2017年7月20日

7/29(土)神戸にて天然住宅無料見学会 ~セカンドライフを楽しむ平屋の家~

田中優より
「天然住宅の見学会、神戸でもやります!ぜひ味わってほしいです。」
神戸市有馬にて、お住まい見学会を開催します。


グループ会社 『アンビエックス』によるオーダー住宅。お引き渡しして1ヶ月という、ほやほやの御宅です。有馬の街並みの中に建つ平屋建てのセカンドハウスは、どこか懐かしい落ち着いた佇まいとなりました。
 
「友人を呼んで、みんなで楽しく過ごしたい」という奥様のためのラウンジと、主にご主人様が過ごすリビング。2つの空間の間には、キッチンを配しました。3つの空間が並ぶ、シンプルな構成です。ラウンジとリビングには、それぞれロフトも設けています。

構造は無垢の杉材による軸組工法です。
兵庫県丹波の杉材を、明石の大工さんに刻んでいただきました。
ヒノキの柱は、建主様ご家族が実際に山に足を運び、選定したものです。
まさに「川上から川下まで」、顔の見える家づくりとなりました。

外観は、火山から噴出したシラスを原料にした塗り壁と、杉板張りの組み合わせです。
杉板は建主様自ら、自然塗料を塗りました。
北側に設けたデッキからは、有馬の美しい山の景色を眺めることができます。
内部は、杉板のフローリングとシラスの塗り壁。
大工さんによる丁寧な造作や継手も見どころです。
着工前に基礎の下に炭素埋設工事もしました。

これから植物を育てたり、菜園をされる予定のお庭にも良い影響があることと思います。家の外も中も、とても気持ちの良い場所になりました。
 
今回、建て主様のご厚意で兵庫県内で初めての見学会を開催させていただくことになりました。近郊にお住まいの皆さま、この機会に是非天然住宅の空気質を体感しにいらしてください。
 
《参考記事》
▼上棟式のことを、設計を担当した小野寺がブログに書いています。
http://ambiex.jp/blog/onodera-blog/joutoushiki-kobe.html
 
★建物データ
敷地面積:212.37㎡
延床面積:85.92㎡
間取り:1LDK
工法:木造(強化筋交い)


■日時 7月29日(土)
 ●午前の部:10時00分~11時30分 お住まい見学会+相根昭典セミナー
 午後の部:13時~15時 お住まい見学会+田中優セミナー

■場所 兵庫県神戸市有馬町(神戸電鉄有馬線「有馬温泉」駅より徒歩10分)

■参加費 無料

■お申込み
下記フォーマットからお申し込みください。後日ご案内メールをお送りします。
http://tennen.org/event/arimaonsen.html


<<建て主さまから一言いただきました!>>

「完成見学会の体感」という経験を重ねる度、住まいに対する感性がアップしていくように思います。ぜひ、神戸の地で、天然住宅の中に流れる「風」を感じていただきたい。素晴らしいネットワークで、実現してもらいました。
健康・安らぎ・安心安全を住まいに願う方に、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。

2017年7月18日

『 カビを寄せつけない技術 』

天然住宅コラム第9回

『 カビを寄せつけない技術 』



■木材は精油分が大事



 前二回に渡って小林建工さんの話を紹介したが、比較しては失礼かもしれないが、天然住宅の手法より優れた方法を続けていることがうれしかった。天然住宅でも伐採してきたばかりの木材を防カビ剤に浸したりしない。それでは有害な木材になってしまい、本来の『無垢材』の名に値しないものになると思うからだ。しかし木材にカビが出てしまったらどうするのか。カビもまた生き物だから、全くカビが出なくする方法はない。しかし出にくくさせる方法はある。そのひとつが第七回で紹介したカンナ掛けだ。

 カンナ掛けすると、同じ木とは思えないほど見事に表面が光る。普通に使われる木材は表面をサンダー掛けしている。これは表面をヤスリでこすっているのだ。そうすると木材表面の細胞はつぶれ、残念ながら光りはしない。ところがカンナ掛けでは、表面の細胞を鋭利な刃物で薄く切断しているのだ。光るのは切断された細胞から流れ出た『虫の嫌う精油分』なのだ。その精油分がカビを寄せつけなくさせる。


