2016年12月27日

豪グレートバリアリーフで過去最大の白化現象

田中優より

「もう30歳になる子どもたちがまだ小学生だったころ、ここに一緒に出かけて浮かんでいたことがある。すぐ下を大きなサメが泳いでいたりして、ちょっと不安だったけど、三人で手をつないでいたから大きな生物に見えたのか、見向きもされなかった。

今また小さな子がいるけど、この子にはもうあの光景は見せられないのかもしれない。それがつらい。」

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「豪グレートバリアリーフで過去最大の白化現象、北側に大きな被害」
  http://www.afpbb.com/articles/-/3109543 より


オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフ(Great Barriereef)で、サンゴの色が白くなる白化現象が今年に入り、過去最大規模で進んでいることが28日、科学者らの最新調査で分かった。

 グレートバリアリーフは全長2300キロを誇る世界最大のサンゴ礁だが、今年3~4月の海水温が高かったことで、全体の3分の1に当たる北側が大きな被害を受けた。

 北側700キロは人が近づきにくいために、より手付かずのままの状態だが、海中の追跡調査の結果、浅瀬にあるサンゴ礁の67%が過去8~9か月の間に消滅したことが分かり、上空からの調査を裏付けた。