2014年8月26日

放射性廃棄物の無害化に道?



田中優より

「記事タイトルの意味より、「常温元素変換」を認めたことが大きい。
放射性物質は薄く広くあるので対策としては困難だろう。
まとまった高レベル放射性廃棄物は「厚さが数十ナノと極めて薄い
金属のパラジウムと酸化カルシウムの薄膜を交互に積層した多層膜に
変換したい金属を付け、この膜に重水素を透過させる」ための前処理
が困難だろう。

つまり役立たないと思う。

むしろ元素転換が起こり得ると認めたことが重要だと思う。
自然界ではときどき起きているとしか思えないことがあるが、
その可能性に道を開くことになる。」





▼「放射性廃棄物の無害化に道? 三菱重、実用研究へ 」(日本経済新聞 2014.4.8)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ040JJ_X00C14A4000000/

2014年8月22日

8/24まで!特定秘密保護法パブコメ

【8/24まで!特定秘密保護法パブコメ】

田中優より
「特定秘密保護法のパブコメ、8/24までなので以下のように書いて出しました。
ここが役に立ったかな。→ http://aikihon123.wix.com/students-against-spl 」


★田中優が書いたパブコメ★

「(統一運用基準1-2(1))
拡大解釈の禁止や憲法の順守などが書かれているが、
そもそも憲法を閣議決定で解釈変更により変更してしまうような内閣に信は置けない。

その内閣しかチェック機能がなく、
第三者のチェックが存在しない特定秘密保護法には、法的な欠缺があるとしか
言いようがない。

もう一度出直して、本来必要な限定列挙式の法にしない限り賛成できない。
撤回してもらいたい。」



こちらは特定秘密保護法のわかりやすいビデオです。

THE WAY OF THE SPL ~5分でわかる特定秘密保護法~

比較!放射能汚染に対するウクライナと日本の政府。結果は・・


田中優より
「この対策の違いが危険性を高くすると思います。
チェルノブイリでは、『汚染物質は移動しない、燃やさない』が鉄則だったのに、
日本の対策はどうでしょうか。」


2014年8月21日

注意!東京では被害が拡大しやすい



田中優より

「この先生(三田医師)と面識はないのですが、
ゴミ焼却場の周辺などで白血球分画に異常が出るというのは事実で、
結果としてゴミを全量焼却している東京では被害が拡大しやすいと思います。

 原発から放出されたセシウム等はホコリや粘土に着きやすく、
粘土に囲まれると出て来なくなるのに対し、
ゴミとして焼却すると1000℃以上の温度なのでセシウムが気化します。

 気化したセシウムは周囲の塩素と着きやすく、
塩化セシウムになりやすいはずです。

すると水に溶けやすく、フィルターを抜けて大気中にも飛ぶことになります。

 そもそもヒトは飲食物の5.5倍の重さの空気を吸うので、
最大の被曝は呼吸になると思うからです。」





▼東京はチェルノブイリより悪くなるという予感がする 三田医師 
  by とある原発の溶融貫通(メルトスルー)2014.8.18

 http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7817493.html

2014年8月20日

8月23日(土)岡山・備前市にて自エネ組トーク





第8回「てのひらまつり」 8/22~8/24

<田中優出演部分>

■日時 8月23日(土)14時~

■会場 八塔寺望ケ丘キャンプ場  岡山県備前市吉永町加賀美1393 http://nozomigaoka.moo.jp/

■トーク 「自エネ組 http://jiene.net/」 田中優、木村俊雄氏、大塚尚幹氏によるエネルギー自給のお話。 
すでに自宅でエネルギー自給(オフグリッド)をしているお話が聞けます!

・会場はの電気はソーラーパネルでまかないます
・トーク他、食べ物、マーケット、プール、ワークショップ、イベント&ライブなど多数あります


→お問い合わせ tenohiramaturi@yahoo.co.jp







2014年8月16日

あなたの家から近くの原発まで何キロ?

あなたの家から近くの原発まで何キロ?
ご参考ください。


「日本の原子力発電所からの距離測定ツール」 http://www.endo.jp.net/nuclears


・・・日本国内の各原発を地図上で表示し、
住所、施設名を入力すると原子力発電所からの距離を計測することができるWEBツール


【講演会主催、いかがですか?】


9/20(土)、9/23(祝)は前後が東京のため、関東近郊の講演会ですと交通費がお安くなります。

この機会に講演会、ワークショップなどの主催にご興味のある方はご連絡ください。お待ちしています!

