ページ

ページ

2015年12月31日

『2016年のユートピア論』

田中優メルマガ 第493号
2015.12.31発行
http://www.mag2.com/m/0000251633.html より

※このメルマガは転送転載、大歓迎です。

ーーーーーーーーーーー


今年最後のメルマガ配信です。
今年もメルマガをお読み頂き、誠にありがとうございました。

今年も暗いニュースが多い1年でしたが、
田中優の言う「顔を上げて」来年も希望を見出しながら
進んでいきたいと思います。

来年は田中優の岡山の自宅
「オフグリッド&ミニマム&天然住宅仕様」
な家が
完成します。(完成見学会は2/14の予定です)

自宅そのものが実験場になります。
今後の田中優オフグリッドハウスにもぜひ注目ください☆(スタッフ)


□◆ 田中 優 より ◇■□■□◆◇◆◇■


『 2016年のユートピア論 』

■「文化力」というもの


 まだ十代の頃、ぼくは早く一人前になって自活したいと思っていた。
しかし現実はとても厳しく、高校を退学して勤めたものの、することはひとすら人の指図に従うだけだった。創意工夫などあったもんじゃない。ただひたすら工場の片隅で旋盤を動かしているだけだった。とても貧しくて、文字通り夢の中で夢想する以外に生きる術がなかった。なにかしたいと思っても、体力的にも経済的にもできることなどなかった。自分が歯車の一つにすらなれていない気がして、人目から隠れたいと思っていた。

 では今の自分になることができたのは、何がきっかけだったのだろうと思った。
たまたまフェイスブックに紹介されていた文章の中に、「文化力」という言葉があった。

 こうしたどうにもならない現実に置かれたとき、もっと良いものを選択しようとする「文化力」がなければ、そのままコンビニに行ってさっと買い物し、ファーストフードに行ってさっと食べ、それよりはるかに安く栄養豊かに食べられる自炊などする気力すら起きないのだと。そこで自炊しようと考えたり、別な未来を目指したりすることができるのは、その人が経験した文化の力なのだと。

 読んでしばらくして、『やっぱりそうだったのかな』と納得した。少しだけ食生活を改善しようと思ったとしても、「美味しい食」を知らなければ難しい。悶々と部屋の中に閉じ籠っているときに、『本でも読もうかな』と思うだけの「楽しい経験」がなければできない。

 ぼくは貧しかったけれど、そうした経験を持っていた。だから同じインスタントラーメンを食べるとしても、より美味しく調理しようと思ったし栄養も考えた。どんよりと過ごす時間の中に、本を読んだり音楽を聴いたりする時間を入れようと思った。その文化力がぼくを変えたのだと思う。

 音楽も文学も、ぼくに勇気を与えてくれていた。
『よし、それなら今度は~~をしてみよう、トライしよう』という気力が甦ったのは、音楽や文学のおかげだった。それがなかったら、周囲にたくさんいた人たちと同様にギャンブルに明け暮れ、安酒に酔う暮らしを続けていたかもしれない。

 「文化」という言葉は好きではないが、腑に落ちた気がした。それはただ夢見ているだけで現状に満足しようとする自分を動かしていく大きな原動力だったように思う。一念発起して始めたとしても続けられるかどうか。そのときにも音楽や文学はぼくを鼓舞して動かしてくれた。思えば自分にフィットした文化のあったことがぼくを救ったのだ。


■未来に期待する

 今は大学で教えたり原稿を書いたり、知的(この言葉も好きではないが)作業が生活の中心になっているが、今でも同じなのかもしれない。自分の内側に力の源泉があって、そのおかげで停滞せずにすんでいる気がする。

 それは何なのか、おそらく、未来に対して顔を上げて見ることができるかどうかの違いのように思う。それは時間軸の中で自分を把握しようとするかどうかの違いなのだ。

 「顔を上げて見る」ことは「文化力」以上に重要かもしれない。余裕がなければ将来や先々のことなど考えたくないと思う。それを上回る未来に対する思いが必要なのだ。

 そこにぼくは「なりたい自分」を当て嵌めた。資格でも免許でもなく、なりたい自分だ。そして自分の得意なこと、好きなことを並べていった。「不得意なことを克服する」という目標もあったが、それ以上に自分の好きなことを優先した。
子どもの頃には経験が少ないから、不得意、得意はわからないかもしれない。
しかしいろいろやってみる中から得意なことが見つかってくる。


 ぼくが得意なことは、想像すらしないことだった。学ぶこと、自分の意見を作っていくことがぼくの得意なことだったのだ。大人になってからは、自分の弱点を克服することより、長所を伸ばすことに集中した。一生続けられることがあるとしたら、自分の好きなことでなければ無理だからだ。



 「顔を上げて見る」ことは、時間に対する態度の違いだ。目を背けて見ないように生きることもできる。目を背けながら、マスターベーション的に自分の夢想に浸ることも幸せな時間だ。しかし残念ながら、時間に対してネガティブになってしまう。時間に対してポジティブになることが必要なのに。

