2018年6月16日

「天然住宅は、なぜ「森を守って、健康・長持ち」を目指すのか(上)」

6月15日発行の田中優有料・活動支援版メルマガ最新号はこちら!
 
『天然住宅は、なぜ「森を守って、健康・長持ち」を目指すのか(上)』
 

10年目になりました一般社団法人「 天然住宅 」。
モットーは「森を守って、健康・長持ち」、なぜそう考えるのか改めて考えてみました。
 

最初にぼくが海外に行ったのは、サラワクというところでした。
それは森林問題を考えるスタディツアーでした。
 

天然住宅設立からさかのぼること、約20年前のこと。
そこで目にしたもの聞いたことが、ぼくが天然住宅を作るきっかけの一つとなったのです。
 
 
<メルマガ主な内容>

・天然住宅の信念

・森を守ること

・マレーシア、サラワク州の熱帯林

・世界の森林破壊と荒廃する日本の森

・短命で安普請な家が当たり前に

・有害物質で処理される木材

・木材の乾燥


<<以下本文より>>

『当時、世界中で破壊されていく熱帯林の中で、一番多く破壊していたのが日本だった。熱帯林は豊かな生態系で、不思議な進化に満ちている。虫と植物が共生していたり、つる植物が進化して立派な樹木になっていたりする。(中略) それを日本は、わずか数年使ったら捨ててしまうベニヤ板の生産のために、世界で一番大きく破壊している。


 ベニヤ板の消費の最大のものが「コンクリートパネル」、次が安物の家具だった。略して「コンパネ」と呼ばれ、コンクリートが固まるまでのわずかな間だけ使われると剥がされて捨てられていく。日本に丸太が届いてからわずか数か月で捨てられる。その実態も知りたくて、当時住んでいた地元の土建業に頼んで取材させてもらっていた。あらかじめ文献を見て、使われるコンパネは、大体二~三回使われると廃棄されると聞いていた。


しかし現場で聞いてみると、畳一枚のサイズのパネルを指さして、「このコンパネいくらだか知ってる? 厚さ12ミリもあって頑丈なのに、この一枚で千円しないんだよ。紙より安いんだ。それに穴開けて組んでボルトでとめて、コンクリートを流し込むんだ。だから一度使ったコンパネは穴が開いてるし、コンクリかすもついている。それを埋めてもう一回使うと思うかい?」と答えてくれた。


「よほどでなければ使い捨てだよ」と話した。』







ーーーーーーーーーーーーー


有料・活動支援版メルマガのご登録はこちらより
http://www.mag2.com/m/0001363131.html


“初月無料”です。

2018年6月14日

6月21日(木)福井にて講演会 ~エネルギーと国際協力~

福井県立大学オープンカレッジ(公立大学法人 福井県立大学の再生可能エネルギーの講座)にて田中優講演会があります。



http://www.s.fpu.ac.jp/openfpu/kouza/global/recycle_energy.html

■テーマ:
再生可能エネルギーがひらく21世紀 ~福井から発信する国際協力~

★田中優講演テーマ『姉妹村運動の視圏—福井から発信する国際協力』


■日時:6月21日(木)19:00~21:00


■会場:JR福井駅東口より徒歩1分 AOSSA(アオッサ)605号


■定員:20名

お問い合わせ・お申込み

フォームはこちらより
 http://www.s.fpu.ac.jp/openfpu/script/mail.asp

TEL(平日 8:30~17:15) 永平寺キャンパス:0776-61-6000(代表)

 
皆様お気軽にお越しくださいませ。

お申込みはこちらよりhttp://www.s.fpu.ac.jp/openfpu/kouza/global/recycle_energy.html

2018年6月13日

冊子無料プレゼント(有料・活動支援版メルマガ特典号)

◆有料・活動支援版メルマガ、田中優サロンご登録者様へ冊子無料プレゼント
 
~有料メルマガは6/末までのご登録で6月分が無料に~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

6/8、田中優有料・活動支援版メルマガ(先行して※田中優サロンには6/7に配信済み)ご購読者様へ、特典号として「冊子の無料プレゼント」号をお送りしました!
 