■煙で燻す『くんえん乾燥』

 天然住宅では他の方法も利用する。それが『くんえん乾燥』という方法だ。残念ながら天日乾燥していたのでは時間がかかりすぎて、今の木材業界では生き残るのが困難だ。製材所は現金で買った木材で家を建て、建ててからやっと現金を得る。その間の木材保管の期間が長ければ、その金利負担につぶされる。ブランド力を持った銘木なら可能かもしれないが、そうでない普通の山では乾燥させるために木を何年も持ち続けるのは困難なのだ。

 天然住宅は各地の山を再生したいのだから、ブランド力に頼るわけにはいかない。どこの山でもやれるようにしたいのだ。するとどうしても時間を短縮でき、木を傷めない乾燥方法が必要になる。木材の精油分を失わせては元も子もない。
そこでリグニンが分解しない温度で、精油分が流れ出さない温度で乾燥させるのだ。その温度は最大でも80℃、可能なら木の芯の部分で45℃までに設定したい。

 その温度で木材を燃やしたガスで燻す方法が「燻煙乾燥」なのだ。煙は虫が嫌う匂いなので寄りつかなくなる。ただしこのくんえん乾燥だけでは完全には乾かない。乾燥の前処理、「予備乾燥」として使っている。木材の含水率(重さに対する水の率)は住む段階で20%以下にするのだが、くんえん乾燥では40%程度にしかならないからだ。あまり含水率が高いと、後で木材が縮んで歪んだり割れたりするからだ。予備乾燥のあと、天然乾燥したりして含水率を下げている。

 しかしくんえん乾燥の良い点は他にもある。虫が寄らなくなる、濡れても乾燥するのが早くなる、そして歪みにくくなることだ。


くんえん乾燥炉

くんえん乾燥炉@栗駒木材
















■名前のない『本物の無垢材』

 今、二次乾燥をするための新たな木材乾燥技術を成功させた。成分を変えた浸透性の高い水を使い、浸透させてから逆に乾燥させる。もちろん温度は高くしない。ヒノキは簡単に乾燥するから問題ないが、スギは色の濃くなった芯の部分だけは、なかなか乾燥しないのだ。カラマツや能登ヒバのように歪みやすい木もある。これを歪ませずに乾燥させる木材乾燥炉を目指してきた。それを実現させた。

 しかも従来の半分ほどの時間で、歪み・割れを作らずに乾燥できる乾燥機を実現したのだ。木材はタテ方向に細胞が並んでいる。ヨコ方向にも水分が流れる細胞組織があるのだが、弁が塞がってしまってこれまで乾燥させることができなかった。それを成功させたのだ。

 くんえんした木材に加えてカンナ掛けする。すると防カビ剤に漬けなくてもカビが生えにくい木材になる。もちろん絶対ではないが。天然住宅では「防カビ剤に漬け」た木材を『無垢材』とは呼ばない。では何と呼んだらいいのだろう。


 今の『無垢材』は本物を意味しない。その違いを知ってほしいと思う。




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田中優有料・活動支援版メルマガ


「木を活かす(上)~「無垢材」という言葉に騙されないで~」 2017.6.30発行

「木を活かす(中)」 2017.7.15発行


(メルマガ本文
より)
『これは「無垢の木を使っています」なんて話をよく聞くのではないだろうか。子どものおもちゃでも「無垢材」と言われているのに酸っぱい臭いがしたり、何年放置していても虫が寄り付かないものもある。

 なんでこんなことが起きるのだろうか。その一端を長年製材所に通い続ける中で気づいたので、その話を紹介したい。』

ーーーーーー

通常、伐採された木は防カビ・防腐剤のプールにどぶんとつかります。
それが本当に「無垢材」なのでしょうか?


