2017年1月30日

東芝「倒産」はついに秒読み段階か ~取締役会議長が明かした内情

田中優より

「東電を実質破綻の状況から政府が救ったために、税金ばかりか電気料金も高くなったし今後も高くなる。東芝もWH(ウエスチングハウス)社に泥沼に引きづり込まれて実質破綻の状況になった。
 それでも政策投資銀行の資金で救済するのだろうか。みなさんの郵便貯金などから作られた銀行ですが。」

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「東芝「倒産」はついに秒読み段階か 
~取締役会議長が明かした内情 」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50757?page=4 より


「現時点で、東芝は金融機関からの融資条件となっている『財務制限条項』というものに抵触したと見られ、新規融資どころか、いつ融資の引き上げにあってもおかしくない。

そこで、1月10日に主力銀行であるみずほ銀行、三井住友銀行など関係金融機関を集めたバンクミーティングを開催して、当面の融資継続をお願いしていた。

今後は、銀行主導下で過激なリストラ策を強いられていくことになるでしょう。
事業部門は売れるものは他社に売られ、買い手がない部門は破綻処理される。
原発部門にしても三菱重工、日立の原発部門と統合されて、『日の丸原発連合体』に吸収されていくことも考えられる。

そうして部門も人も次々にリストラされ、東芝はバラバラに解体されていき、どんどん縮んでいくことになりかねない。

虎の子の半導体事業は残すでしょうが、これだって為替の影響を受けやすいビジネス。
東芝は今後も急な円高などに直撃されれば、一気に危機に陥りかねない危うい経営体制にならざるを得ない」