田中優が毎月「書き下ろし」をしています原稿です。
 
日頃の感謝を込めて、冊子も送料も「全部無料」

ただし冊子には数に限りがあります。 
冊子の原本がなくなってしまった場合、すみませんが田中優部分の原稿コピーを送付させて頂きます。
 

ご興味のある方は有料・活動支援版メルマガにご登録のうえお、早めにお申込みください。
 

<<ラインナップ>>
 

「この世にムダなものはない(28)~万物は流転する~」
 
内燃機関の自動車が駆逐される日
電気自動車のアキレス腱
高レベル放射性廃棄物の最終処分
日本列島を形作った四つの出来事
一、大陸から引きちぎられる
二、南から火山群が連続衝突する
三、連続するカルデラ噴火
四、東西に圧縮される東日本
「プレート・テクトニクス」
未来に向けて、大変革を
 

--*--*-*--*--*--*--

■「この世にムダなものはない(29)~地方の時代へ~」
 
「地方では売れない」という神話
ホンモノを見に行くーコンニャク
大徳醤油
飯尾醸造
技術の進展は「店舗や認証」を凌駕する
店舗は本当に必要なのか
新たな地方の時代へ
 

*--*--*--*--

■「この世にムダなものはない(30)~エコロジカル・フットプリントと「文化力」~」
 
なるべく環境を壊さない暮らしをする
買い物の分が含まれていない
持続できない今の暮らし
なるべく「地産地消」する
モノを大事に使う
エコロジカル・フットプリントと「文化力」
 

--*--*-*--*--*--*--
 
「この世にムダなものはない(31)~シロウト主体に森と林業を見直す~」

「エコラの森」
木材が人を傷つける
動物たちと協働する森
「自伐林業」と「使い尽くす林業」
 

-*--*-*--*--*--*--

「この世にムダなものはない(32)~水問題をどう解決するか~」

中国での植林
日本の現状
バーチャルウォーター(仮想水)
再び中国の問題へ
 

--*--*-*--*--*--*--

「この世にムダなものはない(33)~豊かさを目指して貧しくなるより本物の豊かさを~」

豊かさの尺度は
意外と豊かなアジアの暮らし
「一日1.25ドル以下が貧困」という尺度
どんな暮らしがいいだろうか
 

--*--*-*--*--*--*--

「この世にムダなものはない(34)~失われた小さな流れ~」
 

幼いころの記憶
揚水発電ダム予定地だった村
揚水発電所とは
ダム建設反対運動とその後
 


--*--*-*--*--*--*--

【ご登録はこちらより】

 
まだ有料・活動支援版メルマガ会員でない方で冊子をご希望の方は、こちらよりご登録のえ冊子のお申込みをお願い致します。
(お申込み方法は有料・活動支援版メルマガに記載されています)
http://www.mag2.com/m/0001363131.html


購読料は、「初月無料」になります。
6月末までのご登録で、6月発行分(この冊子プレゼント特典号と、6/15、6/30発行予定のメルマガ)が無料でお読み頂けます。

2018年6月12日

6/16(土)・17(日) 天然住宅完成見学会&田中優セミナー@高尾 (無料)


☆17日の午後は田中優によるセミナーを行います。
☆化学物質フリーのすまうとさんの家具の展示もあります。

 
・6月に完成お引き渡しを迎える新築の住宅
 
・自然豊かな高尾の緑を感じられる場所での建築です
 
・リビングは、陽の光をたっぷり取り込めるよう、トップライトと吹き抜けを配置
 
・書架を壁全面に配したスタディルーム
 
・2Fは屋根勾配を利用し、広い天井空間をとり、将来ロフトスペースにできるように
 
・大屋根をかけ、2Fの小屋裏スペースも有効に使い、お子様のスペースと、予備室を

・国産無垢材100%、合板集成材不使用、自然素材をふんだんに使用した住宅

 

無垢杉の香りと、柔らかさ、暖かさ、自然素材でつくる空間の気持ちよい空気感をぜひ体感いただければと思います。

天然住宅特有の「新築のにおい」をぜひ体感しにいらしてください。


また今回、化学物質不使用、防腐剤フリーの木材で作られた「すまうと」の家具も展示します。
ぜひ、無垢の家具に触れて、体験してみてください。



 

★建物データ
敷地面積:358.16㎡(107.74坪)
延床面積:117.88㎡(35.65坪)
間取り:4LDK
工法:木造(強化筋交い)
 

■日時 
6月16日(土) 10:00~16:00 (オープンハウス・予約制)
6月17日(日) 10:00~14:00 (オープンハウス・予約制)
       14:00~16:00 (見学会+田中優セミナー)

■場所 八王子市高尾町
JR中央線・京王線「高尾」駅から徒歩
 

■参加費 無料
 

■内容
オープンハウス型見学会(スタッフがご案内いたします)
※17日(日)14:00~田中優によるセミナー
 

■お申込み
下記フォームよりお申込みください

 http://tennen.org/event/takao.html

2018年6月9日

vol.2 田中優2『電力の小売り自由化と家庭のエネルギー消費』~オフグリッドトークライブ書き起こし 

株式会社Re様のホームページにて、田中優×オフグリッドの生みの親でありパーソナルエナジー開発・販売をされている粟田さんとの対談イベントでの書き起こしを公開中です。

