2008年7月25日

ap bank fes'08は熱い。



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□◆ 田中 優 より ◇■□■□◆◇◆◇■□■□


 ap bank fes'08は熱い。死ぬほど熱い。気温もさることながら、去年台風でできなかった分を取り戻すかのように、ライブはしょっぱなから弾けていた。ぼくは暑さにもうろうとしながらも、一音たりと聞き逃すまいと楽しみ続けていた。


 ミュージシャン自身が楽しそうなのがうれしい。音楽の楽しみの一つは共時性だ。そこにその時、一度しかない共感を楽しむことだ。あとでCDを聴くのもいいが、やっぱり体験とアルバムを眺めるぐらいの差はできてしまう(来られなかったみなさん、ごめんなさい)。聴く側もまた、彼らを楽しませたいと願っている。その善意のやりとりが、緑あふれる空間の広がりに共振していく。小林さんの用語「レゾナンス(共振・共鳴)はつくづく当たっているなぁ」と思ってしまう。


 櫻井さんの「GIFT」という表現も、またぴったりだ。ぼくらは金儲けだとか奪うことばかりに価値を置いて生きてきた。しかしそれは逆で、実はぼくらは誰かにGIFTしたくて、そのためにカネを必要としていたのだ。 だってそうだろ? ぼくが稼ぎたいのは子どもたちだけじゃなくて、誰か大切な人に喜んでもらえるのがうれしいからだ。ところが借金が大きいせいで、どうしてもそれを返すことに必死にならざるをえなくて、その結果金儲けが目的化してしまう。でも最初は誰かの笑顔が見たかっただけなんだ。しかもその笑顔はきっと、カネでないもののほうが得られやすかったのかも知れないんだ。


 このfesでは、「誰の音楽が一番良かった」とかいう感じではない。強いて言うなら「誰が一番他のミュージシャンや会場の参加者とともに楽しんでいたか」という感じだ。面白いことに、このfesをイメージして作られた曲も増えてきていた。このfesの場が、彼らにインスピレーションを与えることができていたのだとしたら、そりゃ参加者だってうれしくなるさ。ぼくらが一番ほしかった場が、ここにあるのだから。


 Bank Bandと一緒にするセッションは、かなりの緊張を伴うみたいだ。ミュージシャン自身の表情も、曲が進むにつれてゆるんでいく。三曲目になると、誰もがこのまま夜まで演奏していたそうな表情になる。三曲目から始められればいいのにね。参加者たちはそういう気持ちで一人ひとりのミュージシャンを見送っていく。


 ミュージシャンたち、とりわけBank Bandのメンバーたちはこのイベントが終わると脱力してしまうそうだ。それもわかる気がする。なんだかこのfesで夏が始まり、夏が終えてしまうように錯覚してしまうのだ。まだ夏は始まったばかりだというのに。


 ところで今年、ぼくは会場でかぶとむしをつかまえた。実は「虫使い」と異名を取るほど「虫取り」が上手だし、虫たちの気持ちがわかるのだ。そのかぶとむしを会場にいた子どもにあげた。かわいい少年は「ありがとう」も言わずに「やりぃ!」と言った。なんだかそっちのほうがうれしかった。近くにいた若者グループが、「いい仕事したねぇ」とか「これぞap bank fesだ」とかはやし立てる。その若者たちが「ところでap bankのAPってなんだっけ?」といい、誰かが「Aはアースだろ?」と答えていた。


 『いや、アースはEarthだろ、Aじゃないぞ』と突っ込みを入れたくなる。ものすごく暑い夏、ものすごく気持ちのいい空間、空に抜けていく音楽…。ぼくはぼくの生きてきた時間をここで過ごせたことに感謝したくなる。永遠なんてないけど、でもぼくの胸の中になら『永遠』があったっていいなと思う。


 「生きることって楽しむことだよな」って、誰かに話しかけたくなった。


                   田中 優

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さて、 「ap」ってなんでしょう(*^_^*)?

「Bank Band」って、「銀行バンド!?」


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ap bank