お話の内容はエネルギー、オフグリッド、原発、世界の貧困や戦争、森林、化学物質、農薬問題、お金、バンク、地域活性化のことなどなど、何でもご相談ください。


ご連絡はこちらより ↓

2014年8月15日

辺野古移設:民主国家なら・・



田中優より
「「普天間飛行場の辺野古移設に固執する安倍政権には
民主主義を踏まえた正当性が存在しないことが分かる。
辺野古沿岸部を埋め立て、
新基地を建設するためには手段を選ばないという乱暴さが前面に出ている」

これは琉球新報の記事です。運動チラシではありません。
民主国家なら話し合いしましょうよ。
石木ダムでもそうですが、強権行使は民主的ではありません。」




▼「安倍政権の横暴性 県民にこそ正当性がある 」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-229160-storytopic-11.html

地域の経済循環アイディア ~地域で作る着火材~

田中優無料メルマガより




田中優より

「これ、不要になったロウソクと木材カスだけで作られている。

さいかい産業の古川さんが開発した。会ったとき聞いたら、なかなか難しかったという。
それが各地の福祉作業所で生産される。
古川さんは地域で作られる資源でエネルギーを賄えるようにしたいと。

もちろん我が家もこれ。電気より着きがいいから煙が出る心配がない。
他のところから販売されたとしても福祉作業所で作ってくれたものを買い
続けたい。それが地域の経済循環というものだよね。」






▼さいかい産業 商品─着火剤-
http://www.saikai-sangyo.com/items_chakka.htm#02


・さいかい産業 (新潟市)
 ※この商品は、株式会社さいかい産業が、NPO法人あおぞらポコレーション
 (障がい者福祉作業所)に委託して製造しております。
 この商品をご購入いただくことで、障がい者自立支援の一助となります。

・ひまわり作業所の着火材 (徳島県三好郡東みよし町)

・NPO法人赤目の里山を育てる会の着火材 (三重県名張市)

・NPO法人森の学校 着火材 (福岡県豊前市)

2014年8月13日

川内原発が危険な理由&パブコメ8/15まで

8月13日発行田中優無料メルマガより


□◆ 田中 優 より ◇■□■□


九州電力川内(せんだい)原発についてパブコメが募集されています。

ぼくは以下のように書いて提出しました。

提出締切は【8月15日】です。


★田中優がパブコメで書いたコメント★

「「基準を満たせば事故のリスクがゼロになるわけではない」と規制委員長が
述べている中、安倍首相は
「川内原発再稼働はなんとかする」「安全性のお墨付きを得た」としているが、
「政治判断しない」としてきた以上、事故リスクがゼロにならないなら再稼働
すべきでない。

姶良カルデラの過少な火砕流想定、地震動の想定に用いている菊地・山中の地震
モーメントが気象庁の評価の半分以下であること等、安全評価とならず撤回すべき。」




提出先・詳細はこちらです。



▼電子政府の総合窓口e-Gov パブリックコメント

「九州電力株式会社川内原子力発電所1号炉及び2号炉の発電用原子炉
設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について」

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=198252311&Mode=0





また、今年5月のライヴ・アースまつやまでのトークの中で、
この川内原発についてもコメントをしています。

↓


【川内原発が危険な理由】

田中優
「今回原発が再稼働ということで動きが始まっていますけども、その中で一番最初に
再稼働しそうなのが、九州電力の持っている川内原発です。

なぜこの九州電力の川内原発が一番最初に再稼働しそうになっているかというと、
実は今、電気事業者の集まり、電力会社の利益団体である「電事連」が関西電力を
中心にして一枚板になり、規制委員会の規制を何とかやわらげてしまおうという動き
に出ているんです。