イベントは2016.2.20に開催されました
https://tanakayu.blogspot.jp/2016/02/off-grid-live2016.html





----------------------------

vol.2 田中優2『電力の小売り自由化と家庭のエネルギー消費』
    
http://re-energy.co.jp/news/222/

----------------------------


▼2016年4月から始まった電力の小売り自由化

 
 そして、今回電力の自由化ということで小売り自由化だけで実現しました。それ以外の自由化で言うと、送電線の自由化とか、「総括原価方式」をやめる、かければかけた分だけ電気料金に上乗せできるというのがあるおかげで、例えば、中部電力ってあのヘナヘナの浜岡原発のところに20何メートルという高さの防波堤を建てましたよね?
 

 あれ、5000億円近くかかったんですが、全部「総括原価方式」で皆さんの電気料金に乗せて良いことになっていますが、それが自由にできる「総括原価方式」が廃止され、そして送電線網が自由化されるのは2020年になりました。先に伸びちゃったんですよ。
 

 2020年までは自由になりません。その結果自由化された時に、今回の自由化は小売りの自由化だけ。
 

 小売りの自由化で送電線網は相変わらず電力会社が持っていて、その電力会社がその託送料金というのを、電気を送るための送電線を使った費用をとるんですよ。
 
 これが何とkWhあたり9円もとるんですね。
 

 そして、電気の方を同じ電力取引所というところから買ってくると、これが約11円/kWhかかるんです。だから11円電気の値段+送電線9円、合計20円/kWhになるんですね。
 

 だから事業を始めようと思って、この託送料金が嫌だから「オレ送電線を張るよ」と言ったら、道路法で許されません。道路に何か設置することができるのは、既存の企業だけですから、電力会社、水道、NTT、ガス、そういったところ以外は張ることすら許されない、という状態ですね。
 
 そしてこの20円/kWhを払って自由化を進めるということになるわけです。


 ところがこれ高いですね電気の値段。これを避けたいと思うと、大きな発電所から直接自分が電気を買い取ってくるという方法がもう一つあります。取引所を経由せずに直接電気を買ってきちゃうという方法があって、そのどちらかを選ばなければならないという風になるわけです。


▼託送料金に入れられた原発コスト
 
 そして、この託送料金って何でこんなに高いの?と見てみると、これは送電線の送電費用なんですが、送電費用の中に原子力のコストを入れられてしまっています。電源開発促進税、これ原発を進めるための税金ですね。
 

 それと核燃料再処理費用、六ケ所村の再処理工場でやる費用、これがですね、何と合計で9.3円も託送料金の中に入れられてしまっている。送電線のコストに、何で発電のコストを入れるんだよ、ということをちゃっかりやっちゃっています(その後に福島原発の処理費用も入れられた)。


 そのおかげで日本では残念ながら自由化されても元々の電気の値段が高いので安くできないという仕組みになっているんですね。
 

 しかも例えば東京電力のデータで見ていくと、電気の値段って節電している人は使えば使うほど料金が高くなる側なんですね。逆に、電気をすごく消費している人は使えば使うほど安くなる側になる。


 家庭は電気を使っていくと、月に192kWhを超えると、19.42円が25.91円になる。そして300kWhを超えると29.93円になる。これは節電をした方が経済的に得になるような仕組みが作ってあるんです。
 

 新たな「新電力会社」はここの仕組みの中に参入していくんですよ。そうすると20円で買ってきた電気でこの省エネをしている世帯のところに電気を送れますか?20円で買ってきて19.42円で売ったらどうなります?大赤字ですよね?
 

 だから、小さなところに対しては残念ながら電気を送りたくない、という状況になります。それをグラフに描いてみました。節電している世帯って、ぼくらみたいなところには多いんです。すごく電気の消費量が少ない方が結構多いんですね。


 そういう人に相談をされて、うちはどこを選んだら良いの?って調べてみたんです。そうすると何と、51kWhあたりよりも電気消費がひと月少ない方、1日2kWhもいかない場合だと、ガスを東京ガスに契約をしている人だったら、東京電力を辞めて東京ガスから電気を買うようにすると、割引率が大きくなって、ですから消費の少ない方には東京ガスが得になる。

 消費がそれを超えると東燃ゼネラルが安くなるんですが、この東燃ゼネラルというのは石油会社の集まりです。そこが自分で発電所を持っているんです。要は。


 その持っている発電所があるから、だから安くできますよ、ということでこういうのを選ばない限りは得にはならない、という構図になります。
 


▼結局、自由化でトクをするのは浪費家...
 