また、その防カビ剤の成分は、皆さんが最近よく耳にする、
あの農薬も混じっていました。。

一方で、
『人が暮らすための家の木材に、こんな有毒なものを使っていいのだろうか』と感じ実際に防腐剤・防カビ剤フリーの木材を提供し続けている、くりこまくんえんの 大場 隆博さんのこともご紹介しています!



(本文より)
『「くりこま」の大場さんはこうした詐欺のような製材をやめた。
理由は「化学物質過敏症」の人に会ったからだ。自分たちが販売する家は、人々がくつろげる安心な場所のつもりでいた。
ところが『その家が人々を傷つけるなんて』と思ったからだ。

 そこからの大場さんは、同業者の人たちから「バカ呼ばわり」されるほど変わった方法を実行するようになっていった。・・・』



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 田中優が共同代表を務めます非営利の住宅会社「天然住宅」では、田中優のコラム「住まいと森のコラム」を始めています。

 「森を守って健康で長持ちする」住宅や森の再生へのヒントなどがたくさん入っています。

 こちらの田中優メルマガでも順不同ですが紹介させて頂いています。
 

☆--★ 2017.7.18現在、コラムは第78回まで更新中!☆---★  

田中優の「住まいと森のコラム」 

 月に3回記事を更新しています! 


■目次一覧 http://tennen.org/yu_column 


第1回 住むんだったら健康な家がいい
第2回 そのどこがエコなの?
第3回 天然住宅は高い?
第4回 蚊を殺すのにバツーカ砲
第5回 いい湯だな、バハン
第6回 次の世代に引き継げる林業に
第7回 本物「小林建工」さんとの出会い
第8回 日本ミツバチ
第9回 カビを寄せつけない技術
第10回 温泉三昧、雨ときどき間伐
第11回 小屋礼賛
第12回 皮むき間伐の弱点
第13回 低周波騒音問題
第14回 上下階騒音問題
第15回 住宅リテラシーを
第16回 湿気で溶けていく家
第17回 住宅貧乏
第18回 家を担保にした超・長期ローンを
第19回 「私、研究所の者です」
第20回 鉄筋にアースを
第21回 太陽パネルの電気自給は「冬場」が大事
第22回 男なら天然住宅!
第23回 男なら天然住宅!~男ならスペックにこだわれ~
第24回 男なら天然住宅~男なら「マイホーム主義」~
≪番外編≫寺田本家さんに共感する
第25回 暮らしに家を合わせる
第26回 次の世代の住まいとは
第27回 「未完」の家
第28回 カナダからの見学者
第29回 気候の事情、個人の事情
第30回 健康を害さない防音ルーム
第31回 電力自由化でどこを選べばいいの?
第32回 エアコンは「熱を電気でつくる」もの?
第33回 電力自由化を契機に節電を
第34回 24時間換気の不要な家
第35回 「カネを出せば買える家」じゃない
第36回 「普通の」家
第37回 自宅の完成見学会
第38回 森を守って、健康長持ち
第39回 ネオニコ住宅の恐怖
第40回 ベランダって必要なの?
第41回 年収300万円台からのマイホーム
第42回 抵当権を登記しない融資を
第43回 木造の「継ぎ手」が同じという不思議
第44回 伝統大工は頑固なままで
第45回 木材に要注意
第46回 楽しいハイブリッド林業
第47回 自立的なウマ、琴姫
第48回 この世にムダなものはない
第49回 天然住宅にすむのに必要なもの
第50回 ホタル族、ホタルに会う
第51回 ホームバイオガス
第52回 いびきが消えた
第53回 高知県興津海岸は、こうして残された
第54回 太陽温水器の裏ワザ
第55回 「Low-Eガラス」の功罪
第56回 不都合を楽しむ
第57回 音と暮らす生活
第58回 においの環境問題
第59回 空気が吸えない恐怖
第60回 秋雨前線と電気不足
第61回 家が変わると暮らしが変わる
天然住宅バンク出資のお願い
第62回 湘南発、未来へ
第63回 おカネに頼らず暮らす
第64回 虫対策、その後
第65回 おカネに依存しない暮らし、自営
第66回 おカネに依存しない仮想通貨
第67回 天然住宅はホコリが少ない?
第68回 住宅教育が必要だ
第69回 住宅費用のイニシャル、ランニング
第70回 無煙炭化器
第71回 偉いぞ、炊飯器
第72回 中国のシックハウス問題
第73回 のらぼう菜
第74回 孤独になる?自給生活
第75回 「自給住宅」と食べ物
第76回 ガーデンパーティー
第77回 「自給の家」の「たべるにわ」

