2015年2月4日

質問1:消費エネルギー、地熱、その他について



旭川市市民活動交流センター様より

昨年11月29日に開催しました「地球温暖化防止シンポジウム」ですが、定員を超える参加があり、
盛況のうちに終了しました。
お越しいただきました皆様、ありがとうございました。

なお、当日の質疑応答の一覧を添付いたしますので、
ご興味のある方はご覧ください。
⇒ 「地球温暖化防止シンポジウム 質問Q&A」


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(Q&Aより抜粋)

Q.
消費エネルギー、地熱その他について

A.地熱に関して、北海道は地熱発電が結構使えるところですが、

日本には温泉利用があるので、それとかち合わないようにすることが重要です。

 従来の地熱は 200 度以上の温度の水を吸い上げるので一年中湯井を掘り続け

ます。湯井というお湯の井戸は硫黄で詰まっていくので毎年新しい穴が必要
なってくるため掘り続けます。それ自体も環境破壊だし、それによって温泉が
枯れた事例もあります。
そのため地熱は環境にとってみると他のエネルギーに比べ少し被害が大きいです。

 そのため僕は温泉発電、別名「バイナリー発電」をお勧めしたいと思います。 

バイナリー発電というのは、例えば温泉に入る際、湯温 100 度から 60 度まで
下げる間の熱で発電することです。今は普通の水でどんどん冷ましてお風呂の
お湯にしている地域が多いですが、その時にバイナリー発電を入れて、一旦電
気を作ってからお湯に変えるというパターンにするのが一番良い方式ではない
かと思います。(田中優)