 世界は人々に、時間に対してネガティブ、少なくともパッシブにしようとする。「何も疑問を持たずに過ごせ」「何もできないのだからやり過ごせ」と。その罠にはまった人々は、文化力の話と同じように「さっとすまそう」とする。その結果が抜け出ることのできない貧困であったり、ひたすら誰かに従おうとする隷属であったりするのに。

 いや、世界は小さな人々で形成されている。人々は何か楽しいことがあれば加わりたいと思っている。人だかりができていれば覗き込みたいと思う気持ちと同じだ。それならば楽しい活動をメジャーにすればいい。そう思うとできることの広がりが見えてくる。

 今年は「オフグリッド」の活動が大きく広がった。もちろん未来バンクの総会に来ていただいた佐藤さん夫妻のおかげが大きいのだが、その楽しさが人々を引き付けたのだと思う。

 「楽しそうだけど、経済的に自分にはできない」と思う人たちも多い。でも時間軸から考えたらどうなるだろうか。

 オフグリッドに第一に必要なのは、電気消費量の少ない暮らしだ。それは努力・忍耐なしにできる。具体的には「熱に電気を使わないこと」と「省エネ家電」に変えていくことだ。それなら誰にでもできることだ。

 しかしそこで立ち止まってしまう人も多い。つまり「顔を上げる」のが嫌で、「経済的に無理」という呪文で考えなくしようとする人たちだ。私たちにかけられた魔法の呪文の力はそれほど強い。

 しかし一歩踏み出してみると世界は変化する。家電を省エネ製品に買い替えると数年で買い替え費用の元が取れる。みるみる電気消費量が減って、オフグリッドするために必要な費用も減っていく。


 バッテリーは約3日分必要なのだが、日本の平均家庭の電気消費量の一日10kWなら30kWのバッテリーが必要になるが(鉛バッテリーだと使える深さが半分程度なので60kW分が必要になる)、それが3kWに減った時点ではわずか9kW分(鉛バッテリーでも18kW分ですむ)で足りることになる。それなら費用は数分の一しかかからない。具体的に自エネ組の仕組みで計算すると、設置費用を別で160万円で入手できる。


■人垣を覗き込む

 今はまだ元は取れないが、少なくとも原子力のような野蛮な文化から離れることができる。そして将来を見据えるなら、バッテリーの価格低下などによって将来は選択肢の一つとなっていくだろう。

 ならばそれを可能にする、未来の当たり前を今の時点に引き寄せるための方法はないだろうか。もちろん低利の融資にもそれができる。他の費用も含めたらもっと広がる。ガス代に使っている費用を太陽温水器の導入で半分にしたら近づくだろうし、ガソリン代に使っていた部分を自宅で作った電気からの電気自動車で不要にしていくこともできる。

 そのトータルで見るなら可能性は広がってくる。未来バンクはそんな可能性を実現したいと思っている。未来バンクの金利は現在、単利固定の1.8%にまで減っている。今すぐ元が取れないことでも、長年の融資によって実現することもできるのだ。ただし未来バンクの融資が成り立つには、融資額が100万円以上でないと難しい。振込手数料や手間賃の方が、金利を上回ってしまうからだ。

 人々が光熱水費から解放されて、たいしておカネを稼がなくても生きられるようになる未来を想像してみてほしい。「ブラック企業」にわざわざ勤めたいとは誰も思わなくなるだろうし、人々は長期に利益になるものを選んで「さっと買う」ようなものを選ぼうとしなくなるだろう。人は自分の特技で暮らせるようになり、自分のやりたいことをやって楽しく生きられるようになる。








 人々が覗き込むようにして見る未来が楽しそうに見えれば、多くの人が参加する。参加が増えれば増えるほど、価格低下が起きて未来は実現しやすくなっていく。やがて石油が不要になって地球温暖化の原因とともに、戦争の大きな原因のひとつが消えていく。原子力のような巨大科学技術を不要とし、高くて危険で迂遠な技術を衰退させていくだろう。

 これはユートピア論なのだろうか。
少なくとも、ぼくには実現可能に見えるのだ。






未来バンク事業組合ニュースレターより

ネオニコチノイド系農薬に関する企画、1/29まで公募中です

田中優より
「ぼくも関わっています。必要な方はぜひ申請ください。」

  ◇   ◇   ◇   ◇  



2016年度
「ネオニコチノイド系農薬に関する企画」公募のご案内
(募集期間 2015.12.7~2016.1.29)


1.応募資格:
ネオニコチノイド系農薬(およびフィプロニル)に関する問題提起や、
使用の削減ないし中止に取り組む個人および団体
(ボランティアグループ、NPO/NGO、公益法人、研究機関、生産者など。
地域、法人格、活動実績は不問)

2.助成金額: 総額300万円
a) 調査・研究部門(合計 100万円)
b) 広報・社会訴求部門(合計 100万円)
c) 市場“緑化”部門(合計 50万円)
d) 政策提言部門(合計 50万円)

