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2014年10月16日

恣意的!?SPEEDI 今後原発事故の避難判断に使わず



田中優より

 「SPEEDIが役立たなかったから使わなくするって、政府発表より全然正確だった
じゃないですか。

「周辺のモニタリングポストによる放射線量の実測値をもとに避難などの判断をする」
っていうけど、事故の直後から全部調整中になって読めなかったはず。

 「予測のもとになる原子炉などの情報が得られないなか、
初期の住民避難に活用されず問題になった」のは、
そもそも東電がデータを把握していないか、政府が隠したせいでしょう。

1500億円もかけたんだから使った方が政府発表の数十倍マシだし、
今の地表の凹凸を考えていない事故時の放射能の流れ図よりはマシなものが
書けるでしょう。

 恣意的な判断だと思います。」





「SPEEDI、原発事故の避難判断に使わず 規制委方針」(朝日新聞 2014.10.8) http://www.asahi.com/articles/ASGB851VCGB8ULBJ01N.html 

原発などで重大事故が起きた際に放射性物質の広がりを予測する「SPEEDI(スピーディ)」
(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)について、原子力規制委員会は8日、
住民避難などの判断に使わない運用方針を決めた。

すでに、放射線量の実測値をもとに判断する態勢に転換しているが、
SPEEDIの使い方があいまいで、避難計画を作る自治体から明確化を求められたためだ。