップも抗生物質の一つだと認められています。それによってアメリカ産の肉をどんどん輸入して食べるということは残念ながらそれらの物を人間の体の中に入れてしまうことが起こるわけです。


 だから対策として残念ながら日本のやろうとしている方向は全く逆方向を向いていると思います。世界ではラウンドアップが中止され、新たに出てきた殺虫剤であるネオニコチノイド、これも各国で禁止されてきました。ところが日本だけは規制を緩和してより多く摂取できる状態にしてしまいました。


 ですから残念ながら日本人の持っている腸内細菌は免疫力とともに非常に弱まってしまっている。それをもう一度復活させることの方がよっぽど大事だと思います。



 ところがそれをやっていないでただ今更ながらに学校を休ませてみて、なんていうことにどれほどの効果があるのか疑問に思います。そもそもWHOが出した武漢でのコロナウイルスの経験をちゃんと文書にしてあるのですがそれによると、子どもたちはほとんど重症化しない、なおかつ子どもから大人に感染した例はほとんどみられていません。なのに子どもたちを隔離するのは一体なぜなのか?全く意味がわからない状況になってしまっています。



 その程度の知性しか持たない、もし知性があんまり大したことないなと自分で思うのであれば専門家に聞けばいい。ところが専門家にも聞かずに決めたのが今回の学校の休校の事態なわけです。



 その人が、自分が全部決められるんだ、自分が最高の知性なんだという勘違いを起こして好きなようにしてしまうというのが今回の緊急事態宣言に他ならないと思います。



 ですからこの緊急事態宣言には大反対です。そのようなことをやるべきではないと思います。それよりはやっぱりみんなで考えて論議して少数意見を無視することなく議論していくことが必要なことだと思うからです。






ワイマール憲法の抜け穴によってナチスドイツが誕生



 実はこういうことは過去にも事例があります。


 「ワイマール憲法」、あの素晴らしい憲法とされたドイツのワイマール憲法ですね。その中に一点だけまずい点がありました。

それは
緊急事態の時には代表がすべてのことを決める権利を持つ
というのが一つ条項に入っていたんです。


 そのまるでアリの這う穴のような小さな穴から、ナチスドイツが生まれたんです。ナチスはその小さな穴をもとに自分で全部その法律を変えてしまうというようなことをやりました。そのおかげでみんなもよく知っている通り、ナチスドイツによって大虐殺が世界で生まれてしまったわけです。


 それと同じようなものを今や日本政府が持とうとしている。しかも、この間人々に全く意見を求めなかった今の内閣、総理大臣それらの一部の人たちが勝手に決めることが許されるようになってしまっています。



 ですからぼくとしては今回の緊急事態宣言を法的に支えていくということをしてしまうと、「一部の人間が全部支配できる」、「ファシズムを許す」根幹になってしまうと思います。このような根幹を作らせてしまうわけには本当にいけない。

 そうではなくみんながちゃんと論議できる形を整えていく、それこそが民主主義で「民主主義を潰すためのファシズムを今形成している」のだと思います。ですからとにかくこれをやめさせてもう一度みんなで決められる形の社会に取り戻していくことが必要だと思っています。


 日本が戦争を始めてそして敗戦に至った。その間の流れと同じことがもう一回起こってしまうのではないか、そのような危機感を持って今回のこの緊急事態宣言に対しては無視する、もしくは潰す、というような努力が必要だと思っています。





(書き起こしにあたっては、読みやすくするため必要最低限の編集を行っています。文章作成:田中優スタッフ)



公式動画チャンネル、ご登録大歓迎です
ご登録はこちらより 
https://www.youtube.com/channel/UCf3SCWQABCm2FXER-XsN_yA


