田中優より 『福井県敦賀市の中池見湿地は、 「三方を山に囲まれた約25haの小さな湿地(標高約47m)。 環境省のレッドデータ種60種を含む生物種3000以上、 本州で確認されているトンボのうち6割以上にあたる72種が棲息し、 「トンボの楽園」としても知られている。 湿地は気候などによって変化しやすいもので、 中池見湿地のように10万年も湿地であり続けた土地というのは、 世界的にも非常に珍しいのだという。 尾瀬や釧路湿原(5m程度)の泥炭層と比べて、40mを超える厚さだ。 それは、断層活動が繰り返されたことによって奇跡的に保たれてきた」 という場所。 一度訪ねたことがある。 大阪ガスがガス基地建設をあきらめてくれて残った場所。 そこを北陸新幹線の敦賀延伸計画でこの湿地が分断されかねないという。 きれいな場所なんです。分断させずに残したい。 新幹線のフロントガラスがとんぼの死骸だらけじゃ、 やっぱりイヤだから別なルートを模索してほしい。』 |
(日刊SPA 2015.2.17)
1月14日、北陸新幹線の敦賀延伸は計画が3年前倒しとなり、
’23年春ごろ開業ということが発表された。
ところが、この計画ルートが世界的にも貴重な湿地を分断するとして問題に
なっている。・・・