3.助成対象期間: 2016年 4月1日~2017年 3月31日の間に実施される活動

4.応募受付期間: 2015年12月7日(月)~2016年1月29日(金)消印有効


★詳細・応募フォームなどはこちらより★

一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト  http://www.actbeyondtrust.org/info/2379/

偽のワクチンで8千人の命を救った医師がいた

田中優「こういう人もいたんですね。すばらしい。」

  ◇   ◇   ◇   ◇  

「偽のワクチンで8千人の命を救った医師」

 ラゾウィスキ医師は男性を助けるため、ある偽のワクチンを製造した。このワクチンを注射すると発疹チフスの陽性反応を呈することが出来るが、実際は病気には罹らない。偽ワクチンを接種した男性の血液サンプルをドイツの実験室に提出したところ、発疹チフスという強い伝染病に罹っていると判断され、収容を免れることになった。 当時のナチスドイツ当局は、発疹チフスを大変恐れていた。

全文はこちらより
http://www.epochtimes.jp/2015/10/24647.html?fb_action_ids=966484196764236&fb_action_types=og.likes

2015年12月30日

私たちの税金から援助という名の"奴隷労働"が行われている

田中優より
「奴隷労働も問題だけど、この費用は「政府開発援助」として
税金から出されている
ことが問題
。海外の貧しい国の人を奴隷にするのって援助なの?」

  ◇   ◇   ◇   ◇  


「現代の奴隷労働と世界から大批判! 国際貢献とは真逆な「外国人技能実習制度」の過酷さ」 (週プレNEWS 2015.10.15)

 従業員8人の工場で働く中国人実習生がこう不満を口にする。

「悩みはたくさんあります。まず休日が月に3日しかないのに、給料が手取りで11万円ほどと安い。宿舎の環境も劣悪です。8畳ほどの一室に3人で寝起きしていますが、トイレは仮設トイレが玄関脇にあるだけ。風呂もないので、台所のシンクで体を洗っています。これで家賃として給料から2万3千円が天引きされてしまう。あと、携帯電話が使えないことにも困っています。外部と連絡を取るなと、社長に電話を取り上げられてしまったんです」

 だが、こうしたケースはまだ序の口。実習生を支援する団体などに寄せられる相談には、さらに過酷な労働を強いられているケースも少なくないのだ。

全文はこちらより http://wpb.shueisha.co.jp/2015/10/15/54922/

2015年12月29日

海底のメタンガスが溶け始めている!

田中優より
「これは恐ろしい記事だ。海底のメタンが溶け始めている。
メタンの温室効果は二酸化炭素の20倍以上、こんな現象が当たり前に起きたら、フィードバックを起こして助かる余地がなくなってしまう。慎重に調べるのもいいけど、対策を取らないと。と気持ちばかりあせるのだ。」


  ◇   ◇   ◇   ◇  

ワシントン州の沖合の海底からバブルが噴出、地球温暖化で気化したメタンガスと判明」

ワシントン州とオレゴン州の沖合にある太平洋の海底から大量の気体が発生していることが確認。その後、University of Washingtonの研究チームが行った調査の結果から、海底から発生している気体は地球温暖化の影響により融けて気化したメタンガスであることが、学術専門誌「Geochemistry, Geophysics, Geosystems」を通じて発表された論文で明らかとなった。

メタンガスは、二酸化炭素の20~70倍の温室効果があるとされており、これらのメタンガスが海上まで浮上して大気に放出されるような状況が発生した場合には、近年、生じている地球温暖化のペースを更に助長するものとなる可能性も生じている。


固化したメタンは、北東北米大陸の大陸棚に豊富に存在していることが判ってきた。これまでこうした固化したメタンの存在は、メタンハイドレートとして掘削が可能となった場合には有効なエネルギー資源の一つとなるとして注目を集めてきたものとなるが、ワシントン州の沖合で自然融解が生じていることが判ったことを受けて、資源ではなく、地球環境にとっての脅威となる可能性が生じてきたこととなる。

津波対策は不可避という文書が実在した

田中優より「やっぱり津波対策は不可避という文書があったんだね。あのまま不起訴にされていたら、これも表にならなかった。」

  ◇   ◇   ◇   ◇  

社内文書で「津波対策は不可避」 決定的になった東電の“人災”」 (日刊ゲンダイ2015.6.2)

「大津波は予見できなかった」との言い訳は、もはや通用しない。

 東京電力が、東日本大震災の前に「津波対策は不可避」との文書を作成していたという。18日、東京地裁で行われた福島第1原発の事故をめぐる株主代表訴訟の口頭弁論で、明らかになった。訴訟は東電の勝俣恒久元会長ら歴代経営陣が津波対策を怠ったとして、株主が訴えているものだ。


 今回、明らかになったのは、東電が2008年9月の会議で使った社内文書。「地震及び津波に関する学識経験者のこれまでの見解及び、地震調査研究推進本部(推本)の知見を完全に否定することが難しいことを考慮すると、現状より大きな津波高を評価せざるを得ないと想定され、津波対策は不可避」と結論づけている。文書は機密性が高いとして、会議後に回収されたという。

