2013年5月7日

【ピックアップNEWS】 「イスラエルがシリアの軍事施設に劣化ウラン爆弾を」

田中優「イスラエルがシリアの軍事施設に“新兵器”、「劣化ウラン爆弾」を使った。
キノコ雲が上がり、あたり一面は粉々になった。

普段からイスラエルの軍事行動は批判してきたが、今回はアラブの春の余波から起きたシリアの民主化運動に、シリアのアサド政権は引退するどころか凶暴化し、周囲の国の支援を受けるために「イスラエルのせいだ」と言い出した感がある。
イスラエルはアサドの保身のために言いがかりをつけられたようにも見える。

しかしこのような兵器を使ったのはイスラエルの“軍事見本市”ではないか。
劣化ウランはタバコの煙より細かなホコリとなって肺から入って血に流れ込む。
こんな兵器はなくさなければいけない。」


ー日本にもその原料となりうるものがあるんですよね?

田中優「311の日にコスモ石油が爆発して、そこにあった劣化ウランが類焼したと千葉県議会の議事碌にあります。各地に保管されています。」
(当時の田中優の連載はこちら→http://rooftop.cc/column/tanakayu/120313180000.php


ー「劣化ウラン弾」とは違うのですか?

田中優「これまでの劣化ウラン弾はコンクリートを紙のように突き抜ける効果を狙ったものでした。しかし今回のものは大きく爆発して、周囲の建物を粉々にしているので、爆弾に劣化ウランの塊をパチンコ玉のように配置してモノではないかなと想像しています。
それが“新兵器”とする理由です。」


ー劣化ウランは他でも使われていますか?

田中優「飛行機のバランスを取るための重りにも使われていますよ。鉛より安いもので。
飛行機事故が起こった時、その劣化ウランがあるせいで救援が遅れたりしますから、やはり使うべきではないですね。」



‘Israel used depleted uranium shells in air strike’ – Syrian source — RT News をご参考ください。