第78回 「居ていい場所」というコミュニティー


★☆★ 天然住宅 ホームページはこちら★☆★
 http://tennen.org/ 

・施工例 http://tennen.org/gallery
・お客様の声 http://tennen.org/voice
・こだわり ~高断熱適気密・お家で森林浴・工法~ http://tennen.org/kodawari
・プラン集 http://tennen.org/plan
・見学会のお知らせ http://tennen.org/event
・住宅コーディネートって何? http://tennen.org/coordinate
・資料請求 http://tennen.org/request


他にもたくさんのこだわりがあります。
ぜひHPでチェックしてみて下さい。



2017年7月8日

7月16日(日)NPOバンク シンポジウム「休眠預金は奨学金ローン問題を解決できるか」

元SEALDsメンバー諏訪原 建さんがスピーカーとして登壇します。
ファシリテーターは田中優。

田中優より

「このイベントを諏訪原さんを呼んで行います。
ぼくの思いでは、こういうことを解決できないならNPOバンクの存在意義がないと思うからです。だから関心ある人にたくさん来てほしいです。」

写真 左田中優 中央諏訪原さん
画像に含まれている可能性があるもの:3人、、スマイル、座ってる(複数の人)、室内


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私たちの将来を託している若い人々の奨学金の返済が、
今日、社会問題化 しています。

1970年代半ば以降、授業料の値上げが繰り返されたことと、

一般の家庭における収入が1990年代以降減少を続けていることから、
大学に行くために今や、大学学部生(昼間)の約50%が何らかの奨学金を利用し、
約3人に1人が日本学生支援機構等の奨学金を借りるまでになっています。


また、今日の雇用環境の変化により、
非正規雇用等の不安定、低賃金労働の拡大等により、
大学、大学院や専門学校を卒業して安定した収入を得ても、
奨学金を返済することは大変厳しい環境になっていることから、
社会問題化しており、政府などで各種対策を検討し始めています。

昨年12月に成立した「休眠預金活用法」について、現在、関係諸機関では、

この資金の活用方法についてのルール作りが進められています。


バンク連では、この休眠預金の資金を活用して、
奨学金返済の問題の解決方法について、議論を進めています。


未来の世代に住みよい社会と環境を残すために、
若者への教育にかかる負の資産をどのように解決できるのか、
奨学金の制度も理解しながら、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。


ふるってご参加ください。


シンポジウム
「休眠預金は奨学金ローン問題を解決できるか」


【主催】  全国NPOバンク連絡会


【日時】  2017年7月16日(日)開始15:00 - 終了17:00 (開場14:30)

【参加費】 1,000円



【会場】  レンタルプレイスなかぎん 会議室ローズ
      東京都中央区銀座8−16−10中銀本社ビル9階
      https://www.rentalplace.jp/access/
  JR各線・東京メトロ銀座線・都営浅草線 新橋駅 徒歩 約8分 

  都営大江戸線・新交通ゆりかもめ 汐留駅 徒歩 約7分 
  都営大江戸線 築地市場駅 徒歩 約8分
  東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅 徒歩 約8分


【プログラム】


15:00~16:50


シンポジウム「休眠預金は奨学金ローン問題を解決できるか」


スピーカー:諏訪原 建氏(筑波大学大学院 在籍、元SEALDsメンバー)
ファシリテーター:田中 優(全国NPOバンク連絡会・未来バンク 理事長)


シンポジウム終了後、懇親会(自由参加)を開催予定です。


<お申込み>
7月15日(土)までに以下のサイトにて必要事項をご記入ください。
http://kokucheese.com/event/index/476081/


<お問い合わせ先>
全国NPOバンク連絡会 事務局  e-mail:npobank.event@gmail.com

2017年7月5日

石木ダム、どちらでもない、わからない&ダム水没予定地住民より悲痛なお願い!