 じゃあ全体ではどうなるの?ということで調べてみると、何と得になるのはこの辺の人たちですね。ここで見ると例えばひと月に2~3000円ほど安くなるんですが、これがどれくらいの消費量かと言うと、ひと月に7~800kWh消費する方なんですよ。これは、相当消費をする方です。
 

 日本の中で、平均の家庭で360kWhくらいだと言われていて、ところが東京電力はこれまで家庭の消費の平均値は290kWhだと言っていたんですね。


 何で東京電力は290kWhと言っていたかというと、300kWhを超えると値段が高くなってしまうので、平均世帯の電気料金が高く見えてしまうじゃないですか。だから300kWhを下回るところにわざわざ東京電力は設定して、「だから高くないよ電気は」と言うためにやっていただけ。
 

 どちらにしても実際のところはよくわかっていないという状況なんですね。そういう中で結構好き勝手な数字を出して、今「全国平均が364kWhだよ」と言ってみたりですね、日々刻々と適当な数字が出るという状況になっています。
 

 この結果、どういうことが起こるかと言うと、得をするのは圧倒的に電気の浪費家です。だから電気を浪費しないと、自由化で得はできません。


 そうなると家の中でせっかくCO2排出量が少ない、例えばストーブを使っていたという方が、オール電化に変えちゃった方が得だなとかなっちゃうんですよ。だからこの自由化は、電気を浪費 させるための自由化になっちゃっています。

 今回の自由化に期待するのは恐らく間違いですね。残念ながら得する方は電気の浪費家だけで電気の浪費を促進する形の自由化にしかなっていない、というのが実態だと思います。
 

 そして2020年まで託送、送電線は自由化されない、そしてこの後どんなことが予定されているかと言うと、色々調べていくと変な話がいっぱい出てきまして、この託送料金の中に廃炉費用を入れちゃおうよ、いやそれ原発のお金じゃないですか、発電の費用でしょ。
 

 ところがそれも入れちゃおうよというような話になっていて、これが送電線の自由化は2020年ですから、今年2016年に自由化されて生協さんとか色んなところで良い電気を届けるようにしたいなんてことでやっているわけですが、恐らく20円でそれを仕入れてきて、25円以下で売らなくちゃあ電力会社に勝てない、となってくると恐らくつぶれますね。4年もたないですよ。4年経たずしてそれらがつぶれて、その後にはまた、従来通りのものすごくデカイ企業が市場を支配するという構図に戻ってしまうんじゃないかとみています。
 

▼それでも日本の家庭の電力消費は小さい
 
 そして一方で家庭の中のエネルギー消費なんですが、世界中の国の家庭のエネルギー消費を見て行ってみると、何と一番エネルギーを浪費をせずに使っている国はどこの世帯でしょうか?
 
 日本なんですよ圧倒的に。我々が実は世界の模範のような暮らしをしています。


 この中の緑の部分が電気、真ん中の黄色い部分はお湯、左側のピンクの部分は暖房です。それを非常に効率良くやれている模範が我々日本の家庭だったんです。

 にも関わらずいつも言われるのは、「ライフスタイルの問題で皆さんが浪費をするから」と言われてきたわけですね。大きな間違いです。我々こそが模範的な暮らしをしています。


 そしてその中で家庭からのCO2はどこから出てくるのと見てみると、実に50.8%が電気なんですよ。

 だから地球温暖化に対応するのであれば、電気から二酸化炭素を出さないこと、とにかく節電が一番重要なんです。それ以外のことはやってもほとんど意味がありません。その次に大きいのが車ですから、電気と車、これが家庭内のCO2の4分の3を占めているという構図です。
 

 そしてその電気なんですが、何に使っているのかと調べてみると、ここにデカイ3つあるのが「IH・エコキュート、電気温水器」というのは要はオール電化ですね。
 


▼エネルギー効率的にも最悪なオール電化
 
 エネルギー的にオール電化は最低なので、オール電化は辞めてもらうとあとの残りがこれなんですよ。この残った部分で圧倒的に大きい方から順に、「冷蔵庫、照明、テレビ、エアコン」その次が「パソコン関係、AVオーディオヴィジュアルとIT関係」、その次が「暖房便座」。
 
 だいたいここで半分以上の消費をするわけです。だったらどうしたら良いの?
 