2020年3月10日

ただいま上映中!「いただきます ここは、発酵の楽園」





これを観に行きたい。
ぼくの大好きな吉田俊道さんが出ているし。
やっとだいぶ知られてきました。

現在公開中です。

公式HP https://itadakimasu2.jp/

劇場上映はこちら https://itadakimasu2.jp/schedule/




以下、公式HP作品情報より


発酵の魔法で、土と食物と私たちも幸せになっていく

美しい里山で、苗を植え稲刈りを園児たちが行うみいづ保育園、
微生物を活かした農法で園児たちが野菜を作り給食で食べるマミー保育園など、子どもたちは、泥んこまみれのキラキラの笑顔。
美味しい野菜を食べた子どもたちの清々しい表情、
その秘密は微生物たちの「発酵の楽園」にありました。 DNA解析に基づいた最新の“腸活”をアニメーション化、
発酵の常識が180度変わる驚きの連続です。
自然と人が調和した”楽園”を、きっと身近に感じられるはずです。

畑も田んぼも発酵していた!

「菌ちゃん先生」吉田俊道さん。有機農業の里・山形県高畠町の菊地良一さん。
「奇跡のりんご」木村秋則さん。
発酵の世界を知り尽くしたオーガニックファーマーが、
心を込めて作りあげた植物たちの桃源郷で、
目に見えない微生物たちの声に耳をすましてみませんか。

エンターテイメント・ドキュメンタリー誕生

全国600箇所で上映された「いただきます みそをつくるこどもたち」の監督、オオタヴィンの新作がついに公開!

子育て真っ最中の小雪さんがナレーターを務めます。
挿入歌のザ・ハイロウズ、坂本美雨など多彩なヒーリングミュージックも満載。ほっこりハートフルな映像で、心も体もオーガニックに生まれ変わる
エンターテイメント・ドキュメンタリーの誕生です。


プロデューサー・監督・撮影・編集 オオタヴィン
ナレーション:小雪
エンディングテーマ:坂本美雨withCANTUS
劇中挿入歌:ザ・ハイロウズ
出演:吉田俊道/木村秋則/菊地良一/日原瑞枝(みいづ保育園)/
小倉ヒラク(発酵デザイナー)/山本太郎(長崎大学)/
杉山修一(弘前大学)他。

(2020年/日本/81分/カラー/DCP//16:9)

制作:イーハトーヴスタジオ

2020年3月6日

吉田俊道さんとつくる「食べる庭」

食べる庭見学会


 
天然住宅のプロジェクトでやってみた「食べる庭」プロジェクト、それを実行してくれたFさんのお宅を見学させてもらった。
まずその場所なのだが、すごく景色のきれいな場所の高台にあって、窓からは周囲を借景して、まるで大きな庭に囲まれているような家だった。
しかし現実は厳しい。その土が粘土質なのだ。
見学した日は雨だったが、一度水たまりができるとずっと残ってしまうくらい水はけが悪い。
乾いたら乾いたで、カチカチになり、ホコリが舞い上がるような土だった。
畑の庭を作るのには最も向かない土かもしれない。
また、庭で菜園ができるということは、東京にしては広い土地だ。
だが、岡山のようにどこでも畑ができるような広大な土地というわけではない。

菌ちゃん農法で再生を

 

ところが久しぶりに行ってみると、少し畝上げしてある小さな庭に、見事なサニーレタスなどが育っていた。見学会の話よりも、早くその野菜を食べてみたくて気もそぞろになる。

このプロジェクトをを手伝ってくれたのが友人の「菌ちゃん野菜」で有名な吉田俊道さんだ。吉田さんにも来てもらって、一緒に講演してもらった。

吉田さん曰く、どうしてふかふかの土を作れたのか、作るには二つの方法があるそうな。
一つは水を排除してシートで覆って、パンのように土と微生物でふっくらさせる方法。
ところがこれだと縮みやすいという。

もう一つが今回の庭でしたように、糸状菌を繁殖させることで、土の中に糸状菌が入り込んで空間を形作って固める方法。

糸状菌は石と石の間でもねばねばした糸を作り出すことで、空間を作ってくれるから、
ふかふかの土地が長続きできるんだと。

▼土づくりの様子はこちら


菌ちゃん野菜はおいしい

 
(写真:F様とF様のお友達の皆様と吉田俊道さんと野菜しゃぶしゃぶ)

野菜を食べてみた。うまい! 

