『原子力災害対策指針(改定原案)に対する意見募集について』
▼パブコメ詳細
http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130130.html
田中優より
「パブコメ、提出しました。
一点に絞って書きました。放射能の被曝基準が高すぎる点です。」
………………………………………
【参考】 田中優提出文
「OIL1=500μSv/時、OIL2=20μSv/時は高すぎる。
ICRPの基準は計画被ばく状況で年間1ミリシーベルト以下、緊急時被ばく状況年間 20~100ミリシーベルト、
現存被ばく状況年間1~20ミリシーベルトとしているが、 ICRPは余剰被曝量を、それ以下なら安全とは理解して
いない。
すると「緊急時の基準」もまた同様に理解すべきものと考えなければならない。
「被曝する期間」を限定して「緊急時」としたものと解釈すべきものだ。
「緊急時被ばく状況」はごく短期間の一時的な被曝についての基準で、「現存被ばく 状況」は「緊急時」よりは
長いものの、平常時よりはずっと短い間と解さなければ ならない。
「受忍すべきでない健康被害を起こさない基準」と解すれば、全体被曝量としての 年間1ミリシーベルトを超えることはできない。
すると「緊急時」は、年間の1/20 から1/100の期間の基準として、年間100ミリシーベルトの場所なら最大3.6日、20ミリシーベルト
の場所でも18日までの間と解さなければならない。
これを避難するまでの最大日数と考えると、OIL1を3.6日、OIL2「一週間以内に一時 移転」の期間になる。すると、OIL1=は11.4μSv/時、OIL2=2.93μSv/時になる。
それ以上の基準は職業人の基準を超える被曝を一般人に適用することになるので無効 である。」
☆書くのに参考になるのはこちらです。
https://dl.dropbox.com/u/23151586/130123_bousai_factsheet.pdf
【パブコメについて追加情報!】
田中優より
「従来、出されていない論点があるそうです。友人が教えてくれました。
http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130130.html
福島原発事故でも役立ったはずのSPEEDIの活用が消され、彼らが推定したデータを
もとに考えるのだそうです。
いや、政府の言い分や官僚の答弁より、SPEEDIの予測の方が数万倍正確で役に立った
のに。人の推定が入ると作為的なデータにされます。
「(2)異常事態の把握及び緊急事態応急対策」あたりです。