 ぼく努力忍耐をするのを辞めてもらった方がよいと思います。なぜなら努力忍耐に頼った世帯は、1年後には元に必ず戻りますから。だから努力忍耐をしない方がいいと思う。じゃあすべきことはと言うと、省エネ製品を上手く利用していくことなんです。
 

 これ、1995年製品を100として、どこまで省エネが進んだかをグラフにしました。

 今見た中で一番電気消費が多かったのは「冷蔵庫」でしたね。冷蔵庫は何とこの間に、マイナス97%。ですからかつての3%しか電気を食わなくなりました。


 だからかつての電気を確保するならば、今の冷蔵庫を33台並べることができます。そこまで省エネをしたので、冷蔵庫についてはもし古いのをお持ちだったら今すぐ買い替えた方が良いです。

 なぜなら年間に3万円電気料金が安くなりますから。だいたい3年で元がとれちゃうという構図になるからです。それ以外の機械は、買い替えるタイミングになったらとにかく省エネ製品を選ぶということをやって欲しい。


 そして先ほど「オール電化をやめた方が良い」と簡単に言いましたが、何でかと言うと、熱を電気で作るとどうしても効率が悪い。

 何で効率が悪いかと言うと、その発電の時点で6割の熱を捨てて40%だけが電気になっているので、だからそれを熱に戻すんだったら最初から火を使えばということなんですね。


 そして、その省エネ製品を使ってなおかつ熱を電気で作らない、その2つをやった場合どれくらい電気消費が減るかと言うと、3分の1以下です。


 だから今の電気消費を減らす方が全然簡単なんですよ。それは何と3分の1以下に減らすことができて、その費用の合計がどれくらいになるかなと計算してみました。
 

 50万円かからないんですよ。家の中の冷蔵庫を買い替えて、エアコンを買い替えてテレビを買い替えて照明を買い替えて・・という風にやっていっても、何と50万円かからないくらいでできてしまうんです。そっちをやって、その後に今度オフグリッドをしていくというやり方をしていった方が効率的ですね。
 



ーーーーーーーーーーーー



<<現在vol.12まで公開中☆>>

▼トークライブ書き起こし目次 
http://re-energy.co.jp/news/cat_news/transcribe/


▼vol.1 田中優①『電力の未来はオフグリッドしかないかも』
http://re-energy.co.jp/news/97/


▼vol.2 田中優2 『電力の小売り自由化と家庭のエネルギー消費』
http://re-energy.co.jp/news/222/

▼vol.3 田中優3『自然エネルギーにも使い方があるんだ』
http://re-energy.co.jp/news/228/

▼vol.4 粟田隆央1『パーソナルエナジー誕生秘話』
http://re-energy.co.jp/news/252/ 



▼vol.5 粟田隆央②『震災、原発事故、橋の下世界音楽祭』
http://re-energy.co.jp/news/257/

▼vol.6 粟田隆央③『すべてのエネルギー消費者が、エネルギー生産者になる』
http://re-energy.co.jp/news/263/

▼vol.7 粟田隆央④『オフグリッドを切り拓いてきたからこそわかる事』
http://re-energy.co.jp/news/268/

▼vol.8 田中優×粟田隆央 トークセッション①
http://re-energy.co.jp/news/295/
 

▼vol.9 田中優×粟田隆央 トークセッション②
http://re-energy.co.jp/news/298/


▼vol.10 Q&A①
http://re-energy.co.jp/news/328/


vol.11 Q&A②
http://re-energy.co.jp/news/331/


▼vol.12 Q&A③
http://re-energy.co.jp/news/340/

2018年6月3日

6/10(日)吉田俊道さん×田中優「げんきな野菜を育てる土づくり」見学&セミナー

吉田俊道さんと「げんきな野菜を育てる土づくりワークショップ」その後



2017年4月、吉田俊道さんとの「土づくりワークショップ」を開催しました。

天然住宅の建て主様の、建築中の住宅のお庭で、「引っ越したらすぐに野菜作りをできる」よう土づくりをしました。


こちらの土が、雑草も生えないくらい固く、とてもそのままでは、畑にはできないような土でした。その土を参加者の皆様と耕し、身の回りにある雑草などを利用し改良しました。

7月、再度ワークショップを開催し、みんなで改良した土の状況を確認したところ、カチカチの土が、ふかふかに変化していました!

そしてその後、、、建て主様がお引越しされ、種を植え、昨年、収穫を迎えることができました。

今回、ワークショップ後の、土の様子を見ていただくと同時に、土づくりのことや、また元気な野菜を食べることの大切さなど、吉田俊道さんにお話ししてもらいます。

また、代表の田中優からも、身の回りの食べ物のこと、子どもたちの健康を守るために必要な知識について、お話させていただきます。

前回お越しになった方はもちろん、前回来られなかった方もぜひご参加いただき、土づくりから始まる健康な暮らしづくりについて、見て、聞いて、触って、学んでいただければと考えております!

