田中優より
許可を得て、田場祥子さんから沖縄、辺野古の現状について
紹介します。
沖縄防衛省は日本人から米軍を防衛するところのようだ。そして「海猿」
がイヌになってます。「誇り」はどこに行ったのか?
7月と8月、辺野古に行って
帰った友人からのメールによりますと辺野古
は大変な状況です。海上保安庁の状況など、9年前とは全然違っているよう
です。
友人からのメールの一部を許可を得て転載します。
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海保のゴムボートが一斉に私たちの3艇のカヌーの方に、水しぶきをあげ
て向かってきた。たった3艇のカヌーに、海保の真っ黒いゴムボートに黒い
ウェットスーツを着た保安員が7人づつ乗って何艇も向かってくるのはさす
がにぞっとした。
「安全のため」と時間入りの警告を発する。2度言ったかと思ったら一斉
に「確保」と襲いかかってきた。ここは制限区域でも何でもない所、法的根
拠は何もない。あっという間にカヌーの横を抑え込まれ、肩、背中を抑えら
れる。浜の方にどんどんと向かう。
「離して下さい」というも「危ないですから」
みんな何度も海に向かう。4回拘束された人もいる。後で聞くなら、カヌ
ーをフォローしていた小さい8馬力のゴムボートは100馬力の海保のボム
ボートに追われ、逃げ回るも両側から抑え込まれ乗りこまれ、はがいじめに
され、息も詰まるほどだったと、その際サングラスごと抑えられ、サングラ
ス壊れ眼のふちにキズを負っている。
この場面は写真にも撮られ報道され、逆に県民の反発と運動を盛り上げる
結果になっている。この日、ゲート前には300人集まったと。平和丸も、
拘束され乗りこまれエンジンのキーを抜かれている。
海を埋めた船の数に、誰かが、沖縄戦の時もこうだったのかって。
異常です。
小さな抗議船2隻とゴムボート、カヌー12艇(あと5艇は大浦湾側にい
た)に大型巡視船、ゴムボート、チャーター船が海を埋め、追いかけまわし
襲いかかる。少なくとも10年前は、海上保安庁は「海での安全を守る」と
いうことに徹して後ろにいた。チャーターされた海人の作業船、防衛局とぶ
つかる場面はいくつもあったが、今回は海上保安庁が前面に出て、防衛局は
うしろに引っ込み、(沖縄タイムスによるなら)「失敗したらおまえたちの
未来はない」と海上保安庁に脅しをかけ、反対派に襲いかかる。
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今日、国会の質疑で海上保安庁は中立だと答えたそうですが、とんでも
ありません。実態はこのメールにあるようなことが行われているのです。
先日に続いて今日も海上保安庁(03‐3591-6361)の広報に電話を入れました。
海上での人々の命を守ること・・これが海上保安庁の仕事であるはずなのに。
海上保安庁には海の安全を守ることを誇りに思って入った人がいると思って
いた。それなのになんということですか。
海上保安庁は誰の安全を守ろうとしているのですか?
国民の命が一番でしょ?
海上保安庁:そうです。
辺野古では国民の命が軽視されています。
防衛省や政府の方ばかり向いているんです。
10年前は私も見ましたが、少し離れた位置にいて安全を見極めようとしていまし
たよ。
みなさま、どうぞ海上保安庁へ電話入れをお願いします。