「天然住宅の融資資金が厳しくなりました。出資額が追い付かなくなりました。
これまで一度の押し倒れもなく、順調に運営しています。
出資可能な人がいたらぜひ。出資額は一口一万円からです。」
以下、天然住宅バンク理事 田中優 メッセージより
http://www.tennenbank.org/director_message/
「天然住宅バンクは、天然住宅に住もうとする人たちを支援するNPOバンクです。
将来はそれだけで家のローンを実現できるようになりたいと思っています。
家を通じて持続可能な暮らしを実現する、 国内の林産地を支えるフェアトレードを実現する、 健康な暮らしを実現するための金融ツールです。
計算してみると、おカネを貯めることよりも、将来おカネがかからなくて済むほうが安上がりになります。 それを実現できるように仕組みを作りたいのです。
また、収入が多くなくても天然住宅に住めるように、天然住宅の買取り、販売も実現したい。
天然住宅ならアトピーの人でも暮らせますから、ニーズは大きいのです。
最低価格での天然住宅の買取りが実現できれば、万が一手放す時でも建物はタダになる心配もなくなります。
ぼくが必要だと思うのは、単なる想いではなく具体的な仕組みです。
その実現に向けて、みんなで進めています。ぜひ参加してください。
あなたのできること、得意なことを教えてください。
みんなで社会を健全なものに変えるために、力を貸してください。
どうぞよろしくお願いします。」
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『 天然住宅バンク出資のお願い 』
■融資額に出資額が追い付かなくなった
「おめでとう」と言うべきか、それとも「大変だ」と言うべきか、ついに天然住宅バンクの出資金を超える融資申し込みが来てしまった。なにしろ天然住宅の融資は住宅に対する融資だから、融資金額の規模が大きい。
特に多額になってしまうのが「住宅のつなぎ融資」だ。銀行が住宅ローンを承認する。ローンが下りることは確定しているのだから、最初から融資すればいいのに、銀行からの融資実行は、建物全体が引き渡されてからになるものが多い。
本人が多額の頭金を持っていればいいが、そうでなければせっかくローンが承認されたというのに家が建てられない。
しかも建売住宅ではないので、支払いは建築時の最初に三分の一、途中の追加が三分の一、引き渡し時に残りの三分の一の支払いとなる。するとローンが開始される前に建物価格の三分の二を支払わなければならないのだ。
この住宅ローンが承認されていて、その間の融資をするものを「つなぎ融資」と呼んでいる。仮に建物が2400万円だとすると、つながなければならない資金は三分の二、つまり1600万円-頭金、という多額の融資になる。
これが重なったことから、今回天然住宅バンクの出資金が足りなくなった。
6,354万円もの出資金を集めているというのに、資金が不足したのだ。
天然住宅バンクを立ち上げたときに、未来バンクの姉妹団体のようにして立ち上げたこともあって、未来バンクは天然住宅バンクの出資額が不足する場合には、最大2000万円までの協調して出資できる仕組みを作っていた。つまり天然住宅バンクが資金不足に陥った場合には、未来バンクから最大で2000万円までの出資をすることができるようにしていたのだ。それが今回役に立った。これで間に合うと思いきや、なんと一時的にはまだ100万円程度不足する。
■不良債権のないバンク融資
そこで天然住宅バンクへの出資をお願いしたいのだ。天然住宅バンクの経営状況だが、以下のようになっいる。
天然住宅バンクは2008年7月1日に設立し、2016年6月30日現在、組合員が212名、出資金は63,540,464円に達している。理事は定員7人に対して7人が就任し、監事は定員1人に対して1人が就任している。
これまで融資した中で、貸し倒れや返済の遅れはない。融資先は「エコラの森」と呼ばれる栗駒木材の所有する森の取得費用の借り換え、電力自給のための設備融資、他はすべて住宅取得費用に対する融資だ。決算時で26,737,024円の融資をしていた。出資金残高は3,600万円ほどあったのだが、大きな「つなぎ融資」の依頼が決算後にあったために一時的に出資金が足りなくなったのだ。
しかし融資が実現できないと、実際に家が建たなくなる。天然住宅バンクが存在しなければ、あきらめなければならない状態に陥っただろう。
■未来のために出資してほしい
私たちは長く使えて健康を害する化学物質を排除した家を届けたい。しかも他では実現できない価格で、森を世話してくれる人や伝統的な技術を持つ大工さんたちを犠牲にせずに届けたいのだ。
さらに電気やインフラを自給できる家を目指して、最終的にはおカネに頼らなくても生活できる家に進めていきたい。幸い、天然住宅バンクがあるおかげで、銀行だけだったら断念しなければならない家も建てられ、しかも相互の信頼で低利の融資を実現し、貸し倒れもなく実現できている。
これが標準になるような社会にするために、ぜひ天然住宅バンクに出資してほしい。それは必ず未来を明るくすると思うのだ。
◆◇◆ 出資について 天然住宅バンク ◆◇◆
