2010年8月21日

「本気かよ」 ドリンク1杯サービス

□◆ 田中 優 より ◇■□■□◆◇◆◇■□■□


 こんなのがあった。「本気かよ」と聞き直したくなるような内容だ。

関西電力PR館のチラシで、「原子力エネルギーってとってもエコ」って言うとドリンク1杯サービスと書いてある。

 つまり、ウソを言えばドリンクがもらえる、という訓練のようだ。ウソをさりげなく言えるようになり、さらに自分でも信じ込んでしまえるようになれば一人前だ。ということは、こんなプラクティスも可能かもしれない。


民主党菅首相のところで、「核抑止力は必要」と言うと、ドリンク1杯サービス。

 共同通信によれば、「菅直人首相は(広島の原爆の日の8月)6日午前、広島市内で記者会見し、秋葉忠利広島市長が平和宣言で求めた「核の傘」からの離脱について「核抑止力はわが国にとって引き続き必要であると考えている」との認識を示した」とのことだ。わざわざ被ばく者が追悼している日に発表するなんて、心憎い演出だ。


前原国土交通大臣のところで「泡瀬干潟は埋め立てよう」と言うと、ドリンク1杯サービス。

 ちなみにそれまでの民主党は、「諫早湾干拓事業や吉野川河口堰改築事業、泡瀬干潟の干拓事業など環境負荷の大きい公共事業は、再評価による見直しや中止を徹底させます。」「特に、干潟と珊瑚礁については、その周辺も含めた保全を図り、日本に残された貴重な自然・生態系を保全します。」「特に、残された貴重な湿地を保全し、失われた湿地を回復するために、湿地保全法を制定します。2010年に生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が日本で開催されることを踏まえ、ホスト国としてふさわしい施策の展開に取り組みます。」と言っていた。 ところが8月3日に東門市長より新しい沖縄市案が提出されると、前原大臣はその日に行われた会談の中で、即座に了承して泡瀬干潟埋立事業の再開を表明した。普天間、辺野古問題があるので、バーター取引に使えると判断したのか。さすがは大人の判断だ。 あれっ、大人ってダイジンって読むんじゃないの?

 民主党は原発推進しているのだし、こんなサービスも検討したらどうだろうか。


~メルマガ第79号より~