トリチウムを蒸発させて飛ばしてしまうだけが、日本の放射能対策

田中優より
「トリチウムを蒸発させて飛ばしてしまうだけ。これが日本の放射能対策。1ベクレルも減らないし、体内の水分とトリチウム入りの水分と入れ替わって被曝するだけだよ。」


  ◇   ◇   ◇   ◇  


【激ヤバ!】経産省が福島第一原発の汚染水(トリチウム水)を、大気に(地上60m)!海洋に!地層に!放出する計画!」

2015年12月26日

『 暗雲たれ込める電力自由化 』

2015.11.19発行田中優無料メルマガより


『 暗雲たれ込める電力自由化 』

■安くなるか電気料金

 いよいよ来年4月からから電力自由化され、海外の例では電気料金が安くなったり自分の好みで選べたりする。しかも携帯電話の機種変更みたいに変更できるのだから、いつかは自然エネルギーだけで安心して暮らせる日を夢を見るかもしれない。ところが実際のデータを見ると、電力自由化の未来も暗澹としてくる。そのどこが問題なのか、今の時点でわかる部分も含めて考えてみたい。

■自由化されない送電線

 電力が届いて来るには「発電」「送電」「配電」の三つが必要だ。この発電部分はこれまで、電力会社と卸電気事業者(「電源開発 (J-POWER)」と「日本原子力発電」)が独占してきた。他にも発電した電気を電力会社に供給する多数の「卸供給事業者」があるが、それもまた電力会社に電気を供給するだけだ。

 つまり「送電」と「配電」部分は電力会社以外の事業者は入れないのだ。

電力自由化以前は、発電事業以外には他の会社が参入することはできなかった。ところがそれが1995年から徐々に自由化され、50kW以上の特別高圧・高圧利用の事業者に対しては「特定規模電気事業者(PPS)」からの電気供給ができるようになった。それが来年からさらに広がり、低圧の電気を利用する家庭や小規模事業者まで広げられて完全自由化する。

 ところが期待されていた「送電線の自由化」だけは2020年まで延ばされてしまった。
したがってどの事業者が電気を供給するとしても、送電線を使わなければならないし、その費用である「託送料金」を払わなければならない。自分で発電することは許される。しかし送電線は電力会社以外に認められないままだから、道路をまたいで使うことすらできない。

 もし電気を誰かに譲りたければ託送料金を払うか、さもなければバッテリーを持ち運ぶしかないのだ。

■送電線利用の「託送料金」の問題

 この託送料金が制度のキモなのだ。ところが電気を1kWh通すだけで、平均9円も電力会社に払わなければならない。これまでの特別高圧のときは2円弱、高圧のときは4円程度であったのに、一気に高くなっている。確かに今の電気は上から下に「上位下達」式になっているから、下に行けばいくほど細々した装置が必要になるのはわかるが、それにしても高い。

 調べてみると、「使用済核燃料再処理費」「電源開発促進税」が含まれている。
「使用済核燃料の再処理費」は、うまくいかなくて何度延期されても解決しない六ヶ所村再処理工場のコストで、たぶん今後も延々と高くなり続ける。わざわざ「既発電分のみ」と断り書きがいれてあるのは、「自由化以前の費用はお前たちが払え」という意味だ。

 そして「電源開発促進税」は原発と揚水発電など、原発を推進するために「札びらで頬を叩く」費用で、どちらも原発推進の費用だ。その両者で16%を占めている。送電線の託送料金という「送電費用」なのに、なぜか原発の「発電費用」が含められている。

 自分で発電しても託送料金を取られ、他の電気を買うにも託送料金を取られる。電気を電力全体のプールから買おうとすると、現在1kWh当たり約11円かかる。それに託送料金9円で合計1kWhあたり20円になる。

 さて皆さんが電力自由化で東京電力をやめて他から買おうと思ったとしても、東京電力よりは安い電気が買いたいだろう。現に官庁や市役所は、電力の購入先を変えることで安くなっているのだから。今の電気の値段を25円とすると、仕入れ値との差額はわずか5円だ。一か月200kWh使っている家庭で1000円しか利益が出ない。その額で事務所を構え、人件費を賄い、配当までできるだろうか。 

■数年でつぶれる小規模な「新電力」?

