満員御礼となった今夜のライブ。題して絶望から希望を見つけるトークライブ。
自分はアンチの精神を持ったパンクを聴いて育ったせいか、こんな世界なんか絶望でしかない。つまらねえ。と唾を吐いて生きてきた期間が長かった。故に希望なんてのはこれっぽっちも無いものだとみなしていた。
山田さんが仰った言葉、「こんな危機に満ちた今だからこそ面白い。存分に味わって死んでいきたい。」
働きながらだったから、なんとなしに耳に入ってきたこの言葉。なんとなく聞いたつもりだったが、頭に焼きついて離れない。
冷静に考えたら、もしかしたらもの凄く面白い現代なんじゃないかって思った。
絶望から希望を見つける。ひょんなきっかけで、少なくとも俺はそれを見つけられた気がする。
山田さんが描かれた阿佐ヶ谷ロフトのステージの絵、じっくり見直したらそこにはパンドラの箱が落ちていた。
イリサワ・バースデイ・ユウト (3度目の20歳)