田中優より
先日、三男にお願いして、元SEALDsの諏訪原さんと会って飲んだ。
「こんなにいい奴いるのか」ってくらいの好青年。
優しい人なのにきちんと自分を持っている。
また飲みたいと思った。
そしてこれ諏訪原さんの言っていることが的を射ていると思う。
どんな人が政府のトップになっても人権が守られる法律じゃなくちゃいけない。
当たり前のこと。
でもそれもわからない人たちが法を作ろうとするのだから、相当末期的だ。
だったら再生しよう。
末期的でない人たちを国会に送り込んで法を作らせよう。
・・そして、共謀法ができたとしても廃止する法を作らせよう。
◇ ◇ ◇ ◇
▼「元SEALDs 諏訪原健「共謀罪が濫用されたら、僕らは“一般人”でいられる?」」
https://dot.asahi.com/dot/2017051600011.html より
先日、共謀罪の審議を見ながら、おっくうな気持ちで、ぼーっと考えていた。
共謀罪が乱用されたら、僕らも「一般人」かどうかは関係なく、
気づかないうちに、あれこれ調べられる日が来るのだろうか──。
怖いと思われるような形相で、「共謀罪反対」と主張していたら、
「自分たちに都合が悪いから反対しているのだ」と世間から思われるのだろうか。
「ちょっとでも関わって巻き添えを食うといけない」と思われて、
社会運動をやっている人間は、周りから忌み嫌われることになるのだろうか。
もちろん、僕は共謀罪の対象である「組織的犯罪集団」とは何の関わりもない、
「一般人」だ。しかし金田勝年法務大臣の答弁を聞く限り、「組織的犯罪集団」が、
どのような集団を指すのかは、非常に曖昧だ。
また普通の団体も、性質が一変した場合には、共謀罪の対象になり得る、
とのことだが、どのようにして「性質が一変した」と証明するのであろうか。
常日頃から、犯行の合意がなされていないか、何らかの準備行為はないかと、
「一般人」にも目配りしておかなければ、そんなことは不可能だろう。
罪になるかは別にしても、いずれ捜査の対象に「一般人」が含まれるのは必然
ではないだろうか。