 そうした小口に電気を売る事業を「新電力」と呼んでいるが、どうやら予想では1000社程度が参入しそうだ。従来からの「エネット」のようなPPSに加え、「ガス会社」や「携帯電話会社」、そしてエコの観点から「生協」などが参加しようとしている。ガスや携帯会社は「抱き合わせ商品」にして、安上がりな仕組みにしようとしているようだ。

 ところが、生協のように環境の観点から自然エネルギーを進めようとするところは苦戦を強いられるだろう。そのわずかな利益で成り立つためには契約数が膨大である必要があるのに、既存客が携帯やガスのように多くはない。しかも抱き合わせにできる商品を持たない。契約数が少なければ、東京電力より安い価格を提示することはできないのだ。

 ドイツで市民が電力会社を設立できたのは、地域の送電線を入札で買い取ることができたおかげだった。ところが送電線の自由化は4年遅らされ、しかも送電線の入札が行われるかどうかも明らかでない。しかも託送料金には「原子力の後始末コスト」すら含めて極めて高く設定されたのだから、送電線自由化まで続けられる体力があるかどうかだ。


■電力のバーチャルとリアル

 以前から述べている通り、自然エネルギーの導入量が増えて原発を超えたといっても設備量の話で発電量ではない。しかもその売電量の話ですら、送電ロスや質が低くて使えない電気があるために実際に使える電気の量ではない。自然エネルギーからの電気の固定買取費用も、電力会社は一銭も負担しないどころか事務費を取り、私たちの電気料金に上乗せされているだけだ。電力会社にとっては「再生可能エネルギー促進賦課金」がどれほど高くなろうが関係ない。だからどれほど増えても気にしない。

 ここにはふたつの数字があるのだ。固定買取されただけのバーチャルな自然エネルギー売電量と、実際に使えるリアルな電気量だ。

 買取された電気が全部使えるわけではないのだから、当然バーチャルな売電量の方が大きく、実際に使えるリアルな電気量の方が少ない。この差の部分は誰が電気を供給するのだろうか。

 ここに電力会社が原発を抱えて入り込む可能性がある。「原発をなくすために」と進めた自然エネルギーが、バーチャルとリアルの量の差のために原発を呼び寄せてしまうかもしれない。年末に最終決定される託送料金には原発の費用が入り込み、バーチャルとリアルの差も原発が埋めるとしたら。

電気をリアルに、オフグリッドして自給する以外にないのかもしれない。




★こちらもご参考ください★

2015.12.15発行田中優有料・活動支援版メルマガ


『やっぱりオフグリッドが解決策か』


(本文より抜粋)
これを電気消費量から見ると、再生可能エネルギーからの電気には売電された時点のバーチャルな電気量に対して、リアルに使える電気量との間に大きなギャップ
がある(図14)。


(図14)



(中略)


 おそらくバーチャルな電気量とリアルの電気量とのギャップは、半分程度あるだろう。そこに「自然エネルギー100%」を求めるのはないものねだりだ。買い取られた電気が全部使えるわけではないのだから、バーチャルな売電量の方が大きく、実際に使えるリアルな電気量の方が少ない。この差の電気は誰が供給するのだろうか。

 ここは電力会社が調整しなければならないのだから、おそらくそこに原子力発電からの電気が入り込むだろう。現に託送料金にすら、原発の費用が入り込んでしまっているのだから。

すると、「原発をなくすために」と進めた自然エネルギーが、バーチャルとリアルの量のギャップのために再び原発を呼び寄せてしまうかもしれない。



登録初月は無料です! → http://www.mag2.com/m/0001363131.html

2015年12月25日

高浜原発再稼働を認める判断が出たことについて

田中優より
「原発容認、否認ではなくて、巨大企業利権の容認、否認じゃないのか。
しかも司法の判断と言うより現政権の判断。

倫理と論理を投げ捨てた政権は、独裁としか言いようがない。」

  ◇   ◇   ◇   ◇  


「高浜原発3・4号機 再稼働認める判断 福井地裁」
(NHK NEWS 2015.12.24)

福井県にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について、福井地方裁判所は「新しい規制基準の内容と審査の判断は合理的で、住民の生命が脅かされる具体的な危険は認められない」と指摘し、再稼働しないよう命じた、ことし4月の仮処分を取り消し、再稼働を認める判断をしました。これを受けて関西電力は、まず3号機を来月にも再稼働させる方針です。


全文はこちらより 
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151224/k10010351531000.html


3月末まで東京周辺はマスクを!

田中優より
「冬の時期、とくに今から3月末まで、ただでさえ北から舞い上がったホコリが吹くので、東京周辺は危険になる。特に危険なのが呼吸からの摂取だから、マスクだけはしてほしいです。」


◇   ◇   ◇   ◇  


「<今でも降ってる>定時降下物セシウム都道府県ランキング 2015年10月分」
(みんな楽しくHappyがいい♪)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4474.html より

福島県以外日本全国都道府県セシウム降下物ランキングの発表です。

2015年10月 セシウム合計ランキング
1 茨城県ひたちなか市 3.860 MBq/km 2 ・月
2 宮城県仙台市 2.340
3 山形県山形市 1.500
4 栃木県宇都宮市 1.380
5 東京都新宿区 1.180
6 千葉県市原市 1.020
7 群馬県前橋市 0.690
8 神奈川県茅ヶ崎市 0.510
9 長野県長野市 0.442
10 埼玉県比企郡 0.300
11 岩手県盛岡市 0.230
(除く:福島県)


降っています
今でも
セシウムが大気中を舞っています
そのことを知っておきましょう


-転載ここまで


★こちらもご参考下さい★
「2015年2月・福島県双葉郡と同じように過去1年間の降下物セシウム合計が最高値だった都道府県」
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4479.html