ぜひ、ご参加ください。


☆また、田中優天然住宅コラム
最初っから畑付きの家~菌ちゃん野菜の吉田俊道さん~』もご参照ください。

最初っから畑付き


<開催趣旨> 



土ごと発酵させる「菌ちゃん農法」の普及に努める吉田俊道さん。
菌ちゃん野菜を食べると体温が上がった、風邪をひきにくくなったという子どもが続出しているそう。

大地とつながる食を通して心とからだは健康になり、体験を通して不自然な価値観や感覚は少しずつ本来の姿に戻るのだと吉田さんはいいます。

有機農業を通じて、微生物も害虫もすべて私たちの生活に欠かせないということを体感し、地球のすべての命の循環に心が震えるほど感動して、これをなんとしても次世代に伝えたいと、精力的に活動されています。

2016年11月に開催し、大好評だった「吉田俊道×田中優の暮らし+リンクセミナー」で、
「菌ちゃん農法」についてのお話をお聞きし、吉田さんのお話されるような土づくりを実践してみたい!と考え、昨年ワークショップを実施しました。



■講師紹介


吉田俊道さん  daititoinotinokai.web.fc2.com

1959年長崎生まれ。長崎県環境アドバイザー。

九州大学農学部大学院卒業後、長崎県の農業普及員に。
1996年県庁を辞め有機農家を始める。1999年に「ながさき県北『地球村』」を発足、2003年より「NPO 法人・大地といのちの会」と改め、九州を拠点に生ゴミリサイクル元気野菜作りと元気人間作りの旋風を巻き起こしている。
野菜作り、土づくりを通して子どもたちの免疫力を上げる活動も行う。
著書「いのち輝く元気野菜のひみつ」「生ごみ先生のおいしい食育」「まるごといただきます」など。

吉田俊道さん

<開催概要 >


■日時 2018年
6月10日(日) 14:00~17:00


■場所 東京都八王子市北野台 横浜線「八王子みなみ野駅」付近
※詳しくはお申込みいただいた方にメールでお知らせします。


■参加費
1500円/人 (一家族2000円)
※事前申し込みの上、当日お支払いください。


■講師
大地といのちの会 吉田俊道
天然住宅共同代表 田中優





■お申込みはこちらより
http://tennen.org/event/tsutsi.html


■主催 天然住宅 http://tennen.org/

2018年5月31日

「最初っから畑付きの家」~吉田俊道さんと~

天然住宅コラム第105回

▼菌ちゃん野菜の吉田俊道さん

吉田俊道さんと田中優



 天然住宅は「菌ちゃん野菜」で知られる吉田俊道さんとも親しい。そこで家を建てるまでの期間に、庭を菌ちゃん野菜の作れる発酵した土づくりをしてみた。荒れていた土に廃菌床を混ぜて整備した。今度その家で見学会を行う。どんな土が作れたかを見るのが楽しみだ。

 他の人の家を見学しても、家庭菜園をしている人が多い。家を天然住宅にして光熱費が下がると、自給に向けて進みたくなるみたいだ。

建築中と同時に土づくり
写真:建築と同時に土づくりをしている様子。(右側に移っているのは建物の基礎)


▼キクイモ

 ※松本さんの家でキクイモをもらってきた。生命力の強いイモで、形はショウガのようだが、甘く、サラダにしても美味しいそうだ。何よりチェルノブイリでは、それを食べていた人は放射能汚染がなかったというのだ。体からの排出効果が高く、汚染対策になるという。それが生命力旺盛で、勝手に育つというのだ。奥さんに「庭の端に植えた方がいい」とアドバイスされた。育ちすぎて、畑を埋め尽くすというのだ。


▼五大栄養素+α(プラスアルファ)

 キクイモだったら埋め尽くされてもいい。松本さんは盛んに「食物繊維」の効果の話をしてくれた。これは第六の栄養素と呼ばれていて、第七の栄養素と呼ばれるのが吉田俊道さんの勧めるフィトケミカル(ファイトケミカル)という植物の持つ抗酸化物質だ。それらを持つ野菜を自宅で育てたら、食費と医療費が要らなくなる。

 理想的だと思わないだろうか。農薬も肥料も使わず毒物のない野菜で、第六、第七の栄養素を多量に含んだ野菜を自給する。「エディブル・スクールヤード(食べられる校庭)」が流行し始めているが、「エディブル・ハウス」ができたらもっと身近になる。


 家づくりはその第一歩にしたい。断熱した家は小さく、断熱の要らないモノのためには物置を建て、庭を広くとって暮らしたい。なるべく自給したら、それだけ収入はなくても暮らせるのだ。


※ 松本さんはhttp://tennen.org/yu_column/ishi.html を参照

-----------------

6/10(日)東京・八王子市にて


「吉田俊道さん×田中優「げんきな野菜を育てる土づくり」見学&セミナー」を開催します!