もともと野菜好きだが、無農薬野菜のえぐみのなさが自家製ドレッシングに合っている(実はビールにも)。Fさんご家族の人柄のおかげもあって、なんだかいつまでもいたくなる感じだが、そんなわけにもいかないのでお暇した。

この状態の土からこれほどの野菜を生み出すなんて、まるでマジックみたいだった。
これならどんな土地でも実現可能に思える。
少ななくともぼくのような大食害虫に食べられなければ(ちなみに菌ちゃん農法は無農薬だが虫が来にくい)。

吉田さんとのコラボのおかげで、新たな可能性を感じた。
わずかな土地でも菌ちゃん農法なら、これだけのものを作り出すことができる。
それはまるで、東京に住みながら、消費者ではなく、生産者のように暮らせるのだ。


天然住宅田中優コラム「持続可能な社会を目指して」第120回より
https://tennen.org/yu_column/taberuniwa-2.html

コラム一覧はこちら
https://tennen.org/yu_column






2020年3月5日

菌ちゃんニンジンで免疫アップ



先日、吉田俊道さんの菌ちゃん人参を購入しました。

たっぷりのミネラルと菌ちゃんが入った土でできた無農薬・無化学肥料の人参です。

生でかじったり、スープにしたり味噌汁に入れたり、これで免疫アップで体が強くなりそうです。




1本1本がこんなに大きく、ずっしりとしています。


もう人参は売り切れたようですが、「菌ちゃんげんきっこ」ふりかけなどもおススメです。


菌ちゃんファームネットショップはこちら
https://kinchan.ocnk.net/


2020年2月20日

家庭は「グリッド」から離れよ

オフグリッドしている田中優の自宅

「グリッド」と突然言われてもわからない言葉だろう。
「電気の送電網」
のことだ。

多くの人が地球温暖化の問題で、最大の問題なのが「電気」であることは知っていることと思う。


その電気は、大きな電力中心に配られ、最後に残った小さな家庭などに配られていく。いわば上から下に流れる仕組みになっているのだ。しかし電気の問題だから「電気を使うな」と言われても困るだろう。


でも電気全体の中で家庭の消費している割合が、小規模な商店などの消費を含めても22%しかないことを知っている人は少ない。全体の62%を消費しているのは大企業などの大口消費なのだ。 




 

だから「あきらめろ」ではない。
まず最初にしてほしいのは、電気を「大口消費」と「家庭などの小口消費」とを分けて考えることだ。そして小口は自分たち家庭の消費だから、その分だけ責任をもって考えてほしい。  

その家庭のすべきことは何といっても省エネだ。と言っても努力・忍耐ではない。
ただそのまま買い替えるときには「
省エネ家電」を選択してほしい。


家庭内最大消費の冷蔵庫はすでにかつての3%しか消費しないほど省エネが進んでしまっているし、他のものも省エネが進んでいる。おかげで同じように暮らしていても、かつての三分の一ほどに省エネできるのだ。


これに加えて自家用車を燃費の良い車に買い替えてほしい。それだけのことで地球温暖化を起こさない暮らし方ができる。車の燃費も我が家のマツダ車では22Km/L走るので、それまでの半分になっている。合計で45%も減らせるのだ。

二酸化炭素を減らすのにゼロにしなくていい。従来通り植物や海藻などが吸収してくれている二酸化炭素があるので、マイナス45%が実現できればいいのだ。
 

なんと家庭なら「省エネ家電」と「低燃費自動車」を活用するだけで、達成できてしまうのだ。それ以上に頑張ればもちろんそれ以上に減らせることになる。  



我が家に導入しているオフグリッドの仕組み、「パーソナルエナジー」を作った「慧通信技術工業」が、ガス器具メーカーのリンナイと組んで「エコワンソーラー」を開発した。




電気は熱源には使わない方がいいのだが、外気温が低すぎない時の「ヒートポンプ」だけは例外だ。外気から熱を集めるので、電気の熱の五倍以上もの熱を作り出すことができるのだ。

