田中優より、子どもたちの保養について、メッセージです。
「今保養のために一時でいいから他の地域、安全な放射線量の低い地域に
保養させようということで運動をしてくれているわけだけれども、それがいか
に大事か。
実際にチェルノブイリでもそうやって保養して帰ってきた子どもはその後の
状態が良い。
何でかと考えてみると実に簡単で、放射線が当たるってことは常に遺伝子が
壊され続けている。それを一生懸命修復し続けているから、体の免疫の方は
いつも目一杯働かされて疲れちゃっているんですね。
それがそんなに免疫が働かなくてもいいんだという状態のところに、少しの
時間でもいけることがあるとしたら、その分だけ免疫を休ませることができる。
いよいよ事態は深刻になってきて、というか現実になってきて、例えば甲状腺
がんの子どもがついに3人まで見つかってしまってあと7人もグレーという
状態になってきていて、100万人に1人しかならないはずの病気にこんなに
なっているというのは、免疫がとてもとても疲れてしまっていることの結果でも
あります。
だからそういった運動を支えることも大事だし、もし汚染されている地域で困って
いる人たちが現実に今あなただったら、とにかく声を出して欲しいんです。
“私も行きたい”という風に言ってもらうことが大事だと思うので、とにかく子ども
の免疫を休ませるために保養の運動に、ぜひ、関わって下さい。」
http://youtu.be/QUAXK79BMxc (撮影2013.2)