~吉田俊道さんと「げんきな野菜を育てる土づくりワークショップ」その後~


2017年4月、吉田俊道さんとの「土づくりワークショップ」を開催しました。

天然住宅の建て主様の建築中の住宅のお庭で、「引っ越したらすぐに野菜作りをできる」よう土づくりをしました。

ワークショップの様子はこちらから
http://tennen.org/blog/tanaka-blog/tsuchi.html

こちらの土が、雑草も生えないくらい固く、とてもそのままでは、畑にはできないような土でした。
その土を参加者の皆様と耕し、身の回りにある雑草などを利用し改良しました。

7月、再度ワークショップを開催し、みんなで改良した土の状況を確認したところ、カチカチの土が、ふかふかに変化していました!

そしてその後、、、建て主様がお引越しされ、種を植え、昨年、収穫を迎えることができました。

今回、ワークショップ後の、土の様子を見ていただくと同時に、土づくりのことや、また元気な野菜を食べることの大切さなど、吉田俊道さんにお話ししてもらいます

また、代表の田中優からも、身の回りの食べ物のこと、子どもたちの健康を守るために必要な知識について、お話させていただきます

前回お越しになった方はもちろん、前回来られなかった方もぜひご参加いただき、土づくりから始まる健康な暮らしづくりについて、見て、聞いて、触って、学んでいただければと考えております!

ぜひ、ご参加ください。


▼詳細・お申込みはこちらより
http://tennen.org/event/tsutsi.html


-----------------

田中優が共同代表を務めます非営利の住宅会社「天然住宅」のHPでは、田中優のコラム「住まいと森のコラム」を配信中です。

「森を守って健康で長持ちする」住宅や森の再生へのヒントなどがたくさん入っています。

☆--★ コラムは 第105回 まで更新中!☆---★  

田中優の「住まいと森のコラム」 

■目次一覧 http://tennen.org/yu_column 


★☆★ 天然住宅 ホームページはこちら★☆★
http://tennen.org/ 

・施工例 http://tennen.org/gallery
・お客様の声 http://tennen.org/voice
・こだわり ~高断熱適気密・お家で森林浴・工法~ http://tennen.org/kodawari
・プラン集 http://tennen.org/plan
・見学会のお知らせ http://tennen.org/event
・住宅コーディネートって何? http://tennen.org/coordinate
・資料請求 http://tennen.org/request


他にもたくさんのこだわりがあります。
ぜひHPでチェックしてみて下さい。

2018年5月28日

『 第六、第七の栄養素 』

2018.5.23発行 田中優無料メルマガより

▼新たな栄養素

 人間の摂取しなくちゃいけない「五大栄養素」というのがある。「たんぱく質、脂質、炭水化物、無機質、ビタミン」の5種類だ。ではそれだけで大丈夫かというとそうでもない。6番目に大事だとされたのが「食物繊維」だ。それがないと腸内の微生物を健全な状態にしておくことができないからだ。
 
 そして今、第7の栄養素として注目されているのが抗酸化作用を持つ「フィトケミカル(ファイトケミカル)」だ。「フィト」は植物の意味で、植物の持つ化学物質ということになる。番号だけで見ると簡単だが、ここに考えが至るまでには革命的な考え方の違いがある。それについて書かれた本が「あなたの体は9割が細菌」という本だ。原題は「10%ヒューマン」になっている。 





 私たちが自分と感じているのは自分の体を組成する60兆個もの細胞だと思うだろうが、それをはるかに上回る数の細菌たちの力によって生かされているのだ。
腸内だけでも100兆の微生物がいて、それがヒトの生存を支えている。


▼バイキンマンの時代

 20世紀までの最も大きな健康への脅威は感染症だった。麻疹や結核、梅毒やコレラ、赤痢、そうしたものに感染して命を落とすことが多かった。それらは革命的な「抗生物質と予防接種」によって解決した。それ自体は素晴らしいことだ。

 ところが21世紀になると、今度は別なものに人々は苦しめられることとなった。
アトピーやアレルギー、自己免疫型の疾病、自閉症の多発などだ。これはどうしたことなのか、幸福な暮らしへの扉が開いたはずではなかったのか。その理由を細菌の役割にまでさかのぼっていったのがこの本だ。