給湯の場合、火傷するほどの高温の温水は必要ないから、非常に高い効率で熱を集めることができる。それを外気が冷え切った夜間ではなく日中に使うのなら、非常に効率的に使うことができるのだ。

それを実験してみたら、開発者も驚くほど効率良くなり、予定していたカタログスペックを上回ってしまった。外気が冷え切っていない日中にヒートポンプを動かし、蓄熱性の最も高い「水」に蓄熱する。

その結果、純然たる太陽光発電の電気だけで足りてしまった(追い炊きにはガスを使うので、追い炊きするときにはガスが必要になる)。


 

さらに非常時の冷蔵庫や上水などへの蓄電も可能にしているのだ。

卒FITと呼ばれる「太陽光発電などの固定買取制度を終えてしまった後の人には、これを導入するのが圧倒的に有利となっている。






もちろんこれを導入すれば、さらにガス分の二酸化炭素排出量も大きく減らすことができる。

これを床暖房などに利用するなら、より以上の温暖化対策ができるし、光熱費も下げられる。生活は快適なままで、二酸化炭素を出さないでも暮らせるようになるのだ。





こうして温暖化を防止する暮らしを実現すると、予想外なもう一つの効果が生まれてくる。


これは経産省の調べた数字だが、東京電力の収益は「家庭などの規制部門」から91%を得ていながら、電気そのものは大口契約などの自由化部門が62%を使っている。




家庭などは38%しか使っていないのに、収益の91%を支払っているのだ。つまり簡単に言えば、私たちの料金で大口は電気を安くしているのだ。ところがこうして家庭などが電気消費しなくなると、嫌でも大口消費者が自ら払わなければならなくなる。  


簡単に言うと大口消費者の電気単価を上げなければならなくなる。すると大口電気消費者は省エネせざるを得なくなる。もし料金が使えば使うほど単価が高くなる仕組みになれば(今すでに家庭などはそういう料金体系になっている)、おそらく半分近くは省エネするだろう。

電気の62%を消費している大口事業者が半分にするなら、自動的に温暖化は起こさないレベル近くまで下げられる。温暖化防止は難しい話ではなくなるのだ。  





このためには家庭が産業などの排出まで買い支えるのをやめて、産業の自己責任に戻せばいいだけのことだ。逆に言うと私たちが買い支えてしまっていることが、産業の好き勝手な態度を支えている。温暖化の進行を止めるためには、私たちの費用で支えてしまうことを拒否すればいい。

だから家庭は産業を買い支えてしまうグリッドを離れていけばいいのだ。  



もう一つの方法がある。


電気の購入先を電力会社ではなく「生活クラブエナジー」や「みんな電力」に換えてしまうことだ。それで二酸化炭素排出量は半分程度に減る。

化石エネルギーではなく、再生可能エネルギー中心に発電を変えているからだ。それらもまた買い支える構造から離れられる。買い支えなくなる点では同様だ。  


「老いては子に従え」という言葉がある。私には耳の痛い言葉だが、変革を求める時代に至ってはそうすべき言葉だろう。年を取ると変革を求めなくなる。それどころか変革を恐れるようにすらなってしまう。それが今の時代なのかもしれない。


しかし技術がそうであるように、社会は変革を求めている。
抵抗となることも必要だが、確実に歩を進めて新たな社会になることを受け入れていく覚悟も必要だ。  


地球温暖化の進行は待ったなしの状態になってしまった。しかしよく時代を見極めれば解決の途はある。この可能性を閉ざしてはいけない。

私たちの未来は見捨ててしまうには早すぎる。
可能性ある未来は実現できるのだ。



~~こちらでも詳しく取り上げています~~

★田中優 有料・活動支援版メルマガ 2020.2.15発行
 
『 2020年を「急がば回れ」の年に(下) 』

http://www.mag2.com/m/0001363131.htm