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2015年9月8日

表現の自由を!!「福岡サウンドデモ裁判」判決が出ました!

 田中優より
 「よかったよ、表現の自由が変な弾圧でつぶされなくて。 
でもこれは当たり前だし、当たり前にしなくちゃね。」   

◇   ◇   ◇   ◇   


 「また勝訴!」の写真・レポートはこちらより 

 ▼HP「福岡サウンドデモ裁判」 
http://demosaiban.blog.fc2.com/blog-date-20150901.html 

 (文章・画像抜粋)  




光が見えたかもしれません。  
戦争という影が僕たちを覆いはじめようとする今、表現の自由をめぐって法廷で争いました。
デモ妨害をした警察にケンカを売るという国家賠償請求訴訟(2015年(行コ)第4号 行政処分取消等 請求控訴事件)で、控訴審も市民側が勝ったのです。  

東日本大震災によって原発事故が起きたのは、2011年3月11日。

この国と電力会社が起こした人災事故に対して「原発はいらない」 という市民からのメッセージを路上から訴えるために、5月8日に 福岡市内で脱原発サウンドデモを企画しました。

音楽を操るDJと音響機材を乗せたサウンドカー2が現場警察官から 「荷台に乗るな!」 と止められ、積んでいたスピーカーや機材の配置換えを命じられた ために、デモの出発が大幅に遅れることになりました。 

しかも、荷台から降ろされたDJが機材を操りながら、車に並走して歩くという危険な状態を強いられたことや、もう一台のサウンドカ ーの幌を降ろせと命令されたことなど対して、訴訟を起こしたものです。

この裁判で珍しいポイントは、この裁判は弁護士なしの本人訴訟というところです。

 一審は、僕ら原告側の勝訴になりました。 そして、ついに控訴審でも勝ったのです! 

判決主文は「一審原告及び一審被告の控訴をいずれも棄却とする」。
要するに一審での判決が高等裁判所でも、そのままだという判断 です。
判決理由は、被告(警察)は、デモを申請に来た市民に対して、必要なことを教える義務があるにもかかわらず、しなかった。 僕が描いたサウンドカーの荷台説明図を窓口警官が破り捨てたた めに、道路使用申請書に添付されなかった事が警察の大きな過失であることは間違いありません。そういった警察の職務怠慢によ り、主催者が思うデモが出来なかった…
という内容です。・・・