ところがその中で関西電力は
「これ以上大きな地震はないから、耐震性能を上げる必要はないんだ」
という主張をしていました。

その時に抜け駆けしたのが九州電力だったんです。

九州電力は抜け駆けして「わかりました!うちは耐震の設計をし直します!」
ということで、耐震設計を先にやりますと手を挙げたんですね。

それに対して規制委員会は何と言ったかというと、「恭順の意を示した」、
要は「従いまーす」と言ったということで「素直でよろしい」、
それで川内原発を一番最初に持ってきたんです。

ところが川内原発を動かすのってものすごく危険なんです。
なぜ危険かというと、あの鹿児島湾ってありますね?
あれは姶良(あいら)カルデラと呼ばれる、
火山が爆発したあとにできたカルデラ湖なんです。

それが南九州のところにある鹿児島湾なんです。
そこには今も桜島が始終噴火を起こしているわけですが、
あの一帯がいつ噴火を起こすかわからない。


そこで今規制委員会が言い出しているのが、
「もし噴火の予兆があったら止める、
その噴火の予兆があったら核燃料がしまってあるから、
その核燃料も全部持っていくんだ」という話です。

そう言っているんだけども、ところが今年の5月10日、史上※二番目の噴火が
起こっているんですよ。ちゃんと桜島で。

噴煙は4000mの高さまで上がったんです。これをどう見るんですか?
だって現実に史上二番目の噴火が起こっているのに、
その噴火は予兆ではないんですか?と問いたい。

そこから考えていくと、今の再稼働とかいうのは、
規制委員会に『いい顔』をした九州電力が認められ、
そして噴火の危険があるから噴火がもし予兆が出たら止めるよって
言っていた。

ところがそれを言った途端に予兆が出ちゃったんですよ、
5月の10日に史上二番目の噴火が。

なのに動かそうとしている。
これを見ていくと、
到底日本の原子力政策は真面目にものを考えていないと思います。 」



▼動画「ライヴ・アースまつやま」
http://twitcasting.tv/nau_media/movie/64301967
※動画では史上最大と言っていますが、二番目の誤りです。
 

書き起こしにあたっては、読みやすくするために必要最低限の編集を行っています。

2014年8月12日

ガザより ~パパ、イスラエルは私たちをどうしたいの?~

田中優より
「これがパレスチナの16歳の少女の自問自答。」


************



■拡散歓迎■ 京都の岡真理です。

 ガザの人口の45%が14歳以下の子どもたちです。
 民家に対するイスラエルの無差別砲撃や爆撃が続くなかで、

幼い子どもたちはどのような気持ちでそれを耐えているのか……。

ガザ・イスラーム大学の英語学教授、ナズミー・アル=マスリーの
「パレスチナ人の父親であるとは何を意味するのか」をご紹介します。

■■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


http://mondoweiss.net/2014/08/what-palestinian-father.html
パレスチナ人の父親であるとは何を意味するか
ナズミー・アル=マスリー
Mondoweiss / 2014年8月9日

 ガザのパレスチナ人のほぼ誰もがこの2週間というもの、まともに眠っていない。

子どもたちの精神的、心理的、肉体的安全を気にかける親たちであれば尚更だ。私も
そのような親の一人だ。私には5人の息子と娘が1人いる。子どもが6人というのは、
ガザのパレスチナ人の家庭では平均的な数字だ。

 昨夜、妻と94歳になる私の父を含む家族9人と一緒に座っているとき、アメリカ製

のイスラエルの戦闘機から発射された激しいロケットが、我が家から200メートルの
ところにある家のひとつを全壊し、その周りの数知れぬ家々に被害を与えた。我が家
は数秒間、揺れ、窓のいくつかが粉々に砕けて、私の車のアラームが鳴り響いた。

 家族の誰もが恐怖に顔が凍りついた。私は彼らを慰め、恐怖を拭い去ろうと努めて、

末の息子を抱きしめながら家族全員に笑顔を向けた。だが、さきほどの耳をつんざく
ような空爆の音が引き金となって、子どもたちは矢継ぎ早に問いかけてきた。パレス
チナ人の父親や母親たちの誰もが今、それらの問いに答えるのが課題となっている
質問だ。

それらは、二つの主要な問いをめぐるものだった。
この問いにきちんと応えるには、何冊も本を書かなくてはならないだろう。

・数秒間で自分の家が破壊されてしまうとはどういうことか?

