2014年2月17日

雑誌掲載:「BE-PAL」にて「天然住宅って何?」

「BE-PAL」2014.1月号に田中優インタビュー   「天然住宅って何?」が掲載されました! 

 『森を守って健康、長持ち。天然住宅って何?』


- 天然住宅って、どこが天然なんですか?   

以下、田中優
 「天然住宅で使っている木は、スギを主とした100%国産の無垢材(加工せず原木から切り出した木材)です。防腐剤や防虫剤などの化学物質は一切使用していません。たとえば、煙でいぶすことで防カビ効果を高めています。接着剤も使っていません。このように自然素材にこだわっているので、「天然」なのです。」 

 -国産無垢材だけを使う理由を教えてください。

「第一健康のため。合板を使うと、その接着剤にはシックハウスの原因といわれるホルムアルデヒドという化学物質が含まれます。 

 第二に、耐久性が非常に優れているから。スギやヒノキの強度がもっとも高まるのは、じつは切り倒してから200年後。さらに伐採時の強度に戻るま で1200年かかります。だからこそ法隆寺などの木造建築物が現存しているのです。 

 今、日本の住宅は平均26年で壊されています。短すぎますよね。 私たちは300年もつ住宅を目指しています。 国産材にこだわる第三の理由は、日本の森を守ることができると同時に、日本への輸出のために乱伐されている熱帯雨林を守ることにもつながるから です。 
 
 私たちは、「森を守って、健康、長持ち」を実現したいと考えているんです。」


-お値段は?高いんじゃないですか?
「天然住宅は非営利組織なので、株主への還元などがありません。広告宣伝もしていないので、そのぶんのコストを抑えられます。そのほかさまざまなコストカットにより、現在は坪単価75万円ほどです。長持ちすることも考えれば、一般の新築住宅と比べても高くはないと思います。
それに、木の香りのする家は、何より気持ちいいですよ。」



★「BE-PAL」 1月号田中優インタビューより 
http://www.shogakukan.co.jp/magazines/detail/_sbook_1763101114

 ▼天然住宅(田中優が共同代表を務めています) http://tennen.org/