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2015年7月4日

未来バンク総会でのサトウさんのオフグリッド講演 レポート

6/20に開催された未来バンクの総会、今年のゲストは横浜でオフグリッド生活を実践されているサトウさんご夫婦でした。 

天然住宅で新築し、自エネ組のオフグリッドシステムを導入して最初から電力会社とつながっていません。 
とっても楽しいお話会だったことがレポートから伝わってきます。   

レポート書いて頂いた未来バンクボランティアスタッフの野口さん、ありがとうございました!

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未来バンク事業組合facebook より転載

『未来バンク総会でのサトウさんのオフグリッド講演』 2015年6月20日

 すべての議案が順調に進み、そして電力の環境変化をもとに、融資対象のパーソナル・ローカル化を進めるという方針も承認された総会。休憩を挟んだ後半は、その未来バンクの方針にふさわしい「オフグリッド」を目指す人達(私)のアイドル的存在となった横浜市の佐藤タカさんチカさんご夫婦の講演である。 

サトウさんご夫妻とオフグリッド天然住宅 女性自身ホームページより。


田中優さんの進行で始まったお二人の講演、というよりもチカ・タカ+ユウの対談!。 

優さんいわく「僕も女性自身に載ったけど反響ゼロ!それに比べお二人の反響の大きさ!!。
いまやオフグリッドの看板です!」

・・・お話を聞くと、ただ外見の若さや爽やかなだけでなく、社会や環境への意識の高さが伝わって来るご夫婦だ。
その発端は、やはり311。エネルギーを取り巻く社会と環境の問題に正面から向きあって、自分たちにできる解を探した。優さんの書かれた「地宝論」から大きな影響を受けたそうだが、それまでのマンション住まいではアンペア契約を下げるなど節電を高めて月¥3000ほどの電気代に。一般家庭の3分の1にあたるこの電力使用量に意識の高さが現れている。 

面白いエピソードがたくさん紹介されたが、入居後間もなくの頃のお話は秀逸!。

東電が盗電調べ! 絶妙のチカさんと優さん


家の周りを徘徊する不審者を発見、しばらくするとピンポーンと!。ドアを開けると「メーターはどこに?」と東京電力の検針員。仕事だからという事はあるが、電気は電線・電柱を介して供給されるもの、という前提だ。チカさんは「オフグリッド」を説明しお帰りいただいたが数日後、胸に丸が並んだマークの男性が、東京電力の課長レベルの方が訪ねて来た。訪問の目的は「オフグリッド」の確認。チカさんは屋根のソーラーパネル、納屋のバッテリーなど東京電力から独立・自立した佐藤家の「オフグリッド」を説明し納得いただいたそうだ。この話の中、優さんがホワイトボードにゴソゴソと言葉を書いた、「盗電」と!。 東電は「盗電」を調べに来た!。チカさんの話と絶妙のタイミングのユウさんの掛け合い!。 

 エネルギーと資源、そして金融と業界の関係。さらには農業・農産物など、広く地球環境へ向き合ったご夫妻を支えるために、オフグリッドの天然住宅が横浜・戸塚に佐藤さんの家が建てられた。多くのエピソードを散りばめて進められたお話には、誰もが感じている311の事故が明らかにした社会構造への不信がある。そのために呪縛である電力網(グリッド)から抜け出し、エネルギーの自立と、安全・安心な食料も自給したいと具体的、実際的に行動したチカさんタカさんご夫婦がいた。 昔、宇宙の中の地球環境を象徴する水と藻とバクテリアとエビを密閉したガラス球があった。それは太陽に当てるだけで中の生命が維持され続けた。地球という閉じた生命維持環境の中で暮らす意味を教えてくれるものだった。まさに、佐藤さんの意識はこの延長にあって、行動は「オフグリッド」に現れていると感じた講演、優さんとの対談だった。


トリオ:タカ、ユウ、チカトリオ:タカ、ユウ、チカ


 「女性自身」はじめメディアに取り上げられて注目されている佐藤さんの「オフグリッド」。佐藤さん同様に、同じ問題意識を持ち行動を模索する多くの人を支援する事が未来バンクの役割ではないだろうか・・・。 

 You are My Sunshineでありたい!未来バンク。 

日々のオフグリッド生活をつづった、話題の「電力自給夫婦」in Yokohama「サトウさん家の"オフグリッド"で暮らす知恵」が女性自身のウェブサイトに連載されています。ぜひご覧ください。 
http://jisin.jp/serial/社会スポーツ/offgrid/11023 

 記事、写真:野口昇明(ボランティアスタッフ)