2015年12月24日

NPOフローレンス 「赤ちゃん縁組」クラウドファンディング募集中

田中優より
「(認定NPO法人フローレンス代表理事の)駒崎弘樹さん、
先日初めてお会いしたんだけど、なんともいいヤツでした。
彼がすることなら信頼できると思います。」

  ◇   ◇   ◇   ◇  

READY FOR? 寄付型クラウドファンディング
『赤ちゃんを虐待死から救う「赤ちゃん縁組」事業を立ち上げたい!』
認定NPO法人フローレンスが
「赤ちゃん縁組」事業を立ち上げます。

-虐待により命を落としている赤ちゃんたちを、救いたい。-

皆さん知っていますか。

日本では2週間に1人、生まれたばかりの赤ちゃんが、公園や海岸に捨てられ、
死んでいっているという事実を。

こうした状況に、私たちは手をこまねいているしかないのでしょうか。
いや、解決の希望は存在しているのです。その名も「赤ちゃん縁組」。

妊娠期から課題を抱える妊婦の相談に乗り、出産と同時に、子どもを望む育ての
親に託すこの取り組み。愛知において30年前に試され、実際に多くの赤ちゃん
を助けています。虐待死を、防ぎたい、赤ちゃん達を、守りたい。

そこでフローレンスは、過去いくつもの事業を立ち上げてきた実績と組織力を生か
し、大々的に赤ちゃん縁組事業を行い、目の前で助けられる命を、直接救っていき
たいと思います。

と同時に、何らのサポートもない、制度面を変えていけるよう働きかけ、全国の自
治体や福祉団体が赤ちゃん縁組を担えるように変えていくこともしていきたいと思
います。


背景や事業概要、目標金額の使途、寄付する!などはこちらをご覧ください。
 https://readyfor.jp/projects/akachan-engumi


目標金額 25,000,000円

に対して、な、な、なんと、目標額に達成しました!!


なお目標金額には達しましたが、
2月16日(火)午後11:00までご支援募集中です。


どうかこの制度ができて、たくさんの命が救われますように。

2015年12月22日

『 蚊を殺すのにバツーカ砲 』  

田中優が共同代表を務めます非営利の住宅会社「天然住宅」では、 ホームページのリニューアルに伴い、田中優のコラム「住まいと森のコラム」を始めています。 

 「森を守って健康で長持ちする」住宅や森の再生へのヒントなどがたくさん入っています。  
月に3回更新!ぜひチェックしてみ下さい。 


 □◆ 田中 優 より ◇■□■□ 

 天然住宅「住まいと森のコラム」 第4回    



 『 蚊を殺すのにバツーカ砲 』  


■女子林業礼賛

 今年3月、宮城の鳴子温泉で「湯守の森会議」が行われ、そこで「里山循環社会の実現」について真面目な会議が行われた。ぼくもそこの講師として招かれ、可能な限りわくわくできる未来の提案をしてきた。しかしその甲斐なく話題をかっさらってしまったのは「林業女子」の話だった。最近、どの分野でも女子の活躍がめざましい。林業も例外ではなく、しかもその方法が伸びやかで面白いのだ。

 特に面白かったのは青森県で薪ストーブの販売などをしている石村さんだ。石村さんはいう。
「女子だから森林組合にも出入りしやすいし、トラブルにもならない」
「大きな林業には男が向いているけど、内職みたいに小さな林業だって必要でしょう? そこには女子の方が向いている」と。

 彼女はこの冬、販売した薪ストーブに薪を届けるために、トレーラー一台分の雑木を調達して玉切りした。玉切りというのは木を40~50センチに切断することだ。その後に割って薪にする。「切断断面積なら青森県イチ」と自己紹介する石村さんだが、こんなことを始めたのはひょんなことだった。たまたま家を建てようとして出会った工務店が、山に来ることを条件とし、そこでどれほど山の木々がムダにされているのか知らされたのだ。

「どの木を使いたいですか?」

 石村さんは即座に選べなかったが、彼女の娘が一本一本触れて『この木がいい』と決めた。すると「じゃ、切り倒しましょう」という。娘は『かわいそうだからやめて!』とギャン泣きしているにもかかわらず切り倒し、「木を使うのはこういうことなんです」と説明する。しかも切り倒すのに支障になる他の木まで切り倒す。

「この木は何に使われるんですか?」

「その木は使われません。買値がつかないですから捨てられたままです」と。


■人妻林業(ハート)

 『帰り道は森を見るたびに泣けて泣けて』と話す彼女は、若干の心的外傷後ストレス障害(PTSD)になっていたのだと思う。ちょっと意地悪だけど、林業の現実は本当に悲しい状態だ。そして石村さんは、山を活かすことを決意した。普通なら捨てられてしまう広葉樹も、薪だったら活かせる。山の木材を使えばカネになるから捨てられなくなる。小さな内職のような木材利用だって山を活かすことにつながると。