・ガザの何千もの家族が被っている、こうした集団的懲罰による精神的、肉体的、

社会的、心理的、経済的苦しみとは、どのようなものか?

 無人機が24時間、唸り続け、住宅に対するランダムな砲撃が継続し、破壊と民間人

の殺害がますますエスカレートするなか、イスラエルの政策によって引き起こされる
強いストレスと際限ない不安。私は8歳になる末っ子のカリームに、胸の中にある質問
のいくつかを話してみるよう促した。

 囁くような震える声でカリームは、パレスチナ人の親たちの多くが日々、昼も夜も

直面する質問を放ち始めた。

・パパ、イスラエルの戦闘機がぼくたちの家に爆弾を落としたら、

ぼくたち、どうなるの?

・パパ、ぼくたちの家が爆撃されたら、ぼくたちどうなるの? 

ぼくたち、みんな死んじゃうの、パパ?

それから、息子は加えて、

・パパ、ぼく、イスラエルに殺されたほかの子たちみたいに死にたくない

・パパ、テレビで見た子どもたちみたいに、

ぼくのからだがバラバラになるなんていやだ

・パパ、イスラエルがぼくたちの家を爆撃して、ぼくたちの何人かが生き延びたら、

ぼくたちはどこに行けばいいの?どこで眠ればいいの?
ぼくのお部屋はどうなっちゃうの?


 このような苦しい、心が焼かれるような質問を受けて、私は息子をしっかり抱き

しめるとその頬、頭、手にキスした。ガザの浜辺で遊んでいて殺された4人の子ども
たちや自宅で殺された3人の子どもたちのことが息子の記憶にまだ生々しく残って
いるのだ。

 私は次に16歳の娘に訊ねた。娘は不安と苦悩と恐怖に満ちた心配そうな声で次の

ような質問を放った。

・パパ、イスラエルはなぜ、何の罪もない人たちでいっぱいの住宅を標的にするの?

 娘は、45の家族が自分たちの家で殺されたイスラエルの一連の攻撃を、そのなか

でも特に、数時間のうちに、ガザの2つの家族の、合わせて35人のメンバーが殺され
たイスラエルの空襲が脳裏にあるのに違いない。

 最初の爆撃は、ガザ地区南部の4階建ての家を粉々にして、その日の断食が明けた

あとの食事をともにするために集まっていたアブー・ジャマーア家のメンバー25人―
―うち19人が子どもだ――を殺した。一回の空爆で、ひとつの家族で25人が殺され
るというのは、ガザに対するこの卑怯な攻撃が始まって以来、この政策[ダーヒヤ・
ドクトリン。民家を標的に、攻撃対象とは不釣り合いな大規模な攻撃を行うこと――
訳者]が実行されている中でもっとも高い数字だ。

 もうひとつの犯罪では、イスラエルの砲撃がガザ南部、ラファのシヤーム家の自宅

を襲い、3人の子どもたちを含む10人を殺した。いちばん幼いのは8カ月の赤ん坊だった。

・パパ、イスラエルはなぜ、こんなにたくさんの子どもや女性を殺すの?


 娘は間違いなく、これまで(7月23日まで)の犠牲者の数を知っているのだ。ガザに

対する戦争犠牲者632人のうち、161人の子ども、66人の女性、35人の老人が殺され
ている。

 娘はまた、7月24日水曜日、2時30分に保健省が発表したところによれば、4010人の

負傷者の約50%が、1213人の子ども、700人の女性、162人の老人であることを
知っている。

「パパ、今は夏休みだよね、私たちは無理やり自宅に閉じ込められて、夏休みを楽し

めないのを、いやいや受け入れているけど、どうしてパレスチナ人は誰もが、自宅や
寝室にいてさえ、安全ではないと感じているの?」

 娘は付け加えて言った。「ガザではどこも、家も、誰も安全じゃない。イスラエル

は何もかも爆撃する。家も、病院も、診療所も、学校も、救急車も、モスクも、
メディアやプレスも、事務所も、車も、私企業も、タクシーも、水処理施設も、
温室も、何もかも」


 それから娘は訊ねた、

・パパ、イスラエルは私たちをどうしたいの?

