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2016年7月30日

『本当に自然の恵みを電気として役立てる(上)』

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今回のタイトルは
『本当に自然の恵みを電気として役立てる(上)』 
です


「自然エネルギーは今や原発何基分の量になっている」という話は本当なのでしょうか?
本当に電気として使われているのでしょうか?


・・そんな疑問に田中優が解説しています


大事なことは"設備量"ではなく"発電量"の問題だったのです!!


以下本文より

■自然エネルギー導入に賛成だった。でも…
 
 「再生可能エネルギー固定買取制度(FIT)」がドイツで成立したとき、とてもうらやましく思った。こうして太陽光発電を導入しようとする人たちが損しない仕組みになれば、もっと多くの人が利用できるようになるだろうと。

 日本の自然エネルギー無視政策に対して風穴を空けたい。そのためには日本にも固定買取促進賦課金が生まれることを望んでいた。そしてついに「再生可能エネルギー促進賦課金」が生まれた。いろいろ問題点があるにせよ、少なくとも応援できるものと思っていた。

 ところがその後の自然エネルギーの推進は、変な方向に進んでいってしまった。
確かに太陽光発電設備の価格の点では大きく貢献した。1994年頃の太陽光発電パネルは3kw設置すると、周辺機器を含めて約600万円した。それが今やパネルだけの価格なら100万円、設備合計でも150万円ほどに低下したのだ。


 このことが大きなメリットを生み出したのは事実だ。

 しかしそれは何のためだったか。ぼくにとっては第一に危険すぎる原子力発電に頼らなくていい構造になるため、第二に地球温暖化などの問題を懸念せずに済むようになるためのものだった。

 しかし今起きているのは原発の再稼働と推進、そして天然ガスの倍近い二酸化炭素を排出する石炭火力発電の推進ではないか。

 防ぐためのものだったはずなのに、ちっともそちら側に進んでいない。いったいどこに問題があったのかと、何度も何度も反復して考えざるを得ないのだ。


■自然エネルギーが増えても発電所が減らない  

 まずはよく言われる誤解を解きたい。
「自然エネルギーは今や原発何基分の量になっている」という話だ。・・・










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★7月30日には
『本当に自然の恵みを電気として役立てる(下)』を発行致しました!