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2011年2月24日

△のバカ野郎、人生を楽しめないだろ!

連載中の「環境はエンタメだ!」
http://rooftop.cc/column/tanakayu/
の新しい記事です。

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△のバカ野郎、人生を楽しめないだろ!


 環境はエンタメであるべきなのに、全然楽しめない。△の進めているバカな事業のせいで。ダムだって全然止められないし、TPPだってアメリカの得にしかならない。なのに「バスに乗り遅れるな」だって? バスは行き先見てから乗れよな、地獄行きだぜ。

それらも最低だけど、もっとひどいのが四つある。一つは沖縄の高江のヘリパッド問題だ。米軍基地の便宜のために貴重なやんばるの森を壊して人々の生活を訴訟で脅してる。二つ目は上関原発予定地だ。数百人の作業員が深夜に襲いかかって埋立てし、豊かな漁場に石を落してる。三つ目は沖縄・辺野古の浜にイスラエルみたいな分離壁を建てようとし、市長すら反対しているのに基地を拡張しようとする。四つ目は沖縄では政府が止めると言っていたはずの泡瀬干潟のサンゴ礁を、ヘドロで埋め立てようとしている。

 以前にバングラデシュの先住民ジュマが弾圧・虐殺されたとき、彼らは「人生は私のものではない」という小冊子を出した。人の命を政府が勝手に奪ったり弄んだりする。その苦しみからつけられたタイトルだ。それと同じじゃないか。人々は生きるために森や海を残そうとするのに、それを政府は勝手に奪い、止めようとしない。

 こういうことがあると現地に出かけて抗議したくなる。だけどそんな資金もないし、第一同時進行しているのだ。同時に別な場所に行くことなんかできっこない。しかしそこの人たちは、自分たちの暮らしを守るために必死に非暴力の抵抗を続けている。その人たちのことを考えると楽しめないのだ。「ぼくの人生なんか自分のものにならない」とつぶやく隣の人を尻目に楽しむことなんてできないだろ?

 ぼくは前政権も嫌いだが、こういうことを無視して平気でいる「△のバカ野郎」は許せない。溜飲を下げるだけじゃすまないよ。チュニジアのジャスミン革命は日本にこそ必要なんじゃないか? 毎日憂鬱で仕方ない。だって友人たちがつぶやくんだぜ、「ぼくの人生なんか自分のものにならない」って。平気でいられる神経なんか持ちたくない。反対運動も好きじゃない。だからこれ以上ぼくの友人たちを苦しめないでくれないか。