 自分の質問に自分で答えを出そうと、娘は、悲しそうに、打ちひしがれた声で言った。


「イスラエルは1967年から私たちを占領し続けて、私たちから自由を奪ってきた。彼ら
は7年以上も私たちを封鎖してきた。私たちはガザと呼ばれるこの大きな監獄を離れる
ことを許されていない。私たちは、エルサレムやベツレヘムやヘブロンなどほかのパレ
スチナの都市を訪ねることもできないし、外国に行くこともできない。

 この7年足らずのあいだに彼らは、3回も、封鎖され貧しいガザに対して、破壊的で

恐ろしい戦争を行った。パパ、私が気が狂いそうになるのは、ほとんどすべての国の
政府が、こんな戦争犯罪や人権侵害に対して、何も聞こえないかのように注意を払わ
ないこと。この沈黙が、イスラエルに、さらなる集団的懲罰やさらなる戦争犯罪や、
家や家族のさらなる破壊を犯すのを促している。」


 とても悲観的なためらいがちな声で、娘は付け加えた、

「パパ、なかでもフラストレーションがたまって悲しいことは、
そのイスラエル人たちがいつも「平和」について語っていること!!!」

[翻訳:岡 真理]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上

2014年8月11日

ガザ、停戦で納得しないで声をあげ続けよう!


□◆ 田中 優 より ◇■□■□


「今回の停戦で納得しないでください!
また塀に囲われて出られず、
監視に止められて病人が死に、モノが届かず生活は困窮し、
時々あちこち爆撃される日常に戻るということなのです。

それは解決ではありません!

ぼくが今回の停戦に大きかったと思うのは
世界の批判とボイコットだと思います。

それを継続してほしい。

きちんと塀が取り除かれて恣意的に爆撃されず、
普通に生活できる状態を取り戻せるまで。」


==========

【ガザレポート】
京都の岡真理さんがガザの様子を翻訳して伝えてくれています。
MLより。


■拡散歓迎■ 京都の岡真理です。

72時間の停戦が発効し、カイロで、イスラエルと、
ハマースを含むパレスチナ代表団が停戦に向けて協議しています。

双方が合意に達し、ほんとうに一刻も早く、
停戦が実現することを願ってやみません。
ガザのサイード・アブデルワーヘド教授のメールをご紹介します。

5年半前の冬、アブデルワーヘド教授のメールを毎日、毎日、日本語に
訳して、MLに発信していたことを思い出します。
あのときと同じ言葉、同じ文章が繰り返されていることに、
いえ、同じではありません、あのときよりはるかにスケールアップして
繰り返されていることに、衝撃を受けます。

エンドレス・フィルムのように繰り返される虐殺。舞台も登場人物も同じ。
違うのはスケールアップする兵器と桁違いの犠牲者の数。

なぜ、同じことが、繰り返されるのでしょう?
これは、また、数年後、繰り返されるのでしょうか?
さらにスケールアップして?
ようやく復興し、再建されたガザをまた、瓦礫の町にするのでしょうか?

ガザの死者数は2000人に達しようとしています。
日本の人口比に換算すると、13万人が亡くなった勘定になります。
(広島の原爆の死者が、1945年12月までで約14万人です。)

■■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガザ通信2014
サイード・アブデルワーヘド

■2014年8月1日 金曜日

イスラエルが発電所とその燃料タンクを攻撃したため、私たちは94時間、
電気がない。このメールは小さな自家発電機を使って送っている。
我が家のアパートがある建物の屋上のタンクへ水をくみあげるために使っ
ている発電機だ。水道も水が出ない。我が家は幸運にも、うちの地下に井
戸があり、それを使っている。だが、ガザ市の誰もがそうだというわけで
はない。

シュジャイヤ地区を追われた5000人もの人々が、隣のブロックにある4つ
の国連の学校に避難しているが、ひどい状況だ。ガザのアズハル大学のふた
つのキャンパスにも、何千人という避難者がいる。大学の隣のブロックには
国連の学校が3つあるが、ここも避難民で溢れかえっている。目の不自由な
人のための国連の学校があるが、ここもまた、1000人の避難民で占められて
いる。いま、私が述べたのは、我が家の建物から1キロ四方の話に過ぎない。