 ここからは彼女持ち前のおふざけと明るさが出てくる。青森の林業女子グループを作ったが、その名も「人妻林業(ハート)」だ。ハートマークが表示できないのが残念だが、オジサンが喜びそうなデザインなのだ。そのマークはチェーンソーなど林業機械メーカー「ハスクバーナ」のマークに似ている。ハスクは四角の中にHと書かれていて、その上側に「学」や「労」のような冠(これは冠ではないそうだが)がついている。人妻林業のマークでは、この「三つの点」が四角の上だけでなく左右にもついている。それがどうにもサザエさんの頭の形に見えるのだ。そして「人妻林業(ハート)」の文字、それで来られたらどんないかついキコリでもへなへなになってしまうだろう。


■新しい小さな林業

 実際、女子林業には大きな可能性がある。これまでの林業は効率と省力化を求めて大規模化し、蚊を殺すのにバツーカ砲を打つような状態になっていた。カネにならない木は邪魔者でしかなく、山はただの工場にされてしまっていた。しかし山を活かすにはきめ細かく小規模化した方がいい。

 林業が儲からないものとされたのは農業と同じ理由だ。農業では農協が中心となって効率重視、大規模化と省力・機械化を進めて高い農機具ばかり買い、その借金と物理的な重さ、化学肥料などのせいで知恵も土も固まってしまった。林業も同様に「効率重視、大規模化と省力・機械化」と進んだ結果、山には高速道路並みに固めた道路がないと機械を運べない状態になった。そして山は道から崩れたのだ。


 しかし女子林業のような小規模型林業が中心になると、力任せのやり方からそれぞれの土地や雨風の状態に合わせたきめ細かな林業になる。小さな機械とムダのない使い方で林業を進めたら、広葉樹も活かせて他の生物たちの領分も侵さず、長期の視点の林業となって山を復活させられるかもしれない。そんな可能性を秘めているのだ。

明るい森

 ☆--★ コラムは第25回まで更新中! (2015.12.22現在) ☆---★   

 田中優の「住まいと森のコラム」    月に3回記事を更新しています!  

 ■目次一覧 http://tennen.org/yu_column  

第1回 住むんだったら健康な家がいい 
第2回 そのどこがエコなの? 
第3回 天然住宅は高い? 
第4回 蚊を殺すのにバツーカ砲 
第5回 いい湯だな、バハン 
第6回 次の世代に引き継げる林業に 
第7回 本物「小林建工」さんとの出会い 
第8回 日本ミツバチ 
第9回 カビを寄せつけない技術
第10回 温泉三昧、雨ときどき間伐 
第11回 小屋礼賛
第12回 皮むき間伐の弱点 
第13回 低周波騒音問題 
第14回 上下階騒音問題 
第15回 住宅リテラシーを 
第16回 湿気で溶けていく家 
第17回 住宅貧乏 
第18回 家を担保にした超・長期ローンを 
第19回 「私、研究所の者です」 
第20回 鉄筋にアースを 
第21回 太陽パネルの電気自給は「冬場」が大事
第22回 男なら天然住宅!
第23回 男なら天然住宅!~男ならスペックにこだわれ~
第24回 男なら天然住宅~男なら「マイホーム主義」~
≪番外編≫寺田本家さんに共感する
第25回 暮らしに家を合わせる

2015年12月21日

「週刊SPA!」に地球温暖化について田中優より緊急コメント! 

「週刊SPA!」にて、地球温暖化についてコメントさせて頂きました 

ぜひご覧ください☆
 
2015.12.15発売 12.22号(表紙は電気グルーヴのお二人です)
http://www.zasshi.com/zasshiheadline/spa.html
 
P26「このままでは人類滅亡5大危機/
地球温暖化 4℃上昇で6億人の住む地域が海面下

-環境活動家・田中優」

 
本文より抜粋
 
「シベリアの永久凍土や海中に固定されているメタンガスはCO2の約25倍の強力な温室効果ガスですが、気温や海水温が上昇することで、大量のメタンガスが大気中に放出される恐れがあります。これはすでに放出が始まっています」

「日本で原発は過酷事故を起こす可能性は、ほとんどゼロだと言ってきた。でも、実際に事故は起きてしまった。温暖化の暴走も起きてしまたっらどうするのでしょうか。常に最悪のケースを想定していなければ、いざ起きたときに対応できません。」

 


志葉玲さんのインタビューです。


-----------------


★田中優著『地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか』もご参考下さい!★


 
扶桑社 2007.6月出版 756円(税込)
 
目次
第1章 現在は“試合終了”までのロスタイム
第2章 地球温暖化の現実とメカニズム
第3章 石油と戦争と温暖化
第4章 社会の仕組みを変えて、二酸化炭素排出量を減らす
第5章 家庭から二酸化炭素を減らす
第6章 熱の省エネとトクする仕組みの作り方
第7章 自然エネルギー社会のイメージ
第8章 もっと自由に考えよう

 
人類に残された時間はあと10年しかない!?
2007年2月に「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が、地球温暖化に関する「第4次報告」を発表、温暖化の影響が「人為的なもの」と断言した。