http://www.tennenbank.org/tennen_bank/
私たちは、日本の森林を守るとともに健康な住居を増やしていくため、天然住宅バンクへの出資者を募集しています。
天然住宅で家を建てる予定の方の出資だけでは、私たちの目的は達成できません。
ミッションに賛同してくださる、多くの皆さんの出資をお待ちしています。
★出資をすることによるメリット
・天然住宅バンクからの融資は出資者のみが受けられます。
現在、長く出資をしている方が融資の際に得になるような仕組みを考案中です。
・出資金は天然住宅を通して、林産地の復興や森林の保護、CO2 の削減、社会資産としての健康住宅、伝統工法の保全などに活用されます。
★出資に関する注意事項
・出資金に対しての金利、利息、配当はありません。
・融資は理事が充分な注意を持って審査を行いますが、 万が一貸し倒れが起こった際に出資金が減額することがあります。 (元本の保証はありません)
★出資以外の参加方法も模索中です
・林産地での間伐や植林など汗を流す行為を「間伐・植林ポイント」として貯めていき、天然住宅を建てる際に減額できる地域通貨のような制度を考えています。
・春は山菜、夏は虫取り、秋はどんぐり拾いと、まるで家族旅行のように楽しんで参加できる間伐や植林を、これから企画していく予定です。
★出資の方法
(1)天然住宅バンクに出資する
天然住宅バンク定款(PDF)をお読みください。
http://www.tennenbank.org/pdf/teikan1008.pdf
天然住宅バンク 出資申込書(PDF)にご記入下さい。
http://tennenbank.up.seesaa.net/image/shusshi.pdf
(2)「天然住宅バンク 出資申込書」を天然住宅バンクに送付する
ご記入いただいた申込書と依頼書を、以下までFAX もしくはご郵送ください。
送付先 天然住宅バンク
FAX 03-3725-5652 〒152-0031 東京都目黒区中根1-10-18
(3)下記いずれかの口座にご入金ください
振込先:西武信用金庫
支店名:中目黒支店
預金種目:普通
口座番号:2039060
口座名義:天然住宅バンク (テンネンジュウタクバンク)
振込先:ゆうちょ銀行
口座名称(漢字):天然住宅バンク
口座名称(カナ):テンネンジュウタクバンク
店名:目黒柿ノ木坂
口座番号:00110-2-651692
※他行等からの振込の場合
店番:〇一九(ゼロイチキュウ)店(019)
預金種目:当座
口座番号:0651692
(4)以上で申込み手続きは終了です
後日、天然住宅バンク組合員証と出資確認証をお送りいたしますので、しばらくお待ちください。(お届けまでに2週間~1ヶ月程度かかります。)
ご不明の点がありましたら、メールにてお問い合わせください。
天然住宅バンク info@tennenbank.org
◆◇◆ 天然住宅バンク活動内容・概要 ◆◇◆
http://www.tennenbank.org/activity/
天然住宅バンクは、「健康に生きること」「森林を中心に環境を守ること」
「いまの住宅に関する状況を変えること」を目指し、以下の活動をしています。
1.融資事業
市民による非営利金融として、天然住宅購入者の住宅ローンの一部、省エネ家具、ペレットストーブなどへの融資を行います。
詳しくは、融資のページをご覧ください。 http://www.tennenbank.org/yuushi.html
2.森林の保護と林産地の復興の仕組みづくり
木造住宅によって日本の林産地を復興させ、都市で生活する私たちと森林との新しい関係を創るための活動を行っています。その中で、地域通貨のような仕組みも考えていく予定です。
詳しくは、森林のページをご覧ください。 http://www.tennenbank.org/shinrin.html
3.個人がCO2を減らし、利益に変えるカーボンオフセットの仕組みづくり
木造住宅によって日本の林産地を復興させ、都市で生活する私たちと森林との新しい関係を創るための活動を行っています。その中で、地域通貨のような仕組みも考えていく予定です。
詳しくは、森林のページをご覧ください。 http://www.tennenbank.org/offset.html
4.天然住宅の中古市場(ビンテージプラン)の仕組みづくり
300 年持つ、環境にも人の体にも良い天然住宅は、数十年後でも充分な資産価値があるだろうという考えのもと、その中古市場づくりに向けた取り組みを行っています。このことによって、天然住宅が社会資産となるとともに、新築の際の大幅な値引きも可能になる予定です。
5.非営利住宅のためのファイナンスモデルづくり
天然住宅に普通の人が無理なく住むことができる、資金調達の仕組みを考えていきます。住宅ローンや非営利金融のあり方を考えるとともに、天然住宅購入者への資金面のサポートとして、家計費等のアドバイスも行っていく予定です。
これらの取り組みは、天然住宅バンクの考え方に賛同してくださっている、多くのボランティアの皆さんと一緒に行っています。
私たちの活動に関心のある方は、月に一度行われている天然住宅バンクミーティングへ、ぜひご参加ください。