2015年8月10日

映画「小さき声のカノン」 田中優応援メッセージー「小さき声」に耳をそばだてるー 



【映画「小さき声のカノン」 田中優応援メッセージがアップされました!】   

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ー「小さき声」に耳をそばだてるー  


「そりゃそうだとしてもね、生活していかなきゃならないんだから」。  
こんな言葉を何度聞いたことか。   

命がなくなってしまったら生活も何もないんだから安全な場所に暮らすか、
せめて対策してほしいと思うのだが実現しない。   

人々の意識には二つのレベルがあって、頭で考える世界と生活からの実感がある。
いくら頭で放射能の危険性を理解したとしても、生活レベルの改革につながらない。 

 「周囲の人たちから浮いてしまう、変人扱いされる」 といった『空気』を読むレベルのことが、
生活レベルの実感なのだ。   
そして周囲の無理解の壁の中で、母はぽつりと言う。 「この子だけは守らなくちゃ」と。  

なぜ母がここまで重い覚悟をしなければならない? 
いったい誰がそんな『空気』を作ってしまったのか?  

「愛」という言葉の反対語は「無関心」だという。  
その無関心が人々の上に重くのしかかっている。 
理解されないから大きな声で言えない。 
関心すら持ってもらえないから一人で決めなければならない。  

その孤独さから過敏になってしまったとしても、
 誰が彼女を責められるだろう。  

その小さな声を拾い上げた映画ができた。この無関心を装う時代に。   
耳をそばだてて聴いてほしい。 無関心でなくなるから愛が生まれるのだ。 

―田中優(環境活動家/未来バンク事業組合理事長)    

▼ 応援コメント一覧より 
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