イスラエルの戦車に砲撃された、ジャバリヤ難民キャンプのアブー・フセイ
ン国連学校の教室では、パレスチナ人たちが、ばらばらになった体の部位を
集めている。私たちのアパートのある建物では、シュジャイヤ地区から逃れ
てきた50人もの人々が親族のアパートにすし詰めになっている。隣の建物で
は、ベイト・ハヌーン地区から逃れてきた、やはり50人かそれ以上の人々が
親族の家に身を寄せている。これらの人々は、ときに水もなければ電気もな
く、心の平安にいたってはまったくない!本当にひどい状況だ。さらに、行
くところがどこもない者たちもいるのだ。彼らは公園や病院の庭にいるしか
ない。

この残虐な戦争のあいだにも、ガザ地区のパレスチナ人の女性たちは1400人
もの赤ん坊を生んだ。イスラエルのガザ殲滅は成功しない。

国連による人道的停戦が今朝、宣言され、救急車や医療隊や消防隊が境界エ
リアに派遣された。フザーア地区で彼らが目にしたのは、たくさんの腐乱し
た遺体だった。家族全員が殺された一家も複数ある。なかでも痛ましいのは
風呂場で射殺された家族だ。全員が腐乱していた。イスラエル軍がこれまで
犯してきた犯罪のすべてに、またひとつ、露骨な戦争犯罪が加わった。

民家に対する空爆で一家全員が殺された家族もたくさんある。イスラエルは
救急車も狙い撃ちしている。救急車の62歳になる運転手が射殺され、4人の
医療チーム・メンバーと10人のメディア記者も殺害された。1470人のパレ
スチナ人が殺され、その半数が女性や子供だ。

負傷者は8000人以上、その中には、手足を失ったり、障害を負うことになっ
た者たちもいる。3000軒以上の家や建物が、F16爆撃機の空襲で破壊
された。国連のいう停戦などフェイクだ。

停戦開始の2時間で、8人のパレスチナ人が殺された。イスラエルのスナイパ
ーが撃てる者は誰彼かまわず追いかけている。イスラエルは、この世界のす
べてを無視している。イスラエルは、血に飢えた指導者たちと政党の国だ。
停戦が長時間もつなどという期待は抱いていない。ラファその他の場所が、
いま、散発的に砲撃されている。8人のパレスチナ人がこの2時間のあいだに
イスラエルに殺されているのだ。メディアのアクティヴィストたちが、イス
ラエルの無人機につけまわされ、標的にされている。これまでに10人のアク
ティヴィストと記者が殺された。


■8月2日 土曜日

130時間にわたり電気がない。我が家では、灯りと、建物の屋上にあるタンク
に水をくみ上げるために自家発電機を使うしかない。ときにはそれもできず、
仕方なく、近くの小さな店で水を買うこともあるが。
この発電機のおかげで、世界中の友人たちとの通信が可能になっている。

イスラエル軍はガザ国境の複数の地点で部隊を再配置しているが、砲撃と空
襲が依然、イスラエル軍の主たる攻撃となっている。重大な暴虐と罪がこの
軍隊によって犯された。住民たちが家の中にいるのに民家を攻撃し、一家の
すべてが殺されている。ズルーブ家は、女性や子供、年寄りや若者を含む親
族25名を失った。

同軍は、アル=ナッジャール外科病院に退避して病院を閉鎖しろと脅した。
病院は、小さなキャパしかない産婦人科病院と別の私立の病院に移った。
その結果、病院の上には遺体袋に入った遺体が積まれている。息子や娘の遺
体を埋葬するため確認しに来るようにと言われた者たちもいる。混乱のなか
で、イスラエル軍はラファの全市民に電話で家の中にいるよう命じ、さもな
ければ軍によって撃たれるか標的にされると 伝えた。

言いかえれば、イスラエル軍はラファを閉鎖された軍事地域にしたと宣言し
たということだ!身の毛のよだつ状況だ。これは、この48時間でラファの人
々の身に起きた物語の一つに過ぎない。

[翻訳:岡 真理]

東電さんがカネを配るべき相手はそこじゃないでしょう。


◆◇ 田中優より ◇◆

「東電さんがカネを配るべき相手はそこじゃないでしょう。
たくさんの人たちが困っているのに。」




▼「東電、既存マンションに電力を割安供給=大手で初」
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2014080500725