田中優より

これはパタゴニアが石木ダムについて長崎県民にアンケートした結果なんだけど、ひどい意識だと思う。


写真:石木ダムの建設予定地の長崎県東彼杵郡川棚町川原(こうばる)
「パタゴニア日本支社 長崎県民対象の世論調査を実施」
http://www.jiji.com/jc/article?k=000000007.000021813&g=prt より



人々は反対が多いものの、半数が「どちらでもない、わからない」と言い、説明不足だという。

いや、情報は自分から得るものでしょ?

人々が「どちらでもない」と言ってる今も、現地では人権弾圧が続いているんだ。



その石木ダム水没予定地住民より。


「地元水没予定地住民は精一杯頑張っております。
がしかし、これ以上手を伸ばせません…
なので皆さんにお願いがあります。。

私たちの声を拾った方は、この問題をよく知らない近場の方に伝えてください。
話題にしてあげてください。

そのちょっとした積み重ねを続けていくしかありません。
私たちは半世紀耐えてきました。
持久力には自信があります。
すぐに解決に繋がらなくてもがっかりしません。

ですが、世論には期待しています!
絶対勝てる!と信じております。
だからイラストも頑張って描けるのです。」


http://hozumix.blog32.fc2.com/blog-entry-458.html
(石木川と石木ダムを考える「こうばるプロジェクト」)


・・ぜひ多くの人にしらせてください!


気候変動リスクを無視する日本のメガバンク

田中優

ちょっと思い出しただけでも、日本/世界の石炭火力発電所に融資しているだけでなく、
クラスター爆弾、銀行カードローンで破産者激増など、悪事ばかり見つかる。

銀行に預金しない方が未来のためになる。

「ではどこに?」と聞かれたら、

「一番いいのは将来払わなければならなくなる支出を減らせるものに使うこと」と答えよう。


◇   ◇   ◇   ◇  


▼「BANKING ON CLIMATE CHANGE : 気候変動リスクを無視する日本のメガバンク」
http://world.350.org/ja/banking-on-climate-change-japan/


-日本のメガバンクは最低ランク-

6月22日に発表された、世界37の民間銀行の気候変動リスクの対応を格付けする最新の調査報告書「化石燃料ファイナンス成績表 2017」(Banking On Climate Change 2017)では、日本の三大メガバンクの気候変動リスクへの対応が世界最低ランクだと格付けされています。

同報告書に登場する米国、カナダ、ヨーロッパ、中国、オーストラリアなどの主要銀行と比べて、日本のメガバンクの格付けが低い根拠として、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行が世界の「脱石炭」の流れに逆行し、化石燃料の中でも最もCO2排出量の高い石炭産業への貸出を近年増加させた
ことが挙げられています。

さらに、環境負荷が極めて高い化石燃料関連企業による社会や環境への影響を監視・抑制するための明確な対策や方針を持たず、様々な社会問題を引き起こしているプロジェクトに日本の銀行が関与していることを調査は明らかにしています。


イメージ

2017年7月3日

7月10日(月)天然住宅バンクミーティング

田中優を中心に非営利バンクの金融の仕組みを利用しながら様々な活動に繋げていくためのミーティングです。
毎月1回開催しています。

無料&どなたでも参加大歓迎です!


■日時 
7月10日(月) 19:00~21:00 (開場:18:50)

■場所 
東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル4F
■参加費 
無料

■お申し込み 下記フォーマットからお申し込みください。
 http://tennen.org/event/bankmtg-2.html







2017年6月28日

『 金儲けのためなら何をしてもいいのか~銀行を信じてはいけない~ 』

2017.6.28発行 田中優無料メルマガより


『 金儲けのためなら何をしてもいいのか 』


■「銀行カードローン」にご注意を


 学生たちの「奨学金ローン」が当たり前になっている。大学生の半数近くが利用するようになっている。ところが大卒後の就職も楽ではなくなったために、今や返済できなくなった一万人以上が信用情報機関の「ブラックリスト」に載せられる事態になった。「ブラックリスト」に載ると、住宅ローンを借りられないどころかクレジットカードすらも作れなくなる。