 感染症の細菌に対して抗生物質が効いたのだが、抗生物質は他の細菌にも効いてしまう。体内の細菌を皆殺しにしてしまうのだ。もちろん偶然抗生物質に触れなかった個体は生き残るが、腸内に棲んでいた細菌のほとんどが殺されてしまう。


 するとその微生物が担っていた機能は失われる。その腸内細菌こそがアトピーやアレルギー、自己免疫型の疾病、自閉症の多発などを起こさせない役割を担っていたのではないかという考えにたどり着く。そして幾多の実験データにより、それが実証されていく。

 ある死に至るほど深刻な消化器疾患の難病に対して、糞便移植を行ったところ回復した。移植した健全な糞便が腸内に細菌のコロニーを作り、バランスが保たれるようになったのだ。しかしただ治すだけでなく自立していくためには、腸内細菌のバランスを保ち続けたなければならない。そのためには持続した細菌への食物摂取の協力が必要になる。

 人類は必要に迫られて抗生物質を開発した。バイキンマンを退治するためだ。
しかし抗生物質はバイキンマン以外も皆殺ししてしまう。皆殺しされた細菌の中にどうやら21世紀病とも言える自己免疫型の疾患を起こさせないための重要な細菌類がいたようだ。それらがわずかなバイキンマンを退治するために失われたのだ。今や過剰な抗生物質や殺菌・抗菌・滅菌グッズが売られていて、そのせいで大切なバイキンマン以外の細菌まで巻き添えにされているのだ。抗生物質が生命ある細菌にしか効かず、ウイルスには効果がないのに細菌による炎症予防にと投与されるのだ。


▼21世紀病の対策

 単なる偶然だが、私は以前にリン・マルグレスの書いた「ミクロコスモス」を読んでいた。そこでは「細胞内共生説」が書かれている。私たちの細胞内に複数あるミトコンドリアが、外部にいた生物を細胞内に取り入れ、共生させたものだったことが書かれている。それに比べれば、独立した細菌が有益だからと体内で共生することぐらい簡単に理解できる。少なくともそれなりに自由に生きられて、独立していられるのだから。

 その体内・体表面の共生細菌(常在菌)が、私たちの生命機能の一端を担っていたとしても不思議ではない。その中の腸内細菌は、植物を摂り入れるために存在していた。食物繊維を吸収できるように分解していた。ヒトは直接的に細菌を皆殺しにしないように気を配り、腸内細菌に食物繊維を与え続けなければならない。食物繊維は細菌群を元気にすると共に、余分な有害物質を洗い流してくれるのだ。

 今では糞便移植のための非営利組織があり、細菌を選んで人工糞便を作る研究も続けられている。それは本人ではなく共生する細菌たちのバランスのためだ。逆に言えば私たちは人間として単独で生きているわけではない。他の生物たちと共存することで成り立っているのだ。その細菌たちのための努力が必要だった。体内の細菌の多様性を下げてしまう毒物は摂らない方がいい。

 遺伝子組み換え作物は、撒いても枯れない遺伝子と、他の植物を枯らすための除草剤がセットで使われる。除草剤は「グリホサート」という成分だが、アメリカの密集した環境で畜産をするための「抗生物質」としても認定されている。ということは多くの場合、アメリカ産の肉類を食べると、そのグリホサートという抗生物質も摂取することになる。それはあなたの体の中で、罪もない免疫を支えていた細菌を皆殺しするのだ。


 もしかしたら第七の「フィトケミカル」もそれ以上の役割を担っているかもしれない。植物を中心に食べていたとみられる人間が、外側にある「抗酸化効果物質」を利用せずにいたとは思えないからだ。すると抗酸化物質の持つ力を、前提にした免疫力になっているかもしれない。

 出産・授乳の時点で、母親は「必要な細菌のセット一式」を新生児へプレゼントしている。ところが世界では、必要もなしに「帝王切開と人工乳育児」を利用する人たちも少なくない。しかし人間は無菌室で育つものではない。菌を毛嫌いするあまり、必要不可欠な友人を失わない方がいい。


 私たちを形作っている90%を占める細菌と、友好条約を結んでいこう。そうすれば私たちは21世紀病を克服し、いよいよ幸福な共存が可能になるかもしれない。生物学的にも、私たちは孤立した存在ではないのだ。








◆◇◆◇ より詳しくはこちらをご覧ください ◆◇◆◇◆◇

田中優有料・活動支援版メルマガ 2018.5.15発行 第162号


『 健康に暮らすための第六、第七の栄養素 』


有料メルマガでは、グラフや写真を多用してより詳しく解説しています。

5/末までのご登録で、“無料”でお読み頂けます。
→ http://www.mag2.com/m/0001363131.html