2012年11月22日

・ 田中優より 「岡山に引っ越します!」


□◆ 田中 優 より ◇■□■□


「岡山に引っ越します!」


 これまで東京周辺の都会にしか住んだことのないぼくにとっては、大きな変化です。

 なぜ越す気になったのかお話ししたいと思います。

 まず一つ目は自分が「地宝論」という著作を書いていて、地方からの改革を訴えているのに都会に居続けることに居心地の悪さを感じたためです。

 二つ目にぼく自身が一番好きなのは森の中で仕事をしているときなので、それができる環境に行きたいと考えたためです。

 三つ目は、福島の汚染地域の人たちに「可能なら転居してほしい」と言っているのに、しかも東京も汚染されているのに自分が転居しようとしない矛盾を感じ続けていたためです。

 岡山にしたのはまず暖かいこと、放射能に汚染されていないこと、原発から比較的遠いこと、台風が少なく晴れの日が多いことなどが理由です。

 たまたま仕事でてんつくマンの自宅が岡山にあって、そこに出かけたときに「こういうところに住みたいと思っているんだ」と話したところ、てんつくの奥さんがすぐに良い物件を見つけてくれたためです。

 南向きの開けた場所に古民家つきの広めの土地があり、そこに住むことにしました。
これからそこに天然住宅を建てて住むつもりです。

 地方だからまた自動車を手に入れなくちゃならないです。電気も車も自給してしまいたいと思っていますが、そのためにはおカネを稼がないといけないですね。当面は中古車を買おうと思っています。捨てるのが惜しいと思っている車を持っている人がいたら、ぜひ譲ってください。

 将来は自然からの恵みを使って省エネをして、リーフみたいないバッテリーとなる電気自動車を買って送電線のない生活、オフグリッド生活を実証したいし、色んな方とつながってなるべくみんながお金に頼らない暮らしができるような仕組みを作っていきたいと思っています。

 ただしぼくの場合、いつもあちこちを旅しているような暮らしですから、引きこもる感じではありません。大学の授業も引き続き東京でしていくつもりなので、わりと頻繁に東京に来ることになると思います。

 でも岡山には「百姓屋敷わら」の船越さんはいるし、てんつくマンはあまり帰らないそうだけどいるし、以前からの友人が何人も住んでいます。だから新たな人たちと知り合って、新たな活動ができるといいなと少し期待しています。

 それともうひとつ、今年の夏に病気をして、永遠に生きられるわけではないなと感じたことです。人生が有限で、残りが長くないとしたら、自分は何がしたいだろうと考えたのです。

 もともと森や川が好きで、生き物が好きなのでそういう場所に暮らしたいと思いました。
今よりは、少しゆっくり暮らせると思っています。東京では時間の隙なく予定が入ってしまうけれど、地方じゃ夜が早いから、夜中まで会議なんてないと思うので。

 当然ぼくがやっていた未来バンクや天然住宅などの仕事も(一銭ももらってはいませんが)、今までほどはできなくなります。ぜひ若い人にバトンタッチしたいです。当面は一緒に進めることにして、その後はその人の意思でしてほしいと思います。
 
 今度は地域から作っていく経済を進めたいと思います。隠遁生活にはまだ早いので、新たな活動を進めようと思います。これからもよろしくお願いします。(田中優)

「想定外」の危険な災害

▼多くなる災害廃棄物    今年の台風の被害は大きかった。連日テレビに映る被災地では、水害後の道路にはうず高く廃棄物が置かれ、ほとんど丸々一軒の家屋が廃棄物となっている。  畳を上げ、床を剥がし、床下や壁の内側に使われたベニヤ板を捨て、停電で腐った冷蔵庫の食品も、もちろん...