 年配者で自分も借りたが大丈夫だったという人もいるが、時代が変わっているのだ。今や高卒者の求人は少なくなり、高校の進路指導部すら就職率がまだマシな大卒を勧める。かつては免除が受けられた「研究者や教育者になった場合の免除」もなくなった。勤め先も苦学生の早退を容認する制度(実は筆者もこの制度によって通わせてもらった)もなくなり、労働自体も強化された。とても厳しい時代に変わっているのだ。

 その大きな原因が就労世帯の収入減少にある。児童のいる世帯の平均年収は1994年に781.6万円あったが、2012年には673.2万円に下がっている。その後も常勤していても年収200万円に満たない「ワーキングプア」人口は増え続け、賃金指数も5%下がっている。収入は100万円以上も下がった中で人々は暮らしているのだ。


■困った銀行は被害者で儲ける

 人は上がった収入の中で生活を維持して貯蓄をすることはまだできるが、逆に収入が下がる中で生活費を切り詰めるのは簡単ではない。そこに突然の出費や、予定できるが入学金のような大きな出費に備えることは困難だ。そこで奨学金ローンを借り入れる人が激増し、もう一つ銀行カードローンを借り入れる人が増えている。

 かつては「クレサラ被害」と言って、クレジットカードやサラ金借り入れした人の被害が深刻になり、「貸金業法」の規制が厳しくなった。厳しい取り立てや深夜の訪問なども規制され、年間収入総額の三分の一を超える借り入れも禁止された。おかげでサラ金被害者も減少し、規制を超える返済をした人からは過払い金の返済も認められるようになり、自己破産する人の数も12年間連続して減少した。

 ところが13年目にして自己破産者が急増したのだ。原因は銀行のカードローンだった。なんと貸金業法の規制は銀行に適用されず、銀行の大きな収益源として高金利のカードローンを行員の営業成績のメインに据えたためだった。

 今や優秀な行員ほどカードローンを勧める。本業だった銀行の住宅ローン貸し付けは低金利の競い合いになり、民間企業貸し付けのための将来性の目利き能力は下がり、さらに国債運用で稼ぐのもマイナス金利で不可能になったためだ。

 もっとひどい悪事に手を染めた。非戦闘員の被害が9割で被害者の多くが子ども、しかも2割以上が不発弾になって地雷の役目を果たすというクラスター爆弾、2003年に世界で製造、所持、輸送を禁止したこの爆弾に、「三菱UFJ、三井住友、第一生命保険、オリックスなどが融資していたというのだ。

 これは全国銀行協会(全銀協)が資金融資しないと取り決めていたはずなのに、その代表をしていた三菱系の銀行が融資していたのだ。金儲けは人の命に優先していたのだ。

 銀行カードローンは儲かる。しかも自分でリスクを負っていない。提携するサラ金に審査してもらい、貸し倒れした場合の焦げ付きもサラ金側が負担する。


 アホでもできるノーリスクのカードローンなら、銀行の信用を利用して貸し出すことができるのだ。しかも金利は3%から15%としているが、よほどの短期の融資か信用ある人の多額の融資でなければ3%の金利は適用されない。多くが最大金利の15%が適用されるのだ。

 しかもリボルビング方式(リボ払い)を選ばされることも多い。毎月の返済額を固定化し、負担が軽いかのように思わせて借りさせるのだ。そこで計算してみよう。もし40万円の借り入れをして、リボ払いで毎月一万円ずつ返済したとする。おカネに困っている人だから、再度急な出費に見舞われることも多いはずだ。そこで再度40万円借り入れて返済元本が80万円に達したとする。
金利は15%だから、年間の金利額は12万円になる。それを毎月一万円ずつ返していったらどうなるか。

