2011年5月26日

「原発に頼らない社会へ」担当者から/週刊朝日!

「原発に頼らない社会へ」の担当者より、発売から一ヶ月のコメントをいただきましたので、ご紹介します。

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田中優さんの「原発に頼らない社会へ」の編集を担当しました大森です。本書は発売以来、ブログやツイッター等で話題になったり、ベストセラーランキングに入ったり、政財界および芸能界など多方面の方々からも大変大きな反響を頂き、優さん共々喜んでおります。
一方で、震災のあった東北地方の製紙会社(被災しました)で作られている用紙を使用していたこともあり、増刷が想い通りにはいかず、品切れ等で大変ご迷惑をお掛け致しました。
先週4刷が刷り上がってきて、やっときちんと届けられるようになりました。講演会での販売もご希望の部数をお送り出来ず、ご迷惑をお掛け致しました。もう大丈夫です。

本書の前身である「ヤマダ電機で電気自動車(クルマ)を買おう」は、3年前の2008年には打ち合わせ始めていた企画で、実は2年がかりでまとめた本でした。前年に新潟の中越地震で柏柏崎刈羽原発の事故があり(そのときも東電は「想定外」と言っていましたが…)、優さんも私も、「早く、効果的に、でも確実に」伝わる方法を模索し、優さんの講演会のリズムを活かした、図解中心の本にすることになりました。実は現在の形にたどり着くまでに3回くらい構成を全部やり直しています(つまり3冊分作れるくらい練り直しました)。


今回の震災を受けて改訂するにあたり、表紙は真っ白のバックに文字を入れるデザインを採用しました。それは、書店で原発コーナーを見ていただければ分かりますが、どこもかしこも、読者を怖がらせるような、いわゆる「ネガティブ・アプローチ」の表紙ばかりだからです。田中優さんの講演に来ていただいた方ならお分かりだと思いますが、最後には少し未来への希望が持てる内容になっています。そんな優さんの本に、原発の爆発写真や、地面のひび割れなどの恐々としたイメージの表紙は似つかわしくないと考えました。
もっと未来に希望が持てるような、そして未来は皆で作っていくイメージにしたいと思い、現在の表紙になりました。

担当編集者と著者の想いの詰まった1冊です。
まだご覧になっていない方は、是非一度お手に取ってみてください。

武田ランダムハウスジャパン・生活文化編集部 
大森春樹



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大森さんから教えていただきました♪

現在出ている「週刊朝日」最新刊には田中優さんと鎌田 實さんとの対談(4p)が掲載されています。http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=12650

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脱原発のエコロジスト 田中優 さん × 「がんばらないけどあきらめない」 鎌田實 さん
すぐに原発廃止しても節電と自然エネルギーで対応できる
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次号では、本の紹介欄「週刊図書館」のトップに優さんのインタビュー付きで「原発に頼らない社会へ」が紹介されます!発売日は5月31日(火)です。※予定は変更になる場合があります。


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新刊「原発に頼らない社会へ」http://tanakayu.blogspot.com/2011/04/blog-post_11.htmlをまとめて購入ご希望の方は、担当小原美由紀までご連絡下さい。特別割引など、詳細をお知らせいたします。

happykoara3@ybb.ne.jp  (ブログ担当 小原)