2012年3月31日

「おカネを使って、おカネに頼らない暮らしを」

住宅のことか~なんて、軽く思うことなかれ!
豊かになるヒントがたくさんです!

それにしても、使い捨て住宅という言い回し、優さんらしいですね♪

田中優さん エコナビ連載コラム 

「森を守って健康長持ち・天然住宅」
http://econavi.eic.or.jp/ecorepo/house/195より

『おカネを使って、おカネに頼らない暮らしを』
-資産ってなに?-
宝くじを当てたとします。あなたは何を買いますか? 自動車・別荘・ヨット? 
これらを資産と思う人も多いことでしょう。
ですがこれらは資産とは言えないことが多くあります。
資産は、持っていることで利益が得られるもののことですね。

たとえば自動車を持っていると、移動が便利になり重いモノを運べて便利になる、
たくさんで乗れば移動コストが安くなる、などの利益があります。
一方、駐車場代やガソリン代、車検代・保険代・税金など、利益以上に支出が
多くなることがままあります。 

持っていておカネが減るものは負債です。
そこから考えると、今の住宅は資産と呼ぶにはつらいものがあります。
わずか30年足らずで壊され、20年足らずで経済価値を失うのですから。

資産でないならば「使い捨て住宅」のほうが合っています。
資産から得られる収入だけで暮らせれば最高ですが、そんな人も多くはありません。

 でも資産にはもうひとつあります。
収入は得られなくても、支出を減らせるものもまた資産です。

-天然住宅バンク-

 減らした支出分で返済できるなら、カネを借りることも危険ではありません。

実際、江戸川区にあるNPO足温ネット・えどがわでは、省エネ冷蔵庫への
買換えに融資し、減らした電気代で借りたおカネを返す仕組みを実現しています。
太陽光発電やペレットストーブ、断熱リフォームでも同じようにできないかと考えました。
そのためには低利で融資する非営利のバンクが必要です。

そこで立ち上げたのが天然住宅バンクです。
金融庁の「特定非営利金融法人」なる仰々しい名前をいただいて、小さく運営しています。
金利は単利・固定の2%。これまで、金融機関から「つなぎ融資」の出なかった建て主さん
に融資したり、断熱リフォーム工事に長期融資したりしています。
東日本大震災の被災地に届ける仮設じゃない復興住宅にも融資を予定しています。

 このしくみを拡大していけば、今お住まいのアパートの家賃と同額で、自己所有の住宅を
持てることになります。もちろん完璧な断熱や、安全な素材を使って。

ー市民のバンクの発展形へー

今さらに、もっと困難な人たちへの協力を実現しようと準備しています。
汚染されていないのに、福島産だということで売れない会津のおコメや、問題視されつつ
あるネオニコチノイド農薬を使っていない梨など、まだ知られていない・気づかれていない
けれど応援したい品の販売をお手伝いしています。 

 現在、私たちと協力している、「くりこま木材」の作ったストーブ燃料用のペレットは、
はがき商品券」というしくみを使って届けています。
利用者は、はがきを1400円で買い、家のペレットが少なくなったら投函します。
すると、くりこま木材から自宅に20キロのペレットが届くというものです。

 天然住宅バンクの信頼を利用して、これをおコメや梨と組み合わせたら、もっと多くの人
たちの支援ができると思うのです。 いずれは天然住宅購入者に融資して、それを他の
ローンの返済後から返してもらうしくみを作りたいのです。

たとえば30年後、他社のローン返済後にこちらの融資を返済してもらえば、超長期ローン
なりますから毎月の負担を少なくできます。
住宅を手放してしまう場合には、天然住宅バンクが住宅を下取るというのはどうでしょう。
長寿命な住宅ですから、まだまだ使えます。それによって日本に、本物の中古住宅市場を作りたいのです。

それができたら、私たちの住まいを「本物の資産」にすることでできますから。