 永遠に金利分しか払えないのだ。100年経っても1000年経っても元本は減らない。永遠の金利奴隷になるのだ。


■銀行カードローンは規制のないサラ金

 サラ金もまた「貸金業法」規制の強化によって次々に廃業して激減した。そのサラ金業者にとって「銀行」という新たな看板が使え、これまで怖がって近づかなかった客層を狙える。しかも厳しい貸金業法の規制も及ばないのだ。年収の3倍を超える融資だって何の問題もなくできる。こうして破滅に至る過剰貸出ができることになった。

 そのおかげで13年ぶりに自己破産者が増え、多くの人たちが転落していくことになったのだ。「銀行は悪いことはしない」という神話の下で、銀行が破産者を増やしている。

 もっとも奨学金ローンの方がさらに深刻かもしれない。高卒時点では未成年であることを利用して、親に連帯責任を負わせるからだ。すると返せなくなれば本人が破産申請するだけでなく、親もまた破産しなければ負債を免れることはできないのだから。

 こうして収入の減少は、貧困をさらに深刻化させている。収入が減少する時代には、収入に合わせて支出を減少させることができなければならない。固定的な支出はよほどのことがない限り避け、臨時の出費は回避できる計画性が必要だ。


 
 家計内の光熱水費や通信費は最低限にして、携帯や保険掛け金のような支出は契約を見直した方がいい。収入が増えない時代には、支出を考えるしかないのだから。


 それより前に肝に銘じておいた方がいいことがある。それが「銀行を信じてはいけない」ということだ。カネのためなら取り決めを無視して虐殺兵器に手を染めるし、サラ金すらできない過剰融資もする。それで被害を受けるのは、銀行利用者自身なのだ。












◆◇◆◇ より詳しくはこちらを! ◆◇◆◇◆◇

田中優有料・活動支援版メルマガでもこの銀行について取り上げています。

「銀行を信じてはいけない 」 (2017.6.15発行)

 ・共謀罪成立
 ・えげつない銀行
 ・サラ金から銀行に移った無担保ローン
 ・善意の銀行という神話
 ・無能が暴露した銀行
 ・背景にある貧困化
 ・破産の淵にいる多数の人たち


などなど書かれています。



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天然住宅 7/6(木) 吉田俊道さんと「げんきな野菜を育てる土づくりワークショップ」後編

4/20に 吉田俊道さんとの土づくりワークショップ(前編)を開催いたしました。

今回の土づくりワークショップ(後編)では、前回のワークショップから2か月強経過した段階での土の状況を確認していただくとともに、現段階でしておくべきケアについても実践を交え、学んでいきたいと思います。

前回、雑草も生えない固い土を参加者の皆様と耕し、改良しました。

前回のワークショップの様子はこちらから
http://tennen.org/blog/tanaka-blog/tsuchi.html

うまくいけば、半年後にはげんき野菜を作れる土になります。

6/8に吉田さんに現地にお越しいただき、土の様子を見ていただきましたところ、「順調」ということでした。
その証拠に「糸状菌」の姿を見ることができました。


前回お越しになった方はもちろん、前回来られなかった方もぜひご参加いただき、土づくりを体験していただければと思います。

また、今回は建主様のご協力のもと、建築中の天然住宅のお庭でワークショップを開催しております。


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吉田俊道さんより
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=734599363368817&id=100004562792566


「庭で家庭菜園したいけど、野菜が育つような土じゃない・・
土が粘土質で排水が悪いため、元気な野菜が育たない・・
そんなあなたにはぴったりの、研修、実習会ですよ!