これを受けた英『インディペンデント』紙の“100年後予測”では、
地球の平均気温が現在から2.4度上昇した場合、3分の1の生物種が絶滅、3.4度上昇で北極海から氷がなくなり、4.4度上昇でヨーロッパ南部が砂漠化するという。


そして5.4度の上昇で世界の食糧供給は尽き、6.4度上昇でメタン・ハイドレートが噴出して「全球蒸発」、ほとんどすべての生物は絶滅する──。

今、科学者たちの間では「人類は温暖化のポジティブ・フィードバック(悪循環)を止めることができるのか、間に合うとしたらいつまでか」が論議になっている。


温暖化はすでに“暴走”を始めてしまったのか?
世界中で進行している「恐ろしい現実」と、
人類滅亡を回避するための方策をわかりやすく語る。

●Amazon http://www.amazon.co.jp/dp/459405384X/ref=cm_sw_r_tw_dp_Ld1Dwb1GT7B2V

●紀伊国屋書店 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784594053840

●楽天ブックス http://books.rakuten.co.jp/rb/4411179/


2015年12月20日

「親切」「優しい」「安全」の代名詞だったのがシリアです

田中優より「ぼくは紛争のずいぶん前からこの話を聞いたことがある。
それを思い出したら「世界は悪くなっている」と確信した。
たぶん原因は石油の奪い合いと強欲な多国籍企業のせいなんだろう。」

  ◇   ◇   ◇   ◇  

シリアってどんな国?ニュースでは伝えない騒乱前の平和な国のエピソード」(huffingtonpost 2015.9.26)

僕にとって「親切」「優しい」「安全」の国の代名詞だったのがシリアです。騒乱前の犯罪率、人口当たりの殺人件数が、日本より低いほどでした。今のシリア騒乱は、本当に信じ難く、また元のような国に戻ってもらうことを願ってやみません。僕は、今起こっているのは内戦ではなく、外部からの干渉で引き起こされたものだと見ています。

全文はこちらより http://www.huffingtonpost.jp/triport/syria-episodes_b_8193774.html


1月24日天然住宅 暮らし+リンクセミナー 「ワクチンは本当に必要?」@もあな保育園

◆2016/1/24(日) 天然住宅 暮らし+リンクセミナー
「ワクチンは本当に必要?」@もあな保育園 -高野弘之氏+佐藤千佳氏+田中優ー◆




「予防接種受けました?」


病院や保育園、お母さん同士の会話などで、当たり前のように話されることですね。

我が子のことを思うからこそ、親の責務として行っている方がほとんどだと思います。


一方で、
「病気のリスクはどれくらいあるの?」
「自分が子どもの時より打つ本数多くない?」
「ワクチンって何でできているの?」
「副作用はないの?」
「打たないことも可能なの?」
という疑問を持った方も少なくないのではないでしょうか。

子どもが重い病気にかからないように行われている予防接種。
予防接種には国から推進され公費負担の「定期接種」と自費で行う「任意接種」がありますが、「定期接種」といっても義務ではないため、最終的に受けるかどうかは、「お父さん、お母さんしだい」です。


今回のセミナーでは、まずワクチンに関する情報を知ってもらいたいと思っています。

ワクチンがどんなもので作られているか、「抗体をつくる」ことの意味、国内外のデータからみるワクチンの必要性など、小児科の高野先生、自然療法士の佐藤千佳さんにお話ししてもらいます。
その上で、小児病にかかることの大切さや、ウイルスとの共存関係についても勉強していきたいと思います。


田中優からは、住宅という視点から、ワクチンに頼らない事前の免疫力を身につけ、健康な暮らしをおくっていくための提案をしていきたいと思っています。
子どもたちのために、どんな選択をしていくべきなのか一緒に考えていきましょう。


◆概要◆
開催日程:2016 年1月24日(日) 13:30 ~ 16:30(開場 13:00)

参加費:一人 1,500 円(1 家族 2,000 円)
※事前申し込みの上、当日受付でお支払下さい。
※中学生以下のお子様は無料です。


◆プログラム◆
1 ワクチンの中身、副反応、制度などの基礎的なお話
2 免疫力や自然治癒力からみるワクチンが必要ない理由のお話
3 こんなに危険な現代住宅、免疫力を下げない住まいのお話
4 質疑応答・トークセッション



●登壇者紹介●
・豊受クリニック院長(旧池尻クリニック) 
高野弘之氏 http://toyoukeclinic.jp/
・自然療法士 佐藤千佳氏 http://ameblo.jp/green-note-page/
・天然住宅共同代表 田中優 http://www.tanakayu.com/


●会場のご案内●
もあな保育園
www.moana-nursery.com 
神奈川県横浜市都筑区中川中央1ー38ー10 
ルモーデセンター北1階  
横浜市営地下鉄 「センター北」駅下車3分 
渋谷から…約34分 横浜から…約22分


●詳細・お申し込みはこちらから●
http://tennen.org/event/vaccine.html