2013年10月17日

有料メルマガ「新しくない新たな林業」



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◆ 林業・月齢伐採のお話 ◆
  
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田中優 有料・活動支援版メルマガ9月30日号のご案内です。

21枚の写真と図とともに、新たな林業のかたちを提示しています。
皆さん、月齢伐採(新月伐採)をご存知でしたか?


「新しくない新たな林業」 (9/30発行、第50号)


■天竜スギ、秋田杉を見に行く


■戦前・戦後の山仕事の形 馬木道、鉄砲堰(てっぽうぜき)とは





■はげ山だらけだった日本の森
 しかし森林の役割の最大のものは、やはり燃料利用だった。(図13)は明治期から現在までの
木材消費量の統計だが、かつては木材消費の四分の三が燃料消費であったのが、戦後に石炭、
後に石油へと代替され、ほぼゼロにまで減ってしまっている。


■月齢伐採
 今まで「新月伐採」と呼ばれていたが、現在は「月齢伐採」と呼び名を変えている。
理由は誤解されるためだ。「新月伐採」と言われると、新月の日だけしか伐採に適さないように
思われてしまう。しかしその日は伐採に適さない日の始まりなのだ。




 新月伐採は満月の日以降、下弦の月の時期、新月までの間だけ伐採する。
つまり月の周期の半分だけ伐採し、残りの半分は伐採しない仕組みなのだ。
 
(中略)

 なぜこれほどの違いが出るのか。林業者は夏場に木材を伐採することはない。
・・・その理由は図18のデータで裏付けられる。

(中略)

この「新月伐採」は海外から伝えられたが、実は日本の伝統的な大工たちは当然のこととして
知っていた。日本は情けないことに、伝統的に理解していた木の生理を、戦後のわずかな期間
に忘れ果ててしまっていたのだ。


 もちろんこの仕組みをくりこま木材にも導入する。それによって木材はカビがつきにくく、虫に
食われにくい木材になるからだ。さらにヤング係数という木材強度にも影響していくはずだ。
高い付加価値のある木材にすることで、住み手ばかりではなく山側の収入にもなっていく。
そうしていけば森はもっと豊かな場所に戻ることができるはずだ。


「山の木が木の家になるまで」天竜T.Sドライシステム協同組合
http://www.ts-dry.com/yamakara.html



より詳しくご覧になりたい方は、こちらよりご覧ください。




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