「抗生物質の効かない病原菌、意図的ではなく大量に生産しているのが、特にアメリカなどの「ファクトリー・ファーミング」だ。
このあまりきれいでない環境で家畜が病気にならないようにと、予防的に抗生物質を与える。
その量は抗生物質全体消費量の8割にのぼる。
その毎日の抗生物質トレーニングのおかげで病原菌は耐性を持つようになる。
つまり抗生物質が効かなくなるのだ。
店に行くと、アメリカ産の肉が安く売っているけど、ぼくは買わない。上に書いた理由ではなくて、ただ臭くてダメなんだ。一度鍋に入れたら、汁が下水のような臭いになった。買う人を見ると、「よくあんなの食べられるな」と思う。」
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以下、印鑰(いんやく)智哉さんfacebookより
「昨夜の抗生物質耐性菌(薬が効かない感染病)の問題、言葉で書いてもなかなか受け取ってもらえないのかもしれない。
ということで以下のページで紹介されている2つのビデオをみてもらえるとはっきりわかると思う(英語)。http://www.nrdc.org/food/saving-antibiotics.asp
米国で工場式畜産(ファクトリー・ファーミング)で作られる肉の問題に関する認識が広がり、抗生物質なしで育てられた(Raised without Antibiotics)とラベルされた肉が選択できる(抗生物質フリーとラベルすることはUSDAが禁止しているという)。でも輸入される肉にそれは表示されているだろうか?
抗生物質が効かない菌が生まれる原因の大きなものは畜産、ファクトリー・ファーミングにある。人間に使われる4倍もの抗生物質がファクトリー・ファーミングで使われている。消費者運動団体も立ち上がり、人びとの認識も変わりつつある。ファクトリー・ファーミングはそうした批判の前に規制され、こうした菌の拡大もストップできるかもしれない、そういう期待感も生まれてきたところで、TPP。
TPPのおかげで一気に再び米国産の危険な食肉は世界に売り出せるチャンスがめぐってくる。批判を潰してでも産業に拡大させるインセンティブが生まれる。抗生物質フリーとか工場式畜産ではない肉かどうか、知る機会もなく、ほとんどの消費者は知らない間にそうした抗生物質耐性菌を腸内にため込んでしまう。
死に至らなくても病院へ、そしてそこでまた製薬企業が儲ける。
消費者にメリットがあると宣伝されている安い肉が得られるというTPPとは、こうした最悪の悪循環へと人びとを追い込む。
だからこそTPPは成立させてはならない。そして食べるなら信頼できる国内生産者の肉を。」
昨夜の抗生物質耐性菌(薬が効かない感染病)の問題、言葉で書いてもなかなか受け取ってもらえないのかもしれない。 ということで以下のページで紹介されている2つのビデオをみてもらえるとはっきりわかると思う(英語)。...
Posted by 印鑰 智哉 on 2015年11月17日