「すべてのエネルギー消費者が、エネルギー生産者になる」
災害に負けない、エネルギー事故や政治に影響されない、
私たちは戦争を二度と起こさせない、技術の確立を目指します。
私たちは戦争を二度と起こさせない、技術の確立を目指します。
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私たちが開発した全製品には「製KOBE」と刻印があります。
神戸で開発し、神戸で製造する意味は、
一瞬にして景色の変わった街を経験したことから始まります。
電話も、当時はまだ普及していないインターネットや携帯電話、
そして電気、ガス、水道のすべて、交通や道路も寸断され、
現代社会から切り離されました。
どんな状況下にあっても、命さえあれば、もう一度挑戦できる。
私たちの「made神戸で」にはそんな思いが込められています。
阪神淡路大震災からはや20年が過ぎようとしています。
ですが、いくら時間が経過しようとも失った命や数々は当時のまま佇んでおります。
私たち慧通信技術工業はこれまで、
「あなたが伝えたい人のために、あなたに伝えたい人のために」
を経営理念に数々の製品を開発、世に送り出してきました。
私たちの技術や製品が、どんな形であれ、役に立つことが喜びであり、
多くの方々のご支援と、社会とのつながりが私たちを支え、
今の成長につながっていることに感謝いたします。
ありがとうござました。
これからの未来、私たちにできること、
やるべきこととして開発していた製品が
スマートメーターであり、Personalエネルギーです。
スマートメーターであり、Personalエネルギーです。
「すべてのエネルギー消費者が、エネルギー生産者になる」
私たちが開発したスマートメーターから得られた全国の家庭や工場の消費電力、
太陽光発電所の発電データから確信を得たもの、
それは、「足るを知る」技術でした。
当時も今も補助金や助成金という税金によって支えられている、
太陽光発電の本質、それは、極限下の南極基地や宇宙などで使用されている、
エネルギー自給のシステムです。
使うエネルギーを知り、限りある生産で賄う技術。
「自律·分散·非同期」のシステム開発が
これからの未来には必要なのだと確信しました。
この、自律・分散・非同期こそが、オフグリッドの真髄です。
グリッド、つながりが絶たれても、生き残る技術がオフグリッドです。
そして、生き延びる技術、オフグリッドが有機的につながって初めて、
生命のようなグリッドが誕生します。
私たちは生きて再び、あの、
東日本大震災と原子力事故に遭遇するとは思いもしませんでした。
被災者というくくりで縛られる未来を一緒に歩んでいこうと決めた日でもあります。
そして、これからの未来を考える上で、忘れてはならないことがあります。
世の中は変わるし、過去は繰り返します。
いまこそ私たちは戦争技術や災害に負けない、命をつなぐ技術、
オフグリッドを極めて行こうと決意しました。
「すべてのエネルギー消費者が、エネルギー生産者になる」
これが、私たちのこれからのテーマです。
災害に負けない、エネルギー事故や政治に影響されない、
私たちは戦争を二度と起こさせない、技術の確立を目指します。
私たちは戦争を二度と起こさせない、技術の確立を目指します。
2015年3月14日
慧通信技術工業株式会社 代表取締役粟田隆央
慧通信技術工業株式会社 代表取締役粟田隆央