ゴロゴロ・ベトベトの雑草も育ちにくい土が、2か月でどこまで変われたのか?
ビフォアーアフターの土の実物を見たら、みんなびっくりするだろうなあ・・

あらためて、菌ちゃんの能力のすごさに感動しますよ。
その方法=雑草を使った菌ちゃんの土作りを学習しませんか?」


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当日は、建築中の天然住宅もご覧いただけます。

■日時 2017年
7月6日(木) 9:30~12:00

■場所 八王子市北野台  京王線「北野駅」付近
※詳しくはお申込みいただいた方にメールでお知らせします。

■参加費  1500円/人 (一家族2000円)
※事前申し込みの上、当日お支払いください。

■講師 大地といのちの会 吉田俊道

■お申込み こちらよりお申し込みください
http://tennen.org/event/workshop.html

■主催 天然住宅



土づくりワークショップ

土づくりワークショップ



和気町移住希望者 田中優宅訪問

先日、和気町への移住希望者の方が、和気町移住相談員の飯豊さんと一緒に田中優宅の見学に来られました。





天然住宅や田中優をすでに知っていらっしゃって天然住宅を早く建てたいと思っている方、そしてなんと、ニュージーランドからの移住希望の方々もいらっしゃいました!


天然住宅仕様の家やオフグリッドシステムを見学後、和気町に暮らしてみてなどについて色々とお話をしました。



和気町への移住にご興味のある方はこちらをご覧ください♪
和気町 移住・定住情報サイト
http://www.town.wake.okayama.jp/wakesum/

2017年6月26日

無料:7月1日(土)西田栄喜氏講演+田中優とのシンポジウム@高崎

田中優より
西田 栄喜さんから光栄なコメントをいただきました。

 
「7月1日は群馬の高崎でお話させていただきます。
なんと環境活動家・ 田中 優 (YU Tanaka)さんとご一緒!

 自著「小さい農業で稼ぐコツ」も「農で1200万円!」も一番言いたいのは
最後の4ページ。

その「小さい農業で稼ぐコツ」の最後の言葉は優さんからいただきました。

 「キューバのように何か有事の際に知恵を持った農家が行き先を指し示して欲しい」
と。

 その言葉で自分が農家であることの誇りを、そして使命感が生まれ、

なぜかそれから経営もうまく回るようになりました。

 お金と向き合う、その上で囚われない生き方を。

今だからこそ個人が起業(兼業)するすごいチャンスが溢れている時代。
そんな可能性を感じるお話できればと思っています。
お近くの方はぜひぜひ~」


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7月1日(土曜日)群馬Eコマース協会特別例会のお知らせです!

一人で六次産業化のようなことをやり、ネットを駆使して、
30アールという小さな農地で1200万円の売り上げを出している、
西田栄喜氏をお招きし講演会とシンポジウムを開催します。




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日時:2017年7月1日(土) 13:00〜
場所:高崎商科大学 入場無料
http://www.tuc.ac.jp/access/index.html

12:45 受付開始
13:00 講演
14:45 休憩
15:00 シンポジウム
17:00 終了
18:00 2次会開始(場所は追って連絡します)

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第一部 西田栄喜氏 講演会
著書 「小さい農業で稼ぐコツ」 加工・直売・幸せ家族農業で30アール 1200万円

西田栄喜氏は30アールの畑と小さなハウス3棟という自他供に認める
「日本一小さい専業農家」です。野菜は足音を聞いて育ちます。
目の届く範囲だからこそこだわれることがあります。

http://www.fuurai.jp/

クラウドファンディングは2回行い、100%越えで実施できたとのことです
https://faavo.jp/ishikawa/project/45

https://faavo.jp/ishikawa/project/430

群馬Eコマース協会の特別例会ということで農業そのものより
ネットのおかげで今いかにひとり起業に向いた時代であるか・・
何てことも話せればと思っています(^_^) 
とのお言葉を西田様より頂戴いたしました。

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第二部 
西田栄喜氏と田中 優 氏、及びフローとの対話
(ファシリテイタ:前田拓生高崎商科大学教授)

田中 優 プロフィール
1957年東京都生まれ。
2012年末に岡山に移住。2013年5月、自宅では電力会社との電線をカットし
電力会社に頼らない太陽光パネルと独立電源システムの生活、「オフグリッド生活」を始めた。
http://www.tanakayu.com/

以上のような内容となっております。


【特別例会のお申込みはこちらから】ですが、参加お申込み不要でも大丈夫です!!
https://goo.gl/Fv8Bbn

【入会申し込みはこちら】
https://goo.gl/V4HF6J

群馬Eコマース協会(GES)
http://sun-wa.co.jp/ges/